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鮮やかなステップで次々と敵をかわし突破する佳久

ラグビー部  圧勝で初戦を突破し、いざ2回戦へ/全国大学選手権

◆12・19〜1・9 第47回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(国立競技場他)
▼12・19 1回戦 中大戦
〇明治68{28−5,40−0}5中大

◆スコア◆
明治
中大
前半後半得点前半後半
PG
DG
2840
68
合計
 早明戦から早くも2週間が経過し、いよいよ大学選手権が開幕した。これからは「大学日本一」をつかむために決して負けることは許されない。その第一歩となる中大戦は、前半思うように試合を運ぶことができなかったものの、後半で「FWとBKが一体となったラグビー」(杉本主将・商4)を見せて圧倒的勝利。「早稲田戦でいただいた課題をいいかたちで修正できた」(吉田監督)とチームの成長を実感する試合となった。

 試合開始早々、中大のオフサイドによりペナルティキックを獲得。ラインアウトからマイボールをキープしパスを回していくが、ボールをこぼしてしまうミスが続いてしまい、なかなかペースをつかむことができない。「入りにミスが多くてぐだぐだしてしまった」(堀江・商2)。取っては取られとターンオーバーを繰り返し、決め手を打つことができないままもどかしい時間が流れていく。
 しかし9分、ペナルティキックにより得たラインアウトでモールを形成し、5メートルの距離を押し込んで今試合最初のトライを奪う。さらに13分、中大のペナルティキックのミスで得たマイボールスクラムからパスを展開。ラックから秦(法3)、田村(優・文4)とつなぎ、最後に衞藤(営4)がわずか5分後となる追加点を挙げる。このプレーを機に試合の主導権を握り、中大を突き放したいところ。しかしパスを左右に振って攻撃を仕掛けていくものの、ディフェンスラインを崩し切れず突破できない状況が続きスコアはなかなか変動しない。その後何とか2トライを奪うものの、最後の最後でスキを突かれて1トライを許してしまう。28−5と点差に余裕は見えたが、「FWがもっといけたら良かった」(杉本主将)と選手たちの納得いくゲームができずに前半を折り返した。

10T中9TのGを決めた田村(優)
10T中9TのGを決めた田村(優)
 後半は「ブレイクダウンやアタックでとにかく縦の勝負をこだわっていった」(細谷ヘッドコーチ)とFWで崩していくことを意識し、怒とうの攻撃を重ねていく。8分、相手スクラムを圧倒し、マイボールスクラムを獲得。そこからパスを展開し、田村(優・文4)が蹴り出したショートパントを受け取った佳久(法2)がトライへつなげる。続く14分、田村(優)がパスフェイクを見せた後に突破を図り、そこから渡部(営4)、小泉(営3)とつないで再びトライ。FWで圧倒し、いいリズムを生み出してBKへつなぎ敵陣深くへ。FWとBKが一体となったプレーで「思った以上にFWが強くて差し込まれてしまい、BKに回されてしまった」(中大・松下主将)と中大の攻撃を封じ、ゲームを支配していく。その後も明治の攻撃の手はとどまることなく、勢いはさらなるものに。中大に激しいプレッシャーを与えてトライをどんどん重ねていく。そして39分、ラインアウトからドライビングモールで今試合10個目となるトライを奪ってノーサイドに。惜しくも最後のコンバージョンキックはポールにはじかれ外してしまったものの、10トライ中9トライのゴールを決めるという驚愕の成功率を見せた田村(優)の活躍もあり、68−5という大差で勝利を収めた。

