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TRY AGAIN  (3)「今年は紫紺を着続ける」大椙慎也FWリーダー、水野拓人BKリーダー  

 今年の明治は一味違う。丹羽政彦監督(平3文卒)が就任し、新体制となった昨年は関東大学対抗戦5位、全国大学選手権セカンドステージ敗退と悔しい結果に終わった。2年目の今年は勝木来幸主将(営4=常翔学園)の下、大学選手権、関東大学対抗戦、ジュニア選手権での「三冠」を目標に掲げる。全9回にわたって覇権奪回に闘志を燃やす男たちを紹介する。


 今年はFW、BKに複数のリーダーがいる。その中でも昨年主力としてAチームで活躍したLO大椙慎也(法4=国学院久我山)とCTB水野拓人(情コミ4=東海大附仰星)。ラストシーズンを前にした2人の決意に迫った。

 真面目な姿勢でラグビーに打ち込む。2年時からスタメン出場を果たし、その実力に定評のある大椙がFWリーダーに選出された。自身初となる日本一へ向け、平井信幸(法4=桐蔭学園)とともにFWを引っ張っていく。

高校時代に主将を務めた経験でFWを束ねる
高校時代に主将を務めた経験でFWを束ねる

 大きな背中でFWをけん引する。今年度FWリーダーに就任した大椙は、部員の信頼を集める大きな存在だ。下級生の頃から試合に出ていた経験や部員からの信頼の厚さで、監督コーチ陣から任命された。「口で引っ張るタイプではない」と、そのひたむきな練習態度や実力でFWの先頭を走る。高校3年時に主将を務めた経験もあり、頼もしいリーダーシップを発揮する。
全員が意味を理解した練習を目指す
全員が意味を理解した練習を目指す

 おととしの関東大学対抗戦、大学選手権には全てスタメン出場。2年生ながら頭角を現し、チームに大きく貢献した。しかし昨年度は途中でBチームに降格という苦い経験も味わった。「今年は試合に出続ける」。昨年度の悔しい思いを胸に、さらなる活躍を誓う。
 大椙の持ち味と言えば、やはり献身的なプレーだ。ボールを持った目立つプレーは少ないが、空中戦では多大な存在感を示す。188cmの高身長を生かしたラインアウトやキックオフなどで、幾度もチャンスをつくってきた。今年も主にLOとしての出場となる。「ボールを持たないところでのプレーを頑張っていきたい」と、その役割を全うしていく。

 「目標は日本一」と力強く言い切った大椙。FWリーダーとして全員が意味を理解した練習を目指す。「厳しい練習の成果が出れば」。丹羽監督も「彼が躍進してくれれば、かなりFWは良くなる」とさらなる期待を寄せている。大椙の4年目の挑戦は始まったばかりだ。

◆大椙慎也(おおすぎ・しんや)法4 国学院久我山出 187cm・95s


 BKリーダーとして水野がタレントぞろいのBK陣をまとめ上げる。チームに対する献身的な姿勢がチーム内から厚い信頼を集めた。持ち味の鋭いタックルに加え、セカンドプレーヤーとしての強さや激しさを兼ね備える。目立つプレーは少ないが、チームに欠かせない存在だ。

献身的なプレーが持ち味
献身的なプレーが持ち味

 「昨年は途切れてしまったので今年は紫紺を着続けたい」。2年間Aチームでの出番がほとんどなく迎えた昨春は念願のスタメンに定着したが、出続けるうちにミスを恐れて消極的なプレーが目立つようになった。それでもBチームに落とされたことで自分を見つめ直した。「自分は積極的にやるしかない」と本来のプレーを取り戻し、ディフェンスで勝利に貢献。15年ぶりにジュニア戦準優勝を果たしたチームの躍進を支えた。さらに「Bに落ちても腐らずに頂点を見定めていた」(丹羽監督)と対抗戦終盤の帝京大戦でAチームに復帰。大学選手権は全試合フル出場し、レギュラーの座を奪い返した。
 
周囲と積極的にコミュニケーションを図る
周囲と積極的にコミュニケーションを図る

 今年は副将を置かず、FW、BKに複数のリーダーがいる。当初は水野が副将になるという話もあったが、主将と副将に頼り切っていた昨年の反省から「いろんなリーダーがいた方がいい」という思いが監督と一致した。水野は持ち前の明るさで頻繁に周囲とコミュニケーションを取る。同じくBKリーダーを務める長石倉豪(営4=報徳学園)と村井佑太朗(政経4=秋田工)は「背中で引っ張るタイプ」と、それぞれが役割を果たしBK陣を一つにする。

 ラストシーズンに懸けている。昨年の大学選手権で立命大に敗れた試合は忘れていない。「あの日は眠れなかった。悔しいという思いだけ」。その悔しさを晴らすには「大学日本一」しかない。水野の献身的なプレーが明治に勝利を呼び込む。

◆水野拓人(みずの・たくと)情コミ4 東海大附仰星出 174cm・84s

[保屋松彩佳・坂本寛人]

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