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フィールドプレーで存在感を示した勝木

ラグビー部  慶応に逆転勝利 ベスト4入りに王手/全国大学選手権

◆11・9〜1・12 第50回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(国立競技場他)
▼12・15 セカンドステージ 慶応戦(秩父宮ラグビー場)
 〇明治20{10―12、10―7}19慶応

◆スコア◆
明治
慶応
前半後半得点前半後半
PG
DG
101012
20
合計
19


 逆転勝利を収め対抗戦のリベンジを果たした。絶対に負けられない大学選手権第2戦の慶応との一戦。前半は「タックルがすごかった」(松橋周平・政経2=市立船橋)と相手の前に出るディフェンスに苦戦し、自陣でのプレーを強いられる。しかし後半は「陣地を取っていこう」(茂木直也・商4=深谷)と修正し、ゴール前でFWにこだわり逆転に成功した。試合終了間際に、慶応にトライを決められ1点差に詰め寄られるも「落ち着いてやろうという形になっていた」(高平祐輝・法4=国学院久我山)と冷静に守りきり20−19でノーサイド。大学選手権ベスト4へ向け、大きな勝利を手にした。
 前半は、苦しい時間帯が続いた。スクラムは安定し、接点でも勝っていたものの、慶応のタックルを受けなかなかゲインできない。「上にいってしまった」(松橋)とロータックルが決まらず、ペナルティーも多く慶応がペースをにぎった。前半10分には慶応のBKに自陣から大きく展開され、タックルを決められず先制トライを許してしまう。反撃したい明治は前半18分に茂木のPGで3−5。またゲームキャプテン左WTB小澤和人(営4=国学院久我山)のタックルからターンオーバーしチャンスを作る。そこからゴール前でFWがじわじわとインゴールに迫り、左PR勝木来幸(営3=常翔学園)が抜け出してトライし逆転。しかし前半終了直前に、自陣深くの明治のペナルティーから慶応がFWで押し込み10−12とされ前半を折り返した。

 後半は課題を修正し、ペースをにぎった。「後半はハイパントなど大きく上に蹴って、みんなで追いにいくようにした」(高平)と反省を生かし、陣地を取りにいった。敵陣ではFWが接点で圧倒。「プレッシャーをあまり受けずに攻撃できた」(高平)とテンポ良く攻め立てた。敵陣深くまで攻めるもなかなか取りきれない。慶応のペナルティーが増え始めた後半22分。敵陣中央の慶応のノット10mから、PGを選択。これを途中出場のSO田村熙(営2=国学院栃木 )が落ち着いて決め13−12と再び逆転する。その後も、田村、高平のキックを軸に、敵陣でのプレーを展開。後半31分には、FWがライン際で連続攻撃、最後はラックから抜け出した右PR須藤元樹(文2=国学院久我山)が決定的なトライを奪った。終了間際に、慶応にトライを奪われ1点差に迫られるも、最後まで「粘り強さは出てきている」(小澤)とラストワンプレーで諦めない慶応の猛攻に約3分間、耐えしのぎ20−19でノーサイド。明治が激戦を制した。

 2戦連続で1点差勝利を収めた明治。試合の入りやラインアウトなど課題は残るものの「前に負けた相手に勝てたし確実に成長している」(水野拓人・情コミ3=東海大仰星)と、厳しい戦いを乗り越え着実に力を増している。次戦は、関西王者・立命大。ベスト4進出へ向け、勝利が絶対条件となるが「変わったことをやる必要はない」(小澤)と今年積み重ねてきたラグビーでの真っ向勝負を宣言した。再び国立の地へ。3季ぶりの年越しを目指し、花園での勝利を誓う。

[阿部慎]

