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攻守共にチームに貢献した堀江

ラグビー部  「明治のラグビー」で勝利!慶応制し全勝キープ/関東大学対抗戦

◆9・10〜12・4 平成23年度関東大学対抗戦リーグAグループ(国立競技場他)
▼11・3 対慶応戦
〇明治18{6−10、12−0}10慶応

◆スコア◆
明治
慶応
前半後半得点前半後半
PG
DG
1210
18
合計
10

 開幕4連勝で勝ち進んでいる明治と、すでに2敗を喫し背水の陣で臨んだ慶応。しかし「今日のテーマはチャレンジャー」(吉田監督)と、伝統の一戦に懸ける気持ちは両者に違いはない。「自分たちのラグビー」(日高・文4)で勝利をつかみ取った明治。18―10と接戦をものしたのは確実なゲームプランがあってこそだ。さらに個々の強さを併せ持つ今の明治にスキはなかった。

 「相手の早い攻撃に振り回されてしまった」(堀江・商3)。広く展開する相手に開始から防戦一方の場面が目立つ。しかしひたむきなタックルで相手のペナルティを誘って行く。
 最初にチャンスを引き寄せたのは明治。開始10分、ハーフライン地点で得た相手のオフサイドの反則から、ペナルティゴールを狙うが不成功。その後No.8堀江の中央突破で攻撃を仕掛け、再び相手のノットローラウェイの反則からペナルティゴールを狙う。「(1本目のPGで)バーを叩いて逆に今日も染山(政経3)のキックの調子は悪くないし、大丈夫だと思った」(鈴木・政経4)という言葉通り、SO染山が今度こそ確実にゴールをとらえ、3―0と先制点を奪う。22分、WTB山中(営4)からFB仁平(政経4)へのパスが乱れ、相手ディフェンスの餌食に。ノットリリースザボールの反則を取られると、タッチキックからライン前5mのところまで迫られる。「外に展開すれば勝負できる自信があった」(慶応田中監督)と、慶応はモールから素早いボール回しで余っているBKに展開。途端訪れた窮地も、相手のノックオンに助けられ難を逃れる。その後25分、明治のホールディングの反則から慶応のペナルティゴールが決まり試合は振り出しに。しかし明治も前半残り10分で2本立て続けにペナルティゴールを狙って行き、1本を成功させ6―3と点を重ねていく。終始お互いに攻撃権を譲る事がなく拮抗(きっこう)した展開が続くが、抜け出したのは慶応。試合終了間際の39分、縦にゲインする慶応BKにディフェンスが対応し切れず逆転を許す。6―10とビハインドで前半を折り返した。

 「接点では優位に立っていたが、エリアマネジメントが上手く行っていなかった」(吉田監督)前半。SO染山のキックで陣地を獲得する攻撃にこだわったが、思うように形にできなかった。しかし、後半は修正。そして前半温存していたFWが躍動する。開始5分、ラインアウトからボールを得ると、FL竹内(営3)からNo.8堀江へ左に展開。No.8堀江はボールを受け取ると、「大学トップレベル」(吉田監督)と言わしめる接点での破壊力を見せ相手FLを弾き、さらに2人のディフェンスを吹き飛ばして意地のトライを決める。“ファンが見たかった”「明治に求められているトライ」(吉田監督)に会場は本日一番の盛り上がりを見せる。そして前半の停滞していた雰囲気を一掃し、流れを明治にたぐり寄せた。
 「このトライで後半がいい入りでできたと思う」(堀江)と、明治はここから敵陣で積極的に攻めて行く。その後慶応のオフサイドから開始15分、自陣ライン前5mのラインアウトからボールを得るとモールを組み、PR石原(政経3)が相手ディフェンスをもろともせず押し切り追加点。コンバージョンも決まり18―10とする。キックで地域を獲得しセットプレーからFWでトライを取る、理想の形で点を重ねて行く。
 しかし、ここから追加点が奪えない。その後もWTB小泉(営4)のロングゲインからラックを組み、時間をかけてトライチャンスを狙って行くが相手の防御で思うようにゲインができない。インターセプトからロングゲインを許してしまうなど、慶応のカウンターにあわやトライというシーンも。しかし、相手のオフサイドの反則から再び得点機を得る。ラインアウトからドライビングモールで迫るがラインを越えるもののグラウディングできず。再三のスクラム勝負も、あと1歩が遠い。後半FW勝負にこだわってきただけに「ここで取り切れなかった事が悔しい」(堀江)と、歯がゆい展開が続いた。その後試合終了10分前に自陣深くまで攻められる場面も。しかし試合終了まで集中力を切らすことなく得点差を守り切り、見事白星をつかんだ。

 まさに「ゲームプラン通り」(竹内)の勝利。「前半はペナルティゴールを狙い、後半はFWで勝負する」(竹内)方針で相手を封じた。そのプランが生きた背景には、接点での圧倒と相手の攻撃の芽をつんだディフェンスがある。「1対1の強さがあってこそのストラクチャー」(細谷ヘッドコーチ)。春から積み重ねてきたそれぞれの強化が対抗戦を経て身となり、「明治のラグビー」は総合力で磨きをかけている。
 次戦の相手は帝京大。「とにかく強い。FWで勝負したい」(竹内)。FWに自信を持っているからこそ、“真っ向勝負で圧倒”したい相手。「われわれは王者ではない。チャレンジャースピリッツを持って明治のラグビーをぶつけたい」(吉田監督)。対抗戦制覇に向けて、「明治のラグビー」で選手権3連覇を狙う王者に挑む。

