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逆転ゴールを決めよろこぶ北島(右)と上野滉

スケート部(アイスホッケー部門)  中大に雪辱 インカレ制覇へあと1勝/日本学生氷上競技選手権

◆1・6〜9 第86回日本学生氷上競技選手権大会
▼1・8 準決勝(帯広の森アイスアリーナ)
 ○明大5{0―1、2―0、3―1}2中大
[得点者]
明大(シュート数 35)
1点目 第2ピリオド 6分42秒 G大椋 A大澤 A高橋
2点目 第2ピリオド 18分34秒 G北島 A大津 A上野滉
3点目 第3ピリオド 8分18秒 G上野滉 A北島 A松金
4点目 第3ピリオド 8分27秒 G高橋 A大椋
5点目 第3ピリオド 19分17秒 G松金
中大(シュート数 37)
1点目 第1ピリオド 1分51秒 G越後 A中島 A伊藤
2点目 第3ピリオド 10分17秒 G星 A鈴木 A小野寺 
 見事な逆転劇の末、追いすがる中大を5−2でかわし決勝進出を果たした。選手達が「優勝へ向けた最大のヤマ場」と口々に語っていたこの試合。中大は関東学生選手権、関東大学リーグ戦と今年のタイトルを総なめにしており、今大会も優勝候補の筆頭だった。明大も今年の公式戦で2連敗中だったが、最後の対戦でリベンジを果たした。

 逆転ゴールを決めたFW北島幹久(文2=武修館)が右手を突き上げた瞬間、会場は割れんばかりの歓声に沸いた。北島に詰め寄った選手たちは、もみくしゃになりながら喜びを爆発させた。まさにこの試合に懸ける思いが表れた瞬間だった。貴重な逆転ゴールは1セットのFW3選手による絶妙な連係から生まれた。まずFW上野滉太(政経4=北海)がドリブル突破。ゴール正面へ飛び込んだFW大津晃介(法2=日光明峰)へ絶好のパスを送る。左からのクロスを受けた大津がそのパスをスルー。このトリッキーなプレーで中大DF陣を完全に翻弄(ほんろう)。欺かれた中大DF陣にさらに後ろから飛び込んできた北島をチェックする余裕は無かった。今大会から1セットに抜てきされた北島。「入れられると思ってなかったから、驚いたけどうれしかった」(北島)。冷静にパックをゴールに流し込み、逆転ゴールの大仕事をやってのけた。

 圧巻の連続得点だった。勝利を決定づけた第3ピリオドの2得点。1点目は上野滉だ。遠めの位置からのミドルシュート。わずかに空いたコースを潜り抜けるようにして打ち込まれたパックは、一瞬のうちにゴールへ吸い込まれた。「1点差と2点差ではダメージが違う。いい時間に得点できた」(上野滉)。エースの仕事でチームを勢いづけた。9秒後、続いたのはFW高橋佑輔(政経3=武修館)。「決められてうれしかった」と素直に喜んだ。その後1点を返され、なおも終了間際に6人攻撃を仕掛けてきた中大。その状況からDF松金健太(法1=釧路江南)がインターセプトからダメ押しの5点目を挙げた。遠い位置からだったが、正確に枠内を捉えたシュートは無人の相手ゴールへ。終了のブザーが鳴り響くと、選手達は安堵(あんど)感に肩をなでおろした。

 先制を許しながらも慌てなかった。試合開始直後に得点を許し、早々にビハインドとなった。しかもリーグ戦と同様、ペナルティーからの失点という嫌な立ち上がり。それでも「今日は失点しても下を向いてなかったし、暗くなることもなかった」(本間貴大・法4=釧路江南)と冷静に逆転を狙った。第1ピリオドこそビハインドのまま終えたが、続く第2ピリオドのFW大椋舞人(法2=白樺学園)が挙げた同点ゴールの呼び水となった。課題であるペナルティーはこの日も相手を上回ったものの、キルプレーもDF陣を中心に集中して乗り切った。

 最大のヤマ場は乗り越えた。中大を破り勢いに乗るチームは「今までで一番いい」(上野滉)という。しかし決勝の相手・早大も強敵。関東大学リーグでは1分け1敗で負け越している。それに加え最終節で2位、全日本選手権出場の座を争った因縁の相手でもある。今年最後となるこの試合で、今度はインカレ優勝を懸けて戦うこととなった。「ホッケーができなくなってもいいし、体が壊れてしまってもいいので、絶対に優勝したい」(本間)と並々ならぬ決意で優勝に挑む。何としても、今年最後の試合を笑顔で締めくくって欲しい。選手たちの背には大きな期待がかかっている。

[高田悠太郎]


試合後のコメント
佐藤光主将(文4=白樺学園)

「秋は中央が優勝して明治は不甲斐ない結果に終わってしまったので、リベンジできたのは良かったと思います。秋は反則を重ねて失点をしてしまったので、また同じようになるかと思ったのですが、多少の反則はありましたが、ベンチで秋の反省を改善してもう一度平常心で落ち着いてプレーして勝つことに集中しようと話していました。再確認してから反則が少なくなって、明治の流れに持っていけたので、そこは良かったと思います。(勝因は)ゴールに向かってパックを集めてシュートに多くつなげられたことが良かったと思います。春、秋と連覇されたので、そこで勝って決勝で戦えることは4年生としても幸せなことですし、今日で気持ちが切れることなく通過点として明日勝ってみんなで喜びたいと思います。地元帯広で親や支えてくれた方が応援にきてくれていると思うので、そこで明治らしいスピード感あるホッケーをして、絶対に優勝してみんなで喜びたいと思います。応援よろしくお願いします」

