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この日3トライの活躍を見せた石原

ラグビー部  東海大に敗戦 2年連続で年越しを逃す/全国大学選手権

◆12・8〜1・13 第49回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(国立競技場他)
▼12・23 セカンドステージ 東海大戦(秩父宮ラグビー場)
 明治36{12―24、24―21}45東海大○

◆スコア◆
明治
東海大
前半後半得点前半後半
PG
DG
12242421
36
合計
45
 またも正月の国立の舞台にたどり着くことができなかった。リーグ戦の覇者・東海大に「真っ向勝負」(吉田義人監督)で挑むも結果は36−45。黄金世代と言われた竹内組の戦いはここで終わりを告げることとなった――。

 セカンドステージ屈指の好カードということで、多くの観客が秩父宮に詰めかけたこの試合。超重量FWを擁すリーグ戦の覇者・東海大相手にどのような試合運びを見せられるかに注目が集まった。東海大のキックオフで試合が開始すると4分、いきなりFWでゴリ押しされ、トライを奪われる。しかしFW戦では吉田義人監督が「FWではうちも持ち味を出せていた」と話すように負けていない。相手PRがシンビンとなるとスクラム、モールからトライを奪い12−7と逆転に成功する。しかしすぐさま同点に追い付かれると、ここから試合のペースは徐々に東海大に。「ブレイクダウンなどで強みを出させてしまい、いいようにトライされた」(須藤元樹・文1=国学院久我山)と東海大のテンポのいいアタックで簡単にディフェンスを破られ2トライを許し前半は12−24で折り返した。

 後半開始早々、明治は積み重ねてきた「15人一体のアタック」(吉田監督)で反撃する。1分SО染山茂範(政経4=佐賀工)の正確なキックパスを右WTB斉藤春樹(農4=札幌山の手)がキャッチしトライ。さらに5分、HO石沢敦(文4=国学院栃木)のゲインからSH山口修平(政経3=佐賀工)、染山とつなぐと最後は左PR石原慎太郎(政経4=国学院久我山)が抜けだし同点に追い付く。しかし「勝負所で敵陣に入れなかった」(小澤和人・営3=国学院久我山)と話すように、ここから明治は自陣でのプレーを強いられる。課題だったディフェンスでも「一番大事な場面でコミュニケーションが取れなくて崩された」(堀江恭佑・商4=東京)と2トライを奪われ試合を決定付けられてしまった。36分にモールトライを決め一矢報いるも、そのままノーサイド。日本一への挑戦はここで終わった。

ノーサイドの笛に崩れ落ちるフィフティーン


 試合後「結果が全て」と話す右FL竹内健人主将(営4=天理)の顔からは悔しさがにじみ出ていた。黄金世代と呼ばれた今年の4年生。「4年間やってきて一番いいチームだった」(堀江)と振り返るように今年のチームは確実に強い明治&怺を印象付けた。アタックでは確実に目指してきたものがこの試合でも出せていた。それでも「BKがもっとディフェンスで止められたら良かった」(染山)と1年間を通してチームの課題であったディフェンスを修正し切れなかった。「負けたということはまだ足りない部分があったということ」(榎真生・政経4=流経大柏)と上位校との差はまだあるというのが現実だ。「こんなすごい4年生をもってしても負けてしまうというのは、すごいレベルだと思いました。でもこの4年生を越えなかったら、その上はないので越えていきたいと思います」(比果義稀・文3=京都成章)。大学日本一への夢は後輩にしっかり託された。来季こそ明治が頂点にたどり着くことを期待したい。

[真島一郎]







◆大学選手権セカンドステージ・プールC(12月16日現在)◆
東海大
(東1位)
明 治
(対3位)
近 大
(西4位)
日 大
(東5位)
勝敗AP 勝点 BP 合計順位
東海大
◯45―36
○34―5
○54―40
3勝
15
22
明 治
●36−45
◯45―21
◯40―3
2勝1敗
10
15
近 大
●5―34
●21―45
●24−29
3敗
日 大
●40―47
●3―40
○29−24
1勝2敗
対…対抗戦 東…関東リーグ 西…関西リーグ
AP(アドバンテージポイント)…各所属リーグでの最終順位によるポイント:1位=4点、2位=3点、3位=2点、4位=1点
勝点…勝ち=5点 引き分け=2点 敗戦=0点
BP(ボーナスポイント)…7点差以内の敗戦=1点 勝敗に関係なく4トライ以上を獲得したチーム=1点



