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フィジカル差が結果につながった

ラグビー部  帝京大に王者の風格を見せつけられて敗戦/関東大学対抗戦

◆9・9〜12・2 平成24年度関東大学対抗戦リーグAグループ(国立競技場他)
▼11・18帝京大戦(秩父宮ラグビー場)
 明治20{13−14、7−31}45帝京大○

◆スコア◆
明治
帝京大
前半後半得点前半後半
PG
DG
131431
20
合計
45


 「帝京大が強いから負けた。ただそれだけ」(竹内健人主将・営4=天理)。14年ぶりの対抗戦優勝を狙う全勝対決だったが、結果は20−45の大差がついた。前半は粘りを見せた明治デイフェンスだったが、後半は帝京大とのフィジカル差が表れた。自力優勝の可能性はなくなったが、最終戦の早明戦で4年ぶりの勝利を狙う。
 
染山のキックミスが勝敗に影響
染山のキックミスが勝敗に影響


 五分五分の戦いとなった前半。強風の中、明治は風上に陣取り、序盤は敵陣に攻め込む。互いにペナルティーやノックオンなどミスが目立つ。明治が素早い出だしでディフェンスに行くも、1対1では力負け。そして12分、この試合SOに入った中村(帝京大)が、鋭い角度からカットインし帝京大が先制点を奪う。それでも17分に40m近いPGをSO染山茂範(政経4=佐賀工)が沈め、点差を詰める。しかしその直後、試合開始から狙われていたハイパント処理のミスから、帝京大が追加点を奪い3−14。互いに一歩も譲らぬ展開の中でも、帝京大が試合巧者ぶりを見せリードし試合を進める。流れを引き戻しにかかる明治は、25分にラインアウトモールでドライブ。一度は押し戻されるも、巧みに組み替えを利用しトライを取り切った。それに触発されるようにBKが得点を奪う。モールで攻め込むと染山がライン裏へグラバーキック。跳ねたところに右CTB猿楽直希(政経4=東福岡)が飛び込みボールを抑えた。しかし、コンバージョンキックを染山がまさかの連続失敗で13−14。ここまで抜群の精度を誇っていたが「あのミスが前半のカギだった」(吉田義人監督)と大事な場面でミスが出てしまった。
 
2トライとオフェンス能力の高さを見せた猿楽
2トライとオフェンス能力の高さを見せた猿楽
早い段階で逆転を狙った明治だったが「後半入り20分での3トライが痛かった」(吉田監督)。外国人選手のプレッシャーもあり、なかなか得意のモールに持ち込めない明治。すると帝京大BKが立て続けに、ラインブレイクし2トライで明治の出鼻をくじいた。11分、猿楽が一矢報いたがまたしても、中村に単独で突破され20−33と離される。23分から明治の攻撃がスクラムで相手のペナルティーを誘発しトライ目前まで攻めたてた。5分近く猛攻を仕掛けたが、帝京大ディフェンスに押し戻され万事休す。流れが一気に帝京大に移り、そこからダメ押しの2トライを奪われた。

 次戦はいよいよ早明戦。早稲田は優勝の可能性がなくなったが、試合に懸ける思いは両チームとも変わらない。明治の4年生にとっては、いまだ経験したことのない早稲田への勝利を目指す。


[今野春佑]



◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表  11/18現在◆
帝京大早稲田明治筑波大慶応青学大日体大立大勝敗
帝京大
○37−27
○45−20
12/1 14時秩父宮
○25―8
○100―0
○78―5
○74―0
6勝0敗
早稲田
●27―37
12/2 14時国立
●7―26
11/23 14時秩父宮
○83―10
○85―14
○67―0
3勝2敗
明治
●20−45
12/2 14時国立
○31―27
○42―14
○68―8
○52―5
○96―0
5勝1敗
筑波大
12/1 14時秩父宮
○26―7
●27―31
○36―12
○78―0
11/24 14時江戸川
○97―0
4勝1敗
慶応
●8―25
11/23 14時秩父宮
●14―42
●12―36
12/2 14時熊谷
○42−13
○36―15
2勝3敗
青学大
●0―100
●10―83
●8―68
●0―78
12/2 14時熊谷
●10―12
○22−21
1勝5敗
日体大
●5−78
●14―85
●5―52
11/24 14時江戸川
●13−42
○12―10
12/2 12時熊谷
1勝4敗
立大
●0―74
●0―67
●0―96
●0−97
●15―36
●21−22
12/2 12時熊谷
0勝6敗

