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3トライを挙げた紀伊

ラグビー部  日大に快勝し、東海大戦に弾み/関東大学春季大会

◆4・20〜6・29 関東大学春季大会(八幡山グラウンド他)
▼6・1 グループB 対日大戦(八幡山グラウンド)
 ○明治59{38―0、21―12}12日大

◆スコア◆
明治
日大
前半後半得点前半後半
PG
DG
382112
59
合計
12

 地力の差を見せ付けた。関東大学春季大会の4戦目が行われ、前節に筑波大を撃破し勢いに乗る明治は、10番に起用されたSO長石倉豪(営4=報徳学園)のゲームメイクが機能。左WTB紀伊晧太(文3=日川)も3トライを挙げるなど、BK陣の活躍が光った。日大にペースを握られた時間帯もあり、ディフェンス面に課題を残すもスコアでは59―12と完勝。次戦の東海大戦に向け、弾みを付ける結果となった。

 試合はいきなり動いた。開始早々、相手陣内に攻め込み22メートルライン付近でラックを形成。持ち出したSH三股久典(政経1=佐賀工)がパスダミーで抜け出すとそのまま左隅に先制トライ。「前半の10分で試合を決めようと思った」(三股)という言葉通り、明治の攻撃は続いた。前半9分にも三股のクイックスタートから長石倉に渡り、最後は紀伊がトライを奪った。紀伊は前半12分、37分にも得点を挙げ、前半だけで計3トライの活躍。前半終了間際には、右WTB成田秀平(営2=秋田工)が自陣22メートルライン付近で長石倉からのリバースパスを受けると、相手ディフェンスを振り切り中央を大きくゲイン。そのままインゴールに飛び込んだ。両ウイングが決定力の高さを見せ付けた前半は38―0で折り返した。

 得点差が開いたことが影響し、集中力を欠いた明治は後半に入ると流れを失った。自陣でのプレーが多くなり、後半9分にはディフェンスラインのギャップを突かれると、5人がかわされ失トライ。「ディフェンスのクオリティーが低い」(丹羽政彦監督・平3文卒)と春を通じての課題があらためて浮き彫りとなった。後半20分にもマイボールラインアウトが乱れ、こぼれ球に素早く反応した日大にトライを許した。
勝利にも勝木主将は満足はしていない<br><br>  <
勝利にも勝木主将は満足はしていない

 明治に流れを引き戻したのは、今春チームをけん引してきたFB田村煕(営3=国学院栃木)だった。後半16分に途中出場し、FBとしてプレー。ライン攻撃に最後列から参加し華麗なステップで何度もチャンスを演出した。この試合はキックではなくアタックでチームに貢献。自陣にくぎ付けとなっていたチームに、再び勢いをもたらした。2トライを追加して迎えた終了間際には、密集から抜け出した同じく途中出場の勝木来幸主将(営4=常翔学園)が中央にトライ。59―12と突き放し、ノーサイドとなった。

 試合が続いていることを考慮し、コンディションのいい選手が起用されたこの試合。出場のチャンスを得た選手は多かった。しかし日大に流れが傾いた時に立て直すことができず、出場予定の無かった勝木主将がグラウンドへ。左CTB水野拓人(情コミ4=東海大仰星)は「キーマンがいないときに頑張らないといけないのにふがいなかった」と悔しさをにじませた。練習試合を含めると16連勝となったが「まだまだ仕上がっていない。良い反省材料になった」(勝木主将)と、勝利にも気を引き締めていた。次戦に控えるのは、昨秋大学選手権でも対戦した強豪・東海大戦だ。勝利を収め、春季大会を1位で終えたい。


[柴田遼太郎]


