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相手のタックルにも臆せず「前へ!」

ラグビー部  成蹊大を圧倒、今季初完封/関東大学対抗戦

◆10・7 平成19年度関東大学対抗戦Aグループ(県営熊谷ラグビー場)   
▼成蹊大戦
○明大86−0成蹊大

得点
明治大学成蹊大学
前半後半前半後半
59T00
35G00
00PG00
00DG00
86合計00


〜試合展開〜
前半:明治Kick Off
3分 明治T(杉本博)GK失敗(井上)明治5−0成蹊大
→成蹊大陣左隅ゴール5m前からスクラムで押し、スクラムトライ。
14分 明治T(松本)GK成功(井上)明治12−0成蹊大
→成蹊大陣22m付近、明治ラインアウトからラック、パスをつなぎトライ。
31分 明治T(井上)GK成功(井上)明治19−0成蹊大
→成蹊大陣ゴール5m前からラック、パスをつなぎトライ。
38分 明治T(土井)GK失敗(井上)明治24−0成蹊大
→成蹊大陣22m付近、パスとラックを重ねトライ。
43分 明治T(山口)GK成功(井上)明治31−0成蹊大
→成蹊大陣右22m付近、パスとラックを重ねトライ。

後半:成蹊大Kick Off
1分 明治T(上野主将)GK成功(井上)明治38−0成蹊大
→成蹊大陣右22m付近、明治ラインアウトからモールで押し込み、最後は上野主将が持ち込みトライ。
4分 明治T(上野主将)GK成功(井上)明治45−0成蹊大
→成蹊大ノックオンを明治がマイボールにしてパス、ラックを重ねトライ。
7分 明治T(杉本博)GK失敗(井上)明治50−0成蹊大
→成蹊大ノックオンを明治がマイボールにしてラックの連続から最後は持ち出しトライ。
22分 明治T(西原)GK失敗(井上)明治55−0成蹊大
→成蹊大陣ゴール5m前ラインアウトからモールで押し込みトライ。
27分 明治T(星野)GK成功(井上)明治62−0成蹊大
→成蹊大ノックオンからラック、左に展開。互いにターンオーバーした後、ラックを重ねてトライ。
29分 明治T(松本)GK成功(山田)明治69−0成蹊大
→成蹊大陣10m付近、成蹊大ペナルティからパスをつなぎトライ。 
32分 明治T(松本)GK失敗(山田)明治74−0成蹊大
→成蹊大陣右ハーフウェーライン/10m付近、明治ラインアウトからパスをつなぎトライ。
34分 明治T(星野)GK成功(山田)明治81−0成蹊大
→成蹊大ノックオンから明治がラック、パスをつなぎトライ。
38分 明治T(杉本晃)GK失敗(山田)明治86−0成蹊大
→成蹊大陣22mでのペナルティから明治がパスをつなぎトライ。

得点
明治 成蹊
前半 後半
5 9 T 0 0
3 5 G 0 0
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
86 合計 00
 青学大、日体大と開幕連勝でスタートを切った明治。今季から対抗戦Aに昇格した成蹊大との対戦は、前半攻めあぐねたものの、修正を図った後半に猛攻を見せ圧勝した。今季初完封も記録し、次戦の帝京大戦に向け勢いをつける結果となった。 
 
 明治は前半3分に目標である「1試合1つ以上のスクラムトライ」で早々と先制点を挙げ、14分にはBKが右へ展開、最後に戦列を離れていた松本(法3)がインゴールに滑り込み、追加点を奪う。しかし、その後は成蹊大のプレッシャーに押され、自陣でのプレーを多く強いられる。「前半は全員がおかしいなと思いながらプレーを続けてしまっていた」。(柳川・法4)と振り返るように、明治らしさが出せず、相手ペースに合わせてしまい、思うような攻撃ができない時間が続く。30分過ぎから相手の疲れに乗じてトライを重ねるも、前半は5つにとどまり、31対0で折り返した。