 前半はFWからテンポをつくることができず、ミスも連発してしまい課題の残るかたちとなってしまった。しかし、後半で「早明戦以上にFWとBKの融合したラグビーをすることを意識できた」(杉本主将)とFWとBKがそれぞれの連携をより密に取るように修正。FWにこだわりながら、BKへいい流れをつなげるといったプレーを披露し、互いの良さを引き出し合う攻撃を演出できたことは今後にとっての大きな収穫になったと言えるだろう。
 初戦を制し、チームは目標に向けて確実な歩みを見せた。次週行われる2戦目は、筑波大を破って上がってきた流経大。準決勝進出の切符を手にするべく、絶対に負けることのできない戦いだ。「大学日本一」へとまい進するチームの挑戦はまだまだ続く。


[恩村友梨子]
◆先発メンバー&リザーブ◆
(リザーブのカッコは交替時間)
1.PR楢山 直幸(営3)
→17.茅島(後半13分)
9.SH秦 一平(法3)
→20.山口(後半11分)
16太田 竣介(商1)
←2.渡部(後半31分)
2.HO渡部 逸記(営4)
→16.太田(後半31分)
10.SO田村 優(文4)
17茅島 雅俊(商3)
←1.楢山(後半13分)
3.PR城 彰(政経4)
11.WTB山口 裕貴(営4)
18友永 恭平(政経2)
←4.古屋(後半21分)
4.LO古屋 直樹(商2)
→18.友永(後半21分)
12.CTB大澤 良介(法4)
→21.猿楽(後半23分)
19日高 駿(文3)
←5.名嘉(後半11分)
5.LO名嘉 翔伍(政経4)
→19.日高(後半11分)
13.CTB衞藤 陽介(営4)
20山口 修平(政経1)
←9.秦(後半20分)
6.FL三村 勇飛丸(政経4)
14.WTB木村 圭吾(商2)
→22.佳久(後半0分)
21猿楽 直希(政経2)
←12.大澤(後半23分)
7.FL堀江 恭佑(商2)
15.FB小泉 将(営3)
22佳久 創(法2)
←14.木村(後半0分)
8.NO.8杉本 博昭(商4)

〜試合後のコメント〜
吉田監督
「負けたらシーズン終わり。早稲田戦後のゲームだけど、早稲田戦のときと同じくらい、もしくはそれ以上の魂を持ってひたむきなプレーをしようと臨んだ。早稲田戦でいただいた課題をいいかたちで修正できたと思う。FWとBKとより連携を持って15人誰でもボールを持って走れるラグビーをして、15人で攻撃していくことを心掛けた」。

細谷ヘッドコーチ
「前半は4トライを取ったものの、接点で超え切ることができず不十分な内容だった。FWが走り込むのも控えめだった。後半は、ブレイクダウンやアタックでとにかく縦の勝負をこだわっていったことで良くなった。(今日はBKでの展開がいつも以上に目立ったが)そこは選手権初戦ということもあり、意識して回すようにした。BKもFWに劣らずいいものを持っている選手が多いし、今日のゲームはBKで仕留めるというプランがある程度できたと思う。また、控えの選手も素晴らしい活躍をしてくれていい収穫となった。(次への課題は)まずは接点で超え切ること。そしてスクラムでも支配していけるように練習で取り組んでいく」。

杉本主将
「前半は立ち上がりが悪く、もっと明治らしいプレーができたんじゃないかと思う。FWがもっといけたら良かった。でもハーフタイムから少しずつ修正していって、エリアを取ってFWの強みであるモールにつなげ、さらにBKへつなげていった。早明戦以上にFWとBKの融合したラグビーをすることを意識できたと思う。FWでいくからBKにつなげられる。BKにいいところでつなげていくことができたと思う」。

渡部
「早稲田戦の課題を修正して試合をしようと臨んだ。今日の出来は70点くらい。もっとFWのセットプレーで圧倒したかった。中大に受けてしまったので、もっと(前半から)仕掛けていけば良かった。後半はその点を修正できたと思う。でもこれから先はもっと明治のプレー(FWで圧倒)をしなければ勝てない。(前半の戦いについて)ミスはどうしても起きる。その後のスクラムなどのセットプレーでプレッシャーを掛けられれば、もっと良くなると思う。次の流経大戦まで1週間準備できる。相手を分析して試合に臨みたい」。

