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ラグビー部  全勝対決に敗北し13季ぶりのV決定ならず/関東大学対抗戦

◆9・10〜12・4 平成23年度関東大学対抗戦リーグAグループ(国立競技場他)
▼11・20 対帝京大戦
 明治8{3−10、5−7}17帝京大〇

◆スコア◆
明治
帝京大
前半後半得点前半後半
PG
DG
10
合計
17

 唯一の全勝校同士でぶつかった明治と帝京大。明治が勝てば13季ぶりの優勝が、帝京大が勝てば初めて早慶明を下しての優勝が決定するという大一番となった。ここ2年連続で大学王者に君臨する相手に、今年明治が鍛えてきたディフェンスやアタックは通用するのか。秩父宮に集まった1万人の観客が見守る中、明治のキックオフで試合は始まった。

流れをつかめなかった前半

果敢なタックルが冴えわたった比果
果敢なタックルが冴えわたった比果
 SO染山(政経3)がけり上げたボールにNO.8堀江(商3)がチェイス。開始早々から激しいタックルを見せる。すると8分、マイボールラインアウトからSO染山がハイパントを敵陣にけり込むとこれを帝京がノックオン。ゴール正面やや左の位置でPGを選択し、先制のチャンスをつかむ。SO染山がボールをセットすると同時に静まりかえるスタジアム。彼が振り抜いたボールはポール間を見事通過し、PG成功。3−0とリードを奪う。続く12分にも敵のオーバーザトップの反則から再びPGのチャンスを得るが、惜しくも入らない。すると15分、帝京のハイパントから明治はミスが重なり、自陣22mライン内で帝京ボールのラインアウトからモールで攻められる。「ディフェンスで守り切れたところ」(仁平・政経4)であったが、帝京FWを崩し切れずトライを奪われ、コンバージョンも決まり3−7とリードを許す。ここから巻き返していきたいところであったが、自陣でのディフェンスの時間が続く。26分には自陣5mの相手スクラムに「身体が勝手に動いた」という比果(文2)の好タックルでターンオ―バー。ピンチを脱出するも自陣から抜け出せずにいると32分、ゴール正面での相手スクラムでコラプシングをしてしまい、PGのチャンスを与えてしまう。これをSO森田(帝京大)に決められ、前半を3−10と離され終える。

立ちはだかった王者の壁

フィジカルの強さが際立った堀江
フィジカルの強さが際立った堀江
 後半は、切り替えて巻き返したいところであったが出鼻をくじかれる。開始直後の2分に自陣5mからのマイボールラインアウトをターンオーバーされ、モールを組まれる。明治も踏ん張り押し返し崩れるが、SH滑川(帝京大)にラックからダミーパスで自ら飛び込まれトライを献上。後半立ち上がりは先に得点したいところであったが3−17と点差を広げられてしまう。この失点で早い時間帯に得点を返したい明治は直後の7分に意地を見せる。キックオフから帝京のノックオンを拾い、BKでライン突破を図るとラックからペナルティを獲得。迷わずタッチからのラインアウトを選択。FW勝負を挑む。このラインアウトがきっちり決まりモール形成。明治FWが5mを押し勝ち、最後は竹内(営3)がトライ。8−17と迫り反撃ののろしを上げる。その後もひるむことなくアタックを続ける明治だが、一向に帝京ラインを破ることができない。焦りからなのか、敵陣5m、10mといったところでノックオンなどペナルティが目立ち、ペースはつかめず8−17で敗戦。手の届くまで迫った栄冠まであと少しであった。

 力及ばず敗戦となってしまったが、随所に今年の明治を象徴する良いプレーもあった。前半、タックルでピンチを救った比果と、タックル・アタックの双方で存在感を見せた堀江と小泉(営4)である。昨年に比べタックルの練習量が格段に増え厳しい、と選手からの声が上がるほどで、そのためディフェンスの意識は今シーズンは高くなっている。さらに明治はペナルティも全チーム中で最少としている。次なる相手は宿命の敵・早稲田。「帝京とは全然スタイルが違う相手」(比果)だがこの2週間でチームの反省点、各々の反省点を改善が急務だ。2008年の対抗戦で早稲田に勝利して以来、公式戦での勝利はない。対抗戦を締めくくるべく、12月4日の明早戦に挑む。