 前半終了後のロッカールーム。いまいち流れをつかめていなかった選手に対し、「後半開始15分間BKは出すな。FWだけで勝負しろ!」と藤田ヘッドコーチからの指示が出た。そして迎えた後半、その指示を真っ先にプレーで体現したのは他の誰でもない。上野主将(法・4)だった。開始早々1分にモールで押し込みトライを奪うと、さらにはラックから自らが抜け出し意地の連続トライ。その姿にフィフティーンが奮起しないはずがない。そこからは自慢のFWで流れをつかみ、それがBKとFWとのつながりにもまとまりが見え始め、トライを重ねていく。ラスト15分からは、完全に足が止まった成蹊大に対し、明治の攻撃陣が牙をむいた。約3分に1つのペースで立て続けに5トライ。完全に相手に戦意喪失させるとともに、自分たちの中で煮え切らなかったものを一気に吹き払った。失点も許さず、終わってみれば86点差を付けての圧勝となった。

 今回の試合での収穫は、後半に集中力が切れなかった所にある。前半流れに乗れなかった選手に対し、藤田ヘッドコーチからゲキが飛んだところまでは前の日体大戦と同じ。その時も後半開始直後から猛攻を見せたが、中盤あたりから中だるみし、日体大に立て続けにトライを奪われた。しかし、今回はそれがなく、最後まで攻撃の手を緩めずに前へ進み続けた。また、選手たちが口をそろえて言ったのは、「失点をしなかったことが良かった」ということ。これまでの対抗戦でも完封を目標にし、狙える相手ではなかったものの、それが出来なかった。この試合でも前半に危ない場面があったが、それでも守り続けた。この部分にも集中力という新たな武器を手に入れ、試合ごとに進化していく明治の姿がうかがえる。この試合前、社会人のリコーブラックラムズとの合同練習を行った。その練習後、上野主将は「いろいろな場面での集中力が自分たちとは全然違った」と振り返った。大学と社会人との違い・・・そこで得たものをすぐさま発揮して見せる吸収力の早さは、今後始まる強豪との戦いにおいて、確実に明治を大きくさせていくことだろう。

 しかし、内容的には不安な部分も見られた。相手ボールのラインアウトやスクラムの場面。ここで、幾度かルーズボールになるシーンが見られたが、明治はそれに反応することが出来ず、あっさりと相手にボールキープを許してしまった。これからの力が均衡する相手との対決では、ミスをした方が負ける。相手のミスを確実にチャンスに変え、得点を挙げたほうが勝つ。頂点を見据える明治にとって、見逃してはいけないミスであったことは言うまでもない。また、「前半は明治らしさが出せなかった」と選手たちが語る部分も考えなくてはならない。今回の成蹊大のように始めから強豪校がラッシュを仕掛けてきたらどうだろうか。いったん相手にいった流れを取り戻すことは難しい。もう次戦からは「前半は・・・」といったコメントは許されない。全ては優勝のため、どんな細かい部分にも『チャレンジ』することを忘れず、戦っていってほしい。

 次戦はいよいよ帝京大との全勝対決。春のオープン戦では昨秋完封されて雪辱に燃える帝京大に大差をつけられ敗れた。相手がその時抱いていた思い、その時感じた自分たちの気持ちを思い出してほしい。日程が中5日と本学にとって不利な面も見られるが、気持ちは決して負けていない。強豪同士の対戦らしく、熱い戦いを次戦も見せてほしい。

〜試合後のコメント〜
藤田ヘッドコーチ
「(これまでと選手を入れ替えたことに関して)ジュニアで良い結果が出れば、もちろん使っていく。そうした中で切瑳拓磨できれば、もっといいFWになるはず。帝京大戦は、見ている人をワクワクさせるような明治のラグビーを見せたい」。

山口コーチ
「練習している分、精度は上がってきている。まだ細かいプレー段階までいっていないが、次の試合はその前段階として練習してきた各所のプレーがどれだけできるかにかかっている」。

HO上野主将(法4)
「今日は必死でやる、というのがテーマ。立ち上がりはメンバーを入れ替えたこともあって、ちょっと噛み合わない部分があった。後半は1対1の圧倒というのを意識し直して、リズムに乗れた。帝京大戦は、自分たちのラグビーをやるだけ。それができれば、勝ちは見えると思います」。

PR松浦(商3)
「試合前、相手とやろうという気持ちで行った。成蹊のスクラムは強くはないけど、向こうに合わせてしまって、前半はダメだった。後半は押すことができ、BKとの連携もBチームに比べて良かった」。