 ※早明戦と、前日の帝京大対筑波大によって以下のように結果が変わる。
 帝京大が勝利した場合、そして負けても明治も敗北の場合は帝京大の単独優勝が決定。筑波大が勝利し、明治が勝利した場合のみ、1敗で3校が並び、明治、帝京大、筑波大の3校優勝となる。

◆対抗戦 対帝京大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR石原 慎太郎(政経4=国学院久我山)9.SH山口 修平(政経3=佐賀工)
←20、村島(後半36分)
16勝木 来幸(営2=常翔学園)
←2、石沢(後半8分)
2.HO石沢 敦(文4=国学院栃木)
←16、勝木(後半8分)
10.SO染山 茂範(政経4=佐賀工)17榎 真生(政経4=流経大柏)
←3、須藤(後半17分)
3.PR須藤 元樹(政経1=国学院久我山)
←17、榎(後半17分)
11.WTB小澤 和人(営3=国学院久我山)18梁 哲盛(営4=大阪朝鮮)
4.LO寺田 大樹(文2=秋田工)
←19、古屋(後半24分)
12.CTB西村 雄大(農3=高鍋)19古屋 直樹(商4=日川)
←4、寺田(後半24分)
5.LO比果 義稀(文3=京都成章)
13.CTB猿楽 直希(政経4=東福岡)20村島 亮平(政経2=常翔啓光学園)
←9、山口修(後半36分)
6.FL大椙 慎也(法2=国学院久我山)14.WTB斉藤 春樹(農4=札幌山の手)21水野 拓人(情コミ2=東海大仰星)
7.FL竹内 健人(営4=天理)15.FB高平 裕輝(法3=国学院久我山)
←22、村井(後半39分)
22村井 佑太朗(政経2=秋田工)
←15、高平(後半39分)
8.No.8堀江 恭佑(商4=東京)



試合後のコメント
吉田義人監督

「残念。前半何とか食らい付いていって14―13。彼だけではないが、染山のゴールも時々易しいところから外したというところが勝敗を分けた。帝京の王者の自信というか、一つ一つ、特に接点が今までにないプレッシャーだった。簡単にトライを取られてしまう。特に後半の入り20分での3トライ。これが痛いところ。あそこを凌いでおけば、我々も今年はアタックのラグビーを主体としていて攻撃力もあるので後半勝負に持ち込めた。帝京大から教えてもらったことは多い。我々はもう少し勝負ができるように、次も早稲田との大切な伝統の一戦があるし、その先の大学選手権も落とすことはできないので限られた時間の中でもう一度ラグビーの本質を見つめ直して強化していきたい。(課題は)やはりタックル。そこの場面にいることはいるがアングルを少し変えられてボールキャリアーに走りこまれたときの精度。芯を捉えられてない。そういった状況は前半にもあったが致命的ではなかった。後半に入ってそこが少しずつ露呈してきた。一人一人の力強いプレーヤー、特にSOの中村選手。彼がSOに入ったことで非常にボールタッチの回数も多くなって、キックの精度なども(良かった)。15人が意識して磨いていかないとああいった選手は止められない。もちろん中村選手だけでなく、他にもボールキャリアーとして素晴らしいプレーヤーが帝京大にはたくさんいるし、早稲田にも同様にいるのでそういったところを改善していきたい」

右FL竹内健人主将(営4=天理)
「戦えたところは戦えたので完敗ではないが、今日の試合は帝京大の方が強かったから負けた。それだけ。一番大きいのは失点が多いこと。春から取り組んできた1対1で勝負できなかったのが失点につながったと思う。後半攻め出したときには攻められたので、やはり明治は攻める力はあると認識した」