[三用知英]
◆先発メンバー&リザーブ◆
(リザーブのカッコは交替時間)
1.PR石原 慎太郎(政経3)
→17.楢山(後半22分)
9.SH秦 一平(法4)
16郷 雄貴(文4)
←2.鈴木(後半13分)
2.HO鈴木 亮大郎(政経4)
→16.郷(後半36分)
10.SO染山 茂範(政経3)
17楢山 直幸(営4)
←3.小野(後半8分)
3.PR小野 慎介(政経4)
  11.WTB山中 翔平(商4)
18梁 哲盛(営3)
4.LO池田 慶恭(政経4)
 12.CTB溝口 裕哉(政経4)
19小河 康蔵(商4)
←7.竹内(後半11分)
5.LO日高 駿(文4)
 13.CTB西村 雄大(農2)
→22.斉藤(後半22分)
20田川 明洋(政経2)
6.FL比果 義稀(文2)
  14.WTB小泉 将(政経4)
21長石倉 豪(営1)
7.FL竹内 健人(営3)
→19.小河(後半11分)
15.FB仁平 佑樹(政経4)
22斉藤 春樹(農3)
←西村(後半22分)
8.NO.8堀江 恭佑(商3)

〜試合後のコメント〜
PR石原(政経3)
「FWがプレッシャーを最後までかけられなかったのが敗因だと思います。ストラクチャーとしては、今まで通りFWで圧倒して、真っ向勝負して、その上でペナルティを狙って行こうと考えていた。でもFWで取り切れなかった。帝京大が強いことは想定していたが、真っ向から勝負しようと思った。後半の修正点としては、FWがマイボールをキープして、BKに早いテンポでクリーンボールを供給してあげたかった。でも染山(政経3)にプレッシャーがかかってしまって。それができなかったのが敗因。今日の試合は自分がもっと強ければ勝てたと思います。自分のミスが最後までで響いてしまった。でもここで落ちていてもしょうがないので。次は負けられない試合になると思う」。

HO鈴木(政経4)
「今日はミス、ミス、ミスで取られたシーンが多く、ツメの甘さが出てしまった思う。帝京大のペースに合わせないようにと心がけてはいたが相手のテンポにはまってしまった。もっと早めのペースで競りたかったので反省点です。(モールで一つトライを決めたことに関して)もう一本、二本決めたかった。ただ今日の試合でラインアウトを取れるという自信にはなった」。

PR小野(政経4)
「FWが取れるところで、取り切れなかった。ペナルティが響いた箇所が多かった。(前半をビハインドで折り返したが)後半逆転できると思ったし不安はなかった。接点では負けてなかったと思うが無駄な時間をかけ過ぎた。取り急ぎでしまってみんなにミスが出てしまった。(明早戦に向けて)優勝がなくなったわけではないのでしっかりと今日の反省を修正していきたい」。

LO池田(政経4)
「前半取れていたのに、後半は読まれてしまってラインアウトを上手く取れなかった。特に2本目のトライを取られた場面は、日高のところが空いていたので入れたら、ボールを奪われた。誘導された感じ。スクラムに関してはピッチの状態で下が悪いというのもあったが、ヒットの場面で先に入られてしまった。帝京大はブレイクダウンのプレッシャーが早くて明治が反則をしてしまった。でも、フェーズごとのディフェンスやリアクションスピードは負けていなかった。自分としては、モールディフェンスが出来ていない。オフェンスではボールをあまり持たないので、サポートプレーヤーとしての役割を徹底したい。早稲田はどんどんボールを回してくるので、二人目のタックラーがしっかりとボールに絡んでいかないといけない。それを徹底していきたい」。

LO日高(文4)
「負けて非常に悔しいです。自分たちのしたいラグビーができなかった。前半で得点を稼いでリードして後半に折り返したかったが、後半も修正できなかった。今日意識したのはタックル。FW勝負になるとは予想していた。FWで勝たないと試合でも勝てないと思っていたので。帝京の強い圧力でペナルティが多くなってしまった。スクラムのペナルティやラインアウトのミスなど小さなプレッシャーからずるずる行ってしまった。自分も大事な場面でラインアウトのミスをしてしまって。早稲田や慶応のように外に外に展開していくラグビーとか違って、帝京は独特のスピードがあって、スローからのクイックをする。自分たちは、相手に合わせず早く展開して行こうと考えていたが、相手のペースに飲み込まれてしまった。そこが後半修正できなかった点。もし筑波が帝京に勝てば、優勝の可能性が残っている。今日の反省を生かしてやるしかない」。

