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接点で優位に立ったFW陣

ラグビー部  筑波大との死闘を制し、優勝へ一歩前進/関東大学対抗戦

◆9・9〜12・2 平成24年度関東大学対抗戦リーグAグループ(国立競技場他)
▼10・21 対筑波大戦(ケーズデンキスタジアム水戸)
 〇明治31{10−17、21−10}27筑波大

◆スコア◆
明治
筑波大
前半後半得点前半後半
PG
DG
10211710
31
合計
27


 勝利の女神は明治にほほ笑んだ。先制点を奪うも、前半は10−17とリードを許す展開。後半の立ち上がりに攻め立て、流れを手繰り寄せ逆転勝利。早慶を下し勢いに乗る筑波大を倒したことは、14季ぶりの対抗戦優勝へ向け、大きな一歩となった。

 ロースコアが予想される中、均衡を破ったのは明治だった。左PR石原慎太郎(政経4=国学院久我山)がFW戦から先制トライ。しかしペナルティーが重なり、明治ペースながら10−17で後半に臨んだ。後半の立ち上がり、右PR榎真生(政経4=流経大柏)がスクラムからFW戦で筑波大ディフェンスを押し返し追いすがる。その後は両者点を取り合い後半32分で31−27。明治は1トライでも許せば逆転されるという苦しい展開になる。それでも右FL竹内健人主将(営4=天理)を中心に、最後まで集中を切らさずノーサイド。佳境を迎える後半戦へ向け、大きな一勝を手に入れた。

ゲームメイクが光った染山(右)と山口修
ゲームメイクが光った染山(右)と山口修

キックで魅せたSO染山
勝利へ導いたゲームプラン
 「エリア(陣地)を取って強いFWで勝負」(吉田義人監督)というゲームプラン通りに試合を運んだ。前半の立ち上がり、ハイパントを多用しリズムをつくった。その後、押し込まれてもエリアを回復し、多くの時間を敵陣でプレー。優位にゲームを進めた。後半、同点に追い付くも17−20とされた直後。敵陣深くにキックオフを蹴り上げ、右LO比果義稀(文3=京都成章)がチェイス。好タックルで相手のミスを誘い、マイボールを得た。後半14分、敵陣深くでのマイボールラインアウト。しっかりボールをキャッチし、モールを組んで攻める。崩れてラックからSH山口修平(政経3=佐賀工)がディフェンスのギャップに切り込み24−20。同27分に逆転を許すも、32分にゴール目前のスクラムからFWでトライを狙う。最後はサポートに入った左CTB西村雄大(農3=高鍋)が押し込み、31−27と決勝点となったトライを決めた。FWが高い位置でプレーすることでプレッシャーをかけ続け、ブレイクダウンでも互角以上の戦いを見せ「FWで勝負できた」(榎)ことが勝利につながった。

 エリアを取るゲームプランに欠かせないのが、明治のキッカーSO染山茂範(政経4=佐賀工)だ。ときにFB高平祐輝(法3=国学院久我山)にロングキックを蹴らせる場面もあったが、ハイパントやタッチキックでエリアを回復し、ゲームコントロールができたのは染山の力が大きい。またトライ後のゴールも難なく決め、前半のラストプレーとなったPGも見事に沈め、筑波戦に関しては成功率が100%だった。緊迫した展開で確実にゴールの2点を積み上げられたことも勝因の一つだ。

 今後に向けては「ペナルティーをもっと少なくしないといけない」(榎)と多くの選手が口にした。次戦は11月3日の慶応戦。筑波大に勝利したことで勝ち得た自信を胸に、残りの時間で修正点を直し精度を高め、全勝を維持してほしい。

[三用知英]

◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表  10/22現在◆
帝京大早稲田明治筑波大慶応青学大日体大立大勝敗
帝京大11/3 12時11/18 14時12/1 14時○25―8○100―0○78―5○74―04勝0敗
早稲田11/3 12時12/2 14時●7―2611/23 14時○83―10○85―1410/28 14時3勝1敗
明治11/18 14時12/2 14時
○31―27
11/3 14時
○68―8
○52―5
○96―0
4勝0敗
筑波大12/1 14時○26―7
●27―31
○36―1211/4 14時11/24 14時○97―03勝1敗
慶応●8―2511/23 14時11/3 14時●12―3612/2 14時11/11 14時○36―151勝2敗
青学大●0―100●10―83
●8―68
11/4 14時12/2 14時●10―1211/18 14時0勝4敗
日体大●5―78●14―85
●5―52
11/24 14時11/11 14時○12―1012/2 12時1勝3敗
立大●0―7410/28 14時
●0―96
●0−97●15―3611/18 14時12/2 12時0勝4敗




