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最後まで早稲田の堅いDFに苦戦した

ラグビー部  早稲田に完敗……杉本組終焉/全国大学選手権

◆12・19〜1・9 第47回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(国立競技場他)
▼1・2 準決勝 
明治10{10−15、0−59}74早稲田〇

◆スコア◆
明治
早稲田
前半後半得点前半後半
PG
DG
101559
10
合計
74
 国立で早稲田との再戦という“最高の舞台”は、誰もが予想していなかった結果で幕を閉じた。10―74。「FWの強化」を掲げ、1年間練習に明け暮れた杉本組は頂点へ手が届かぬまま、終焉を迎えた――。

 早稲田のキックオフで始まった、2度目の早明戦。明治は開始からボールを持った選手が果敢に前へゲインし、敵陣へと攻め込む。前回の早明戦のごとく、前半は、前へ出る明治と、受ける早稲田。サイドに散らしながら攻め入るも、敵陣深くまで攻め入ると、やはり早稲田の壁を破ることができない。逆に、17分に早稲田WTB中濱、27分にはFB井口にトライを奪われ、敵陣に攻め入りながらも、早稲田の早いカウンターにトライを奪われる嫌な展開。
 しかし、31分に明治は本領を発揮する。ペナルティから絶好の位置でのラインアウトを得ると、明治のお得意のドライビングモールをガッチリと組み込む。ジリジリとトライラインに詰め寄り、認定トライを得て、10―7。ここからさらに手を緩めることなく攻撃したいところだったが、すぐさまハイパンからのカウンターアタックで3本目のトライを奪われてしまう。

 後半に入ると、早稲田の早いカウンターアタックに完全に対応し切れなくなる明治。開始1分に早稲田WTB中にトライを奪われると、深いハイパンを拾った井口にラインをズタズタに切り裂かれていく。相手のバックスリーの攻撃を止めることがかなわぬまま、後半開始13分で4本のトライを奪われ、スコアは43―10。さらに明治のSO田村(文4)、WTB居迫(法4)が相次いで負傷退場し、普段通りのポジションでのプレーができなくなってしまう。
 「優さん(田村)がケガで抜けてしまって動揺してしまい、崩れていってしまった」(小泉・営3)明治は、防戦一方。ボールを持った人間がひたすらゲインラインを割ろうとするものの、早稲田の堅いDFを切り崩すことができない。ハイパントからの早稲田BKの素早い攻撃に幾度となくラインを切り裂かれ、後半を通して9トライ。2度目の早明戦は、誰もが予期しなかった大敗で幕を閉じた。

 今年度の明治の戦績は、6勝1敗の対抗戦3位、大学選手権ベスト4。この結果に至るまでには、さまざまな過程があった。「明治のFW」を取り戻すため、接点にこだわり抜いてきた1年間。一日の練習に試合の倍以上の量のタックルを組み込み、さらに、効果的なウエイトトレーニングによる体格的な伸びしろも大きい。ジュニア選手権は1stフェーズを全勝で勝ち進み、チーム全体での実力の底上げを見せ付けていた。今までの試合結果を見ても、明治が「大学トップレベル」へ進化したことは、疑いようのない事実。しかし、それでも宿敵・早稲田を破るには足りなかった。アクシデントから本来の力が発揮できなかったことを差し引いても、試合後、誰もが口にしていたように「1対1で負けていた」――。
 4年生の雪辱は、もう、下級生が果たすしかない。「下級生には悔いの無いように自分たちができなかったことをやってほしい」(衞藤・営4)。今日の一戦の悔しさは、来年の紫紺のジャージーの“重み”として、生きるはずだ。

[石川雄治]
◆先発メンバー&リザーブ◆
(リザーブのカッコは交替時間)
1.PR楢山 直幸(営3)
→17.榎(後半0分)
9.SH秦 一平(法3)
16太田 竣介(商1)
←2.渡部(後半11分)
2.HO渡部 逸記(営4)
→16.太田(後半11分)
10.SO田村 優(文4)
→20.下村(後半13分)
17榎 真生(政経2)
←1.楢山(後半0分)
3.PR城 彰(政経4)
11.WTB佳久 創(法2)
→22.山口(後半2分)
18日高 駿(文3)
←14.居迫(後半15分)
4.LO古屋 直樹(商2)
→19.千布(後半6分)
12.CTB大澤 良介(法4)
19千布 亮輔(政経4)
←4.古屋(後半6分)
5.LO名嘉 翔伍(政経4)
13.CTB衞藤 陽介(営4)
→21.猿楽(前半7分)
20下村 真太郎(法3)
←10.田村(後半13分)
6.FL三村 勇飛丸(政経4)
14.WTB居迫 雄大(政経4)
→18.日高(後半15分)
21猿楽 直希(政経2)
←13.衞藤(前半7分)
7.FL堀江 恭佑(商2)
15.FB小泉 将(営3)
22山口 裕貴(営4)
←11.佳久(後半2分)
8.NO.8杉本 博昭(商4)