◆大学選手権 対東海大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR石原 慎太郎(政経4=国学院久我山)
9.SH山口 修平(政経3=佐賀工)
16勝木 来幸(営2=常翔学園)
2.HO石沢 敦(文4=国学院栃木)
10.SO染山 茂範(政経4=佐賀工)
17榎 真生(政経4=流経大柏)
→3.須藤(後半21分)
3.PR須藤 元樹(文1=国学院久我山)
→17.榎(後半21分)
11.WTB小澤 和人(営3=国学院久我山)
18古屋 直樹(商4=日川)
→4.寺田(後半22分)
4.LO寺田 大樹(文2=秋田工)
→18.古屋(後半22分)
12.CTB西村 雄大(農3=高鍋)
19 友永 恭平(政経4=大阪工大)
→5.比果(後半35分)
5.LO比果 義稀(文3=京都成章)
→19.友永(後半35分)
13.CTB猿楽 直希(政経4=東福岡)
→21.水野(後半23分)
20加納 遼大(文2=常総学院)
6.FL大椙 慎也(法2=国学院久我山)
14.WTB斉藤 春樹(農4=札幌山の手)
21水野 拓人(情コミ2=東海大仰星)
→13.猿楽(後半23分)
7.FL竹内 健人(営4=天理)
15.FB村井 佑太朗(政経2=秋田工)
→22.高平(後半28分)
22高平 祐輝(法3=国学院久我山)
→15.村井(後半28分)
8.No.8堀江 恭佑(商4=東京)




試合後のコメント
吉田義人監督
「正々堂々勝ちにこだわって真っ向勝負でいこうと話してゲームに臨んだが残念。キャプテンをはじめ4年生にはご苦労さんと言いたい。東海大の重いモールに対してペナルティーを多く出してしまった。そこからキックでゴール前に行かれて苦しかった。後半は前半にできていなかった15人一体のアタックで追い付きました。しかし今年ずっと課題だったディフェンスで淡白に取られる場面が目立ってしまい、選手は本当に頑張ってくれたが及ばなかった。(FW戦の手応えとしては)東海大も明治もお互いの持ち味を出していたと思う。東海も明治も取りきれていたのでそこはそういう風に捉えている。結果は残念ですが選手たちは4年間成長し続けてくれました。来年以降も4年生の背中を見てきた下級生たちはやってくれると思います」

右FL竹内健人主将(営4=天理)
「結果が全てだと思う。(流れに乗れなかったのは)コミュニケーションが取れなかった。シーズンを通してできていた事が今日はできなかった。あとは監督の言うとおり1対1のタックルが甘かった。ディフェンスで何度も抜かれたのもタックルミスもあったがコミュニケーション不足だと思う。(東海大のFWについて)あれだけモールでトライを取られたのだからそこは通用しなかった。その他は自分たちとしてはやれたと思う。応援してくれた人に申し訳ない。自分は明治の雰囲気やノリが好き。この雰囲気を来年も続けてほしい」

左PR石原慎太郎(政経4=国学院久我山)
「負けてしまった。自分が何トライとってもこれでは意味はない。個人としての活躍よりも、チームとしての負けが悔しい。まだ実感はない。対策は練っていたし、FW戦がカギになるのは分かっていた。その中で敵陣に行けなかったことが負けにつながってしまった。仲間にはただ感謝しかない。自分はもちろんだが、個人差はあれ、明治にそれなりの憧れをもってみんな入ってきたと思う。もっと強かった昔に戻るべきだとは言わないが、明治にいることを少しでも誇りに思ってほしい」

HO石沢敦(文4=国学院栃木)
「悔しい。東海大は強かった。結果が全てなので、自分の力が足りなかったと思う。(この試合が最後の試合になるが)あまり実感は沸かない。だけど、終わっちゃったなという感じ。これで自分にとってラグビー自体が終わりなので、とても寂しいです」

右PR須藤元樹(文1=国学院久我山)
「悔しい。今日負けるとは誰も思っていなかった。東海のチャレンジ精神に負けたと思う。確かに東海のFWは重いし、強い。でも試合中に脅威を感じることはなかった。それでもブレイクダウンなどで強みを出させてしまい、いいようにトライされた。前半は我慢して、相手FWを動かして疲れさせ、後半勝負というゲームプランだった。でも、自分たちの意図していたことができなかった。今年1年、1対1のタックルにこだわってきた。でも1試合に1度は必ず外されて、それをトライにつなげられた。1週間ずつで修正しようとしてきたが修正し切れなかった。ラグビーは攻撃だけじゃなくて、ディフェンスもしっかりできないといけない。来年は、ディフェンスもアタックも完璧な、チームの中心選手になれるように頑張る」

左LO寺田大樹(文2=秋田工)
「4年生のためにも勝ちたかったんですけど、悔しいです。自分のプレーができなかった。相手のラインアウトを取ることができなかった。ケガを押して出場して、絶対勝つって決めていた。4年生は体を張って、背中でチームを引っ張ってくれた。そこを受け継いで、上級生になる自分がチームの役に立てるようにしたい」

右LО比果義稀(文3=京都成章)
「まだ負けた実感が沸いていないです。ブレイクダウンやスクラムなど全部が、ちょっとちょっと向こうに負けていたことが、相手にゲームをつくられた原因。でもこの1年間は充実してました。きつい時はいっぱいありましたけど、楽しかったです。来年もあるので、自分は口でチームを引っ張っていくのが苦手なので、プレーで引っ張っていきたいです。今年よりいいチームをつくって、来年こそは大学選手権を制覇したい。4年生は偉大でした。こんなすごい4年生をもってしても負けてしまうというのは、すごいレベルだと思いました。でもこの4年生を越えなかったら、その上はないので越えていきたいと思います」