試合後のコメント
吉田監督

「今日のゲームは、今年の対抗戦の中で優勝を目指す上で、大きなターニングポイントにあるということは私も選手も自覚していました。就任して4年目になりますが、今年のチームは総合力。強いFWをつくることができたと思います。そういう意味では明治の逃げも隠れもしない横綱相撲で、真っ向勝負していこうと臨みました。とにかく筑波さんの一人一人のワークレート。それから力強さ、強い精神、相手にとって不足はない。昨年我々は、筑波さんに負けましたので、(勝って)明治の矜持(きょうじ)を取り戻すという強い気持ちを持ってゲームに臨みました。とにかくFWがしっかりとやり合ってくれて、その前にBKが起点にエリアを取って強いFWを前で勝負というゲームプランをやってくれました。特に後半の入りでトライを取れたのが大きいですね。あとは後半、一つ一つのプレーの精度が勝敗を分けると考えていましたので、それは選手たちもよく分かっていたと思います。あとはペナルティーですね。前半非常に多かった。逆を言えばペナルティーをあれだけやって、2つトライを取られても10−17に抑えたということは、後半の戦い次第では確実に優勢になれると信じていました。集中力を切らさずにディフェンスの上でも前に出てくれた。この一戦を制して、部員全員の力としてまた次の戦いに勝負していきたい」

右PR榎真生(政経4=流経大柏)
「試合前から筑波大に勝つという目標に向かってチームがまとまれていた。一人一人の声にみんなが応えていたし、そういうのは今までのゲームではなかったこと。夏の筑波大戦や先週のジュニア戦などはエリアが取れなくて負けていた。今日はエリアをしっかり取ってFWで勝負できた。BKも前に出てきてくれて15人全員で取れたことが良かったと思う。(筑波大の印象は)一人一人の抜く力がすごく強くてそこら辺を大学選手権とかにはもっと磨いてくると思うのでその辺はしっかり対応できるようにしたい。(今後の課題は)ペナルティーをもっと少なくしないといけない。今日も、もう少し気を付けていればもっと敵陣にいられた。それを一つ一つ直していけば絶対に勝てると思う」

HO石沢敦(文4=国学院栃木)
「うれしいです。我慢するとこは我慢して、BKがしっかりエリア取りしてくれたのでFWがトライを取り切れた。これから帝京大などの強い相手ともやるので精進したい。筑波大戦はスクラムでプレッシャーを与えようという話だった。FWのセットプレーで圧倒して、BKがエリア取りをするという理想的なプレーだった。一個一個のプレーに集中して自分たちのラグビーをすれば慶応にも勝てる。このまま努力していきたいと思います」

右LO比果義稀(文4=京都成章)
「(筑波大の)最初のトライは想定してたけど、2トライ目は焦りました。でも、キャプテンがまとめてくれたので。今日の試合では、エリアを取ることを意識していた。あとはワークレイト。ゲームプラン通りでしたね。本当に。自分としては、ブレイクダウンと、相手のテンポを崩すタックルを意識していた。FWは体が結構重いので、カバーできるワークレイトができたらと。(自分のプレーにも)満足しています。(今日の勝利は)うれしいですね。でも通過点なので。今日1日喜んで、明日からは切り替えます」

左FL大椙慎也(法2=国学院久我山)
「素直にうれしい。ゲームプランが最初からうまくいった。FWを信頼してプレーすることができた。個人として1対1で抜かれたり、まだまだなところがあって次の慶応戦までにしっかりと修正したい。前半はミスとペナルティー多かったので、しっかり直そうって話をして、後半はうまくいった。勝利の要因は全員が勝ちたいという気持ちを持っていたことです」

