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敵を振り切り先制トライを挙げる居迫

ラグビー部  接戦制し、昨年度の覇者帝京大にリベンジ!全勝で早明戦へ/関東大学対抗戦

◆9・12〜12・5 平成22年度関東大学対抗戦リーグAグループ(国立競技場他)
▼11・21 対帝京大戦
〇明治20{10−0、10−14}14帝京大

◆スコア◆
明治
帝京大
前半後半得点前半後半
PG
DG
101014
20
合計
14

 昨年度大学選手権の覇者である帝京大との一戦。「FWでゲームを支配しBKで決め切る」という今季のラグビーを体現した試合展開で、20―14と接戦を制した。明治は「最強のチャレンジャー」として、全勝で早明戦を迎える。

外国人選手を擁する帝京大FWを上回る明治
外国人選手を擁する帝京大FWを上回る明治
 序盤から、明治が相手陣へ攻め入る。向こうのダイレクトタッチにより、20mの地点からマイボールラインアウト。クリーンキャッチからモールを組み、決め切れはしなかったものの、帝京大をライン際まで追い詰める。さらに2分の相手ボールからのファーストスクラムでは、相手を完全に押し切りターンオーバーし、「(スクラムでは)勝てると思った」(楢山・営3)と上々の立ち上がりとなった。その後もラインアウトからのモール、接点でのゴリゴリとした押しでテンポよく攻め立ててゆく。しかし6分の明治オフサイドから、帝京大の攻撃が始まる。ラインアウト、ドライビングモール、ラック。ライン際5mの攻防が続く。さらに明治は9分にHO渡部(営4)がオフサイドと思われる反則行為の連続からのシンビンを取られ、一人欠けた状況に。FL三村(政経4)が抜けリザーブの郷(文3)が入り、FWは7人となってしまう。

 しかし、明治はこの逆境をはねのけた。13分には田村(文4)がラインを抜け、居迫(法4)、衞藤(営4)と展開。帝京大陣奥深くまで攻め入り、FWが欠けた分バックスが魅せる。また、田村がロングキックで陣地を回復し、うまく相手に攻め込まれぬようゲームメイク。接点でも帝京大相手に互角以上の動きを見せる。21分に渡部が戻ると、古屋(商2)のゲインから突破口をつくり、田村が敵を惹き付け、衞藤から居迫へ。完全に敵を振り切り、インゴールのど真ん中でのトライを挙げる。さらに、35分には、ラックから出たボールを完全にフリーになった田村が受け取りドロップゴールを挙げ、10―0で前半を折り返した。

 後半に入っても、タイトな試合展開は続く。4分に自陣22m地点で相手オフサイドを得るも、クイックスタートが認められず相手ボールスクラムに。相手のSH滑川にラインのギャップを突かれ、トライを奪われる。しかしそのわずか2分後に木村(商2)のゲインから衞藤、小泉(営3)、居迫。すぐさまトライを奪い返し、スコアを17―7とする。
 そして後半中盤からはディフェンスが光る。「前へ」出るディフェンスで攻撃の芽を摘み、奥深くまで攻め込まれても早い集散でラインを割らせない。細谷ヘッドコーチの言う「紫紺の壁」が相手の攻撃をシャットアウトする。30分には好位置でのペナルティキックを田村がきっちり決め、さらに点差を広げる。その3分後にはラインアウトからモールを押し込まれ、20―14と1トライ1ゴールで逆転というところまで追い詰められるも、明治は動じない。
 終了間際にはラックをつくり帝京大を封じ込め、時計が43分を示した瞬間、田村がボールを外へ蹴りだす。試合終了を告げるホイッスルが高らかに鳴り響き、秩父宮は選手たちと明治ファンの歓喜と祝福の声に包まれた。

雪辱を果たし歓喜する選手たち
雪辱を果たし歓喜する選手たち
 帝京大は、今年の明治にとっては特別な相手だった。「チームが変わり始めたのは、去年の帝京大戦で負けてから。みんな悔し涙を流して、本当に勝ちたいと思った。春も(帝京大に)負けた時は本当に悔しかった」(杉本主将・商4)。そしてチームが変わり始めて、約1年。ついに昨年度大学選手権の覇者・帝京大を破った。細谷ヘッドコーチは今日の戦いぶりを「ファーストスクラムや接点でのコンタクトプレーを見ても相手FWをこちらが上回っていたのは間違いない」と評し、明治のFWが大学トップクラスであることを証明した。また、「疲れていると忘れがちになる、プレー1つ1つのことを修正し合い、プランを立て直しながら戦えた」(杉本主将)とチームとしての完成度の高さを見せつけた。

 対抗戦も、残すは宿敵早稲田のみ。23日に控える早慶戦で早稲田が勝てば、16年ぶりの全勝対決が実現する。最強の2校が雌雄を決す、「伝統の一戦」が帰ってくる。重戦車の復活、目覚めた負けられないプライド。もう、舞台は整った。あとは「最強のチャレンジャー」として、持てるすべてをぶつけるだけだ。



