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重戦車のパワーを十分に発揮したFW陣

ラグビー部  帝京大を完封!対抗戦優勝へ望みつなげるV/関東大学対抗戦

◆11・18 平成18年度関東大学ラグビーフットボール対抗戦Aグループ(秩父宮ラグビー場)
▼帝京戦
○明治22−0帝京

前半:明治 Kick Off
16分 明治T(日和佐) GK失敗(濱島) 明治5−0帝京
→帝京陣ゴール前22m付近、明治ラインアウトを趙が受け、そのままモールで押し込み日和佐がトライ。
36分 明治T(日和佐) GK失敗(濱島) 明治10−0帝京
→帝京陣ゴール前22m付近、明治ラインアウトを趙が受け、そのままモールで押し込み日和佐がトライ。

後半:慶応 Kick Off
2分 明治T(川俣)  GK失敗(濱島) 明治 15−0帝京
→明治ラインアウトからこぼれたボールを川俣が受け、そのまま30mの独走し、トライ。
38分 明治T(山本) GK成功(湯本) 明治 22−0帝京
→帝京陣ゴール前5m、明治スクラムからモールを形成。そのままモールで押し込み山本がトライ。
 前節は慶応に苦杯をなめさせられ、背水の陣で迎えた強豪・帝京戦。明治は持ち前のFW主体のラグビーで相手をねじ伏せ、結果的に対抗戦優勝の望みをつなげる貴重な勝ち星となった。課題とされていたディフェンスも改善され、帝京を見事に完封。残すは伝統の明早戦。伝統の重戦車"FWが宿敵・早稲田を粉砕できるか注目が集まる。

 強豪・帝京を完封。ノーサイドの笛が鳴ると明治ファンに埋め尽くされたスタンドから歓声が鳴り響いた。ここまで明治、帝京ともに1敗で迎えたこの試合。互いの意地とプライドがぶつかり合った激しい戦いが繰り広げられる。息詰まる死闘を制したのは自分たちのラグビーを最後まで貫いた明治だった。

 6000人以上の観客が見つめる中、明治のキックオフで試合開始。試合開始直後から両校一歩も譲らない戦況。これまで明治はどんな相手でもスクラムで押し切れていたが、帝京相手にはなかなか思うように前進できなかった。両校ともにFWが自慢のチームなだけにスクラムでは一進一退の攻防が続く。前半15分までは足踏み状態だったが、均衡を破ったのは明治の重量FW重戦車≠セった。前半16分、帝京陣ゴール前22m付近からのラインアウト、スローワーは上野(法3)。上野のボールを趙(商3)が受け、そのままモールを形成。モールで強引に押し込み、最後は日和佐主将(営4)がトライ。先制点を奪ったものの、張り詰める緊張感は変わらない。密集での激しさは増し、ノット・リリース・ザ・ボールやオーバー・ザ・トップなど反則が度重なる。試合展開は徐々に明治ペースになり重戦車≠eWが牙をむく。帝京ディフェンスも必死のタックルで応戦するが、前半38分に明治のラインアウトから再び、上野、趙、日和佐主将とつなぎ、モールトライ。前半ロスタイム、帝京の佐藤は捨て身のタックルで明治の攻撃を食い止めようとするも、危険なレイトタックルと判定され、シンビン(=10分間の一時退場)を命じられる。10−0で明治リードのまま前半が終了した。

 後半も流れは明治。前半2分にはラインアウトからこぼれたボールをうまく川俣(政経3)がキャッチして30mのビッグゲイン。独走トライを必死に止めようとする帝京ディフェンスを振り切り、インゴールへ。トライを決めた川俣はスタンドに向かってガッツポーズ。明治ファンに埋め尽くされた秩父宮のスタンドは熱狂に包まれる。興奮する観客は、スクラムで帝京陣地に攻め込む重戦車≠ノ「押ーせっ!押ーせっ!」の大合唱。試合の流れは完全に明治に傾いたが、帝京も決して食い下がらない。帝京の岡田主将が「スクラムでは差を感じなかった」と言うように、負けじと重戦車≠押し返した。攻撃でも何度も明治ディフェンスラインを突破しかけたが、安部(法1)などの安定したタックルで帝京の攻撃の芽を断ち切った。特に後半、帝京BK陣の突破を許し、あわやトライを献上かと思われた場面もあったが、湯本(政経4)の絶妙のタックルで防ぎきった。後半38分には観客が待ち望んだ明治のスクラムトライだったがうまくいかず、結果的にモールになり最後は怪我(けが)で途中退場した杉本(晃・政経2)に代わって入った山本(政経2)がそのままトライした。ダメ押しのトライを明治が奪い、ノーサイドのホイッスル。結果的に22−0で強豪・帝京を完封し、明治は対抗戦優勝の望みをつないだ。残す戦いは明早戦のみ。帝京戦で見せた集中力と持ち前の攻撃力で大学王者・早稲田に真っ向勝負を挑む。

