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グラウンドを駆け抜けた成田

ラグビー部  力強いプレーを見せ強豪・筑波大に勝利/関東大学春季大会

◆4・20〜6・29 関東大学春季大会(八幡山グラウンド他)
▼5・25 グループB 対筑波大戦(静岡県草薙球技場)
 ○明治33{14―14、19―7}21筑波大

◆スコア◆
明治
筑波大
前半後半得点前半後半
PG
DG
141914
33
合計
21
 昨年度の大学選手権ベスト4である筑波大との一戦が静岡県草薙球技場で行われた。序盤は圧倒するもペナルティーからチャンスを譲り、同点にされてしまう。しかし後半は強気なプレーで自陣に寄せ付けず、33―21で白星を飾った。

価値ある一勝

 筑波大の猛攻に圧倒されることなく勝利を手にした。開始早々、SO田村煕(営3=国学院栃木)の会場をどよめかせた好キックで自陣から敵陣ゴール手前まで前進。一気にチャンスをつかんだ。そのまま後退することなく、14分には筑波大の選手が蹴ったボールをチャージ。インゴールに弾いたボールをHO中村駿太(商3=桐蔭学園)がそのまま抑えて先制した。その後すぐに再び敵陣深くまで切り込み、マイボールラインアウトからBKに展開し右WTB成田秀平(営2=秋田工)が追加トライ。FW、BKの連携の取れた完璧なプレーで、筑波大を圧倒した。しかし筑波大の強力なアタックに耐え切れず、残り10分で2トライを奪われ同点で折り返した。
 後半に入り再びペースを取り戻す。「切り替えてセットプレーから意識した」(田中健太・営3=大阪桐蔭)と、セットプレーが光った。この日ラインアウトの成功率は100パーセント、スクラムはペナルティーはあったものの押し込まれることなく安定感を見せた。19分にはラインアウトを起点に右PR塚原巧巳(政経3=国学院栃木)がインゴールに押し込んだ。しかし「ディフェンスで悪い部分はあった」(田村)。後半38分にはスキをつかれ攻め込まれ、トライを献上。それでも試合を通して3トライに抑え、33―21でノーサイド。「勝って反省する」(丹羽政彦監督)ことのできる試合となった。
 

勝ちたい気持ち
 「強い気持ちで絶対に受けずに前に出ていこう」(勝木来幸主将・営4=常翔学園)。その言葉通り、この試合では積極的なアタックが目立った。特に後半は「強気に挑戦する気持ちで試合に臨んだ」(東和樹・政経3=京都成章)と、前半終盤の悪い流れを引きずらず、より勢いのあるプレーを見せた。一人一人がゲインしようと前へ飛び出し、チャンスメイク。田村が軽快なステップで相手ディフェンスをかわしゲインラインを突破すると、良い位置に走り込んだ成田がパスを受けそのままエリアを拡大する。また後半34分には左FL上田宥人(政経3=東海大仰星)からHO中村、No.8南宗成(商4=大阪朝鮮)とつなぎトライを挙げたりと、FW陣も足を止めることなく積極的に攻め込んだ。チーム一丸となって気持ちでつかんだ勝利だった。
 

 この大一番で勝利を収め、目標の春シーズン全勝に大きく近づいた。しかし続く日大も決して油断できる相手ではない。日大は外国人選手もいるパワーのあるチームだ。「外国人選手には1人ではなく2人でいく」(加納遼大・文4=常総学院)など、対策を積んで確実に勝利をつかみたい。


[保屋松彩佳]

◆関東大学春季大会B 対筑波大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営4=常翔学園)
→17.矢野(後半38分)
9.SH加納 遼大(文4=常総学院)
→21.三股(後半20分)
16佐藤 公彦(法2=明大中野)
←2.中村(後半34分)
2.HO中村 駿太(商3=桐蔭学園)
→16.佐藤公(後半34分)
10.SO田村 熙(営3=国学院栃木)
→22.堀米航(後半34分)
17矢野 佑弥(政経3=徳島県立城北)
←1.勝木(後半38分)
3.PR松波 昭哉(政経4=東福岡)
→18.矢野(後半14分)
11.WTB齊藤 剛希(商3=筑紫)
18塚原 巧巳(政経3=国学院栃木)
←3.松波(後半14分)
4.LO東 和樹(政経3=京都成章)
12.CTB佐野 亮太(政経3=流経大柏)
→23.水野(後半0分)
19塚田 友郎(文3=深谷)
←5.大椙(前半23分)
5.LO大椙 慎也(法4=国学院久我山)
→19.塚田(前半23分)
13.CTB尾又 寛汰(商2=国学院栃木)
20南 宗成(商4=大阪朝鮮)
←8.田中(後半16分)
6.FL上田 宥人(政経2=東海大仰星)14.WTB成田 秀平(営2=秋田工)
21 三股 久典(政経1=佐賀工)
←9.加納(後半20分)
7.FL安永 賢人(営3=長崎北)
15.FB林 祥太郎(文2=常翔啓光学園)
22堀米 航平(商1=流経大柏)
←10.田村(後半34分)
8.No.8田中 健太(営3=大阪桐蔭)
→20.南(後半16分)

