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「TRY AGAIN〜黄金時代へ新たなスタート〜」  (3)中原正義FWコーチ、土佐忠麿BKコーチ「基本の積み重ね」  

 今年度は新たに丹羽政彦監督(平3文卒)のもとコーチ陣の顔ぶれも入れ替えた。そして14季ぶりの対抗戦優勝を果たした昨年度から、さらなる躍進を目指 す。4月28日には春季大会の筑波大戦も控え、いよいよ今シーズンの幕開けが近づいてきた。今回は全6回にわたり、新体制のカギを握る人物を紹介する。
 第3回は、おととしまで帝京大のFWコーチとして大学選手権優勝まで導いた中原正義FWコーチと、昨季まで明学大のヘッドコーチとして入れ替え戦出場まで導いた土佐忠麿BKコーチ(平6法卒)。監督、コーチを支える実績十分な2人に抱負を語ってもらった。


中原正義FWコーチ
重戦車復活のカギを握る中原コーチ
重戦車復活のカギを握る中原コーチ
――まずは今回コーチを引き受けた経緯を教えてください
中原FWコーチ:
小村ヘッドコーチとは現役の頃からとても親しくさせていただいていたことがきっかけです。帝京で4年コーチをした後、昨年の3月から1年間ラグビーから離れていたのですが、今年のシーズンが始まって小村さんから一緒にやらないかというお話をいただきました。伝統ある明治大学で教えられるということは誇りなので喜んで即決したという経緯です。
――チームをどのようにしていきたいというプランはお持ちですか
中原FWコーチ:
昔のOBの方や関係者の方はたぶん明治のFWは強いというイメージでいらっしゃるので、それをもう一回思い出させるようなFWを作りたい。重戦車と呼ばれていたFWを作るというのが私の役目です。大学レベルで1、2番になるくらいのスクラムを組むところまで持っていけばチャンピオンは必ず見えてくると思います。
――明治に足りないものは何だと思いますか
中原FWコーチ:
選手一人一人の能力は帝京も明治も変わらないと思います。なので色んなアプローチの仕方、トレーニングの仕方とかの部分をきめ細やかに指導していけば強くなると思う。みんな素直なのでやりやすいです。粘り強くやっていけば必ずいいFWができる。身体が小さいというよりは筋肉の質。何人かでかい奴がいるんですけど帝京とか東海は全員がごついので、その人数が多いか少ないかじゃないですかね。身体作りに関してはちゃんとした専門のトレーナーがいるので、そこに顔を出しながら厳しく目を向けていかないといけないところです。
――春季大会はどのような位置付けで考えていますか
中原FWコーチ:
ヘッドコーチの考えでは下準備なのでトレーニング(+として)の比重がたぶん大きいです。身体のダメージ、疲れが残った状態で試合に臨むのであまり試合にはフォーカスしてないと思います。フィットネスをあげるというのをずっとやっているので、その中でもFWとしてスクラムやラインアウトモールというところはこだわっていきたいです。大学の上位校がどれ位のレベルまで仕上がっているのか、明治の選手との比較ができるのでその部分では良いです。
――最後に明治のファンに向けて一言お願いします
中原FWコーチ:
全員スタッフが変わり、変わった明治のラグビーを見てもらいたい。私は明治出身ではないですけど、明治に憧れた部分もあるからその伝統のFWがどこまで復活するか、それによっては日本一も見えてくると思うので1年間期待してもらいたいです。


土佐忠麿BKコーチ
基本の定着を重視する土佐コーチ
基本の定着を重視する土佐コーチ
――現段階で考えている強化プランはありますか
土佐BKコーチ:
僕らがここで教えているのは基本です。基本をしっかりでなければ応用の技術も身に付かない。基本をしっかり、どんな状況でもやり続ける、やり切る。そういう選手になることが大事だと思います。小手先に走らないというようなイメージ。(基本というのは具体的に)相手に対して逃げないというのも一つ。勝負していくというような。
――1カ月を終えた手応えはどうですか
土佐BKコーチ:
僕もここに来て1年生というか今の新入生と同じ気持ちなので。去年がどうだったとか色々あると思うのですが、そういう流れも学生に聞きながら、彼らに一番大事なことをやり続けたいです。基本というのは1日やそこらでできないので、染物のように毎日毎日の積み重ねが大事なんです。地味なところですけど、それを今自分がやっているところ。彼らに見えてくるのはもう少し先になると思います。この1ヶ月経ったのが長いのか短いのかわからないですけど、日本一になるために大切なことは基本なくしてはないと思う。優勝しているチームはやはり基本がきっちりできていると思うんですね。
――(土佐コーチが現役の頃と比べて)今の明治はどうですか
土佐BKコーチ:
僕らのときより施設などは恵まれている部分が多いのかなと思います。でも僕が後輩の頃は日本を代表するような先輩とか多くて、見本となるような先輩も多かった。そういう人から教えてもらったことはすごく大事だったと思う。それがこの時代にあるのかないのかはわからないですけどそういう縦の関係、上から下へ受け継がれているものは絶対に必要なものなので絶やしてはいけない。
――西村雄大(農4=高鍋)副将や山口修平(政経4=佐賀工)BKリーダーに求めるものは
土佐BKコーチ:
やはりちゃんとリードして下に伝えていって欲しいな、と思います。そういうのがリーダーなので、自分のプレーとプラスアルファで。負荷はかかってきますけど彼らは去年ずっと(試合に)出ていた経験があるので、絶対にそこで生かせると思う。
――春季大会はどのような位置付けで考えていますか
土佐BKコーチ:
やはりフィジカル強化ということでヘッドコーチも言っていますし、春だから調整ではなくて、どれだけチャレンジできるかというのが必要だと思っています。彼らには大変かもしれないが日本一になるためには乗り越えなければいけない。
――最後に明治のファンに向けてメッセージをお願いします
土佐コーチ:
今年の学生は一味違うと思います。みんなに応援してもらえるようなプレーを一生懸命すると思うので、とにかく試合を観に来てもらいたい。結果ではなく、とにかく目の前で観てほしい。選手たちの勝つために一生懸命な姿を見てもらえたらいいかな、と思います。

◆中原正義(なかはら・まさよし)
 日体大OB。大学卒業後は東芝でFLとして活躍。コカコーラウエストに移籍後は選手とコーチの両方を経験。その後、関東学院大でコーチを務め、2008年度から4シーズンは帝京大でFWコーチとして日本一に貢献した。
◆土佐忠麿(とさ・ただまろ)平6法卒
 明治の黄金時代を支えたWTB。卒業後はNECで活躍した。現役引退後は天理高、U19日本代表コーチを歴任。2006年度からは関東大学対抗戦Bグループ所属の明学大でヘッドコーチを務め、3度の入替戦出場を果たした。
 

次回の第4回は、4月20日圓生正義主将(政経4=常翔学園)の予定です。

[真島一郎・関本紗希]


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