上野滉
「勝てて、決勝に進めてよかった。失点はすると思っていたし、先制されても焦りは無かった。明大は勢いが付きやすいからトーナメントに強い。チームが一丸となれたことは素晴らしかった。(自身の得点は)いつも通りのことをしただけ。でも時間的にもいいところで決まったと思う。1点差と2点差ではダメージが違う。チームは今までで一番いい状態。負けていた中大に、全日本の舞台で勝って勢いよくなっているというところ。春に決勝に臨んだ時よりもいい。早大は頭を使ってうまく攻めないと。FWも嫌な攻め方をしてくる。簡単にはいかない。今日、明日と2日間気持ちを作るのは大変だが、持続出来ないようではそれまでということ。決勝はうまくゲームを作って、流れをコントロールしたい。大事なところで点を取りたい。ベストなチョイスをしていけば勝てると思う」

伊藤優人(商4=白樺学園)
「先制点早めに取られて、いつも通り取れれた感じだったが、秋リーグ中みたいなバタバタ感が無く、みんな落ち着いてプレーできて修正できていたかなと思う。途中から反則多くなって、守りもみんな一生懸命守ってシュートも少なく、そこで我慢していたのが3ピリの点数のラッシュにつながったかなと思う。(明日への意気込みは)反省点もいろいろあるので、明日は完璧に勝ちたいと思う。(反省点は1点目の失点などか)失点もそうですし、反則とかピンチがあるということはそこを直さないと、何が起こるか分からない」

本間
「今日は勝ってほっとした。自分がペナルティーで先制点を取られてしまったので本当に申し訳ない。後輩が頼もしかった。特に、大津や大椋が疲れている中で頑張ってくれていた。今日は失点しても下を向いてなかったし、暗くなることもなかった。2ピリで同点に追いついたのでチームは流れに乗った。明日も絶対勝ちたい。自分が1年生のときに優勝して、そのときは本当に嬉しかった。明日はホッケーができなくなってもいいし、体が壊れてしまってもいいので、絶対に優勝したい。死にものぐるいでゴールを守りたい。そしてFWには点を取って欲しい。何としても優勝します」

梶原聡人(政経3=北海道清水)
「本当に素直にうれしいです。それだけです。よく頑張ってきたと思います。目標は優勝ですけど中央とあたるということで、今まで昨年も合わせて勝てていなかったので中央にリベンジができて良かったと思います。結果的に自分の反則はチームにとっていいことではなかったですが、それくらい熱い思いでやっていたのは終わってみて思うと結果が勝てたので良かったです。明日の反省へとつなげたいと思います。アイスホッケーが最後になる先輩もいるのでそれを考えて最後の一戦を迎えたいと思います。 明日勝たないと意味がないので、絶対優勝する気持ちで頑張りたいと思います」

高橋
「今日の試合は、先制点を取られてしまっても、チームの中には全然焦りはなかった。キャプテンが『焦ることはない』と声をかけていたのもあった。2ピリで同点に追いついてチームは流れに乗ったし、自分もゴールを決められて嬉しかった。入るとは思わなかった。そのあとの3ピリは明治ペースだった。でも、今日の審判の判定には納得がいかない。すごいいらいらしました。明日の決勝は勝つしかない。3年間優勝していないので。全力を出し切りたい」

大津
「突発的な個人のプレーではなく、チームでのプレーができた。(その要因は)2年生は特にチームに必要のないプレーが多かった。でも4年生が引っ張ってくれて、最後だからついて行こうと、4年生の頑張りが響いたからだと思う。チームに徹するプレーをし、追加点を狙っていくというのをやった結果だと思う。荒れた部分もあったが、自分も冷静になり自分を出さずにプレーできた。(明日は)チームに対してチームに徹するプレーを継続してやるだけ。1点でも2点でも決められれば。それと、いろんな人が応援に見に来てくれている。見ていて感動する、勝って感動的な試合を見せられたらいいと思う」

大椋
「いつも負けていた中で、夏以来の勝利で、中大の3冠も防げてよかった。前の(リーグ戦での)対中大戦は忘れて、今日勝てればいいな、勝つ気でいた。(自身の得点は)まだ1ー1だったけど、追い付けてよかった。大澤さんからいいパスが来たので、合わせようとシュートした。出来はそんなに良くなかったけど、チームには貢献出来たと思う。決勝はポイントもそうだし、チームに貢献できればいいと思う。中大に勝って盛り上がってたけど、引き締めて戦いたい」

北島
「やはり最後というのもあり、すごくいい雰囲気で臨めました。(逆転ゴールについて)一緒に組んでる上野さんと大津が上手い選手なので、絶対いいパスがくるし、シュートでそのリバウンドがくると信じていた。その通りやっていたら偶然パックが出てきました。本当に良かったです。こうして1セット目に出るのは初めてだし、目の前にライバルがいて。舞台はそろったと思いました。ここで勝たないと二度とこういう機会はないと思ったので絶対に負けたくない気持ちがありました。1セット目に入れてもらったからには結果を残さないといけないし、頑張らないといけないです。やることは1つだし、最後の試合になります。恩返ししたい気持ちが一番です。ただ単に負けたくないですし、明日も点数を決めたいです」



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