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唯一のトライを挙げた田村

ラグビー部  立命大に2点差で惜敗 3年連続で年越しならず/全国大学選手権

◆11・9〜1・12 第50回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(国立競技場他)
▼12・22 セカンドステージ 立命大戦(近鉄花園ラグビー場)
 明治10{3―12、7―0}12立命大○

◆スコア◆
明治
立命大
前半後半得点前半後半
PG
DG
12
10
合計
12


 今年もあと一歩、及ばなかった。関西リーグ1位の立命大に10―12のロースコアで惜敗。後半ロスタイム、明治の敗北を意味するペナルティーの笛が鳴ると、立命大サイドが歓喜に沸いた。「絶対に負けちゃいけなかった」(左LO比果義稀・文4=京都成章)。東海大戦、慶応戦と接戦を制し、3年ぶりの準決勝進出が目前に見えていただけに悔しい敗戦となった。

 風上に立った前半に攻め切れなかった。立命大のペナルティーも利用しながら敵陣でプレーを続けるものの、トライにつながらない。前半21分、SO茂木直也(商4=深谷)のPGで3点を先制するも「リズムに乗れなかった」(No.8松橋周平・政経2=市立船橋)。前半30分には明治のペナルティーをきっかけに個人技でのトライを許し、その後も立命大の「ずらしてつなげる」(松橋)ラグビーに苦戦。ディフェンスが思うように機能しなかった。40分に3人のタックルをかわされ追加点を献上し、3―12で前半を折り返した。
 「ミスが多くて流れに乗れなかった」(左WTB小澤和人・営4=国学院久我山)。後半になっても課題を修正することができなかった。交代出場のFB田村熙(営2=国学院栃木)のキックを起点にエリア獲得を図るも、強い向かい風も相まって敵陣深くに攻め込むことは難しかった。それでも後半25分にはラックとモールを駆使してFWがゴール前中央までボールを運び、持ち出した田村がこの試合唯一となるトライを挙げた。ディフェンスも何度もゴール前でピンチを迎えながら、後半は完封で終えた。10―12の僅差で、激しい攻防はロスタイムまで続いたが2点差のままノーサイドを迎えた。

 「あさっても練習するような気持ち」(比果)。不完全燃焼のままシーズンが終わった。下級生も多く出場した今シーズン。納得のいく幕切れとはならなかったが、試合後は来年度以降を見据え「今日の試合を肝に命じて来シーズンのスタートをしっかり切れるようにしていきたい」(須藤)と前を向いた。「今年やったことは、間違ってはいない。まず正月越えを経験してほしい」(小澤)。念願はまた来年へと受け継がれた。

[関本紗希]

◆全国大学選手権 対立命大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営3=常翔学園)
9.SH田川 明洋(政経4=天理)
16中村 駿太(商2=桐蔭学園)
←2.牛原(後半0分)
2.HO牛原 寛章(政経3=佐賀工)
→16.中村(後半0分)
10.SO茂木 直也(商4=深谷)
17植木 悠治(政経2=常翔学園)
3.PR須藤 元樹(文2=国学院久我山)
11.WTB小澤 和人(営4=国学院久我山)
18塚原 巧巳(政経2=国学院栃木)
4.LO比果 義稀(文4=京都成章)
→19.東(後半13分)
12.CTB川田 修司(情コミ2=桐蔭学園)
→23.佐藤滉(後半13分)
19東 和樹(政経2=京都成章)
←4.比果(後半13分)
5.LO大椙 慎也(法3=国学院久我山)
13.CTB水野 拓人(情コミ3=東海大附仰星)
20朴 鐘圭(商4=大阪朝鮮)
←8.松橋(後半13分)
6.FL田中 健太(営2=大阪桐蔭)
14.WTB成田 秀平(営1=秋田工)
→22.田村(前半34分)
21 山口 修平(政経4=佐賀工)
7.FL桶谷 宗汰(営1=常翔学園)
15.FB村井 佑太朗(政経3=秋田工)
22田村 熙(営2=国学院栃木)
←14.成田(前半34分)
8.No.8松橋 周平(政経2=市立船橋)
→20.朴(後半13分)

