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丁寧に取材に応じていただいた神長監督


東京六大学野球 2014〜春〜  (26)法大戦事前インタビュー 神長監督  

 頂点の座は譲らない。決勝で亜大に敗れ悔しさに涙を飲んだ神宮大会から、長いオフシーズンを経て春季リーグ戦を迎えた。38年ぶりの春秋連覇を成し遂げた昨年のメンバーが多く残る今季は、3連覇にかかる期待も大きい。76年ぶりの3連覇、さらに昨年果たせなかった日本一へ、全員野球で上り詰める。

 3連覇へ向け後がなくなった。前カードの慶大戦で勝ち点を落とし、現在2勝2敗。優勝の行方を勝率の差に持ち込むために、これ以上の負けは許されない。今週は昨秋5位と不本意なシーズンを過ごした法大戦を迎える。法大もすでに勝ち点を落としており、明大と状況は全く同じ。両大学共に正念場を迎えている。春季リーグの生き残りを懸け、運命の法大戦に挑む。(この取材は3月30日に行ったものです)

<神長監督>

――昨シーズンを振り返っていかがでしたか
神長監督:
監督1年目で春を迎えて気付いたら9連勝から引き分けを挟んで連敗。よく9連勝の方が有利だとおっしゃる方が多かったけれど、実はそうではないことは承知していて、選手たちにもそのことを伝えていました。優勝の難しさを終始感じた春でした。秋にはスタートでつまづいて、法政の勢いがなくなってしまいました。それでも、残念な気持ちの一方で最後の最後まで緊張感を持って過ごせた1年でした。

――秋の明治戦はチームとしてどのような雰囲気で臨みましたか
神長監督:
春の優勝の胴上げを目の前で見て、秋は連勝することによってそれを阻止できることでした。逆に1つの野球として感じていこうと言ってきました。なので、思っていたほど特別な意識はなく、リーグ戦の中の明治戦といった意識で臨んでいました。

――この冬はチームとしてどのようなことを意識してきましたか
神長監督:
まず昨年の4年生に主力がいたという現実がありました。なので、全くポジションが白紙の状態でスタートしました。誰がどのポジションに入ってもおかしくない状態で、去年からポジションをキープしているのは石田ぐらいなのかなというところでした。まずはチーム内の競争からだったので、冬には外の状況には目がいかなかったです。やっぱりそれが個人のパワーアップにつながって、集団全体のパワーアップにもつながることが分かっていたので、まずは個人の競争をしなさいと促していった冬でした。

――そんな中で成長してきたなと感じる選手はいますか
神長監督:
ここまで時間はかかりましたけれども、副主将の伊藤諒は最後の年ということで遅咲きながらかなり意識するところはあります。オープン戦では突出する内容ではないものの自分の形をやっと取り戻してきました。

――安慶名選手が主将になられてどんなチームになりましたか
神長監督:
河合というキャプテンの後で、重責を担っていました。彼も3年の秋にようやく試合に関わったという感じでそこまでなかなか経験がありませんでした。ある意味、異質な感じがあったと思います。やっぱりキャプテンは人間性だと思うので、安慶名の誠実さであり、その誠実さの良し悪しは結果論であると思います。彼の野球に取り組む姿勢をみんながどう理解してくれて、彼が声を掛けたときにどういう反応をするのかということは未知の世界であったことは事実でした。ただ現実に、彼が一生懸命引っ張ってくれてみんなが付いていくというチームの雰囲気になっています。

――チームの調整は順調ですか
神長監督:
キャプテンがチームをつくるのではないので、安慶名は何がそこに足りないのかを導きだそうとする役割だと思っています。私が選手に言うべき内容をよく気付いて代弁してくれています。積極的に声を出したりしてくれていて、安慶名をキャプテンにして良かったと思っています。なので、チームとしては一つの方向に向かっている感じはあります。

――今年の明大の印象はいかがですか
神長監督:
横綱ではないでしょうか。連覇しているチーム、主力がほぼ残留と世間的な下馬評からすれば優勝候補だと思っています。ただ、リーグ戦は1年の中の2ケ月で行われる短期決戦で同じカードは2試合で終わることもあります。それを考えると強いところが勝つといった感覚はなくて、勝ったところが強いと思っています。春はどんな結果になるのか楽しみでもあります。明治が勝ったときには何も驚かないと思います。

――明大で警戒したい選手はいますか
神長監督:
あまりにも去年はよくやられているので誰というかみんなにやられました。今の総合的に見た明治さんのレギュラーはかなりレベルの高い選手だと思っています。ですからその中の誰ということではなくて全員に注意しなければいけないと思います。法政としては大変だなと思います。

――この春、選手たちに期待する戦い方はありますか
神長監督:
年度別に野球が変わるとは思えなくてレベルの高い六大学の投手陣から好機を簡単につくれるわけはなくて、機会の少ない貴重な好機をものにできるかといった勝負強さであったり、投手の方も無駄な点数を与えないようにして少ない点差での勝利につながるのかなと感じています。去年の春はぶっちぎりで勝ちたい気持ちもあったのですが、今年は2勝1敗でいって何試合でもやる、スタミナ、やる気は持っているので、地道に天皇杯に手が届けばと思っています。

――春のシーズンへの抱負をお願いします
神長監督:
開幕の日から試合があって、今回の組み合わせを見ると前半にヤマ場がある日程になっています。スタートからしっかりやっていかないといけない緊張感はあります。スタートダッシュが必要かなと思っています。

――ありがとうございました。

[西村典大]

●東京六大学野球 2014〜春〜のバックナンバー

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