左FL大椙慎也(法2=国学院久我山)
「4年生の皆さんに申し訳ない。体を鍛えて出直したいと思います」

No.8堀江恭佑(商4=東京)
「真っ向勝負をして負けて本当に悔しい。(敗因は)モールのディフェンスだったり、1対1のタックルだったりいろいろある。その中で一番大事な場面でコミュニケーションが取れなくて崩された。今年は4年間やってきて一番いいチームだった。このメンバーでやれたことは本当に楽しかった。(後輩に向けて)2年連続で年越しを逃しているので、今年の悔しさを忘れずに頑張っていってほしい」

SH山口修平(政経3=佐賀工)
「東海大戦はしっかり対策してきたが、相手の方が上手だった。今日の試合のことはまだ考えられない。先輩たちには申し訳ないという思いが強い。今年は昨年と比べられないくらい試合に出られて、出場できることが本当にうれしかった。問題児で先輩には迷惑ばかり掛けていたのに、自分のやりたいように自由にプレーさせてくれた。そんな先輩を次に進ませるためにももっとやれることがあった。1回もらったユニフォームは、来年絶対に誰にも渡したくない。最上級生になるし、もっと信頼されるようになりたい。竹内さんや染山さんなど今の4年生のように、誰からも必要とされるそんな選手になる」

SО染山茂範(政経4=佐賀工)
「今日は自分的にはFWが競ってくれてBKが取られたというのがあったのでそこはBKがもっとディフェンスで止められたら良かった。今シーズンは一試合一試合で成長できて、楽しくラグビーができた。つらいこともあったが、試合は本当に楽しかったので終わってしまったのは寂しい。4年間あっという間に終わった。入ってきた頃は弱い弱いと言われて、それから吉田監督に会って徐々に強くなっていく中でここの一員でいられたことはうれしく思う。自分たちの代で対抗戦優勝できたというのは誇りに思ってこれからの人生を歩んでいきたい。来年度も自分たちの考えているラグビーをやってほしい。僕たちもそれでやってきたので。悔いのないラグビーをやってほしい」

左WTB小澤和人(営3=国学院久我山)
「後半にBKで2本取られたのが痛かった。勝負所で敵陣に入れなかった。1対1のタックルも修正できなかった。(個人的な手応えは)自分はハイパントを狙われていたそれを取れたのは良かったけど、ディフェンスでのコミュニケーションやラインコントロールの部分が良くなかった。後はゲインがあまりできなかったですね。(敗れた上位校との差は)チームは一体になれていたけど全員が勝つという気持ちでは東海の方が上回っていたんではないかと思う。4年生は本当にラグビーに対する姿勢がすごくて、その中でラグビーを楽しんでいた。それは見習っていきたい。(来年に向けて)自分たちが引っ張っていかないといけない。もう頼れる人たちはいない。しっかりと模範となって今日の悔しさを晴らしたい」

右CTB猿楽直希(政経4=東福岡)
「4年間楽しかった。良い経験ができたと思う。学ぶことはいっぱいあるし、後輩には残りの時間を楽しんでほしい」

右WTB斉藤春樹(農4=札幌山の手)
「あっという間に終わったというか、まだ負けたという実感がわかない。普通にまた来週からも練習がありそうな気がする。この4年間は試合に出れない時期もあって、その中で最終学年のこのメンバーで日本一を目指してきたことは、今後の人生においてすごく貴重なこと。世代が変わっても明治の『前へ』の本質は変わらないし、そこを突き詰めていけばどこにだって勝てると思うから頑張ってほしい」

FB村井佑太朗(政経2=秋田工)
「セットプレーから東海大に簡単にトライを取られてしまったので、もうちょっと後ろからコミュニケーションを取ればよかったと思うので悔いが残る。自分の力不足で、4年生の力になれなかったので、今日の敗戦を忘れずに来年につなげたいです」

PR榎真生(政経4=流経大柏)
「東海大の同じような攻撃に対して何度もトライを取られていた。その結果が負けた一番の原因。モールにしろスクラムにしろ誰かが悪いところを指摘して修正しなくてはいけないのに、それを修正する力がなかったということ。(途中出場だが)後半入りはよかったけど流れに乗れていなかったのでそこをこっちに引き戻せるように意識掛けた。接点勝っていたし手応えはあったけど、負けたら何も意味をない。俺たちは日本一を狙ってやっているんだから勝った方が正義ということ。(これで最後だが)夏にケガをしてしまい公式戦にコンディションを合わせることができなかった。本当の一流はプレーもだけどどの試合にも100%で合わせている。そこは今後、大学でラグビーは終わりではないので修正していきたい。(後輩たちに向けて)負けたということはまだ足りない部分があったということ。お互い妥協することなく、けんかするくらいの気持ちで自分にも他人にも厳しくしていってほしい。そうすれば結果は付いてくるはず」

日本一の夢は後輩に託された
日本一の夢は後輩に託された



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