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この試合2トライ目を奪った西橋

ラグビー部  攻守で圧倒され筑波大に完敗/関東大学対抗戦

◆9・15〜12・1 平成25年度関東大学対抗戦リーグAグループ(国立競技場他)
▼10・6 対筑波大戦(熊谷ラグビー場) 
 明治10{10―24、0―26}50筑波大○

◆スコア◆
明治
筑波大
前半後半得点前半後半
PG
DG
102426
10
合計
50

 「何もできずに負けた」(田村煕・営2=国学院栃木)。昨年の対抗戦優勝校同士の対戦となった一戦は、筑波大に8トライを奪われ10−50、40点差の完敗を喫した。開幕から2戦連続完封勝ちと好スタートを切った明治。しかしこの日は「自分たちのやりたかったことが全然できなかった」(西橋誠人・商3=桐蔭学園)と、最後まで流れをつかめずに苦しい試合となった。

フィールドプレーで存在感を見せた中村<
フィールドプレーで存在感を見せた中村
 「入りで2本取られて、そこからこっちのペースでラグビーができなかった」(小澤和人・営4=国学院久我山)と開始から突き放された。前半キックオフから連続攻撃でノーホイッスルトライを献上。4分にもペナルティーから外に展開されいきなり0−12とされてしまった。「最初の入りの20分をしっかりディフエンス」(丹羽政彦監督)が崩され苦しい展開を作ってしまった。7分にラックから展開し、FB村井佑太朗(政経3=秋田工)がトライし何とか追いすがる。その後、追加点を奪われるもSO田村のキックパスからCTB西橋のトライも生れるなど明治も見せ場は作る。しかしその後は「エリア取りで負けていた」と前半の終わりから試合終了までほとんど敵陣に攻め込めず、4トライを追加されノーサイドとなった。

ミスが目立ったオフェンス
 この試合の一つのキーポイントに挙げられていたラインアウトが、キープできずなかなかボールを保持できなかった。「セットプレーの正確さが点差に出てしまった」(中村駿太・商2=桐蔭学園)と振り返るように、圧倒したかったFW戦でも優位に立てなかったことが響いた。後半戦上位チームではさらなるプレッシャーを受けることを考えると「もう一度立て直しが必要」(勝木来幸・営3=常翔学園)だ。
 この試合アタックで目立ったのは「ノックオンの多さ」(小澤)だ。丹羽監督が挙げていた「BKのスペースのところで、アウトサイドプレーヤーのコミュニケーションがとれていない」課題がこの試合では特に顕著に出た。今シーズン明治が目指すスタイルを実現するためには、早急に修正が必要な部分だ。

強力BK止められず
 デイフェンス面でも大きな課題が残った。日本代表2人を擁する筑波大のアタックに対応できず50失点。特に前半の失点は丹羽監督が「自分たちのミスによるものと」悔やんだ。スピードに乗った相手のアタックに対して「受けてしまった」(西橋)簡単にトライを許した。また試合を通しても「FWのPXY(ディフェンス時の立ち位置)が悪く、最後外に絞り切れない局面が何度もあった」(小澤)と、課題であった2枚目の寄りも遅く失点が止まらなかった。それでも「後半の最後の方は粘ったディフェンスがあった」と評価するように、自陣深くに何度も攻め込まれても守り切る時間もあった。

 試合後「まだ上位チームとはこれだけ差があるということ」(小澤)と厳しい試合内容に、悔しさをにじませた。「やれた部分もあった」(西橋)と筑波大相手にBKで2トライ、後半のディフェンスでの粘りなど通用した部分は見せた。しかし、慶応、帝京大、早稲田が控える後半戦に向け多くの課題の修正は急務だ。次戦の相手は日体大。格下相手とはいえ、後半戦最初の試合である11月3日の慶応戦に向け大きく弾みを付けたいところだ。「絶対立て直して慶応には勝ちたい」(小澤)。明治のこれからの巻き返しに期待したい。

