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早稲田の固いディフェンスに阻まれた

ラグビー部  春の明早戦は60点差の完敗 秋に向け課題は山積み/招待試合

◆6・23 (札幌月寒ラグビー場)
明治12{5−26、7−47}73早稲田◯

◆スコア◆
明治
早稲田
前半後半得点前半後半
PG
DG
2647
12
合計
73
 予想以上の完敗に「情けない」(大椙慎也・法3=国学院久我山)と試合後には涙を流す選手の姿があった。圧倒的な力の差を見せつけられた。「個々のレベルから、チームの一体感、やろうとしてること、全て相手が上だった」(山口修平・政経4=佐賀工)と振り返るように終始相手にペースを握られ、後半途中からは相手の個人技を止められず次々に失点を重ねた。春シーズン最後の強豪校との試合は、夏に向けて改めて課題が浮き彫りになった。

 前半開始早々から出鼻をくじかれた。4分、ラインアウトから「ディフェンスの連携不足」(水野拓人・情コミ3=東海大仰星)によりギャップを突かれ先制を許す。続く6分には、荻野(早稲田)に個人技で持ち込まれ0―12とリードを許した。ここで明治も意地を見せ、ゴール前まで攻めこみ連続攻撃からHO勝木来幸(営3=常翔学園)がトライを返す。しかし「攻めこんでもトライを取り切れずペースをつかめなかった」(水野)とその後は、攻め込むも得点を重ねることができない。逆に相手SOの小倉(早稲田)の個人技から2トライを奪われ5―26で折り返した。

 後半は完全に早稲田のワンサイドゲームとなった。開始5分に山口がリスタートから持ち出し、追い上げを見せた。しかしすぐにミスから返されると「気持ちが切れてしまった」(須藤元樹・文2=国学院久我山)と試合はここから完全に早稲田のペースに。「早稲田の横に展開してからの振り返しに付いていけなかった」(水野)と完全に崩され、最後は小倉、荻野の個人技で仕留められた。結局最後まで勢いづいた相手を止めることができず60点差を付けられての完敗。試合後に選手は「自分たちの粘り強さが足りなかった」(平井伸幸・法3=桐蔭学園)と肩を落とした。
 
 
 
 

 これで昨年の大学選手権のベスト4全ての学校に敗戦。しかもどの試合も完敗に近く厳しい春シーズンとなった。上位4校との差は現時点ではかなり大きい。それでも日本一を目指す明治にとってこの差は「秋までに埋めなければいけない」(勝木)。「セットプレーの精度UP、前に出るロータックル、常に動き続けられるブレイクダウンの攻防、エリアマネージメントを意識」と丹羽政彦監督が夏への課題に挙げるものは多い。12月の決戦まであと半年。国立最終戦に向け明治の巻き返しに期待したい。

[真島一郎]

試合後のコメント
丹羽政彦監督
「まずもって北海道ラグビーフットボール協会の皆様には大変お世話になりました。
また北海道の多くの明治ファンの皆様に応援にかけつけて頂きありがとうございました。
ファンの方々には勝利をお見せできず申し訳なく思っています。試合では今までやってきた明治スタイルが出し切れず、早稲田のデザインされたアタックへの対応もできず大きくスコアが開いてしまいました。前半でゴール前でのアタックで得点できるケースが多々あり明治ペースで進める部分が何度もありました。そこでスコアできていれば、主導権を握れたと思います。ですが相手のキーマンへのプレッシャーなど具体的な指示に対して、グランドでその部分がパフォーマンスできていないところで、相手のスコアに繋がっており、この部分は私たち監督コーチ陣のアプローチの問題と思っています。チーム全体としての今年の明治スタイルの理解度がまだまだ落とし込みできていなく、自分達のミスで相手に流れを渡しているケースが多いです。毎試合言っていることですが最後までやり切る姿勢もまだまだ足りない状況です。メンタル部分で、もっとタフでなければならないと思いますので、ここも厳しく指導していきたいと思います。春の段階で、昨年の大学選手権のベスト4に全て負けてしまいました。ファンの皆様には大変申し訳なく思っています。これから開幕までに夏合宿を踏まえて一つ一つ課題をクリアして差を詰めていきます。セットプレーの精度UP、前に出るロータックル、常に動き続けられるブレイクダウンの攻防、エリアマネージメントを意識して、秋のシーズンへの準備をしっかりしたいと思います。選手は日々頑張っていますので、一日一日を大事にコツコツと積みあげていきたいと思いますので応援宜しくお願いします」

No.8圓生正義主将
「試合を通して走り負けたことがこの点差になってしまいました。明早戦は、部だけでなく学校全体を背負っている試合です。そこで負けてしまったことが本当に申し訳ないです。チーム全体の意識を一から作り直します。個人的にも、キャプテンとして1人で試合の流れを変えられるくらいのインパクトのある選手にならなければなりません。その為にもパワーをつけていきたいと思います」

