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サインプレーからトライを決めた山本

ラグビー部  接点で圧倒し関東に勝利 /オープン戦

◆5・27 春のオープン戦 第29回 UTY招待試合明治対関東学院小瀬スポーツ公園陸上競技場)
▼○明治24‐12関東学院
 試合後スタンドにあいさつに向かった選手に、観客から温かい拍手が贈られた。そして、この日甲府に訪れた幸せな明治ファンは目の当たりにした。「明治がカントーに勝った日」を。

 布石は2週間前にあった。「明治のFWコーチとして屈辱的な日だった」と黒崎コーチが敗戦の辞を述べた5・13の帝京大戦。この試合をきっかけにチームは大きく変化。徹底的なスクラム練習、寮内での生活態度を向上させた。4年生を中心にしたしっかりとまとまった明治は、春のオープン戦の大きな分岐点・関東学院に、勝つための練習を繰り返した。

 「気持ちで絶対負けない」(上野主将)。昨年の大学日本一を経験した関東学院のFWに対峙した明治。藤田HCが掲げた「圧倒・結束」をテーマに、文字通り明治は関東学院FWを接点で圧倒した。

 キックオフ直後、いつものように不安定な滑り出し。ペナルティーとミスで、自陣の深くまで攻め込まれた明治。だが、この日はディフェンスの動きが冴え渡る。集中力を切らさずにプレッシャーをかけ続けた。気持ちのこもった激しいディフェンスで、ピンチを脱した明治。その後は、関東学院陣内で常にゲームを進める。前半13分、関東学院陣内のラックからテンポの良いHBの球を出し星野(政経4)が左隅にトライ。 春から就任した山口BKコーチのイズムの浸透か、このトライが象徴するようにアタック・ディフェンスともにBKの動きが冴えていた。

 変わり始めたBKに、FWも黙ってはいない。圧巻は23分のトライ。関東学院陣内の22m、LO杉本・晃(政経3)が作ったラック。関東学院FWの激しいプレッシャーに一度は、関東側にボールが出た。だが、FWでプレッシャーをかけ続け、再度ターンオーバー。川俣(政経4)がトライライン左隅にねじ込んだ。続けざまに29分、ラインアウトのサインプレーから、山本(政経3)がトライ。関東学院陣に相手を釘付けにし、チャンスを与えなかった明治。前半は、無失点で折り返す。  後半開始早々、関東学院が奮起。意気を吹き返したFWを中心に、明治へ襲いかかる。後半10分、ペナルティーから左へ展開され、トライを決められる。その後は、持ち直し再三相手陣内へ攻め込むが、ペナルティーが続き泣く泣くチャンスを無駄にする機会が目立った明治。それでも、黙って仕事をするFWに対して、BKが応える。後半28分、相手陣内のラックから展開し、FB松本(法3)がトライ。その後は、厳しい時間滞が続くも、BKを中心に再三のピンチを耐えてノーサイド。終わってみれば、24−12。97年度大学選手権決勝負けて以来苦手としていた関東学院に明治がついに勝利した。
 試合を分けたのは、やはり接点の激しさだろう。ラックでのターンノーバーの回数も多く、明治ペースで試合を運べた。さらに、ディフェンスの意識の向上。前線で体を張りFWにBKも献身的なタックルを行い続けた。相手プレーを封じたディフェンスは素晴らしいものがあった。だが、この日何よりも違ったのは、選手の気迫。試合中、一度も気持ちが切れた時間帯は無かった。今後の分岐点をなる、関東学院戦でのこの集中力で勝ち得た勝利は、今後の好材料となるだろう。ただ、もろ手を挙げて喜ぶこともできない。後半開始直後のセットプレー、FWの集散、ペナルティーの多さ、BKのアタックなど藤田HCが「完成度60パーセント」というようにまだまだ発展途上段階。この勝利を自信にするのか、はたまた過信で終わるのか。次週は早稲田戦、対抗戦最大のライバルにどんな試合をするのか。春先の明治からまだまだ目が離せない。

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