23水野 拓人(情コミ4=東海大附仰星)
←12.佐野(後半0分)



◆2014年・関東大学春季リーグ・グループB明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手(対戦カード)場所開始時間結果
4・27(日)
青学大
八幡山グラウンド
13時
○81―5
5・3(土)
法大
法大グラウンド
13時
○57―33
5・25(日)
筑波大
県営草薙球技場14時○33―21
6・1(日)
日大
八幡山グラウンド
14時
6・8(日)
東海大
東海大グラウンド
13時
6・29(日)対抗戦選抜VSリーグ戦選抜
秩父宮
14時





試合後のコメント
左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)

「勝ち切れたことがとにかく収穫だと思う。スクラムは少しペナルティーしてしまったが、ラインアウトはほぼ100%だったので、良かったかなと。(個人としては)もっともっとチームに貢献できるし、自分が引っ張っていかないといけないので、もっと印象に残るような流れを変えるプレーをしないと。これからもどれだけキャプテンが必死になってチームを活気づけられるかが大事だと思うので、もっと体を張ってやりたい。まだまだ自分たちは横綱のラグビーはできないので、チャレンジャーの気持ちで臨んだ。昨年大敗している相手なので、絶対にその借りを今日返そうということを話して、前半の入りから強い気持ちで絶対に受けずに前に出ていこうと話をした。(連勝だが)チームには過信はしてはいけないと言っている。その辺をみんな理解してくれれば強豪校に勝って結果は出ているので、自信は持って良いと思う。この前の試合でも練習でもケガ人が出て、急にAチームに入った南などもトライしているし、そういう面では層は厚いと思うし、そういったチームが強くなれるのだと思う。どの試合もしっかり勝って、勝ちにもっと貪欲になって、春を全勝で終えたい。自信を持って夏合宿、対抗戦、選手権につなげられればと思う」

HO中村駿太(商3=桐蔭学園)
「個人でいかないでユニットでいくという決まりごとを守れた。取り切れなかった場面もあったが、概ね取り切れたことは自信になる。(後半、地面をたたいて悔しがっていたのは)ボールを持ってもゲインできなかった場面が前半もあって2回目だったので不甲斐なかった。(ラインアウトの成功率が100%だったが)去年も含めて、Aチーム初。すごく良かった。スローワーの僕と、ジャンパーがしっかりコミュニケーションを取れていた。スクラムも悪くなかった。近場のPXYに順目で張れていなかったことは、今の明治の課題。それが原因で相手に抜かれてしまった場面もあった。大事なのはロータックルと、二人目がファイトすること。それが修正できれば問題ない」


右PR松波昭哉(政経4=東福岡)
「まず勝てたことが、良かった。内容的にも、スクラムやモールで後半は圧倒できていたと思う。テンポが速かったので、きつかったが、少ないトライで抑えられて良かった。個人としては、フィールドで目立てていないので、課題。スクラムはアベレージくらいですが、もっとプレッシャーをかけられたらいいなと思う」

左LO東和樹(政経3=京都成章)
「今日は均衡した試合で我慢比べだったが、そういった面では後半に入って明治が優勢になれたのは良かったと思う。終了10分前くらいにトライを取られてしまったので、こういった均衡した試合の時は、試合が終わるまで我慢できるようにしていきたい。前半はまだまだ全員が余裕を持ってプレーしていてチャレンジするプレーが少なかったので、そこを後半修正して強気に挑戦する気持ちで試合に臨んだ。そうしたら後半に点差がつく結果になった。自分はスタメンが久しぶりだったが、まだまだ。プレーの精度を上げて明治の4番として恥じないようにレベルアップしたい。今季はまだAもBもCも負け無しで勢いはあるので、慢心せずに秋に向けて頑張っていきたい」


左FL上田宥人(政経3=東海大附仰星)
「今日は、U―20で学んだ大きな相手に対する低いアタックや、体の使い方を明治でも生かそうと思い臨んだ。チーム全体として入りは良かったが、途中でのペナルティーなど規律の部分があまり良くなかったので修正していきたい。次の日大戦もしっかりと勝利したい」