◆関東大学春季大会B 対日大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR植木 悠治(政経3=常翔学園)
→16.勝木(後半20分)
9.SH三股 久典(政経1=佐賀工)
→9.加納(後半20分)
16勝木 来幸(営4=常翔学園)
←1.植木(後半20分)
2.HO中村 駿太(商3=桐蔭学園)
→17.佐藤公(後半10分)
10.SO長石倉 豪(営4=報徳学園)
17佐藤 公彦(法2=明大中野)
←2.中村(後半10分)
3.PR塚原 巧巳(政経3=国学院栃木)
→18.松波(後半20分)
11.WTB紀伊 晧太(文3=日川)
18松波 昭哉(政経4=東福岡)
←3.塚原(後半20分)
4.LO東 和樹(政経3=京都成章)
12.CTB水野 拓人(情コミ4=東海大仰星)
19古川 満(商1=桐蔭学園)
←6.上田(後半10分)
5.LO南 宗成(商4=大阪朝鮮)
→20.田中健(後半28分)
13.CTB尾又 寛汰(商2=国学院栃木)
→23.川田(後半10分)
20田中 健太(法3=大阪桐蔭)
←5.南(後半28分)
6.FL上田 宥人(政経2=東海大仰星)
→19.古川(後半10分)
14.WTB成田 秀平(営2=秋田工)
→22.田村(後半16分)
21 加納 遼大(文4=常総学院)
←9.三股(後半20分)
7.FL安永 賢人(営3=長崎北)
15.FB林 祥太郎(文2=常翔啓光学園)
22田村 熙(営3=国学院栃木)
←14.成田(後半16分)
8.No.8山下 誉人(政経4=京都成章)

23川田 修司(情コミ3=桐蔭学園)
←13.尾又(後半10分)


◆2014年・関東大学春季リーグ・グループB明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手(対戦カード)場所開始時間結果
4・27(日)
青学大
八幡山グラウンド
13時
○81―5
5・3(土)
法大
法大グラウンド
13時
○57―33
5・25(日)
筑波大
県営草薙球技場14時○33―21
6・1(日)
日大
八幡山グラウンド
14時○59―12
6・8(日)
東海大
東海大グラウンド
13時
6・29(日)対抗戦選抜VSリーグ戦選抜
秩父宮
14時


試合後のコメント
左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)

「今日は出ない予定だった。前半の入りは良かったが、中だるみの時間帯があって、それを強い相手にやってしまうと絶対に勝てない。後半もディフェンスが悪くなって、一対一で抜かれたりしてしまい、相手のオフロードパスでつながれてしまった。しっかり一対一のところを修正していきたい。(現在のチームは)負けがなし、均衡したゲームを制しているので、チームは着実に成長しているのかなと思うが、今日の内容的にはまだまだ仕上がっていない。良い反省材料になった。点数が空いていたのでスキがあったのかなと思うが、そういうところをなくしていかないとまだ横綱ラグビーができない。しっかりチームにもう一回浸透させて、絶対中だるみしない、相手を下に見ないとかスキを与えないゲームをしていきたいと思います。常にチームの方向性を一つにして、全員を同じベクトルに向けることが大切だと思うので、自分の言葉であったり、プレーで心掛けていきたい。ラインアウトはあまり良くなかったが、セットプレーは安定していた。アタックはゲインラインにアタックするところはできていたので、そこはもっと自信を持って磨きをかけていきたい。今回出た課題を来週に向けてしっかり修正していきたい。来週はFWが強いチームなので、絶対そこで負けないという気持ちで挑む」

左PR植木悠治(政経3=常翔学園)
「今日はチャンスをもらったが、あまりチャンスを生かしきれなかった。スクラムは安定していたので良かった。ターンオーバーされた時にFWが寄っていってしまった。またタックルした後、バインドを外してしまったシーンもあった。そこは修正点」

HO中村駿太(商4=桐蔭学園)
「今日はスタッフがコントロールして、コンディションがいいメンバーを起用した。春シーズンはすべて勝つと来幸さん(勝木)が言っていることもあり、勝ちにこだわった。前半は良かったが、後半は点数が離れ、中だるみしてしまった。それは修正しないといけない。セットは良かった。ただ相手ボールの時、プレッシャーは掛けていたがターンオーバーするところまではいけなかったので、もう一度練習したい。チームとしては、特にBKがフィフティフィフティのところで放っていたりしたのでハンドリングエラーはあった。ゲインしたらボールキープするということを意識して練習からやっていきたい。PXYに関しても意識はしていたがまだ完璧ではない。今日の暑さに対しては特に対策はしていないが、天候イコールコンディションなのでしっかりやらないといけない」