城(政経4)
「自分たちのミスで乗れていなかった部分があった。流経大もFWで勝負してくるチームなので、FWでしっかり勝てるように練習していく」。

古屋(商2)
「今日は最初(チーム全体の)まとまりがなく、固い感じがした。でも後半は連続攻撃や、FWを縦にいこうという指示もあり修正できた。(次の流経大へは)向こうには外人がいるので、自分のタックルで吹っ飛ばしたい」。

名嘉(政経4)
「今日はここが悪すぎたということはないが、内容としては良くなかった。緊張感を持って試合には臨めたが、締まりが悪かった。だが時間が経つにつれて徐々に良くなっていったと思う。次に向けてアタック、ディフェンスともに精度を上げていき、スクラムも優位に立たないと強い相手だから厳しくなる。特に流経大は強力な外国人選手がいるので、その選手にボールを持たせないようにする必要がある。自分はインパクトプレーヤーではないので、確実にコンスタントに体を張ったプレーをしてチームに貢献していきたい」。

堀江
「今日はいつもより立ってプレーすることを意識した。明治のアタックする時間が長かったが、最後にミスで取り切れない場面があった。そこをしっかり修正できるようにしなければならない。だが、早稲田戦からだんだんと課題を克服してきているし、とにかくこれから練習するしかないので、流経大に向けて頑張ります」。

大澤(法4)
「試合の入りからミスを連発して、個人的には最悪だった。今日は勝てて良かった」。

木村(商2)
「前半はBKのコミュニケーションがうまくいかず、BKの足が止まったりしてしまっていた。後半はラインを深くすることで、持ち直してトライを奪うことができた。でも今日はSOに任せ切りなところがあったのでCTBやWTBがもっと声出しして、BKからFWに働きかけられるようにしたい。その上でコミュニケーションが大事。次の相手の流経大はNo.8の外国人選手には注意が必要だが、いつも通りやっていけば勝てると思う。もし自分が出場できれば、自分はまだトライをあまり取っていないので取りたい」。

太田(商1)
「短い時間だけど楽しかった。リザーブなので、出たら100%出し切るつもりでやった。多くの人が応援してくれてうれしい。次の試合までにケガ人が戻ってくると思う。その人に負けないようにしっかりアピールしていきたい」。

日高(文3)
「今日はFWでずっといけていたので良かった。キック処理や、ラインアウトに関してはほぼ100%の成功率だった。最初の方は中大のDFがしっかりしていたので、自分たちのリズムがつかめなかった。流経大はNo.8の外国人選手の抑えることが勝つための一つのカギ。火曜日からの練習はまた紫紺を着れるように一から取り組んでいく」。

山口(修・政経1)
「周りは見えていたと思う。自分自分ではなく優(田村)さんに合わせられれば結果がチームに付いてくる。FWの早稲田戦での課題修正は、モールやFWで前に出れたし縦にも行けた。それでBKにも回していけた。次の流経大もFWが強いので、真っ向勝負で挑んでいきたい」。

猿楽(政経2)
「前半は初戦ということや、油断もありあまりよくなかった。後半はFWとBKの連携が取れていてモールからでもBKからでもテンポよくトライを取ることができた。早明戦よりも1対1のディフェンスの意識が高く、超え切るという気持ちはあったと思う。次も楽しんでプレーしたい」。

佳久(法2)
「最初ノックオンした時はどうしようかと思ったが、周りが気にするなと言ってくれて助けられた。個人的には最初の(ノックオンの)ミス以外、完ぺきではないがしっかりできたと思う。今回相手を0点で抑えることが目標だったがそれができなかったのが課題。次出られたら、来年につながるような活躍をしたい」。

◆2010年・全国大学選手権試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
12・19中大瑞穂14時
○68−5
12・26流経大秩父宮12時



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