右FL安永賢人(営3=長崎北)
「自分自身、Aチームに出るのが国立の明早戦以来だった。自分にできるのは、ディフェンスなので、必死にやった。筑波大にはずっと負けていたので、試合前には自分たちはチャレンジャーということを話してから試合に臨んだ。40分通して走り切ることができなかった。相手のCTBに何度か抜かれてしまったので、ワンブイワンでしっかり止めなければならない。FWとしてはラインアウトモールからトライを取れれば良かったんですけど、今日は取れなかったので、今週しっかり反省して次に臨みたい」


No.8田中健太(営3=大阪桐蔭)
「前半の出だしは明治のペースでできたが、前半の途中からボールがスムーズに回らなくて、それで相手ボールになってそこからトライを取られてしまって同点にされてしまった。後半は切り替えてセットプレーから、スクラムやラインアウトを意識した。前半の途中から悪かったが話し合って後半修正できた。次の日大戦に向けて、ディフェンスのPXYに重点を置いて練習していきたい。特に内側のディフェンスだったり、ディフェンスがスライドしないでまっすぐあがるとか。あとはブレイクダウンでファイトすることや、セットプレーをしっかりやっていきたい。帝京大戦が3週間後にあるが、それに向けて標準を合わせて練習していきたい」

SH加納遼大(文4=常総学院)
「(今日の試合は)敵陣でプレーしているときに、もっとトライを取り切れていたら楽に勝てたのかなと思う。良かった点は継続をできたことと勝てたこと。悪かった点はペナルティが多かったのと、リズムに乗り切れていなかったところ。個人的には、課題としていたディフェンスを頑張ったが、そんなにできたわけではないのでまだまだ頑張らなければいけない。(次の日大戦は)外国人もいるので、外国人には1人ではなく2人でいくとか、相手を見極めてしっかりとやっていきたい。このまま全勝できるように頑張りたい」

SO田村煕(営3=国学院栃木)
「ディフェンスで悪い部分はあったが最終的には勝てた。ケガ人もいてお互いベストメンバーではなかったがナイスゲームだった。勝因はアタックを継続できたこととチャンスで前にボールを運べたところ。セットプレーがレフェリングに合わせるなど我慢ができていた。全体的にコミュニケーションが良く取れていた。ディフェンスがあまり良くなかった。練習からしっかり試合と同じつもりでやっていきたい。キャプテンが体を張っていてくれてすごい説得力があるのでみんなも付いていっている。個人としてはいい部分と悪い部分がはっきりしているので、コンスタントにアベレージ高くプレーできるようにしたい。ケガ人が出てきたが層が厚いということが大事だと思うので全員で次も勝ちたい」

左WTB斎藤剛希(商3=筑紫)
「前半の最初に2本トライを取ることができて、そのままいい形でいけると思ったが、筑波大に2トライ返されて、自分たちのペースに持っていけなかった。一対一のディフェンスが甘かったのと、一つのトライは自分のノックオンから取られてしまったので反省している。自分のトイ面が竹中選手だったが、竹中選手にボールを渡さないようにディフェンスしようと自分の中で考えていて、今日の試合では竹中選手は一回もいい形でボールをもらっていないと思うので、今日は良いディフェンスができたのかなと思う。アタックは前半はあまりコミュニケーションが取れていなかったが、後半はいい感じでボールをもらったり回したりすることができたので良かった。(次の日大戦に向けて)今のところ全勝で来ていて、このまま全勝で春シーズンをやっていきたいので、日大も強いと思うけど今年の良いところを出して圧勝できればと思う」


右CTB尾又寛汰(商2=国学院栃木)
「早稲田に勝ててまた大事なゲームで一度も勝てていなかった筑波大に白星を付けることができたのでとりあえず良かった。でも接点で立ってボールをつなぐという自分らがやりたいラグビーを筑波にやられてしまったので、そこは勉強になったし練習していかないといけないと思う。来幸さんが絶対に接点で引かずに前に出ろということを言っていて、それを全員で意志統一できた。ミスが多かったがそれでも前に出続けられたことが勝因だと思う。ディフェンスの立ち位置だったりFWとBKのコミュニケーションなど前半で修正すべきところを後半はしっかり直せた。個人としては持ち味であるアタックでもっとゲインラインを切っていく選手にならないと思う。ディフェンスでも両WTBの選手に負担をかけさせてしまっていて、特に今日の筑波は外に振ってきたときに対応できなかった。1対1のタックルのところやコミュニケーション取ってディフェンスするところを上達させたい。自分は成田や剛希さんのトライを演出する立場なので、もっと自分からラインブレイクをしてトライを演出するような選手になりたい。今日の出来は何本かアタックは良かったがまだまだ。チームの雰囲気はとても良くて、どんどん白星付けて勝ち癖を付けようというのが来幸さんのいつも言っていることで、とにかく内容が良かろうが悪かろうがコンディションが良かろうが悪かろうが絶対に勝つということを意識してやっている。日大戦はどんどん前に出ていくラグビーをして圧倒したい」

