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名門復活へ田村に期待が懸かる


明スポ新人記者イチ推し!!  (2) ラグビー部 田村煕 紫紺の未来を背負うサラブレッド   

 明大スポーツ新聞部にも毎年多くの新入部員が入部してきます。入部して半年が経過し、部員もそれぞれの担当部で取材を重ねてきました。今回は自分の担当部の1・2年生の中から自分のオススメの選手を取り上げてもらいました。 

 普段は冷静だが、内に秘めるものは熱い男だ。試合ではキックで攻撃の起点を作り、また華麗なステップでボールを持ち出しチャンスメイク。今の明治には田村煕(営2=国学院栃木)の存在が欠かせない。
サラブレッド
 根っからのラグビー一家に生まれ育った。明治ラグビー部OBでもある兄・田村優選手(平23文卒・現NECグリーンロケッツ)は日本代表に選出されている名プレーヤー。父・田村誠氏も元ラグビー選手。現在はトップリーグチームの監督を務める。
 そんな環境の中で田村がラグビーを始めたのは必然だった。中学までサッカーに打ち込むも「何かしらのスポーツで成功したい」とラグビーを選んだ。国学院栃木へ進学するとすぐに才能が開花する。3年次には高校日本代表候補に選出。チームを花園ベスト8に導いた。
 田村家の次男として「プラスもマイナスもある」。周囲からは兄との比較やチームを引っ張るように言われることもあるという。それでも田村は自分をぶらさない。「兄は良い見本だけど目標ではない」とあくまでも自分は自分という考えだ。

「10」番の後継者
 昨年の春はルーキーながらAチームで先発するなど順調に大学でのスタートを切った。しかし徐々に出番が減り、12月の明早戦はベンチ外。スタンドからチームの劇的な逆転勝ちを見つめることとなった。「出たかった」と悔しさを味わった。
 新チームとなった今年の春はFBとしてレギュラーを獲得。だが、昨年までSOで絶対的司令塔としてチームを牽引した染山茂範選手(平25政経卒・現中国電力)が抜けた穴を固定できず、明治は1勝4敗と苦しいシーズンとなった。そこで田村が抜てきされた。染山の前には兄・優が務めたポジションを継承した。
 その後はチームの調子も上向きだ。田村の安定したキックからエリアを獲得し、攻め込む場面が目立つ。「キックで迷惑をかけない」と常に考えている田村だが、今でもトラウマとして残る試合がある。高校2年次の花園3回戦。キック差で敗れ、キッカーを務めていた田村は責任を痛感した。それからは全体練習後に納得するまで自主的に蹴り込んでいる。
 昨年、明治は14季ぶりに対抗戦優勝を果たし、名門復活の兆しを見せた。「手、キック、何でも万遍なく使って楽しくやりたい」。新しく明治の「10」番を背負うサラブレッドに黄金時代再来の期待が懸かる。

◆田村煕 たむらひかる 営2 国学院栃木高出 175p・75s

[坂本寛人]

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