◆大学選手権 対慶応戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営3=常翔学園)
→17.植木(後半33分)
9.SH田川 明洋(法4=天理)
→21.浦部(後半38分)
16中村 駿太(商2=桐蔭学園)
←2.牛原(後半23分)
2.HO牛原 寛章(政経3=佐賀工)
→16.中村(後半23分)
10.SO茂木 直也(商4=深谷)
→22.田村(後半14分)
17植木 悠治(政経2=常翔学園)
←勝木(後半33分)
3.PR須藤 元樹(文2=国学院久我山)11.WTB小澤 和人(営4=国学院久我山)18塚原 巧巳(政経2=国学院栃木)
4.LO東 和樹(政経2=京都成章)12.CTB川田 修司(情コミ2=桐蔭学園)
→23.佐藤滉(後半14分)
19小林 航(法2=明大中野八王子)
←5.大椙(後半23分)
5.LO大椙 慎也(法3=国学院久我山)
→19.小林(後半23分)
13.CTB水野 拓人(情コミ3=東海大附仰星)20上田 宥人(政経2=東海大附仰星)
6.FL田中 健太(営2=大阪桐蔭)14.WTB成田 秀平(営1=秋田工)21浦部 岳之(法2=桐蔭学園)
←9.田川(後半38分)
7.FL桶谷 宗汰(営1=常翔学園)15.FB高平 祐輝(法4=国学院久我山)22田村 熙(営2=国学院栃木)
←10.茂木(後半14分)
8.No.8松橋 周平(政経2=市立船橋)23佐藤 滉貴(営4=札幌山の手)
←12.川田(後半14分)



◆大学選手権セカンドステージ・プールC(12月15日現在)◆
立命大
(西1位)
慶 応
(対3位)
東海大
(東4位)
明 治
(対5位)
勝敗AP 勝点 BP 合計順位
立命大
●22―26
●33―42
12/22 14時
花 園
2敗
慶 応
○26―22
12/22 12時
熊 谷
●19―20
1勝1敗
東海大
○42―33
12/22 12時
熊 谷
●26―27
1勝1敗
明 治
12/22 14時
花 園
○20―19
○27―26
2勝
10
11
対…対抗戦、東…関東リーグ、西…関西リーグ
AP(アドバンテージポイント)…各所属リーグでの最終順位によるポイント:1位=3点、2位=2点、3位=1点  勝点…勝ち=5点、引き分け=2点、敗戦=0点
BP(ボーナスポイント)…7点差以内の敗戦=1点、勝敗に関係なく4トライ以上を獲得したチーム=1点


試合後のコメント
ゲームキャプテン左WTB小澤和人(営4=国学院久我山)

「ゲームの入りをずっと意識してきたので、入りは良かった。慶応のアタックに明治がしっかりとロータックルができなくて、上にいってしまって受けてしまいペースをつかめなかった。前半は陣地を取れずに苦労した。後半は陣地も取って、ゲームプラン通りにいけたかなと思います。(1点差に詰め寄られた後は)技術のことではなく、メンタルのこと、ノーペナルティーに抑えること、1人目はしっかりと下に入って、接点は越えられていたので、接点で圧力をかけようということを言い聞かせていました。ゴール前では、一応空いているという声は出しているんですけど、田村と茂木の判断に任せている。BKは用意はできていた。FWでいくのは、間違っていないと思う。東海大戦と慶応戦を終えて、粘り強さは出てきていると思う。(立命大戦に向けて)変わったことをやる必要はないと思っているので、今まで通りやりたい。しいていうならディフェンスを修正していきたい。あとはゴール前、しっかり取りきる。BKで取るのか、FWで取るのかをもう一度修正して、やれば負ける相手ではないと思っている。しっかり今週もう一度練習していきたい」

左PR勝木来幸(営3=常翔学園)
「1回対抗戦で負けているので、年内に同じ相手に絶対2回負けたくないという気持ちで臨んだ。あのトライは、みんながつないでくれて、たたまたま拾って自分がトライしただけ。ゴール前の密集で、どんどんラックから持ち出すということをずっと今週は意識してやってきた。そこをこだわりたかったので、こだわった結果、トライをとれて良かった。ラインアウトはちょっとよくなかったが、スクラムは次につながるなと思った。ラインアウトはもっと修正していきたい。前半のディフェンスは抜けてしまった部分があったので、後半はもっと体張っていこうとした。気持ち次第だと思う。入りが悪いのはずっと春からの課題なので、やっぱりもっと改善していかないとだめ。個人としてはスクラムが安定していたのが収穫だった。立命大戦で負けたらシーズンが終わりなので、絶対に負けられない。特に自分は関西から出てきているので、関西の大学には負けたくない」