23佐藤 滉貴(営4=札幌山の手)
←12.川田(後半13分)



◆大学選手権セカンドステージ・プールC◆
立命大
(西1位)
慶 応
(対3位)
東海大
(東4位)
明 治
(対5位)
勝敗AP 勝点 BP 合計順位
立命大
●22―26
●33―42
○12―10
1勝2敗
11
慶 応
○26―22
○10―7
●19―20
2勝1敗
10
13
東海大
○42―35
●7―10
●26―27
1勝2敗
明 治
●10―12
○20―19
○27―26
2勝1敗
10
12
対…対抗戦、東…関東リーグ、西…関西リーグ
AP(アドバンテージポイント)…各所属リーグでの最終順位によるポイント:1位=3点、2位=2点、3位=1点  勝点…勝ち=5点、引き分け=2点、敗戦=0点
BP(ボーナスポイント)…7点差以内の敗戦=1点、勝敗に関係なく4トライ以上を獲得したチーム=1点



試合後のコメント
ゲームキャプテン・左WTB小澤和人(営4=国学院久我山)

「前半は風上で陣地が取れなくて、後半も風下で陣地が取れなかった。田村のキックで何本かいいのがあったんですけど、ゴール前FWで取りきれなかった。前半はノーペナルティーということを意識していたんですけど、ペナルティーとずっと課題だったミスが多くて流れに乗れなかった。そこが敗因だと思う。接点がすごい強いということはなかったんですが、明治のセカンドタックルが甘いというのもあって、二人目へのオフロードパスをうまくつながれてしまった。自分たちは結果を受け止めることしかできない。今年は4年生があんまり試合に出てなくて、2、3年生が多く試合に出ていたので、来年、再来年は強いと思っている。今年やったことは、間違ってはいない。今年は新体制一年目ということで色々あったんですけど、これを基準に来年以降も頑張って欲しい。もちろん日本一が目標ですが、正月越えが3年間できていない。自分たち以降は正月越えができていないので、まず正月越えを経験してほしいです」

右PR須藤元樹(文2=国学院久我山)
「入りでゴール前まで攻め込まれた時に、FWが防げたのが今日の試合で一番良かった。対抗戦の早稲田戦から大学選手権に入って東海、慶応とやっていくうちにチームもまとまって上り調子だったが、今日は積み重ねてきたものが崩れてしまった感じ。相手をなめていたわけでもないし、自分としてもなぜそうなったのかわからない。終わってしまったことはしょうがないし、今さら悔やんでも結果は変わらない。今日の試合でケガをしてしまったので自分としての目標はこれを治すこと。これから新しいキャプテンも決まって新生明治が始まるが、今日の試合を肝に命じて来シーズンのスタートをしっかり切れるようにしていきたい。来年も明治としての目標は変わらない。対抗戦優勝とジュニア選手権優勝と大学選手権優勝。この3つを遂げたい。今年は一つも達成できなかったので、自分たちに必要なものを一から考えていこうと思う」

左LO比果義稀(文4=京都成章)
「負ける試合ではなかった。絶対に負けちゃいけなかったし、出たからには自分に責任がある。この責任を背負ってこれからラグビーをやっていきたい。満足のいくプレーは全然できなかった。今は引退ということが全然実感できていなくて、明後日も練習するような気持ち。とりあえずゆっくり休んで気持ちの整理をしたい」

右LO大椙慎也(法3=国学院久我山)
「自分たちのミスで自滅した試合だった。ラインアウトは今までの2試合よりは良かった。個人的には多くボールを持てたなと思う。比果さんの存在は大きかった。FWに4年生がいるだけで下級生は心強い。(4年生は引退となるが)ずっと仲良くしてもらったので寂しいし、すごく申し訳ない。自分が明治に入ってから全然勝てていないので、これから4年生を越えられるように、3年生でいいチーム作りをしていきたい」

