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完全復活を目指す中嶋


東京六大学野球 2013〜春〜  (6)選手インタビュー 中嶋啓喜主将  

 今季こそ王座奪回だ。昨季は終盤まで優勝争いをしながら、終盤2カードを落とし、4位に終わった。巻き返しを狙う今年は中嶋啓喜主将(法4=桐蔭学園)、関谷亮太投手(政経4=日大三)、山崎福也投手(政経3=日大三)ら、昨年からの主力が数多く残り、戦力は充実している。2008年以来5年ぶりの春季リーグ戦優勝に向け、準備は整った。
 打棒復活へ、今年に懸ける思いは強い。中嶋主将は昨年、ケガの影響もあり、大不振に陥った。「悩み過ぎて悪循環になってしまい、苦しい1年だった」。巻き返しを狙う今年はオフから精力的に課題克服に励み、復調の兆しも見えてきた。打線の軸を担う中嶋に今季の意気込みを語ってもらった。

――昨年を振り返って
中嶋:
投手と野手のバランスが良くなく、2季連続で4位という結果に終わってしまいました。劣勢の時にヤマ場や壁を乗り越えていくことができませんでした。1年間を通じてもどかしさ、悔しさがあり、特に練習でできていたことが試合でできなかったことが悔しかったです。

――春は早大、秋は法大と優勝の瞬間を2度も目の前にしました
中嶋:
やはり目の前で優勝されたことでいつも以上に悔しさはありました。でもどの試合でも紙一重の部分が大きく、その差がリーグ戦の流れを全て決めていると思いました。

――今年は主将に就任されましたがご自身に何か変化は
中嶋:
やはり周りから責任感やリーダーシップを持っていけと言われているので、その点は意識しています。自分で自分が変わったかは分かりませんが、だいぶ周りは見えるようになってきましたし、客観的に見ることもできてきていると思います。

――理想の主将像は
中嶋:
練習から声を元気よく出していって、試合では常に全力プレーで、背中で引っ張る主将になっていきたいです。

――主将としてチームを変化させようとしていることは
中嶋:
チームとして和気あいあいとやっていくこともいいことなのですが、練習から指摘することはしっかり言うようにしていますし、自分だけでなくチーム全体としても意識付けをするようにしています。あとは自分が動けば、付いてきてくれる選手たちだと思うので、常に先頭に立とうと思っています。

――この3年間で一番印象に残っている主将は
中嶋:
おととし日本一になった時の主将だった竹田さん(育央選手・平24文卒・現富士重工業)ですね。しゃべる時の口調やいろんな人の目を見て話すところ、さまざまな意見を取り入れて、みんなに伝えていくことはすごいと思いますし、目指しているところでもあります。自分は前から主将をやりたいと思っていて、普段から気にして主将の言動は見ていました。

――主将になるにあたって監督から何か声は
中嶋:
毎年、声を掛けられているらしいですが、今年は何も掛けられていませんね(笑い)。自分がやっていることに対して、何も言われないので逆に自分で考えてやってみろという意図なのかと自分では考えています。

――ご自身として昨年は悔しい1年となってしまいました
中嶋:
ここまでの不振は野球人生で初めてですね。前までは打てない時期があってもすぐに修正できて、次の日には新しい気持ちでやれていましたが、昨年はとても苦しかったです。いろいろ悩み過ぎて悪循環だったし、直さなくていいところまで直してしまっていました。でも今年は主将としてチーム全体のことを考えていかないといけないので、逆に自分のことを考え過ぎずに済むと思います。

――昨年はケガの影響が大きかったのですか
中嶋:
昨年は春のリーグ戦前に持病の腰を痛めてしまい、完全に別メニューで調整していました。その中でもやれることをやっていこうとしていきましたが、結局あまりできませんでした。秋はケガもある程度治っていましたが、駄目でした。前半は良かったのですが、継続していくことができませんでした。

――悔しさの分、今年に懸ける思いは
中嶋:
やはり巻き返したいという気持ちは強いですね。今年は体調も万全で練習も積めているので、活躍したいです。

――技術面では何か変えたことはありますか
中嶋:
打撃フォームを変えました。今までは上体が立ち気味で楽にしすぎた構えでしたが、目一杯下半身に力を入れて、重心を低くするフォームを取り入れています。下半身主導で上半身にうまく力を伝えていけるようにしています。プロで言うと長野選手(読売ジャイアンツ)と堂林選手(広島東洋カープ)をミックスさせたような感じです。

――米国キャンプはどうでしたか
中嶋:
やはりパワー、スピードはすごいと思いました。動くボールも多いので、それを捉える練習ができたことは良かったです。日本にはいないタイプなので。意外な部分では、プレーが雑かと思ったら、捕る姿勢、バットの出し方が丁寧で基本に忠実でした。大柄でもあれだけ基本に忠実だったので、その点は見習いたいと思います。

――今年は大学野球最後の年となります
中嶋:
3年間で春は1度も優勝していないので、そこにはこだわっています。最初から1年通じて目標を立てていくのも難しいので、まずは春の優勝を目指していきたいです。また、プロへの意識も強くあります。日本代表に入ってから行きたいという気持ちがより強くなっていきました。スカウトの方も何度か見に来ていただいているので、何が何でもプロに入りたいですね。

――個人として数字的目標は
中嶋:
打率、本塁打よりチームの勝利につながる打点を意識しています。でもやっぱり三冠王を狙いたいですね。

――最後にファンに向けて意気込みをお願いします
中嶋:
去年春、秋と悔しい思いをしたので、この悔しさをぶつけるべく、春を優勝目指して戦いますので、応援よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

◆中嶋啓喜 なかしまひろき 法4 桐蔭学園高出 180cm・80kg 外野手 右/右

中嶋 昨秋・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
昨秋
14
46
11
.239
通算
65
168
46
32
28
.274






[桑原幹久]

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