右LO南宗成(商4=大阪朝鮮)
「久しぶりのスタメンだったので自分のできることをしっかりやろうと意識した。5番も久しぶり。今シーズン初めてでスクラムが不安だったが問題なくできた。連勝中の流れを止めないようにと思った。最初の入りがしっかりしていた。後半は前半の疲れが残っていて、FWも走れなかったし、BKもミスがあった。そこを修正できなかったことは反省点。前半も後半も出し切るというコンセプトができていなかった。来週の東海はFWが強いチームなのでFWでくると思う。接点激しく負けないように。勝って春季大会1位を取りたい。僕たちは大学日本一を目指しているチーム。帝京にも勝って春シーズンを締めくくりたい」

左FL上田宥人(政経3=東海大仰星)
「この暑い中で、試合をどう優位に運ぶか考えてプレーした。具体的にはエリアを素早く獲得する事、次にFW陣でリードする事を意識した。個人としては、タックルが最初の方は良かったが後半の入りで甘くなってしまった。ゲインされてしまった。全体としては、敵味方どちらも同じ暑さや環境で戦っているので、その中で走れるようにする事が大切になって来ると思う」

No.8山下誉人(政経4=京都成章)
「後半もう少し走れるように修正していかなければいけない。個人的には、立ってプレーすることができた。課題のラックも良くて、周りにつなぐことができた。(外国人選手は)接点が強すぎた。練習から強い相手でも止められるように練習していきたい。Aチームということはあまり意識せず、自分のやりたいのようにやった。Aチームだからと言って特別意識することはなかった。今日は後半の体力がなかったので、後半のしんどいときでもタックルを一回で止められるようにフィットネスを上げていきたい。(次の試合は)自分が起点になれるようなアタックで、4年生なので引っ張っていければと思う」

SH三股久典(政経1=佐賀工)
「少しは緊張もあったが早稲田戦と筑波戦、リザーブでAチームに出させてもらったので、程よい緊張感でプレーができた。前半の10分で試合を決めようと思った。周りの先輩方がサポートしてくれて先制トライも取れた。前半の流れは良かったが、イージーミスが多くて暑くて汗で滑るというのもあったがそこを修正していかなければなと思う。暑かったのは後半に響いた。個人としてはまずはAチームに定着できるように頑張って、秋までずっとAチームでプレーできるように継続していきたいと思う」

SO長石倉豪(営4=報徳学園)
「暑かったので、ばてた時にどれだけコミュニケーションが取れるかが大事だったが、実際意思疎通ができなくなっていった。軽いミスが多かったので次は修正していかなければならないと思った。ゲインされてしまったのでもっと、相手のNo.8の外人に対して1人ではなく2枚でいくのを徹底したかった。前半はいつものリザーブがスタートに入って試合していたが無失点で抑えて点も取れていたのでそこは評価できると思う。個人としてはまだまだ。もっと練習しないとダメ。一個下にうまい選手もいるが、10番を狙っていきたい」

左WTB紀伊晧太(文3=日川)
「久しぶりのウイングでの出場だったので、点数を取れる状況の中で確実に取ることを意識してプレーした。前半のアタックが良かった事と、トライを決めた事で役割は果たせたと思う。後半に入り、ボールが上手く回っていない時に、自分がウイング以外の色んなポジションで顔を出せれば良かったが、走り疲れていたこともあって流れを変えることが出来なかった。後半は開始直後の中だるみに気を付けた。そこで、相手にペースを握られないようにしていたが全然だめだった。そこを課題として残してしまった。暑い日は続くが、アタックとディフェンス共に精度を上げて自分たちのペースで試合を運んでいきたい」

左CTB水野拓人(情コミ4=東海大仰星)
「目標として80分間声かけてやろうということを言っていたが、継続したプレーができていなくてアタックもディフェンスも良くなかった。改善していかないといけない。疲れたときに声を出せないというのが致命傷なので、課題を直して次に臨みたい。前半の30分から40分の間、後半の20分から最後までは声を出せていなかった。個人としていいタックル、いいアタックがパーセントで言ったら半分を切っていると思うので、しっかりとできるようにスキルを上げていきたい。今日は課題しか見つからなかったゲームとなった。勝木や田村がずっと連戦でその疲れをとるという意味で後半から入ってきたが、キーマンがいないときに頑張らないといけないのにふがいなかった。あいつらがいないときも僕が声をかけられるようにしたい。これからは今日みたいにミスが多くても勝てる試合じゃないと思うので、ミスをなくして自分たちのアタックの形を出したい。少し少しを直して、自分たちのスタイルで勝てるように頑張りたい」

