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華麗なステップで敵をかわす居迫

ラグビー部  9トライで相手を圧倒し勝利、1月2日に再び早明戦 /全国大学選手権

◆12・19〜1・9 第47回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(国立競技場他)
▼12・26 2回戦流経大戦 
〇明治60{24−0、36−7}7流経大

◆スコア◆
明治
流経大
前半後半得点前半後半
PG
DG
2436
60
合計
 先週より開幕した大学選手権。1回戦は中大を相手に約60点差をつけて圧勝し、対抗戦最終戦からの悪い流れを断ち切った。大学日本一の栄冠を手にするために、明治のプライドを取り戻すために、負ければシーズンが終わってしまうトーナメント戦。2回戦の相手は、強力なFWを擁する流経大。FW対FWによる力のぶつかり合いが予想された試合で、ノーサイドの笛の後、勝ち名乗りを上げピッチに立っていたのは明治だった。

 流経大のキックオフで始まった前半。開始直後のファーストスクラムでは両校互角と熱いFW戦を予感させた。しかし明治も流経大もFWでごりごり行くというよりはBKに広く回し突破を試みる。5分、敵陣にて相手がノックオンしたボールを明治が拾いBKに展開。居迫(法4)のゲインでゴールまであと5メートルのところへボールを運ぶと、田村(文4)がキックパスで逆サイドへ振るも惜しくも届かず相手ボールのラインアウトに。このラインアウトでモールを組んでくる相手を明治FWは抑え、押し返しターンオーバー。秦(法3)、大澤(法4)、居迫とつなぎ、居迫がステップで相手をかわしトライ。先制の口火を切る(ゴール成功で7−0)。さらに12分にもBKで広く展開し最後は居迫がトライ(ゴール成功で14−0)。流経大は武器であるFWで思うような試合運びができないため、BKに展開。しかし明治DFが突破を許さずシャットアウト。ブレイクダウンにおいても相手を超え切り、何度もターンオーバーし流れは完全に明治となる。敵陣でプレーする時間が増えると33分、ラックからFW・BKへとボールを渡し、じわりじわりと攻め立てる。ラックからの波状攻撃から大澤が相手ラインを抜け出し追加点(ゴール成功で21−0)。そして終了間際、敵陣ゴール目前で明治がペナルティをもらうとPGを選択。田村がこれを決め24−0で前半を終える。

相手の強力FWに一歩も引かない明治FW陣
相手の強力FWに一歩も引かない明治FW陣
 後半、思うようにFWで攻められない流経大には苛立ちが見え、ファウルやペナルティがかさむ。敵陣5メートル付近での明治ラインアウトでモールを組むが、相手がモールに入ってこないモールからボールを持ち込みトライを狙う。「今のBKは本当に頼もしい」(楢山・営3)という自信からか、幾度もBKに展開し、最後は佳久(法2)がトライ(ゴール成功で31−0)。このまま順調に得点を重ねていきたいところだったが、「前半リードしてからの後半を締めていかなければ」(渡部・営4)と言うように、立ち上がりの10分間、DFが「1対1で中だるみ」(吉田監督)してしまったのかギャップを流経大に突かれ突破を許すシーンが目立つ。それでも11分、相手ラインアウトをカットしFWで攻め立てると、古屋(商2)が敵のタックルを振り切りトライ(ゴール成功で38−0)。20分、明治DFのファーストタックルが決まらず相手に簡単に走られてしまい、DFラインが崩れ外の枚数が足りずトライを奪われてしまう(相手ゴール成功で38−7)。流れが悪くなったかに思えたが今日は崩れることなく得点を積み重ねていく。田村から小泉(営3)のサインプレーで小泉が約40メートルのビックゲインを決め(45−7)、28分にはラインアウトモールからのトライ(50−7)。その後も山口(裕・営4)・古屋が得点を上げ、終わってみれば60−7の圧勝。2回戦も危なげなく勝利し準決勝進出を決めた。次は関西学大が早稲田に敗れため、再び早明戦が実現することとなった。

 FW戦が予想された試合であったが、明治の9トライ中BKが6、FWが3と明治はFWだけではないというのを証明した試合だった。しかし「後半のタックルミスや1対1による、失点の部分を改善しなければいけない」(杉本主将・商4)という課題もある。対抗戦での早稲田戦で得た課題とともに、この1週間で修正を図ってほしい。
 あの早明戦から4週間。再び国立競技場でぶつかる明治と早稲田のプライドを懸けた戦い。冬の寒さをも吹き飛ばすような熱戦が繰り広げられそうだ。

〜試合後のコメント〜
吉田監督
「負ければ終わりという中で、ひたむきに一つ一つの精度を高めていこうとやってきました。流経大のFWに対し真っ向勝負で強みを消す。ほぼ今までやってきたラグビーを見せられた。しかし、後半の失点シーン。1対1で中だるみしてしまったところ、あとリザーブメンバーのパフォーマンスがもう少しほしい。準決勝に進めたのは評価できる。次はおそらく早稲田。準備をしっかりしリベンジをしたい。今年は杉本・衞藤が明確な目標を掲げてやってきた。真っ向勝負の明治のプライドを取り戻せた。1月2日は勝ちにいく。何よりも4年生はラストシーズン。勝利に導いてあげたい」。

杉本主将
「相手もFW、こちらもFWということでFW戦はイーブンか圧倒したかくらい。FWとBKの両方でいけた。後半のタックルミスや1対1による、失点の部分を改善しなければいけない。昨年と同じベスト4では満足していない。次に勝つことが大学日本一へつながる。まずは次に勝つこと」。