左PR石原慎太郎(政経4=国学院久我山)
「FW勝負になるのは分かっていた。それなのに圧倒された。前半はいい勝負ができていたのに、後半になるにつれてだんだん相手のディフェンスに圧倒されて差がついた。自分としては、もっとゴール前での仕事をしないといけない。その中でも前半のようにモールトライに貢献できたのは良かった。自分がどうこうというわけではなく、ここまできたらチームとしてどこまでできるか。1対1のタックルはもっと上げていかないと。早稲田にしっかり勝利し、その先にある大学選手権もしっかり見据えたい」

No.8堀江恭佑(商4=東京)
「悔しい。まだまだ自分たちの足りないところが明らかになった。早稲田に向けて切り換えていきたい。(課題は)1対1のタックル。大事なところでのミスがトライにつながっているので、しっかり修正したい。チーム全員で早稲田に向けて今日の課題をチーム全員の課題として練習して、チーム一丸となって早稲田に臨みたい。前半、風上でモールは取れたが、受けると差し込まれてトライになったので、FWで受けたら駄目。そこで後半リズムに乗られてしまった。お互いハイパントを使うのは分かっていたが、そこに対してのFWの戻りとリアクションが甘かったと思う」

SH山口修平(政経3=佐賀工)
「前半はいい感じだった。風上でとんとんだったので、不安な感じもあった。でもFWもいけていたし、自分たちではいけるという前半ではあった。(後半は)自分たちでエリアとって、FWを前に出させたが、前半取り切れなくて、帝京大はエリアも取れるしフィジカルが強い。少しずらしたらビックゲインにつながって向こうのやりたいようにやられてしまって、きつい部分があったのが後半。今日はディフェンスが良くなかった。やっぱチームのみんなに信頼してもらうにはディフェンスが一番だと思うので、もっとディフェンスを頑張りたい」

SO染山茂範(政経4=佐賀工)
「1対1のディフェンスのところをしっかりできなかった。今日は守備がザルだった。あれだけ点を取られるとかなりきつい。取り切らなければいけないところで取れないし、守り切れない。最後のところの精度が低かった。まずは早明戦に向けてしっかり切り替えて、全員で2週間頑張っていきたい」

左WTB小澤和人(営3=国学院久我山)
「全員の1対1のタックルが悪かった。後はBKのパスミスが多かった。個人的にはハイパントの処理ができなかった。(帝京大との差は)一人一人のフィジカルの強さとかタックルの精度に差があった。(収穫は)モールでトライを挙げられたし、継続してアタックできれば通用する部分もあった。(次戦は早明戦に)楽しみにしてる。けど早稲田とかは意識せずに自分たちのラグビーをやるだけ。それまでにディフェンスをしっかり磨きたい」

左CTB西村雄大(農3=高鍋)
「今日はタックルが甘かった。後半崩れたところが原因。後半に入ってフィジカル面で負けた。アタック面では戦えている。BKでもトライ取れるところがあったのでやれるところは十分あった。課題はタックル。切り替えて早稲田に向かっていく。早稲田戦は伝統の一戦なので何が何でも勝つ。自分は早稲田に勝つために明治に入った」

右CTB猿楽直希(政経4=東福岡)
「個人的には良かった。アタックの部分で見せられた。自分の役割はアタックだと思っているし、それが出せた。後半にタックルが決まらなくなってきた。(集中力が)切れたのは、帝京大の後半3本目のトライ。負けは負けだが、どうすれば帝京大に勝てるのかというのもイメージできた。自分たちのどこが弱いのかというのもしっかり分かった。そこを直していくだけ」

右WTB斉藤春樹(農4=札幌山の手)
「チームとしてはタックル。後半になって受けてしまったのが敗因。前半の流れが良くて、このままいこうと話をしていたのだが。これから1週間空いて練習する時間もあるので、今日出た課題をしっかり修正して、早明戦はチームに貢献したい。チームを元気づけるようなプレーをしたいと思う」

◆2012年・関東大学対抗戦Aグループ明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
9・16立大月寒13時
○96−0
9・23日体大熊谷15時
○52−5
10・7青学大前橋14時
○68−8
10・21筑波大水戸14時
○31−27
11・3慶応秩父宮14時
○42−14
11・18帝京大秩父宮14時
●20−45
12・2早稲田国立14時
大学選手権
未定未定未定未定


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