左PR須藤元樹(文2=国学院久我山)
「今日はFWからゲームを支配しようと臨んだ。前半はスクラムもラインアウトも良かったが後半になって早稲田が修正してきたことでそこが五分五分になってしまった。前半の点差を後半の序盤で取り返そうと言っていて、最初トライが取れたがすぐに取り返されてしまった。そこから気持ちが切れてしまい、相手に好きなようにさせてしまった。それが今日の一番の敗因。去年の今頃は20点差くらいだったが、今年は60点近く開いてしまった。この差を埋めるのは並大抵の努力ではできないと思うので部員全員で改めて今やっているラグビーを考えなおして一からやっていきたい。積み上げてきたものはあるので。具体的には2人目のサポートの寄りとファーストタックルの精度。今日は高くタックルに入ってしまい飛ばされてしまったので常にひざ下のロータックルを意識していきたい。FW単体だと勝負できるが、前半の最初の方はFWとBKの連携がうまくいっていなかった。今後修正していかなければいけない。今日はこんな試合をしてしまったがまだまだ来週は立教との定期戦が残っているのでそこに標準を合わせていきたい」

HO勝木来幸(営3=常翔学園)
「力不足です。ファンに申し訳ない。個々にやるべきことがあると思う。秋までにこの差を埋めなければいけないと思うので、並大抵の練習では埋まらないとは思うが、頑張っていきたい。テンポを上げられて、早稲田のペースになってしまったのできつかった。(今後必要なものは)個々のスキル、気持ち。やるしかないです」

右PR塚原巧巳(政経2=国学院栃木)
「全然やることができてなかった。ディフェンスの穴があったので埋めなければならない。(試合の入りは)まあまあ良かったんですけど、段々後半になるにつれて、ミスも増えていってしまった。走力だったり、メンタル的な部分も強くしていかなければならない」

LO南宗成(商3=大阪朝鮮)
「早稲田は特別な相手だったのに(12―73と大敗して)情けない。裏をとられての失点が多かった。(個人的には)ノーペナルティなどの規律は守ることができていたが、ブレイクダウンが悪かった。明治はやはりFW。前へ出るラグビーがしたい。FWが強いとBKももっと生きてくると思うので」

左FL大椙慎也(法3=国学院久我山)
「情けない。せっかく北海道のファンが足を運んでくれたのに申し訳ない。昨日の全体練習から雰囲気が悪かった。FW全体で話し合うべきだと思う。内容がどうこうではない。日頃の練習、生活からしっかりやっていき必要がある」

右FL平井伸幸(法3=桐蔭学園)
「後半の入りは良かった。後半に巻き返すつもりだったが、立て続けに失点して気持ちが切れてしまった。相手がどうこうではなく、自分たちの粘り強さが足りなかった。(精神的な部分以外では)1試合走り切る走力、体力をつけたい。秋にはやり返す」

SH山口修平(政経4=佐賀工)
「悔しいです。悪かったところがたくさんある。帝京大の時と一緒で、一次であれだけBKとしてゲインされたら、つらいし止められない。ちょっとしたコミュニケーション不足が結果につながってきてる。自分ができることを、自分からやっていけば変わると思ったんですけど、難しかった。個々のレベルから、チームの一体感、やろうとしてること、全て相手が上だった。もっと取り組む姿勢とか個人がもっと変わっていかないと、この大きな差は埋まっていかないと思います。FWがゴリゴリいってからの自分のトライだったので、FWが良かったなと思います」

SO長石倉豪(営3=報徳学園)
「いつも言われているように試合の入りが悪かった。ブレイクダウンでプレッシャーをかけられず早稲田にやられた。(個人的にも)全然ダメだった。全体のオーガナイズやパス、キックの精度が悪かった。大切なのは気持ち。秋の早稲田戦まで半年もないので、しっかり切り換えて前を向いてやっていきたい」

FB田村熙(営2=国学院栃木)
「早稲田の方が強かった。やっているラグビーが対照的なので、普通に考えたら正直自分は早稲田の方が強いと思うが、それでも明治は勝たなくてはいけない。走り負けたというのと、プレー選択の点で早稲田の方がFWもBKも動けていた。メンバーが変わってから点差が開いてしまったが、それも春のうちだからできること。ここで切れてしまうのは全体的に良くない。最後は身体的にもみんなばててしまっていた。一つ一つのプレーの精度を上げていかないと無駄走りになってしまう。4年生で出られない人もいて、自分はまだ2年あるが、力になってしっかり秋までに返せないといけないと思う。まずは組織として動くということ。あとは個人の意識を高く持っていきたい」

HO中村駿太(商2=桐蔭学園)
「後半から途中出場したが、悪い流れを変えることができなかった。前半はそこまで悪くはなかった。後半にトライを2本取られて気持ちが切れてしまった。点差ほどの実力差はないと感じた。ボールをうまく動かし、縦に切って、ゲインラインにアタックしていきたい」


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