右CTB尾又寛汰(商2=国学院栃木)
「暑さとの戦いがあって、分かっていたが走り切れなかった。フィットネス不足を感じた。暑いのは日大も一緒なので、そこはまだまだ。帝京など強豪と戦っていく中でどんなコンディションでも力を出し切らないといけないのでコンディションを上げていきたい。監督やコーチに辛いときに辛いプレーをするということを言われていて、それはBKもFWも指示通りにできていた。個人的にはこの春シーズンの中で一番駄目だった。ボール持つこともできなかったし、ディフェンスでも拓人(水野)さんのように流れを変えるビッグタックルができなかったので、反省して次につなげたい。ポジション争いが激しくなるがまず相手がどうこうではなく、自分の持ち味を出さないと勝負にもならないので、自分の持ち味のアタックを存分に出したい」

右WTB成田秀平(営2=秋田工)
「どんどんチャレンジしていった。自陣にボールがあったときに蹴るところは蹴ったりと、攻撃はできていた。後半は日大に合わせてしまった。これからは後半の入りを意識していきたい。(個人としては)前半はボールをもらうことができなかった。自分のプレイはできていたが課題はディフェンス。タックルミスが多かった。ディフェンスが課題なのでこれからはタックルの精度が上がるように練習していかなければいけないと思った」

FB林祥太郎(文2=常翔啓光学園)
「今日はキックができなかったのが目立った。次の試合では成功させたい。基本的にはカウンターをやりたいが、ディシジョンして蹴れるところは蹴れるように練習したい。今FBの先輩の村井さんがケガをしていて代わりに出ているが、チャンスだと思って村井さんにプレッシャーをかけるぐらい頑張れたらいい。キックができないのでカウンターでどんどん攻めて勝負できるところは勝負したい。現在まで全勝しているが、そのプレッシャーはかなり大きい。暑さ対策など特別なことはしていない。前半は走れていたが後半は暑さも響き走れなくなっていた。これからは対策をしていかなければいけないと思った」

HO佐藤公彦(法2=明大中野)
「今出場機会をもらっているので、今日は上手くいかなかったがセットプレーを安定させたい。去年自分が出た試合でのラインアウトの成功率が低かった。今年は特にラインアウトをスロー中心にしっかりやりたい。モールで先輩たちが崩してくれたので空いたところに自分がただ行っただけ。モールなどフォアード全員で取り組んできたことでトライできたのは良かった。プレー中に走ることを意識して、少しでもトライやタックルなどインディビジュアルなプレーを磨いてチームに絡んでいきたい」

右PR松波昭哉(政経4=東福岡)
「後半から入って、もっとインパクトのあるプレーをしなければいけないのにそれができなかった。FWとしては、ブレイクダウンも良かったし、セットプレーも安定していた。でも近場のディフェンスのところで、甘いところがあったので、そこが課題。フィールドでボールをもらうプレーで目立てるように練習していきたい。次の東海大戦はスクラムで圧倒したい」

左FL田中健太(営3=大阪桐蔭)
「前半から出ていたメンバーはしっかりやってくれていた。ただちょっとしたリアクションのところでのミス、ノックオンとかが外から見ていて気になった。後半はディフェンスの入りが遅くなって、相手に食い込まれてしまった。アタックでのミスも増えて軽いプレーをしてしまった。次に向けて簡単なミスをなくして、リアクションをしていきたい」

FB田村煕(営3=国学院栃木)
「暑い中よく頑張って勝ちをつなげられたかなと思う。コンディションが悪い中で、ミスが多かったがしっかり継続してできることができたので良かった。勝ったことは良かった。強い相手とか公式戦になると総力戦になるので、その場のコンディションが良かった人が出ることになる。軽いプレーとかミスがあったので、抜けたあともやり切るということを大事にしたい。入るときにコーチから流れが悪いということを言われていたので、少しでも流れを変えられたなら良かった。春の目標は帝京大なので、次の東海大にいい形で勝って帝京大につなげてベストコンディションで戦いたい」


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