[石川雄治]
◆先発メンバー&リザーブ◆
(リザーブのカッコは交替時間)
1.PR楢山 直幸(営3)
→17.茅島(後半24分)
9.SH秦 一平(法3)
16郷 雄貴(文3)
2.HO渡部 逸記(営4)
10.SO田村 優(文4)
17茅島 雅俊(商3)
←1.楢山(後半24分)
3.PR城 彰(政経4)
11.WTB木村 圭吾(商2)
18名嘉 翔伍(政経4)
←5.友永(後半0分)
4.LO古屋 直樹(商2)
→19.千布(後半26分)
12.CTB大澤 良介(法4)
19千布 亮輔(政経4)
←4.古屋(後半26分)
5.LO友永 恭平(政経2)
→18.名嘉(後半0分)
13.CTB衞藤 陽介(営4)
20竹内 健人(営2)
6.FR三村 勇飛丸(政経4)
14.WTB居迫 雄大(法4)
21山口 修平(政経1)
7.FR堀江 恭佑(商2)
15.FB小泉 将(営3)
22猿楽 直希(政経2)
8.NO.8杉本 博昭(商4)


〜試合後のコメント〜
細谷ヘッドコーチ
「今日の試合は満足です。これだけのクロスゲームを筑波大、慶大といい勝ち方で来ているのは大きい。選手たちもいい自信を身に付けている。FWもファーストスクラム、接点でのコンタクトプレーを見ても、間違いなくこちらのほうが上回っていましたね。あと、このチームはとにかく一戦一戦のゲームプランをしっかりと守って、誰一人破らない。十分、早稲田と戦い得る力を身に付けた。今は、(早稲田の)帝京大戦などを分析して、万全で早明戦に臨みます」。

杉本主将
「今日は試合中コミュニケーションを取り合って、疲れていると忘れがちになる、プレー1つ1つのことを修正し合い、プランを立て直しながら戦えた。(早明戦に関しては)これで全勝。最強のチャレンジャーとして頑張りたい」。

楢山
「今日は勝ったっていうことが一番うれしい。全勝をつなげた。帝京大のFWは強いと言われてたが、最初にスクラムを組んだときに勝てると思った。」

城(政経4)
「今日はミスもあったが勝てて良かった。(自分自身は)ラインアウトが取れなかったので、この2週間のうちに修正していきたい。一本も引かないという気持ちの面で今日は勝ってたんだと思う。今日はBKが本当によく頑張ってくれたので、早明戦はFWが頑張る」。

古屋
「前半ペナルティが多かったが我慢して点につなげられて良かった。後半はミスから攻め込まれてしまった。個人的には前半に結構ボールを回せて強いプレーができたが、前半終わりに足を痛めてしまって、後半はパフォーマンスが下がってしまった。試合前はチーム全員が相手を倒すことだけを考えていて良かった。得点じゃない、勝ったことが大きい。(早明戦は)相手も全勝で来てくれると思うから、しっかり倒して絶対全勝優勝したい」。

堀江(商2)
「前半からFWでいくことを意識して、最初は少し受けてしまったが我慢した。後半の中盤に相手に圧力をかけられたがこっちも全員が一つになって、うまくいい形で攻めることができた。個人的にはタックルを一発で決めること、もっとボールに働きかけることが課題。(得点については)もっと攻めて取っていきたかった。1トライ1ゴールで逆転される点差だったので必死に守った。(早明戦については)ここまで来たら全勝優勝しかない」。

秦(法3)
「A、ジュニア、Cとここまで勝ち続けてきて、またジュニアにバトンをつなげて良かった。勝ったことは自信になる。帝京大の圧力に絡まれてしまったのでそこを修正したい。試合に出るメンバーも出ないメンバーも一体となって雰囲気がいい。まずは明後日のジュニアの応援をしっかりしたい。早稲田には勝たなくてはならないと思う」。

大澤(法4)
「今日は帝京大もFWで勝負してきてたが、接点でこちらのほうが強かったし、帝京大のゆっくりなスピードに合わせないで、自分たちのペースで戦えたと思う。練習の成果が素直に出ていた」。

衞藤
「昨年の王者に対して気持ちの部分で勝てたと思う。準備の量も違う。勝利はひたむきにいった結果。(一進一退の展開だったが)きれいな試合展開になるとは思っていなかった。春の帝京大戦は出場できなくてチームに申し訳なかったので勝って良かった。しんどい思いをしてみんなが一つになって、勝つよろこびを感じることができた。チャレンジャーとしてこの勝利は自信になる。次の試合は自分にとっては最後の早明戦。しっかり準備して、練習して全力で臨みたい」。

居迫
「(今日の2トライについて)自分のトライはチームのトライ。全勝で早稲田と戦うというのはまた違う。監督がいつも明治は負けるな早稲田に≠ニ言ってますし。(早明戦に向けて)自分自信やれることをやって準備するだけです」。

小泉
「今日は自分の動きはインパクトはなかったが後ろからコールを出し続けることでチームに貢献することが出来たと思う。帝京大は接点が強いチームだけど、それに対して明治も強みを出して戦えた。秩父宮がいっぱいになるほどのすごい雰囲気の中で慶大に勝てたことが大きかった。次も全勝の波に乗ってチャレンジャーとして頑張っていく」。

◆2010年・関東大学対抗戦Aグループ明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
9・12日体大熊谷15時
○55−8
9・19筑波大秩父宮15時
○26−22
10・10成蹊大熊谷12時
○111−0
10・24立大熊谷12時
○71−3
11・3慶大秩父宮14時
○20−17
11・21帝京大秩父宮14時
○20−14
12・5早稲田国立14時
大学選手権
12・19未定未定未定




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