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ゲインする齊藤

ラグビー部   シーソーゲームを制し宿敵・早稲田に勝利/招待試合

 ◆5・17(佐賀県総合運動場)
○明治41{24―19、17―7}26早稲田
 
◆スコア◆
明治
早稲田
前半後半得点前半後半
PG
DG
241719
41
合計
26



 伝統の明早戦を、約1年半ぶりに制した。前半から早稲田のテンポの速い攻撃を受けてしまい、自陣でのプレーが続くが、少ない好機を活かし24−19で折り返す。後半はディフェンスを修正し、安定したセットプレーを軸にリードを広げ41―26でノーサイド。息詰まる熱戦を制し、佐賀県に集まった明治ファンの声援に応えた。
 決定力の高さを示した。先制を許した後の前半17分、敵のラインアウトをスティールしマイボールにするとBKがフェーズを重ねて左ゴール前へ。FB村井佑太朗(政経4=秋田工)からオフロードパスを受けた右LO大椙慎也(法4=国学院久我山)がインゴールへ飛び込み7―7の同点。その後、再びリードを許すも迎えた前半36分には、右22mラインのラインアウトからドライビングモールでトライし逆転し24―19とした。試合を通して安定したラインアウトが、攻撃の起点となり続けた。BKは自陣からボールを動かし再三のビックゲインでチャンスメイク。自陣でのプレーが多かったが、数少ないチャンスを生かし得点を重ねた。

 粘り強いディフェンスが光った。前半は「ディフェンスが最初悪かった」(田村煕・営3=国学院栃木)と、布巻(早稲田)などフィジカルの強い選手に対しタックルが決まらず。そこから速い展開攻撃を受け、3トライを奪われた。しかし後半は、早稲田のアタックに対し我慢強く守り切った。31―19で迎えた後半30分には、疲れが見え始めた中、自陣22m過ぎで早稲田にフェーズを重ねられ攻撃を受ける。しかしインゴールを守り切り、ノックオンを誘発。直後にトライを奪われてしまったが「我慢してゴール前で止めることができた」(成田秀平・営2=秋田工)と修正能力の高さを見せた。試合終了直前には、敵陣ゴール前からこの日2本目となるモールでのトライで勝負あり。41―26でノーサイドとし、早稲田から嬉しい白星を飾った。

 明早戦ということもあり、勝利への執念を感じた試合だった。前半にはDG、後半にはPGと勝ちにこだわったプレーを見せた。「取れるところで取ったことが一番大きい」(勝木来幸主将・営4=常翔学園)とハンドリングエラーも少なく、トライにつなげた。一対一でのタックル、ディフェンスやスクラムと課題は残るが、まだ発展途上のチーム。来週の筑波大戦でも、さらに成長した姿を見せてくれるはずだ。

◆SO田村 キック成功率100%達成◆
この日は、ゲームメークだけでなく、キックでもチームを支えた。コンバージョンキック5本とDG、PGを全て成功。中でもコンバージョンキック4本は、全て難しい角度からで、精度の高さを見せた。この試合では、高校日本代表SOの堀米航平(商1=流経大柏)が初紫紺。決して確約されたポジションではない。田村は「今日だけで終わらせないようにしたい」と気を引き締め次戦を見据えていた。


 [阿部慎]

◆招待試合 対早稲田戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営4=常翔学園)
9.SH加納 遼大(文4=常総学院)
→21.三股(後半30分)
16中村 駿太(商3=桐蔭学園)
←2.牛原(後半0分)
2.HO牛原 寛章(政経4=佐賀工)
→16.中村(後半0分)
10.SO田村 熙(営3=国学院栃木)
17植木 悠治(政経3=常翔学園)
3.PR松波 昭哉(政経4=東福岡)
→18.塚原(後半18分)
11.WTB齊藤 剛希(商3=筑紫)
→23.佐野(後半18分)
18塚原 巧巳(政経3=国学院栃木)
←3.松波(後半18分)
4.LO小林 航(法3=明大中野八王子)
→19.東(後半18分)
12.CTB紀伊 晧太(文3=日川)
19東 和樹(政経3=京都成章)
←4.小林(後半18分)
5.LO大椙 慎也(法4=国学院久我山)
13.CTB尾又 寛汰(商2=国学院栃木)
20桶谷 宗汰(営2=常翔学園)
←8.田中健(後半9分)
6.FL 上田 宥人(政経3=東海大仰星)
14.WTB成田 秀平(営2=秋田工)
21三股 久典(政経1=佐賀工)
←9.加納(後半30分)
7.FL平井 伸幸(法4=桐蔭学園)
15.FB村井 佑太朗(政経4=秋田工)
→22.堀米航(後半30分)
22堀米 航平(商1=流経大柏)
←15.村井(後半30分)
8.No.8田中 健太(営3=大阪桐蔭)
→20.桶谷(後半9分)


