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試合終了の瞬間、崩れ落ちる選手たち

ラグビー部  伝統の明慶戦で逆転負け 対抗戦2敗目を喫する/関東大学対抗戦

◆9・15〜12・1 平成25年度関東大学対抗戦リーグAグループ(国立競技場他)
▼11・3 対慶応戦(秩父宮ラグビー場) 
 明治18{15―7、3―17}24慶応○

◆スコア◆
明治
慶応
前半後半得点前半後半
PG
DG
1517
18
合計
24


 伝統の慶応との一戦。前半は試合を優位に進め15―7で折り返すも「最初の10分が悪くそこから崩れた」(加納遼大・文3=常総学院)と後半は慶応のペースに。絶対に負けられない明治は試合終了直前の反撃を見せるも、一歩及ばず。帝京大、早稲田の強豪校を残り試合に控えた明治は、対抗戦連覇が厳しい状況になった。
 「前半の入りはすごく良かった」(小澤和人・営4=国学院久我山)と課題の前半の入りでは慶応を圧倒した。キックオフからプレッシャーをかけ、慶応のペナルティーを誘発。SO田村煕(営2=国学院栃木)のキックを中心にエリア取りも奏功した。前半9分には、マイボールスクラムからBKで敵陣深くに侵入。小澤がラックから抜け出し先制トライを決めた。前半21分には、再びスクラムを起点に須藤元樹(文2=国学院久我山)がトライ。その後も、粘り強くディフェンスしビックゲインを許さなかった。しかし「前半38分までは良かったと思う」(丹羽政彦監督)というように前半終了直前、明治のオーバーザトップからトライを決められ15―7。嫌なタイミングでトライを決められ折り返した。
華麗なステップで敵を抜き去った田村<
華麗なステップで敵を抜き去った田村


 勝敗分けた後半の入り
 嫌な流れを断ち切ることはできなかった。「後半に入ってペナルティーを連発してしまっていつものように明治からリズムを崩してしまった」(圓生正義主将・政経4=常翔学園)と、ペースを握ったのは慶応。BK陣の猛攻を止められず、ペナルティーも増え苦しい展開になり自陣から抜け出せない。後半3分にはBK陣の大きく空いたギャップを突かれトライを献上。9分にはペナルティーゴールと立て続けに失点。前半に比べ「粘り強さがなかった」(桶谷宗汰・営1=常翔学園)とタックルが決まらずに、慶応の勢いを止められなかった。なんとか盛り返したい明治は、田村の個人技によるゲインなどで見せ場を作る。だがゴール前でのスクラムをターンオーバーされるなど、好機を生かせず。最後までトライを決められずに、その後も失点を許し18―24。後半開始後の失点が最後まで響き、ノーサイドを迎えた。

課題改善されず
課題は未だ山積みだ。後半はBK陣のギャップを突かれる場面が目立った。タックルのタイミングを外されゲインを許したことが、後半の失点に直結してしまったのは否めない。今後へ向け「一人一人がロータックルをもっとしっかりしたい」(小澤)と一からディフェンスを見直していく必要がある。セットプレーでは、スクラムは安定していたものの、ラインアウトでは「何本かマイボールをスティールされてしまい、FW内でも合ってないところがあった」(須藤)とミスが目立った。その象徴的な場面が、後半ロスタイム。ハーフウェイ付近の慶応のペナルティーから、田村のタッチキックで敵陣5mへ。1トライ1ゴールで逆転という場面。明治は「最後はFWで取りたかった」(圓生主将)とラインアウトからのモールを狙った。しかしラインアウトが合わずに、ルーズボールをキープできず。春からの課題であったセットプレーに泣き、逆転のチャンスを逃した。

 「もったいない試合だった」(田村)と悔いが残る試合結果に選手たちは唇をかんだ。理想的なゲーム展開を見せた前半。そのプレーを後半も継続できるかが今後のカギになる。次戦の相手は、対抗戦ここまで無敗の王者・帝京大。厳しい戦いになることは間違いないが「やることをやっていくだけ」(田村)と下を向く暇はない。窮地に立たされた明治の反撃が、始まる。

[阿部慎]

◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表  11/3現在◆
筑波大帝京大明治早稲田慶応日体大青学大成蹊大勝敗
筑波大●3―10
○50―10
●17―20 ●12―20○76―011/24 14時11/10 14時2勝3敗
帝京大○10―311/17 14時○40―3112/1 12時○147―0○59―7○92―0 5勝0敗
明治
●10―50
11/17 14時12/1 14時
●18―24
○41―0
○45―0
○90―0
3勝2敗
早稲田○20―17●31―4012/1 14時11/23 14時○69―0○19―6○70―74勝1敗
慶応○20―1212/1 12時
○24―18
11/23 14時○56―12●18―24○62―144勝1敗
日体大●0―76●0―147
●0―41
●0―69 ●12―5611/16 14時12/1 14時0勝5敗
青学大11/24 14時●7―59
●0―45
●6―19○24―1811/16 14時○29―82勝3敗
成蹊大11/10 14時●0―92
●0―90
●7―70●14―6212/1 14時●8―290勝5敗