〜試合後のコメント集〜

藤田ヘッドコーチ
「慶応には負けたが、スタイルを変えずにやってきた。その結果、FW戦の勝利につながった。後半、杉本(晃)が負傷し、NO・8に山本が入ったが、慣れていなかったため、ボールコントロールがうまくできなかった。本来ならもっとボールコントロールができた。この試合で復帰した茂木の起用は、ジュニアの試合で試して、FWをうまく動かせると判断したから。ジュニアで結果を残したから、評価している。対抗戦、残すは明早戦だが、自分たちはシーズン初めから優勝を狙っている。皆さんの前で「前へ」というプレーを披露したい」。

FL 日和佐主将
「慶応に負けて、もう一度FW、BKで分かれて話し合いをして課題を修正した。そこから細かいところまで詰めてきたので、今日のようなゲームができたと思うし、結果が出て良かった。今日は声が多く出ていたが、練習から声が出せているからこそ出せた。負けても今日は明治の形で取ろうとした。スクラムトライは最初から狙っているし、今からはもっともっと精度を上げたい。次は明早戦だが、今後もどんな相手と当たろうが明治のスタイルを変えるつもりはない。早稲田には全力でぶつかって勝つ」。
PR 川俣
「勝つことが前提で帝京戦に臨んだ。練習でやったことをそのまま出した結果が勝ちに結びついた。次の早稲田戦は簡単に勝てる相手ではないけれど目の色を変えて戦わないといけない」。
HO 上野
「ディフェンス、セットプレーがとても良かった。安部にはかなり助けられた。チームとしてはかなり良かったが、個人としてはもっとボールを持ちたかった」。
PR 梅原(農3)
「とにかくうれしい。FW戦に持ち込むことができ、スクラムやモールが決まったので良かった。慶応戦以降の修正がうまくいった」。
LO 雨宮(商3)
「帝京相手にFWで点を取れたのと、完封で勝てたことは良かった。でもまだ細かいミスがあるので、それを修正して早稲田戦に臨みたい」。
FL 趙(商3)
「ディフェンスもうまくいったし、何よりFWで圧倒できた。FWとBKがずっとバラバラだったが、ミーティングでお互いの足りない点を言い合い、修正することができた」。
SH 茂木(営3)
「今日はFWのおかげで勝てた。自分に対してのプレーが少なかったから自由なプレーができた。やっぱり大きな会場でたくさんのお客さんの前で試合ができるのは良い。チームもまとまっていて良かったです。明早戦はできるだけ準備して勝ちにいきます」。
SO 湯本
「まず勝てたことは良かった。ディフェンスは今までよりも良かったけど、まだまだ詰めなきゃいけないとことはある。でもなにより、今日は気持ちの入った試合ができた。次は早稲田戦になるけれど、早稲田には負けられないと教えられてきた。それを後輩たちに体現するような試合を見せたい」。
WTB 渡辺(政経4)
「勝ったこともうれしいけど、完封できたのが良かった。今日はディフェンスで前へ出られたから。我慢ができるようになってきたし、徐々に練習の成果が出てきたと思う。次の早稲田戦は過去3年間勝ってないから、最後の1回ぐらいは勝ちたい」。
CTB 安部
「今日はディフェンスの意識が高くて良かった。ミスが多かったからそこを修正していきたい。個人的にはタックルが決まって良かった。早稲田には兄(智行)がいるので絶対に負けたくないし、何より優勝決定戦なのでしっかりやりたい」。
CTB 日永田(商3)
「次につながって良かった。勝因はディフェンスラインを集中して作れたこと。昨年とは違って優勝がかかった明早戦、勝つしかない」。
WTB 濱島(政経4)
「個人的には全然ダメだったが、とにかく勝てて良かった。慶応戦以降良くなったが、まだFWとBKがお互いに負担を掛け合っている。明早戦ではやってきたことをやるしかない」。
FB 星野(政経3)
「個人的には良いタイミングでボールが回ってくればもっといいプレーができたと思う。慶応に負けてから2週間修正してきたディフェンスができて良かった。明早戦は優勝がかかっているからなんとしても勝ちたい」。
PR 斉藤(政経3)
「出ていた時間は短かった(=16分間)けれど、タックルやスクラムなど個人的には良いプレーができたし、チームもまとまっていて良かった。そろそろ早稲田の時代も終わりだと思う」。
NO・8 山本
「(本来はFLが多いが)いきなりNO・8と言われてなかなかボールキープができなかった。モール、スクラムという明治らしいプレーができたと思う。慶応戦での課題が修正できた」。
SO 山田(情コミ3)
「アップから良い雰囲気でできたし、勝てば優勝の可能性が残るからみんな気合が入っていた。(初紫紺について)個人的には秩父宮が初めてで少し緊張もしたけど、この素晴らしい雰囲気を感じられた事が良かった」。
WTB 山口(政経1)
「今までの試合の中でディフェンスが最高だった。帝京は強いチームだが、無失点に抑えられたのは収穫。明早戦に生かせれば良い」。

帝京大・岩出監督
「差はないと思う。だからあとはプレーの精度をどれだけ上げられるかだ。とは言えFWで真っ向勝負を挑んで勝った明治さんには素直に敬意を表したい。次、当たる機会があればかりを返したい」。[小澤謙太]

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