HO牛原寛章(政経3=佐賀工)
「最初から飛ばしていこうと思っていて、疲れたら交代すればいいと考えていた。寺田(大樹・文3=秋田工)がケガしていてラインアウトのリーダーがいないことでなかなか安定しなかったので、勝木や大椙たちFWの3年生と話し合いながらやってきた。スクラムに関してはフロントローがずっと変わらずできているので試合を重ねるごとに良くなってきている。今日はトライを取ろうと思ってガンガンいって、実際取れませんでしたが勝木や須藤が代わりに取ってくれたので良かったと思う。今日の試合が入りで取られてしまったので、次は何とか入りを抑えていい流れで試合をしたい」

右LO大椙慎也(法3=国学院久我山)
「(今日の試合は)チームとしては勝ててよかったが、個人的には途中で替えられたことが悔しかった。寺田がいない分、ラインアウトは自分が引っ張っていかなければいけなかったが、慶応のラインアウトに対応できなかった。スクラムはよかったと思う。とにかく東海大戦からラインアウトが悪い。対抗戦で負けた慶応が相手でみんな燃えていた。自分は燃えるとだめなタイプなので、いつも通りのプレーを心掛けました。次の立命大戦までの1週間ではラインアウトを意識して練習していきたい。FWでミーティングを重ねていく。接戦には強いので、たとえ1点差でもいいので絶対に勝ちます」

No.8松橋周平(政経2=市立船橋)
「接戦を勝てて本当にほっとしている。慶応はタックルがすごかったので、寄って少しでも前に出ようとユニットで動くことを意識した。後半は少しずつゲインできるようになって、しっかりと2、3人寄って前に出られるようになったので良かった。前半はタックルが上に行ってしまって、僕自身も上にいってしまった。後半に入ってからはロータックルで、しっかりスペースとってジャッカルというのを意識したので、良かった。チームとして修正能力はついてきていると思う。あとはもう試合の入り。まずエリアを取って先制できるようにしたい。スクラムはプレッシャーかけれたし、悪くなかった。後は波があるので、全部のスクラムを安定させるようにしたい。ラインアウトは精度を上げるために、もっと練習しなくてはいけない。(個人としては)慶応のタックルがすごくて、自分の強みが出せなかった。しっかりもっと深めから、スピードつけて相手をずらせるようにやっていきたい。慶応に対する意識はあった。常にコミュニケーションが取られるようになってきた。(立命大戦に向け)チームとしては、試合の入り。個人としてはもし出場できる機会をいただけるなら、しっかりと前に出てチームに勢いをつけたい」

SO茂木直也(商4=深谷)
「勝てたことが本当にうれしいです。SOとしてチームを前に出すことができなくて、田村に代わった時に申し訳ない気持ちになった。彼がうまくゲームをまとめてくれた。(前半は)自分のキックで陣地を稼ぐことが全くできなかった。(1本目のトライは)BKに回すこともスキがあれば考えていたんですけど、FWがうまくゲインを切れていたので流れを切らさずにこだわらせた。PGはゲーム入る前から、あの時間帯なら1本狙いに行こうと話していたので、プラン通りです。後半は陣地を取っていこうということで、キックを多く使っていきました。ラインアウトでのペナルティーが多くて、ペナルティーが多くなるとつらいので、そこをハーフタイムで修正しようと話しました。(前回の慶応戦と比べて)一人一人が慢心することなく、自分たちはチャレンジャーだと思って取り組めるようになってきた。(帝京戦を過ぎた頃から)ディフェンス面で、体を張れるようになってきたのは実感はあります。もっと仲間を生かせるようなプレーをしていきたいと思います」