◆対抗戦 対慶応戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営3=常翔学園)
9.SH田川 明洋(政経4=天理)
→23.紀伊(後半28分)
16太田 竣介(商4=明大中野)
2.HO牛原 寛章(政経3=佐賀工)
10.SO田村 熙(営2=国学院栃木)
17橋口 敬生(政経4=長崎南山)
3.PR須藤 元樹(文2=国学院久我山)
11.WTB小澤 和人(営4=国学院久我山)
18松波 昭哉(政経3=東福岡)
4.LO比果 義稀(文4=京都成章)
→19.大椙(後半15分)
12.CTB川田 修司(情コミ2=桐蔭学園)
19大椙 慎也(法3=国学院久我山)
←4.比果(後半15分)
5.LO寺田 大樹(文3=秋田工)
13.CTB西村 雄大(農4=高鍋)
→22.西橋(後半31分)
20安永 賢人(営2=長崎北)
←8.圓生(後半15分)
6.FL上田 宥人(政経2=東海大附仰星)
14.WTB加納 遼大(文3=常総学院)
21 茂木 直也(商4=深谷)
7.FL桶谷 宗汰(営1=常翔学園)
15.FB村井 佑太朗(政経3=秋田工)
22西橋 誠人(商3=桐蔭学園)
←13.西村(後半31分)
8.No.8圓生 正義(政経4=常翔学園)
→20.安永(後半15分)

23紀伊 皓太(文2=日川)
←9.田川(後半28分)



試合後のコメント
丹羽政彦監督

「お互い負けられないゲームで、しっかり準備して挑んだ。前半38分までは良かったと思う。1本1本にこだわってやってきたが、終了間際にトライを決められたところ、相手がやってくるだろうと想定していたところをおさえられなかったところが残念だった。中盤も戦えていたしボールも継続できていたけど、まだまだ我慢強くできていないと感じた。次の帝京大戦に向けてしっかり見直していってほしい」

No.8圓生正義主将(政経4=常翔学園)
「今日の試合は明治も慶応も厳しい試合になるだろうとは思っていた。前半の途中まではやろうとしていることをしっかりできていたと思うが、後半に入ってペナルティーを連発してしまっていつものように明治からリズムを崩してしまった。そこを改善して帝京大戦に臨みたい。(後半のペナルティーの要因は)相手の入りが良く焦ってしまって、ブレイクダウンにしても中途半端でやりきれていなかったので、そのような部分でペナルティーを取られてしまったのだと思う。(後半のPGについて)今回の試合は、点を稼げるところは稼いでいこうと試合に臨んで、SOの田村には狙えるところは狙っていこうと言っていたので、判断としては悪くなかったと思う。(ラス トでラインアウトにしたのは)モールの練習もしていたし、FWで点を取るという形に持っていけてなかったので、最後はFWで取りたかったという気持ちがあった」

左PR勝木来幸(営3=常翔学園)
「悔しい。前半は入りが良かったんですけど、後半の入りで慶応が良い形で入ってペースを渡して逃げ切られてしまった。そこが敗戦の原因だと思います。接点の部分は悪くはなかった。次の帝京は接点が強いですが、明治もそこは譲れないところなので、切り替えてやるしかない。スクラムは悪くはなかったですが、もっと安定感がでないとダメ。今後は敵がもっと強くなるので、自分たちのラグビーやるといっていつもできていないので、もっと追究していかなければいけないと思う」

HO牛原寛章(政経3=佐賀工)
後半の入りで崩れた。前半できていたこともそこからチーム全体ができていなくてそれがこういう結果につながってしまった。後は勝負所の弱さ。今日もラストのラインアウトで僕がスローをミスしてしまって取り切ることができなかった。スクラムに関してはプレッシャーをかけれていたし悪くはなかったと思う。個人的な出来としては、やはり最後のラインアウトをミスったので駄目ですね。それまでは結構よかったと思うのですが、一試合通して最後までチームに貢献できないと駄目。残り2戦は今日出た課題を全員でしっかり意識して臨みたい。身体を張ってプレーしない人は試合に出る資格はないと思うのでしっかり身体を張っていきたい」