[真島一郎]

◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表  10/6現在◆
筑波大帝京大明治早稲田慶応日体大青学大成蹊大勝敗
筑波大10/20 14時
○50―10
●17―20 ●12―2011/3 14時11/24 14時11/10 14時1勝2敗
帝京大10/20 14時11/17 14時11/13 14時12/1 12時○147―0○59―7○92―0 3勝0敗
明治
●10―50
11/17 14時12/1 14時11/3 14時10/20 12時
○45―0
○90―0
2勝1敗
早稲田○20―1711/3 14時12/1 14時11/23 14時○69―010/19 14時10/13 14時2勝0敗
慶応○20―1212/1 12時11/3 14時11/23 14時○56―1210/13 14時10/20 14時2勝0敗
日体大11/3 14時●0―14710/20 12時●0―69 ●12―5611/16 14時12/1 14時0勝3敗
青学大11/24 14時●7―59
●0―45
10/19 14時10/13 14時11/16 14時11/3 14時0勝2敗
成蹊大11/10 14時●0―92
●0―90
10/13 14時10/20 14時12/1 14時11/3 14時0勝2敗


◆対抗戦 対筑波大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営3=常翔学園)
→17.植木(後半22分)
9.SH浦部 岳之(法2=桐蔭学園)
→21.田川(後半18分)
16牛原 寛章(政経3=佐賀工)
←2.中村(後半29分)
2.HO中村 駿太(商2=桐蔭学園)
→16.牛原(後半29分)
10.SO田村 煕(営2=国学院栃木)
17植木 悠治(政経2=常翔学園)
←1.勝木(後半22分)
3.PR塚原 巧巳(政経2=国学院栃木)
→18.松波(後半7分)
11.WTB紀伊 皓太(文2=日川)
18松波 昭哉(政経3=東福岡)
←3.塚原(後半7分)
4.LO東 和樹(政経2=京都成章)
→19.田中真(後半26分)
12.CTB川田 修司(情コミ2=桐蔭学園)
19田中 真一(法1=国学院久我山)
←4.東(後半26分)
5.LO寺田 大樹(文3=秋田工)
13.CTB西橋 誠人(商3=桐蔭学園)
20桶谷 宗汰(営1=常翔学園)
←8.朴(後半22分)
6.FL大椙 慎也(法3=国学院久我山)
14.WTB小澤 和人(営4=国学院久我山)
21田川 明洋(法4=天理)
←9.山口(後半18分)
7.FL安永 賢人(営2=長崎北)
15.FB村井 佑太朗(政経3=秋田工)
→22.長石倉(後半12分)
22長石倉 豪(営3=報徳学園)
←15.村井(後半12分)
8.No.8朴 鐘圭(商4=大阪朝鮮)
→20.桶谷(後半22分)

23成田 修平(営1=秋田工)


試合後のコメント
丹羽政彦監督
「筑波大のBK陣を警戒しすぎて、BKラインが相手を見すぎてしっかりとプレッシャーをかけることができなかったです。相手のBKには強力なランナーがいてラインブレイクをおそれてしまいました。前半のトライのほとんどが自分たちのミスによるものでありもっと抑えられたと思います。ラインアウトに関しては寺田がかなりマークされていて思うように取ることができませんでした。個人個人の問題と言ってもラグビーはチームスポーツ。個人の問題はチームの問題としてしっかり解決していかなければいけないと思います。ケガで欠場した選手の復帰と言う点も含め、日体大戦、慶応戦では、いつも言っていることではありますが今までやってきたことの徹底を図りたいと思います」

No.8朴鐘圭ゲームキャプテン(商4=大阪朝鮮)
「初めてのAチームでキャプテンとして試合を行ったので緊張した。それでもプレッシャーが程よく、いい状態で試合を迎えられた。いつも通りやればいいいと周りから言われて損ことを心掛けた。それでも試合開始後のトライは自分のタックルミスが関わっていて出鼻をくじかれてしまった。私生活を含めてラグビーに対する姿勢をチームとして変えてかなければいけない。やらされているようなラグビーではなく、自らやるラグビーをやっていかないと変わることはできない。個人的には、8番の紫紺のジャージーを着て対抗戦に出ることを目標に今までやってきたがこれを着続けることは簡単ではない。そのためには確実にゲインするアタック、絶対に抜かれないディフェンスが必要。」