23 佐野 亮太(政経3=流経大柏)
←11.齊藤(後半18分)


試合後のコメント
左PR勝木来幸(営4=常翔学園)

「勝てて良かったのが第一。取れるところで取ったというのが一番大きかったと思う。FWはセットプレーがもう少し安定すれば良かったと思うが、勝てたのでほっとしている。早稲田は例年通りリアクションも早いし、BKも振ってくるし、春に戦えて良かった。また秋に戦ったら怖いかな。脅威のチームだと思う。(個人としては)まだまだ。もっとシーズンに向けて印象に残るプレーをできるように心掛けて頑張っていく。タックルで1本ミスしているので、もう少し改善できれば。1対1でしっかり仕留められるように、ピンチの時でもチャンスに変えられるようなプレーができるようにしていきたい。(来週の筑波大戦について)筑波には去年一度も勝てていないので、勝ちにいきたい」

HO牛原寛章(政経4=佐賀工)
「(出だしはよくなかったが)次のことを考えて、来幸を中心に修正していってそれが結果として出たかなと思う。1番良かったのはモールでのトライ。FWでいって崩してBKでトライ取れたのもよかったが、連携してモールで取れたのが1番嬉しい。スクラム、ラインアウトは相手ボールをプレッシャーかけていくことを意識していた。最初のロッカールームで、コーチから今日はディフェンスディフェンスと言われていたので徹底的にやった。今までは簡単にディフェンスをしてフェイズを重ねられるとトライまでいかれていたが今日は明治らしく我慢していこうとした。個人として、まずは高校3年間を過ごした佐賀で紫紺を着てプレーできたのがよかった。この日のために色んな人が準備してくれたことに感謝してる。そこでチームも勝利できたので嬉しい。今年は絶対に春も秋も勝ちたいと思っていたので、まず春を勝ててよかった。秋も必ず勝つ」

左LO小林航(法3=明大中野八王子)
「去年の春は大敗していたし、伝統の明早戦なので意気込んでいた。今日は早稲田の順目への早いアタックに対応できた。スクラムは相手のアングルでやられた場面はあった。スクラムが安定しないとバックスにいいボールが出ない。ターンオーバーされた場面もあった。そこは練習していかないといけない」

右LO大椙慎也(法4=国学院久我山)
「自分がセットプレーのクオリティーを上げられなかった。チームとして勝てたので良かったが、スクラムの押しがまだ足りてない。後ろの重さは早稲田の方があった。疲れてからのところが課題。まだまだスタミナが足りていない。準備不足だと痛感した。(トライのシーンは)外に余っていた。フォローして、もらっただけ。ラッキーだった」

右FL平井伸幸(法4=桐蔭学園)
「早稲田も春の段階で完璧なチームではないが、今日の経験は秋に生かしたい。スクラムはセットの段階で自分たちのポジションが取れていなかったり、色々な誤差があった。しっかり修正して来週に臨みたい。ラインアウトはLOの大椙が相手のラインアウトを臨機応変に分析してくれたので、スチールできた場面もあった。後半は良くなっていった。勝ち切るという気持ちが今日の結果につながった」

No.8桶谷宗汰(営2=常翔学園)
「一人目のディフェンスが結構外されてレッグドライブされていたので、一対一では自分がきちんと止めて、味方がワンブイワンで外されたら自分が素早くセカンドタックラーとして行こうと意識していた。アタックでは前に出ることと、二人目のサポートの寄りを意識していた。ディフェンスは一本抜かれたが修正できたし、アタックはゲインができた。(トライのシーンは)スクラムトライを狙えたら狙おうとしていたが、早稲田のスクラムが強くて自分たちでコントロールできなかった。無理だったらエイトサイドいこうと思っていた。1番の勝木さんが少し前に出てくれたので、あとはワンブイワンで。トライを取り切れたので良かった。(セットプレーにつあて)ラインアウトは良かったが、スクラムはコントロールしきれなかった部分があった。スクラムは今後の課題として残る。例えば左スクラムならば3番が出るのはセオリーだが、それができていなかった。向こうの1番に出られてターンオーバーされた。スクラムは力だけではないが、圧倒的な力があればスクラムをコントロールできる」

