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昨年からの成長に手応えを感じている丹羽監督


TRY AGAIN  (10)「明治のスタイルを貫く」 丹羽政彦監督  

 
 前期は、大学選手権5連覇の帝京大以外の大学に勝利。関東大学春季大会グループBでも優勝を果たしたラグビー部。丹羽政彦監督(平3文卒)就任2年目を迎えた今年、目標とする対抗戦、大学選手権、ジュニア選手権での「三冠」へ向け、着実にチームは成長を果たした。春に引き続き今回は、首脳陣と選手たちに全16回に渡り前期を振り返ってもらった。

 第一回は丹羽政彦監督。帝京大以外の大学に全勝も「まだまだ」という指揮官に、前期を総括していただいた。

――前期の総括をお願いします
丹羽監督:
各カテゴリで帝京大ABと東海大Cに一敗ずつという結果でした。前年の春と比べて、ゲームに対して負けなくなりました。それから得点力が上がりました。昨年から大きくは変えてはいませんが、昨年からやろうとしていることをより理解をして、やるようになってきていると思っています。ただ、得点が上回ってはいますが失点数が多かったので、完成度がまだまだ低かったと思います。失点10点〜15点抑えて、アタックのレベルを上げることによって春からついてる成績の差を広げていけると思います。

――アタックの精度が上がった要因は
丹羽監督:
ブレイクダウンでの仕事の仕方は、昨年より変わりました。フィジカルの部分でも、昨年より遥かにレベルは上がってます。まだまだもう一つ上のランクに行くには、ブレイクダウンで優位性を持って行きたいので、2人目、3人目の仕事の精度を上げていかなければならないです。アタックの面では、立ってボールをつなぐ、オフロードでつなぐというところにフォーカスしました。明治が一番強さを出せるところだと思うので、良く機能していると思います。また昨年は、場面場面である程度やることを決めていましたが、選手に選択肢を多く与えて考えさせるようにしました。アタックエリアも広めに取ったことも、得点力アップにはつながったと思います。

――前期終盤には、ディフェンス面に課題も残りました
丹羽監督:
チームの問題です。帝京大戦では、相手が帝京大ということを意識しすぎてしまった。明治はタックルを低く入るとか明治のスタンダードを、先にやらなければいけない。それを相手の様子を見ている間に、スコアされてしまいました。今、重要なのは明治のスタイルを貫くこと。そこをしっかりやっていれば、そんな点数の差もないのかなと思います。今、明治に求められているのはテクニカル、フィジカル、メンタル。最後は強い気持ち、チームでやっていることに自信を持つで100%やるというのが大事。だから夏合宿以降、厳しい時に厳しい選択ができるプレーを求めていきたいです。

――チームの成長について感じることはありますか
丹羽監督:
結果がでているということは、それだけチームも成長しているということだと思います。みんなでやろうとしていることを理解しているから、ミスも起きないということにつながっていると思います。そういう意味では、昨年より数段コミュニケーションレベルが上がっています。みんなが気遣いをして声を掛け合う、要求されるボールに対して細かく指示するなど自分だけのことじゃなくて、周囲のことも見えている。そういった面が、まだまだだけど少しずつできるようになっていると思います。

――FWに関してはいかがでしたか
丹羽監督:
ケガ人が多い中で、良くやっていたと思います。1チーム分くらいいなくて、夏から復活してきます。そういう意味では、カテゴリーをまたいで出た選手もいたので、また層が厚くなったと思います。特に前一列は、必死に一生懸命やっていたと思います。

――勝木来幸主将(営4=常翔学園)の働きはどう見ていましたか
丹羽監督:
常に一生懸命やってくれています。自分から率先してやるし、雰囲気が悪ければ俺が言う前から、自分で集めて一喝してくれる。それに対して、もっと周りの4年生、3年生以下が言っていかなければならないです。とにかく「自分たちが明治のラグビーを変えていくんだ」という気持ちを持って、やらなければならないと思います。明治に大切なのは総合力。「日本一」に向けて、自分ができること、試合に出たら一生懸命やる、役職があったらしっかりやることが大事だと思います。

――私生活の面については変化はありましたか
丹羽監督:
身だしなみ、挨拶、時間を守る。大きく言うとそれくらいです。必要なことというのを理解してやらなければならない。何でも言われたらやるというのでは、人間の成長にはなりません。自分でチームとやらなければいけないこと、チームでしようとしていることを理解をして、行動に落としていかなければならないということは伝えています。今年は4年生が中心になって率先してやってくれています。

――後期に向けて、チームをどのように作っていきますか
丹羽監督:
昨年からずっと言い続けてきたのは、80分間とにかく体を張ること。そういったところで、ハードワークが出来るかというのが、求められています。あとはラグビーをよく考えること。例えば、強い相手に真っ直ぐあたりに行くのではなくて、少しでもずらしたり、オプションを使って前に出る。賢くかつゲームの駆け引きの中で、相手より先手を打っていくことも大事。最終的にスコアで勝るというラグビーをしてゆきたいと思っています。当然ミーティングなどでそこの落とし込みをやっていきたいと思っていますし、AチームからDチームまでしっかりできるようにしたいと思っています。その中でレベルが上がって、誰がAチームに出るかわからないというのが、理想です。チームによって出す選手も変えたりして、最終的にチャンピオンチームになるというのを目指して行こうと思います。

――ありがとうございました。

[阿部慎]

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