PR土井(政経3)
「試合前は、チャンスを貰ったのでいいプレーをしたいと思っていた。前半は明治のラグビーが出来なかったが、後半は流れに乗れた。BKとFWの連携については、もっとコミュニケーションを取らなければならない。今回、FWで行けばよいとわかったので、前に出てやりたい」。

LO柳川(法4)
「前半はラインアウトでのサインミスを始めとして、全体的に流れが悪かった。ハーフタイムに藤田ヘッドコーチから後半15分はFWだけで行けという指示があり、後半は流れに乗ることが出来た。帝京戦はメンバーに入って勝ちたい」。

LO坂本(政経4)
「最初は相手を受けたと言うとこもあった。前半は、FWで行くのかBKで行くのかはっきりぜずに連携が取れていなかった。ハーフタイムにそこを修正したので、後半の動きが良くなった」。

FR西原(政経2)
「安定したプレーを今日は心がけた。後半、藤田さんからまずFWが前へ出ろという指示があったから修正できた。次の試合も持ち味の突破とジャッカルで頑張りたい」。

FR山本(政経3)
「最後まで気を抜かず完封することが出来て良かった。前半は何をやればいいか分からないまま終えてしまったので、後半は基本に戻ってプレーした。帝京戦もFWが圧倒するしかない」。

NO.8杉本博(商1)
「(初めて紫紺ジャージを着て)最初はいつも通りにいけると思っていたが、緊張していつも通りのプレーが出来なかった。もっとボールを持ってゲインしたい。兄(晃一)と一緒にプレーすることが出来てうれしかった。帝京戦もスタメンで出られるように頑張る」。

SO井上(情コミ3)
「前半は、色々と試した部分がった。後半は、FWが頑張ってくれたぶんBKに良い球が出るようになった。」

WTB山口(政経2)
「いくつか抜かれた場面もあったから、ディフェンスはもっと練習しなきゃいけない。後半は開始直後から前へ出れたから、流れを引き寄せられた。次の帝京大戦は一歩でも倒れずにゲインして、トライを取りたい」。

CTB安部(法2)
「個人的には、ファーストタックルを外してしまったのが今日の反省点。全体では、FWで行くと思ったらBKで攻めたりとプレーが中途半端になった部分があった。ハーフタイムでコミュニケーションをとるように改善したので最終的には良くなった」。

CTB星野(政経4)
「前回の日体大戦の内容では帝京に勝てないと思ったので、今回は最後まで気を抜かないようにプレーした。その結果完封出来たことは良かった。攻撃では、サインプレーなど課題を修正し、BKの形でトライを取りたい」。

FB武田(営2)
「今回は全員ラグビーをするのが目標だった。まだまだコミュニケーション不足な部分がある。今はエリアマネージメント(自陣からキックを使わずにどうやってピンチを脱するか、空いているところを見つけてプレーするなど)をチームとして意識してやっている。帝京に関しては、手強い相手だと思っている。今回の試合で腰をケガしてしまったので、まずは出ることが目標。そして絶対勝ちたい」。

梅原(農4)後半14分〜23分に一時的に出場
「みんなの意識を統一させることが必要。BKがいくところと、FWがいくところとがどっちか一辺倒になってしまっている」。

☆これからの明大ラグビー部の対抗戦の試合予定☆
優勝まであと4試合。会場で明治の雄姿を見よ!

帝京戦日時・10月13日・14時開始
場所・秩父宮ラグビー場

優勝に向けての最初の山場。全勝対決でもあるだけに絶対勝ちたい。

慶大戦日時・11月3日・14時開始
場所・秩父宮ラグビー場

伝統の一戦。秋はここ数年勝てていないだけに今年こそ勝利を掴みたい。

筑波大戦日時・11月18日・14時開始
場所・県営熊谷ラグビー場

最終戦の早稲田戦にいい流れで臨むためにもしっかりとした試合をしたいところ。

早大戦日時・12月2日・14時開始
場所・国立競技場

言わずと知れた秋の明早戦。悲願の優勝に明治は前へ進み続ける。[大塩拓也]

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