No.8堀江
「今日は自分たちが練習してきたやりたいことを出すことができず、相手のテンポに合わせてしまった。前半帝京大はゴール前でのチャンスを取り切っていたけど、逆に自分たちは後半敵陣で取り切ることができなかった。帝京大とは春夏もあたっていて対抗する自信はあったが、帝京大の圧力を受けてスローペースになってしまっていたと思う。接点でもセットプレーなどで圧力をかけられることもあった。悔しい。でもまだ一番大事な早明戦が残っているから切り替えていきたい。毎年どんなことがあっても早稲田には負けたくないから部員全員で1つになって頑張ります」。

WTB山中(商4)
「前半ペナルティやミスが多くて全然攻められなかった。そこからリズムが崩れてしまった。(自分も)ノックオンしてしまったり良くなかった。精度を上げるのとペナルティが課題。帝京はやっぱり強かった。簡単に勝てる相手ではない。悔しい。早明戦にこの試合を生かしていきたい」。

小泉
「明治の自爆で負けてしまった。(攻撃方針としては)FWとBKの両方使う予定だった。(FWとBKのアタックバランスも)それなりにできていたと思う。ただFWとBKのコミュニケーションが上手くできていなかった。ペナルティが多かったのは、相手の圧力もあるが、自分たちの練習不足の部分もある。BKはBKでいっぱいいっぱいになってしまって、広い視野を持ってFWに対して指示ができなかった。自分の反省点もそこですね。自分の事で余裕がなくて、FWを動かす事ができなかった。帝京は今までの相手よりはスローペースなので、こっちは早く展開していきたかった。(FW戦が思い通りに行かなかったのは)少し空いちゃったり逆に行けば良かったり、ぼくたちのコールだけで改善できたはず。FWは前にいるので自然と視野が狭くなる。それをBKが指示してあげなければいけなかった。BKとしては全然ですね。(早稲田戦は)一敗してしまったので、逆に気負わずにやろうと思います」。

FB仁平(政経4)
「前半ゴール前で守り切れなかった。あそこはディフェンスで守り切れたところ。やってはいけないトライだった。取り切るべきところの精度が悪かった。そこが改善しないと点が入らない。敵に当たってしっかりボールを置かないといけないところをフィフティーフィフティーのプレーをしてしまった。夏に試合をした時もそうだったけど敵のペースになってしまって試合が終わってから、もっとできたなとか思うということを繰り返してしまった。とにかく次の試合に向けてしっかりやる。(早明戦に向けては)自分たちのラグビーを見つめ直すことが大事になってくると思う」。

HO郷(文4)
「ミスが多かった。自分たちのミスを相手にうまく突かれた。FWで取り切れなかったのが悔しい。チームは負けて気持ちは落ちてるが、まだ諦めていない。個人的にはもう少し早く試合に出たかった。次の試合までにアピールして試合に出たい」。

PR楢山(営4)
「悔しいです。優勝が懸かっていたから勝ちたいっていう気持ちももちろんあったんだけど、今はもう優勝とかじゃなく帝京大にまた負けてしまったことが悔しい。夏の結果がだめだったからその分取り返したかったんだけど…強かった。帝京大はいつも通りの練習の成果をそのまま出していたと思うけど、自分たちは練習でやってきたことを出すことができなかった。帝京大のペースに巻き込まれてしまったと思う。確かに自分たちは今日まで勝ち続けてこれたけど、帝京大はずっと王者として勝ち続けてきた経験がある。帝京大の方がひとつひとつのプレーの精度が高かったと思う。負けたのにも理由があるはずだから、帝京大から課題をもらえた。早明戦では、もっと一体感を出してチームがまとまって戦えるようにしたい。自分はまずはメンバーに入れるよう頑張ります」。

WTB斉藤(農3)
「チームとしてやってきたことが出せなかった。ハンドリングやサインミスの連鎖が続いた。最初はPGも決まっていい流れだった。ミスで自分たちを追い込んで、ボールを取りきれず相手のペースにしたのが敗因。セットプレーの安定、そこからの攻撃が明治の強みだったので、チャンスを活かせなかったのは辛い」。

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