〜試合後のコメント〜
PR石原
「緊張していたが、明治の力をちゃんと出せたら勝てる相手だと思っていたので余裕を持ちながら戦うことができた。春の試合の時はスクラムで押されてしまったが、今回はマイボールキープもできていたし、プレッシャーをかけられた時もあったので合格点をあげられると思う。(勝因は)FWの縦の強さを見せられたこと。縦の力でゴールラインまで向かうことができたし、前半多かったペナルティーも後半修正して一つに抑えることができた。(自身のトライについて)堀江がトライを決めてさらに明治がリズムにのるために絶対取りたかった。FWがゴール前で取り切ればBKとの信頼関係にもつながる。(ディフェンスについて)今までずっと最後にトライを取られてしまうことが多かったので、そこをつめなければ上位校にはかなわないと思っていた。ずっと練習してきた成果もあって細谷コーチからも今日はディフェンスの勝利だと言ってもらえた。(帝京大戦は)FWが要になると思う。慶応戦以上の精度と力を持って臨みたい」。

HO鈴木
「今日は慶応も背水の陣で、試合の入りからすごかった。自分たちも入りでやられたらキツいことは分かっていたので、しっかり対応できてよかったと思う。前半しっかりPGで耐えながらできた。(1本目のPGは外れてしまったが)まったく落胆はなかった。バーを叩いて、逆に今日も染山のキックの調子は悪くないし、大丈夫だと思った。きっちり次のゴールは決めてくれたし、染山を信じてたので。(マイボールラインアウトで慶応に奪われるシーンがあったが)さすがに慶応は研究してきてるな、と思った。自分で言うのも何ですが、スロー自体が安定してなかったわけではなかった。やっぱり対抗戦も終盤になってくると読まれて成功率が下がってくるのはある程度当然。次の帝京は大型の外国人選手がいるし、焦らずにプレーしようと思います。(接点に関しては)圧倒できたと思う。特に、トライを決めた慎太郎(石原)と堀江。自分はリーダーとして引っ張るというより、素質のあるやつらを気持ちでサポートしてやりたいと思っている。残りは帝京と早稲田だが、帝京には今年の夏、早稲田には去年の2試合と借りがある。それを返すために最高の準備がしたい」。

LO日高
「今日は筑波大戦のようなゲームプラン通りのいい試合ができた。前半の最後にトライを取られたが気持ちで負けたらそこで終わりだしハーフタイムでも後半は絶対取り切ろうとみんなで言っていて、ひきずることなく後半に臨んだ。ただ、ラインアウトはやられたなという感じ。次の帝京大戦は今日慶応に勝ったことに慢心せずまた一から練習し直していきたい」。

LO池田(政経4)
「素直に(勝てて)うれしい。前半最後にトライを取られたがそれは自分たちのペナルティーから取られたものだったので特に気にしていなかった。ハーフタイムもみんな落ち着いていた。ラインアウトは慶応から1本は防いでやりたいと思っていたが、逆に防がれてしまった。そこは次までの課題だと思います。今日は溝口主将が出場しない中での試合だったが溝口主将がいないことに対してマイナスだとは思わず、いないからこそまとまって、そして溝口主将が戻ったときにもっといいチームになるようにしたい」。

WTB山中
「絶対に負けられない試合だった。プレッシャーもあったが勝って安心している。前半リードされてしまったが、焦らず自分たちのプレーができれば大丈夫だと思っていた。前半PGを重ねて後半勝負をかけるというプランを通すことができた。(BKについて)ディフェンスはトライまでつなげられないようにできたが、アタックが足りない。(今後への手応えについて)11月に入ってから部員全員が優勝しようという士気が高まっていて練習からすごく気合いが入っている。一試合をこなすごとにチームとしての自信もついてきているので、帝京まで修正点を直して完璧な状態にしたい」。

No.8小河(商4)
「勝ったことは素直に嬉しい。自分が試合出たときは、チームが勢いに乗っていた。ディフェンスでも攻める姿勢を持ち続けていた。スクラムが続いたときに取り切れていれば、もう少し楽な展開になった。堀江がゴリゴリ行くタイプで、自分はアジリティーで勝っていると思うがタイプが違うと思う。FLでもNo.8でもあまりこだわりはない。どんな形で試合に出てもチームに貢献したい」。

SH田川(政経2)
「とりあえず勝ててほっとしている。個人的にも途中から出場して攻撃のリズムを上げたり、リードしてからのゲームコントロールもよくできたと思う。(前半はリードされていたが)ディフェンス面で負けている感じはしなかったのでリズムを上げて逆転しようと声を掛け合った。伝統の一戦に勝って帝京と早稲田戦に向けて良い弾みが付いたと思う。自分は試合に出れるか分からないけど、練習から気合いを入れてディフェンスを中心に頑張っていきたい」。

[江崎冴香]
◆先発メンバー&リザーブ◆
(リザーブのカッコは交替時間)
1.PR石原 慎太郎(政経3)
9.SH多田 潤平(文3)
16郷 雄貴(文4)
←2.鈴木(後半34分)
2.HO鈴木 亮大郎(政経4)
→16.郷(後半34分)
10.SO染山 茂範(政経3)
17野崎 友晴(政経4)
←3.小野(後半16分)
3.PR小野 慎介(政経4)
→17.野崎(後半16分)
11.WTB山中 翔平(商4)
18古屋 直樹(商3)
4.LO池田 慶恭(政経4)
12.CTB幸重 記(文2)
19小河 康蔵(商4)
←6.比果(後半24分)
5.LO日高 駿(文4)
13.CTB西村 雄大(文2)
20田川 明洋(政経2)
←9.多田(後半7分)
6.FL比果 義稀(文2)
→19.小河(後半24分)
14.WTB小泉 将(政経4)
21斉藤 春樹(農3)
7.FL竹内 健人(営3)
15.FB仁平 佑樹(政経4)
22村井佑太郎(政経1)
8.NO.8堀江 恭佑(商3)






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