右CTB水野拓人(情コミ3=東海大仰星)
「1点差だけど、前に負けた相手に勝てたし確実に成長している。ただ直すところはいっぱいあるのでしっかりと修正してベスト4に進みたいです。(前半は)消極的になってしまってボールが持てなかった。入りの10分で相手にペースを握られてしまった。(BKに関しては)外でトライを2本されたけど、内に抜かれてラインブレイクされる場面が少なかったのは良かった。アタックは後半ボールを持てていたし、高平さんのキックで陣地も後半はうまく取れていた。FWが取りきれない時にBKで取れないところがまだ課題がある。個人としては良かった部分もあったけど、ボールへの絡みが少なかった。ディフェンスに関しても2本ぐらいしか決められなかったので、もっとタックルにも入りたい。立命大もいいチームで、しっかりと全力で戦ってスキを作らずに勝ち切りたい」

右WTB成田秀平(営1=秋田工)
「素直にうれしい。リードされても焦りはなかった。入りを意識したが、そこで前半取られてしまった。後半は切り替えてやっと攻め手ができてトライも取れたので、次につながる試合になったと思う。前半はリードされても内容は悪くなかったので、後半は風上に立つので地域を取って攻めていこうと話していた。ここ3試合スタメンで出ていて、最初は緊張して自分のプレーができなかった。今日もボールを持つことは少なかったが、先週の試合は自分の持ち味をやっと出せていい感じできているので、次の試合は自分からもっともっと積極的にボールを取りにいきたい。今までは遠慮してきた部分もあったが、最近は自分から声を出してボールを取りにいくというのができている。それをどんどん伝達しないと、一番端で届かないのでそこをうまく伝えればもっとボールがくると思う。ボールを持たないところでも相手にプレッシャーを与えていきたい。後半は地域を取ってFWで固めていったが、自分としてはもっと散らしていきたかった。試合に出たら1年生ということは意識せずにやろうとしている。練習でも自分までボール回せっていう指示も出ていて、東海大戦のトライもあって少しずつ信頼されてきたのかなと思う。周りからは吉田2世と言われるが自分では意識しないようにしている。それでも吉田さんのような選手になれたらいい。ディフェンスではタックルに入れているし、アタックも一発で倒れることもないので、やっていけるという手応えがある。今日は自分のあまり持ち味が出せなかった。次の立命大戦はもっとボールをもらってグラウンドを走って自分のトライで勝利を決めたい」

FB高平祐輝(法4=国学院久我山)
「前半に自分のキックミスで自陣からのラインアウトになり、トライを取られてしまったことが個人的な反省点。慶応のウイングが下がっていたので、ボールを回して上がらせてからキックしようと思っていた。やろうとしていたことは間違っていなかったと思うので、もっと自分のインディビジュアルのところを伸ばしていきたい。ああいうところで良いキックを蹴ることができればいい。前半は小さいキックを使ってうまくいかなかった。後半はハイパントなど大きく上に蹴って、みんなで追いにいくようにした。接点も明治の方が勝っていたので、そこで勝負できて優位に立てた。前半に比べて後半はキックが効いたと思う。今日の一番の勝因はFW。FWが接点で勝っていたので前に出れたし、プレッシャーをあまり受けずに攻撃できた。FWが頼もしかった。ただ、ディフェンス面はもう少し前に出てタックルできれば良かった。もっと少ない点数に抑えられたと思う。(チームとしての反省点は)ノックオンやオフサイドなど修正できるミスが多かったので修正して次の試合に臨みたい。個人でも最初のキックミスと、最後にトライを取られた時に(うまく連携が取れずに)詰めてしまったことは反省点。しっかりコミュニケーションを取れるようにしたい。あとはペナルティー。してはいけないところで生まれてしまっていた。ゴール前にいってからどのように取り切るかが今の課題。しっかり取り切れるように八幡山に帰って練習していきたい。(ゴール前でBKに展開せずにFWで攻めた場面が多かったことについて)FWがこだわりたいというのがあったので、こだわってもらって取り切れればいいと思っていた。(終了間際にトライを決められ1点差まで追い上げられたが)まだ1点あった。チーム全体が落ち着いてやろうという形になっていた。次週の立命大戦は勝って、大学選手権ベスト4に行きたい」
 

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