楢山
「最近は早明戦などスクラムで押し切れなかったりして、悩んでいたがふっ切れた感じがする。流経大もFWが強いと言われていたが、身体が当たったときなどにこちらが勝っていると感じた。No.8の外国人選手は実際大きいし、タックルなども重かったがみんなで止められたのは良かったと思う。ラインアウトからのモールをなかなか組ませてもらえない部分があったので、そういうときの対応をこれから修正していきたい。今日は積極的にBKにボールを回したが今のBKは本当に頼もしい。FWが安心して自分たちのプレーに専念できる。準決勝は早稲田が相手でも絶対に負けない。リベンジを果たします」。

渡部
「もっとFWで勝ちたかった。決して悪かったというわけではない。FWで圧力をかけた分、相手がモールに入ってこなかった。スクラムでは相手が重く出にくかった。前半リードしてからの後半を締めていかなければいけない。早稲田にぜひ勝ち上がってきてもらいリベンジしたい」。

古屋
「今日はFWでずっといけたので良かった。流経大もFWが強いチームだったが、実際戦ってみてFWも勝っていたと思う。ただ1トライ取られてるのでキックカウンターやタックルは今後修正していきたい。準決勝の相手が早稲田となるとまた特別な気持ちも入る。ここまで来ると気持ちが大事になる部分もあるのでしっかり気持ちをつくって準決勝に臨みたい」。

堀江(商2)
「今日は練習でやってきた 相手の対策をしっかり試合で出せた。スクラム、モールもいけていた。次も今日みたいにFWで仕掛けてBKど取り切る展開にしていきたい。国立はたくさんの人が来てくれるので力がわく。もう一度早稲田とやりたい」。

三村(政経4)
「流経大も決して弱くはなかったが、こちらが向こうよりひたむきにチャレンジできた。(プレー面では)相手の突破できるプレーヤーが主将、No.8と指を数えるくらいで、そこを落ち着いて止めることができた。準備力でこちらが勝っていた。(選手権に入って)負けたら最後。4年生がしっかりとまとまることができていると思う」。


「FWがしっかりしてくれてBKも優さん(田村) を中心に組み立てていけた。だがブレイクダウンで絡まれてなかなかボールを出せなかった場面もあったから次に修正していかなければならない。次は1回負けている早稲田が相手。FWとBKが一体となってリベンジしたい。そのためには1対1のアタックとディフェンスで勝つことが絶対。 個人的にはFWをしっかりコントロールしてBKにいいボールを供給していき、またディフェンスも頑張ってやっていきたい」。

大澤
「今日は楽しく試合をできた。1対1のタックルを意識してきた1週間やってきた練習の成果がでた。BKは外にいい選手がいるから、その選手を生かせるプレーができたと思う。次の早稲田戦は借りを返すためにも絶対に負けられない。後悔をしないように一生懸命練習して早稲田戦に臨みます」。

衞藤(営4)
「自分としては今日はミスが多かった。ひとつのミスが試合では命取りになるから、次までに修正していく。今は全員で勝ちにいくというムードができているので、気負うことなくやってきたことを続けていき、次もしっかり勝ちにいく」。

居迫
「ゲームプラン通りにできた。FWでいきBKでもいく。FWがつないでくれたボールをトライにつなげることができて良かった。最後に(みんながつないでくれた)ボールをもらうのは自分なので決めるという責任がある。後半の立ち上がり受けてしまい走られたが、試合の中で修正できた。今はチームの一体感がさらに増している。やっていて楽しい。FWだけでなくBKでも取れるというのが今年はいい。次は早稲田戦での反省を生かそうという気持ちで臨む」。

小泉
「点差は開いたが、自分たちが受けたプレーをしてしまったら逆に大量得点をされてもおかしくない試合だっと思う。自分たちが一戦一戦チャレンジャーの気持ちで戦っているからこそ、流れを継続できた。あとは、FWとBKが連携できていた。FWが一旦崩してくれてからBKに展開してくれたのでやりやすかった。(次の早稲田戦に関しては)一度負けた相手にまた負けることは許されない。勝ってプライドを取り戻したい」。

太田(商1)
「今日は1月2日の試合につなげられて良かった。こっちの方が接点が強く、その積み重ねで後半相手が疲れていた。この1週間、練習でアピールしてメンバーに入りたい」。

榎(政経2)
「今日はタックル、ブレイクダウンなど、相手が流経大だからといって目立とうとせず、地道なプレーを意識した。前半見ていても1番、8番など相手のキーマンを止めれていた。点を取るという意識よりも取られないようにするという意識がスコアに現れたのだと思う。来週の早稲田戦は、出られたら絶対にスクラム、モールなどのFWプレーで流れを引き込んで、今日のようなFW、BK一体となったプレーを見せたい。早稲田戦へ向け、1週間しっかりと準備したいと思います」。

日高(文3)
「チーム的にはやりたいことがやれた。個人的には1対1のタックルミスをしてしまったのが反省点。スクラムは良くも悪くもなかった。マイボールはキープできたので、相手ボールのときに押せないとダメだと思う」。

下村(法3)
「FWが強いというのはわかっていること。途中投入のときに、FWが足が止まっているから走らせろという指示をするように言われ、伝えたらFWは走ってくれて修正できた。負けたら最後なので今までやってきたことを出すだけ」。

猿楽(政経2)
「いい試合だったと思う。チームで今までずっと意識してやってきたことが試合で出せた。個人的には腕を庇いながらのプレーになってしまったので、早稲田までには腕を治して、全力でプレーできるようにしたい」。

◆2010年・全国大学選手権試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
12・19中大瑞穂14時
○68−5
12・26流経大秩父宮12時
○60−7
1・2早稲田国立14時


[三用知英]

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