SO田村煕(営3=国学院栃木)
「ディフェンスが最初悪くて先制されてしまったが、アタックがすごく通用したので春シーズン通してやろうとしていることができていると思う。ディフェンスが我慢できたところと敵陣に入ってしっかりスコアできたのが勝因。春だが秋みたいな戦い方をした。連戦で勝ち切るのが大事なので、意識としてターニングポイントというか点を取るところと守るところがあると思う。ディフェンスは少し取られ過ぎたところもあるが終わってみればいいスコアだった。DGは前半の残り時間を見て攻め続けても抜けなかったので、最悪弾かれてもマイボールはキープできるなと思って駄目元でやった。結果論としては良かったと思う。PGもコンスタントに入るように練習したい。コンバージョンは練習の成果が出た。今日だけで終わらないようにしたい。大事なので集中してしっかり蹴りたい。キックの面はある一定でやっていて良くなるとかではない。ポジショニングスキルの時間を割いてやらせてもらっているので、積み重ねてきたものが出たのかなと思う。連戦で毎回地方でやっているので疲れがあってベストメンバーは変わることもあると思うが、来週の筑波大戦もしっかり攻め続けたい」

右CTB尾又寛汰(商2=国学院栃木)
「早稲田は絶対負けちゃいけない相手なので、反省点はあるが勝てたことは結果的に良かった。FWが前に出ることができたところとBK一人一人が仕掛けて前にいけたのが勝因。もう少し失点は減らさないといけないし改善点だと思う。でも得点力があるところを見せられた。アタックは予定通り。個人としてはこの前の試合であまりいいアタックができなかったが、その分今回は少しはいけたかなと思う。自信になった。外の選手が得点力があるので外に放ることもできたし、自分で切り込むこともできて、判断も前よりは良くなった。ディフェンスはまだ組織で守り切れていない。来週の筑波はBKのチームでどんどん展開してくると思うので、FWの人たちが頑張ってくれている分BKがもっと積極的にアタックしていくラグビーをしていきたい」

右WTB成田秀平(営2=秋田工)
「去年の春、秋に負けているというのもあって早稲田に対しての気持ちはそれぞれ強いものがあった。途中からプレーでもその気持ちが表れていた。早稲田のテンポになった時も、前半はそのままトライされることもあったが、後半は我慢してゴール前で止めることができた。今週はディフェンスの強化をやっててそれが後半できたなと思う。前半、フィジカルが強い選手もいて1人で止められないという場面もあってゲインされてしまったが、後半になって一人一人ディフェンスしっかり入れて、トライされずに踏ん張れた。自分のトライというか、外に回って自分が取れたという感じ。その前の齊藤剛希さんのビックゲインがあって、自分までつないだのであそこは取らなきゃいけないなと思った。まだまだ改善するところはあるが、フェイズを重ねてディフェンスしててゴール前でターンオーバーできたように、粘りがあるのをはっきりさせることができた。それをもっと前半から出していきたかった。個人としては、ボールに触る回数が少なくて自分の持ち味であるスピードが発揮できなかった。もっと積極的にボールをもらって、呼んで持ち味を生かしたプレーをしていきたい」

FB村井佑太朗(政経4=秋田工)
「前半は、BKがコミュニケーションを取れてないところがあった。後半そこを調整して、前半よりトライを取られずにすんだので、そこの修正能力があったのは良かったと思います。相手のミスにうまくつけこむことができて、BKでもゲインしてFWでもモールでトライを取ってくれたので、結構自分たちのアタックができたかなと思います。課題は、個々のタックル。外して抜かれることがあったので、一人が低く入って二人目がいければ、もっと楽に止められると思うので頑張りたい。個人としては、タックルミスが多かったので後ろから抜けてきたプレーヤーに対して、しっかりと止められるようにしたい。筑波大はBKが強いので、その相手に対して、早稲田と同じようにしっかりと前に出て 止めて自分たちのアタックができれば勝てると思う。しっかり相手の足を止めて頑張りたい」

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