左PR勝木来幸(営3=常翔学園)
「全然駄目だった。やろうとしていることが出せなかった。スクラムでもっとプレッシャーをかけたかったが、かけ切れなかった。BKのレベルは筑波大の方が上なので、FWでいかに押し上げていけるかと考えていたが、押し切れなかった。そこが課題。思いのほか、FW戦でこちらのペースに持っていけなかった。相手のセットプレーがいいというよりも、こちらがまだまだという感じ。後半に得点できなかったのは、どれだけ接点を張れるかが問題だった。もう一度チームを立て直さないといけないので、2週間という少ない時間だが、いかに立て直せるかが重要」

HO中村駿太(商2=桐蔭学園)
「入りの部分が最悪だった。ラインアウトでも相手にクオリティの高いボールを出されてしまって、スクラムもプレッシャーをかけきれなかった。あとはディフェンスも悪かった。セットプレーの正確さが点差に出てしまった。明治は何回も相手にプレッシャーをかけられて、いい球が出せなかったので、そこでもっと良い球が出せれば良かった。ボールキープのところで、もっと集中しなければなからなかった。個人としては、セットプレーを安定させようと思ったが、ラインアウトがよくなかったので、もう一回日体大戦に向けてやっていきたいと思います」

左LO東和樹(政経2=京都成章)
「悔しい。ここまで離されるとは。筑波大より強い相手はいるので、もっともっとレベルアップする必要があると感じた。今日はノックオンなどのミスが多かった。守備でもタックルが甘いので点を取られた。激しいディフェンスをしなければならない。それでもFWとBKが一体となってアタックできたときは筑波大相手にもゲインできるということは分かった。アタックでもディフェンスでもいえることだが、FWとBKのどちらか一方でも精度を欠くとダメ。今後の強豪校との対戦に向けて、これからの練習時間の使い方も大事になってくる。個人的には自分の仕事であるタックルとオーバーの量と質を上げること」

右LO寺田大樹(文3=秋田工)
「スタートダッシュで出遅れてしまった。ラインアウトでマークされ取りづらかったが、それでも取らなければいけない役目なので、自分の役目ができなかった。相手の動きが早く、こちらが遅かった。これからムーブスピードを上げていけば取れると思う。意識の問題だと思う。入りが悪い時があったので、練習中からコンディションがよければ試合もよくなると思うので、練習中から試合の意識を持ってやれば対応できる。ラックへの入りが遅くて、相手のBKにスペースを作ってしまったことが敗因。中盤にそれがなければ、もうちょっといいスコアになっていたのかなと。今回の敗因を生かして日体大には完封勝利したい」

左FL大椙慎也(法3=国学院久我山)
「最初の入りが全てだった。筑波大の方が準備ができていた。明治は走れていないし、セットプレーが良くなかった。FWとしてはラインアウトを安定させたかった。プレッシャーに負けていたと思う。40点という点差がついてしまって、これから相当努力しなければならない。私生活や練習態度を見直さなければいけないと言われた。1敗してしまって、大学選手権に出るためにはもう負けられない。まずは日体大戦に向けて頑張ります」

右FL安永賢人(営2=長崎北)
「今日は始まる前から前半の入りを意識していたが、悪かった。そこから明治のペースを取り戻せなかったのが一番の反省。1人目のタックルが入った後の2人目の寄りが遅かった。入ってない時もあった。それで相手の早いペースで進められてしまった。FWの寄りも遅くてゲインを許してしまったところもある。まだ14点差で、後半も入りを意識してしっかりやれば絶対に取れると思っていたが入りが筑波の方が良くてやられてしまった。自分の持ち味は体力とタックルしかない。アタックはそんなにうまくないので人一倍走ってタックルに入っていけるように意識していきたい。次に向けてまた頑張りたいと思う」