右PR須藤元樹(文2=国学院久我山)
「今日は試合前のテーマとして前半後半の入りの10分をいかに明治のペースに持っていけるかをテーマに掲げてやった。前半はいい展開だったが、20分過ぎから慶応ペースになってしまって、そこを後半に入っても修正し切れなかったのが敗因だったと思う。チーム内で(生活面の)徹底ができていない。掃除や寮の規則にしても、まだ徹底できていない部分があるのでしっかり詰めていかないとラグビーも上手くならないと思う。まずラグビー以外のことを一からやって、それからラグビーに取り組んでいきたい。自分の今日のテーマはセットプレーの安定とタックルに行くということ。スクラムに関してはまずまずできていたがラインアウトの方で何本かマイボールをスティールされてしまい、FW内でも合ってないところがあったのでそこは今後の練習で詰めていきたい。帝京大は慶応よりもずっと強いと思うし、本当にチーム一丸となって倒しにいく。今まで1年間通してやってきたことを出すだけ。それを出してどうなのか、で決まる。そこがまずできないと話にならないと思う。しっかりやってきたことを帝京にぶつけたい」

右LO寺田大樹(文3=秋田工)
「前半の流れは良かったが、ラスト10分に集中力が切れていた。後半は入りが大事と皆で言っていたが、ペナルティーが多く相手に流れを持っていかれてしまった。慶応はタックルが良かったし、フェーズもつなげられてしまった。次の帝京大戦は、FWがラインアウトを安定させ、サポートもしっかりとやりたい。今日の試合は孤立しているところが目立ったので、速くサポートができれば良いと思う。もう後がないので、絶対負けられない」

右FL桶谷宗汰(営1=常翔学園)
「チャンスで敵陣まで攻め込んでもミスして自陣まで戻されてしまっていた。またディフェンス面では後半、相手のチャンスですんなりトライを奪われてしまった。粘り強さがなかったから負けたのだと思う。個人的には相手がしてくるアタックを止めきれなかった。試合途中に、FLからNo.8にポジションが変わることは分かっていたが、見える景色が変わることもあってうまく切り替えられなかった」

SH田川明洋(政経4=天理)
「ハーフタイムで後半の入りを気をつけていこうと思ったが、自分らのペナルティーで相手に流れを渡してしまった。自分自身もディフェンスを買われてのスタメン起用だったと思うがイマイチだった。ディフェンスのときなど、FWにもっと声をかけていければ良かった。それでも今日は、前半の入りは集中できていたと思う。後半も自分たちのやりたいことラグビーできれば」

SO田村熙(国学院栃木)
「もったいない試合だった。前後半の最初の10分と最後の5分を集中してやろうと話していたが、前半の入りだけが良く、他が悪かった。試合のポイントポイントごとでやり切れていない。個人としては良いプレーはあったが、シーズンなのでどんなプレーをしても結果につながらないと意味がない。良いところより駄目なところを探していかないと。チームとしては明治の伝統でもあるが勝ち切れない。そこを変えるには4年生中心で勝ち切れるチームにしようと監督には言われた。次の帝京戦は第三者から見たら勝てないと思われている格上の相手。やることをやっていくだけ」

左CTB川田修司(情コミ2=桐蔭学園)
「前半はやろうとしていたことができていた。後半は、自分のミスから崩れてしまって入りの10分で2トライ取られて、相手のペースになってしまった。後半の途中から走れていなかった。ミーティングで課題を見つけて、次に向けてやるだけ。次の帝京大は1人1人が強いが、ディフェンスで1人目が下に入って2人目が上でボールに絡むことで、テンポが明治にも来ると思う。あと2試合、必死になってやっていきたい」

左WTB小澤和人(営4=国学院久我山)
入りの10分を大切にしようと臨んだ試合だったが、前半の入りはすごくよかった。でも後半の入りで取られて、そこからリズムを崩してしまった。後半はペナルティも多くなかなか前半のように敵陣に行かなかったのが敗因。前半はBKで陣地が取れていたし、ディフェンスも最後のトライ以外はよかった。でも後半はそれができていなかった。帝京大はもっと強い。一人一人がロータックルをもっとしっかりしたうえで今日の課題をしっかり修正して臨みたい。出ている4年生がすごく少ない中で、僕が果たせる役目なども考えて練習に臨んでいきたい。

右WTB加納遼大(文3=常総学院)
「個人としては痛いミスが一つ二つあったのでまだまだ練習不足だと思う。前半の立ち上がりは良かったが、後半の最初の10分が悪くそこから崩れた。1対1のタックルをしっかりやってSHをもっと練習したい。最後取り切れていないのでチーム力を強くしたい。次の帝京大戦、早稲田戦は周りから見たら負けると思われているので死ぬ気でやる。後がないのでぶつかっていきたい」

◆2013年・関東大学対抗戦Aグループ明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
9・15青学大熊谷15時
○45−0
9・22成蹊大秩父宮15時
○90−0
10・6筑波大熊谷14時
●10−50
10・20日体大秩父宮12時
○41−0
11・3慶応秩父宮12時
●18−24
11・17帝京大秩父宮14時
12・1早稲田国立14時
大学選手権
未定未定未定未定



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