SO染山茂範(政経4=佐賀工)
「チームの調子は見ての通り良かった。キックはいつも練習しているので練習通りいけば入ると思っていた。キックは練習量がものを言う。練習では納得のいくまで蹴っている。筑波戦で勝てたのはとてもうれしい。終わったときは本当に幸せだった。今日は喜んで、また来週から気を引き締めて、反省するところももちろんあるのでそこはしっかり反省して次の慶応戦に向けてやっていきたいです」

左CTB西村雄大(農3=高鍋)
「BKの中では体の大きい自分が体を張らないとといつも思っている。これからまた厳しい試合も続くと思うので気を引き締めていきたい」

右CTB猿楽直希(政経4=東福岡)
「勝敗のカギを握ったのはディフェンス力。運が良かったというのもある。まだ日本一になれるだけの力があるとは思えない。ただ、エリア取りを戦術で落とし込んだのがそっくりそのまま出た。あと、FWも強いし、こういうゲームを増やしていければいい。一方でBKでいけるところはいく力を付けておかないといけないとは思う。さっきも言ったけど運の部分も多いとは思うし、今のままでは帝京大にも力及ばずといったところ。今からそれは練習します。4年で大学生活も最後だし、今まで辛い思いをしてきたのも勝つため。最後にみんなで笑っていられるように、頑張ります」

右WTB村井佑太朗(政経2=秋田工)
「(急きょ出場したことについて)疲れました。僕は昨日部内マッチに出てたんですけど、(斉藤)春樹さんの分まで僕がカバーしなきゃいけないと思って頑張りました。BKとFWがやることを決めて、BKはしっかり陣地を取って、その中でFWが闘ってくれたのが、勝利の理由です」

FB高平祐輝(法3=国学院久我山)
「自分はタックルを2本外してしまい改善しなくてはいけないが、チームとして勝てたのは本当に大きいし、うれしい。チームの雰囲気は本当に良かった。染山さんが周りをよく見てコントロールしていたのでエリア取りもうまくいった。そこにBKも絡めていた。(今後の課題は)個人的には1対1のタックルと周りのコントロール。チームとしてはセットスピードをもっと早くしっかりできるようにしていきたいです」

PR須藤元樹(政経1=国学院久我山)
「98人全員で筑波に勝っていこうというのは1週間前から言っていたので今日勝てたのは本当に良かった。うれしいけど筑波に勝つというのもまだ通過点に過ぎない。ミスもあったのでこれからしっかり修正して次の慶応戦に向けて準備を整えていきたい。今日の勝因は自分たちがこだわってきた接点とFWのセットプレーの強さで筑波を上回ることができたこと。今後も1年生としてチームを勢いづけられるように精一杯頑張りたい」

WTB加納遼大(文2=常総学院)
「勝ってとてもうれしいです。途中出場でしたけど、ディフェンスで抜かれないことからプレーすることを心がけました。気持ちの勝利です」


◆対抗戦 対筑波大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR石原 慎太郎(政経4=国学院久我山)
9.SH山口 修平(政経3=佐賀工) 
16勝木 来幸(営2=常翔学園)
2.HO石沢 敦(文4=国学院栃木)10.SO染山 茂範(政経4=佐賀工)17須藤 元樹(政経1=国学院久我山)
3.PR榎 真生(政経4=流経大柏)11.WTB小澤 和人(営3=国学院久我山)18梁 哲盛(政経4=大阪朝鮮)
4.LO寺田 大樹(文2=秋田工)12.CTB西村 雄大(農3=高鍋)19古屋 直樹(商4=日川)
5.LO比果 義稀(文3=京都成章)13.CTB猿楽 直希(政経4=東福岡)20加納 遼大(文2=常総学院)
6.FL大椙 慎也(法2=国学院久我山)14.WTB村井 佑太朗(政経2=秋田工)21田村 煕(営1=国学院栃木)
7.FL竹内 健人(営4=天理)15.FB高平 祐輝(法3=国学院久我山)22西橋 誠人(商2=桐蔭学園)
8.No.8堀江 恭佑(商4=東京)


◆2012年・関東大学対抗戦Aグループ明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
9・16立大月寒13時
○96−0
9・23日体大熊谷15時
○52−5
10・7青学大前橋14時
○68−8
10・21筑波大水戸14時
○31−27
11・3慶応秩父宮14時
○42−14
11・18帝京大秩父宮14時
●20−45
12・2早稲田国立14時
大学選手権
未定未定未定未定


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