SH浦部岳之(法2=桐蔭学園)
「僕の持ち味を出せなかった。FWコントロールだったりパスのさばきが全然できなかった。チームとしてはリアクションの速さ。(40点差は)意識の問題だと思う。一人一人はそんなに力の差はないと思うので、意識して直せる部分があった。筑波大は少しでもギャップがあれば抜かれてしまった。課題は個人としてはパス、FWコントロール。チームとしては、試合中の修正能力だと思います」

SO田村熙(営2=国学院栃木)
「今日は特に言うことはない。何もできずシンプルに負けた。前後半の入りが悪く、自分がゲーム作りを出来なかった。筑波は強くて上手かった。接点やコンタクトのぶつかり合いの体の使い方やそこにかける人数の差、見極めと判断の差が筑波とはあった。通用した部分はない。個人としても最悪だった。今後はコーチも変えていくと言っているし、応援に来て下さっている人もたくさんいるので、絶対無意味な試合をしないように体を張ってやっていきたい」

右CTB西橋誠人(商3=桐蔭学園)
「集中力不足だと思います。筑波がいいところを出していたのに対して、自分たちのやりたかったことが全然できていなかった。やれた部分もあったけど、得点すべきところで取り切れなかったり、エリア取りで負けていたりしたところですね。失点の部分も自分たちで相手にあたえてしまったような失点が多かった。相手を受けてしまった。それでは駄目。(今後は)やることは変わらない。けど春からまだ全然差を縮められていなかった。今まで以上にやってきたことをもっと精度を上げてやっていかないといけないということ。まだまだ個人としてもチームとしても精神的、技術的に成長していかないといけないと思った」

右WTB小澤和人(営4=国学院久我山)
「入りで2本取られて、そこからこっちのペースでラグビーができなかった。ディフェンスでBKが一気に抜き去られた場面はなかったですが、FWのPXYの寄りが遅くてそれで外側に絞り切れない局面が何度もあった。全体としてはラインアウトの精度が悪かったのと、BKのエリア取りがうまくいかなかった。後はノックオンが多すぎる。そこはこれから日体、慶応に向けて課題になってくるとこらだと思う。個人としては、今日はボールが回ってこなかったんですけど、もう少しワークレートを増やしていかないといけないなって思った。(今後に向けて)これだけの差が付いた。もう一回、一から見直さなくてはいけないと思う。具体的には、タックルでもっと低くいくこと、接点でもっと激しくやる、セットプレーの安定ですね。BKとしてはフェーズを重ねる部分でのミスが多いので、そこの精度を上げていくことだと思います。絶対に立て直して慶応には絶対に勝ちたい」

FB村井佑太朗(政経3=秋田工)
「入りの悪さは、自分達のミスや一人一人のタックルの甘さが原因。そこは内からしっかりコールをして、コミュニケ―ションを取っていきたい。ファーストタックルは2対1だったので、負けてそのままトライにいかれてしまった。その次からは後ろから入っていけたが、もう少し精度を上げていけたと思う。前半はラインアウトのミスが多く、思うようにアタックができなかった。しかし自分でエリアを取ったのと、トライを取れたところは良かった。後半はエリアが取れなかった。また、ミスも多くなったので差が開いてしまった。ディフエンスの強化と、早めにケガを治し復帰することが目標。今日の悔しさを胸にビッグゲームに備えたい」


◆2013年・関東大学対抗戦Aグループ明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
9・15青学大熊谷15時
○45−0
9・22成蹊大秩父宮15時
○90−0
10・6筑波大熊谷14時
●10−50
10・20日体大秩父宮12時
11・3慶応秩父宮12時
11・17帝京大秩父宮14時
12・1早稲田国立14時
大学選手権
未定未定未定未定


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