右WTB成田秀平(営2=秋田工)

「(自分自身の)納得のいくプレーが今日はできていなかった。(チーム全体としては)前半にタックルが甘く二本トライを取られてしまった。自分達で自滅してペナルティーで自陣に来てしまった。そこを修正していかなければいけないと思う」


FB林祥太郎(文2=常翔啓光学園)
「個人として、トライされた時のディフェンスの味方とのコミュニケーションがよく取れていない場面があったので、次は修正したい。また、ボールのリリース時のテンポを改善したい。外にボールを振れた事と、ミスが少なかった事は良かった。チーム全体として、最初から声を出せてコミュニケーションが取れていた事は良かった。今日のビッグゲームが終わったからといって気を抜かずに、今後も気を引き締めていきたい」

HO佐藤公彦(法2=明大中野)
「筑波という強い相手のときに出ることができてすごい勉強になった。フィジカルが強かった。今後、自分のフィジカルをトレーニングしていかなければいけないと思った。初紫紺だったし、相手が筑波だったので緊張したけど、入ったとき周りの先輩に声を掛けてもらって落ち着くことができた。せっかく代えてもらったのに、悪い方に流れを変えてしまってはまずい。なんとか抑えられて良かった。スクラムをホイールできた。ラインアウトはなかったので、またAチームで出ることができたらしっかりやっていきたい」

右PR塚原巧巳(政経3=国学院栃木)
「ずっと負けてきた相手だったので、勝ちにいこうと話していた。最初からペースをつかめて、良かったと思う。最後、スクラムでターンオーバーもできたので、自分の仕事はできたかなと思います。勝ち越しトライは、ゴール前だったのでとりあえず前に出ようと思った。決まったときは、うれしかった。FWは、途中走れていない時もあったが、最後は走り勝てていたと思った。セットプレーは、五分五分だったが気持ちで勝てたと思います。最初はペナルティーから取りきれない部分があったので、ペナルティーを減らして取り切ることが今後重要になってくると思います」

右LO塚田友郎(文3=深谷)
「個人としてタックルは良かったが、もう少し早いポジショニングができていればもっと良かった。チーム全体としてフィジカルの面で負けていなかったのは次につながると思う。個人としても、今後フィジカル重視で走って貢献していきたい」

SH三股久典(政経1=佐賀工)

「後半途中からだされて前半の時にミスとかがあったのでチームの流れを変えることを意識してテンポアップをした。今までこの春シーズンずっと筑波に勝てていなかったのでとにかく勝ちにこだわろうとした。(今後の課題としては)イージーミスを無くしたい。継続できたら明治はBKもFWも強い。そこを生かしていけるようにしたい」

SO堀米航平(商1=流経大柏)
「少ししか出なかったが、良い経験になった。紫紺はまだ2回目で、プレッシャーも感じる。(田村選手は)キックとかゲームメークとか、すごいと思う。今日良かったところは強気でいけたことで、悪かったところは切羽詰まっていたのがプレーに出てしまったこと。やはりSOは落ち着くことが一番大切なので、今後はもっと落ち着いてしっかりやっていきたいと思う」

左CTB水野拓人(情コミ4=東海大仰星)
「自分が入るまでディフェンスで一人でいって外を抜かれてしまっていたので、前半のディフェンスの部分は課題かなと思う。試合に入る前から取り続けることとセットプレーの2つを意識してやろうと言っていた。後半はそれをもっと意識しようとしたので点差も付いてディフェンスもできたと思う。今までやってきた練習が出た。試合を通して意識できたのが良かった。復帰戦ということで不安もあったが、自分のできることを発揮して実行できた。先週から練習に復帰できた。去年は負けていて何を信じてやればいいか分からなかった。今年は連勝が続いているので今やってきたことが正しいと証明できている。まだまだ強い相手はいるので慢心せずいいチームをつくっていければいい。日大は外国人選手もいてパワープレーヤーがいるのでそれはしっかりと抑えて相手のラグビーをさせないように僕はディフェンスでしっかり止めたい」



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