No.8松橋周平(政経2=市立船橋)
「残念です。試合前もみんな気合いは入っていた。関西に当たってこないで、ずらしてつなげられるとこちらのリズムが崩れてしまった。もっと前半は風上だしエリアも取って良かった。ハイパントもうやむやで、ミスも多くて、リズムに乗れなかったというのが敗因。自分もミスが多くてチームに迷惑をかけてしまった。練習一つ一つの精度から意識していきたい。若いチームを陰で支えてくれていたのは4年生だと思うので感謝しているし、来シーズンはもっともっと頑張らなくてはいけないと思う。優勝目指して、練習から試合まで全て全力で取り組んでいきたい」

右CTB水野拓人(情コミ3=東海大附仰星)
「立命館のディフェンスが良くて前半攻めあぐねて、後半FWで勝負したけど取りきれなかった。もっとBKに回してくれたら取れたとも思うけど、そこは来年に向けて修正していかないといけない部分。(ペナルティーが多かったが)一本取られた後に意識して立ってつなげようとしたが、修正しきれなかった。その結果がペナルティーの多さにも結びついた。(今シーズンを振り返ってまだ足りないところは)練習を含めてラグビーに取り組む姿勢、ラグビーに対する姿勢が甘い部分がある。一人一人の熱さだったり、意識の甘さみたいな部分がまだあると思う。みんなのラグビーに対する思いがベスト4へ足りなかった1番の部分だと思う。(来年は最上級になるが)僕を含めて今出ているメンバーが下級生に多い。今日負けた悔しさを知っているしそういうを周りに伝えていかなくてはだめ。練習でもまだ甘い部分はいくつもある。どんな時でも全力でできるチームを作って今年果たせなかった年越し、そしてその先の目標へ向かっていきたいです。」

SO茂木直也(商4=深谷)
「(負けが決まった時は)終わったなと思った。最後もペナルティーを犯してしまった。1年から3年まではほとんど出ることができなかった。それでも諦めないで練習を続けてきたら結果、チャンスをもらえた。楽しかった。今日の敗因は前半の入りに迷ったことと、ディフェンスで我慢できなかったこと。一人ひとりタックルは入れていたが、最後のバインドのところを外してしまって抜かれている部分が多かった。悔しい。(ラインアウトについて)プレッシャーをかけて何本かスチールしていた。FWは対応してよく頑張っていたと思う。全然負けていなかったと思う。今日もコミュニケーションのミスやハンドリングエラーなどミスがあった。それは切り替えて、来年から頑張ってほしい」

No.8朴鐘圭(商4=大阪朝鮮)
「相手の気迫に押されていた。前半の入りから、相手のほうが気持ちがあったと思う。若干浮き足立っているところがあった。だから前半の最後で2トライされてしまった。相手のFWががっつり当たってくるのかと思っていたが、そうじゃなくて意外とずらしてきてこっちのFWとしても想像と違った攻め方をされて、そこで強いタックルに入れず交わされて相手につながれてっていうパターンがブレイクダウンでプレッシャーをかけることができなかった原因。ゴール前まで行けば誰かがとってくれるという考えを持ってしまっていて、そういうところで全員でとりにいかず、自分が自分がというように単発でプレーしてしまうところが目立ってしまいFWでトライすることができなかった。途中出場で、チーム的にも自分や(佐藤)滉貴と攻撃のタイミングを決めて入っていった。最後の方は誰もが点を取って逆転するイメージでやっていた。前に出る姿勢があったし、気持ちは一体になっていた。個人的には復帰戦だったし、国立に行って4年生でもう一週ラグビーをしたかった。出れなかった4年生のためにも、その時間をつくりたかったがつくれなかったのが一番の心残り。後輩たちに自分が残せるものをしっかり残して、自分たちの目標を後に託したい」

FB田村煕(営2=国学院栃木)
「敗因はいろいろあるが、ぶつかり合いで負けたのが全て。これまで2試合はホームで戦って、今日はアウェーだったので慣れていなくて気持ちの問題もある。負けたので自分はどうこうではない。トライも結果的に勝利につながらなかった。今年のチームは4年生がまとまっていた。最後の方は下級生が多くなってしまって、勝ち切ることができなくて申し訳ない気持ち。新体制ということもあっていろいろ難しかったところもあった。見直して一気に変わることはできないので少しずつ変えていきたい。来年また頑張りたい」



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