〜試合後のコメント〜
吉田監督
「杉本キャプテン、衞藤をはじめとして、4年生はお疲れ様でした。この試合は明治のラグビーにこだわって、真っ向勝負のラグビーを展開しよう、前回の早明戦で課題をもらい、FW、BK一体となった攻撃、しっかりとしたDFをしようと臨んだが、早稲田のBKに翻ろうされたゲームとなってしまった。明治は、今年やってきたラグビーを貫いた試合だった。14年間日本一から遠ざかっているチームが優勝する難しさを改めて早稲田に思い知らされた」。

杉本主将(商4)
「1年間やって来たことを出そうとしたのですが……。早稲田さんの早い展開について行けず、食い込まれてしまった。このシーズンから『FWの強化』を徹底してきて、対抗戦を戦い、大学選手権ではFW、BK一体となった戦いをしてきたが、自分たちのミスから最後は崩れてしまった」。

楢山(営3)
「自分たちの思ったラグビーができず、悔しい。コミュニケーションで足りないところがあったり、1対1で抜かれてしまうとゲインを切られて早稲田のペースになってしまっていたことが大きな敗因。点差が開いたのは後半だが今日は後半がどうというよりも、前半取り切れない部分があってそれが後半広がってしまった。ケガなどで離脱者が多くリザーブも頑張ってくれていたが、衞藤さんや柱になっている人が抜けてしまったことは少なからず影響があったのかもしれない。この1年を振り返ると去年と比べて本当にチームに一体感があった。やっていて楽しかったし、チームっていいなと思えた。それだけに、ここまで引っ張ってくれた4年生のためにも勝ちたかったので今日は本当悔しい。自分たちの代は今年の杉本さんのような主将という主将がまだ決まっていない。だからこそ、みんなでまとまって、今年のように4年生がチームを引っ張り明治の伝統を引き継いでいく」。

城(政経4)
「負けて終わってしまった。敗因は色々なトラブルもあるが、1対1で負けて向こうのテンポでやられてしまったこと。4年間いい仲間に出会えて楽しかった。あとは後輩に頑張ってもらいたいという気持ちです」。

古屋(商2)
「個人的にはケガをしてしまって力を出し切れなかった。崩されてケガ人がいっぱい出てまた崩されてしまった。来年は上級生になるので、自覚を持って引っ張っていきたい」。

名嘉(政経4)
「前半は思っていた通りに戦えた。トライラインは割ることができなかったが、認定トライを取ることはできた。しかし、後半はタックルなどの1対1で負けていた。もちろん、アクシデントが点差の要因にあると思う。自分はもう引退だが、そのアクシデントへの対応などを明治の伝統として3年、2年、1年の奴らに継承させないといけない。4年の仕事はまだ、残っている」。

三村(政経4)
「1対1で負けたことが敗因。2トライ取られて気持ちが切れてしまったのかもしれない。この悔しさは後輩が晴らしてくれると思う」。

堀江(商2)
「悔しいです本当に。(敗因は)色々あるが、今までやって来たことが出し切れなかったことと1対1。自分は2年生なので来シーズンに向けて個人的なスキルアップを頑張りたい」。

佳久(法2)
「悔しいです。敗因はDFで止められなかったこと。個人的な課題もいっぱいある。今シーズンは終わりだが、来シーズンに向けて課題ができた」。

大澤(法4)
「悔しいけど早稲田は強かった。でも後輩が最後まで頑張ってくれてうれしかった。後輩たちには早稲田に勝てるチームを頑張ってつくっていってほしい」。

衞藤
「ケガをしてしまった。点差は開いたがみんな頑張っていたし、信頼して見ていた。思うことはいっぱいある。下級生には悔いの無いように自分たちができなかったことをやってほしい。来週もみんなとやりたかった」。

小泉
「今日は不完全燃焼だった。(点差が開いてしまったことについて)実力が負けていたのもあるし、精神的な面でも負けていた。勝とうという意識を持っていたけど衞藤さんや優さん(田村)がケガで抜けてしまって動揺してしまい、崩れていってしまった。今シーズンは4年生が引っ張ってくれたチームでプレーしていたが、最後の最後に4年生のために勝てなくて恩返しできなかったことが1番悔しい。今回は自分の実力不足で苦しい結果になってしまったが、来シーズンは自分たちが4年生に教えてもらえたことが間違っていなかったということを証明したい」。

太田(商1)
「応援してくれた人のためにも、こんなに圧倒されて悔しい。今日は一人一人の規律が乱れてしまって今までやってきたことが出し切れなかった」。

榎(政経2)
「早稲田は強かった。そして、明治は弱かった。このことを胸に刻み込んで、来年の新チームになったら1から練習したい」。

日高(文3)
「ケガ人が出たというのもあるが、早稲田のスピードに圧倒された。(来年に向け個人的には)フィジカルをつけて4年生としての気持ちで臨みたい」。

◆2010年・全国大学選手権試合日程◆全日程終了
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
12・19中大瑞穂14時
○68−5
12・26流経大秩父宮12時
○60−7
1・2早稲田国立14時
●10−74
※1・2 帝京大vs東海大が帝京大36−22東海大で帝京大が勝利したため、9日の決勝(国立・14時〜)は帝京大vs早稲田に決定いたしました。

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