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取材に応じる荒井


ボールパーク便り  ルーキー特集(7)日本一のキャプテン 荒井海斗   

 毎年恒例のルーキー特集。今年も全国各地から力のある選手たちが集まった。その中でも特に注目の選手を、全8回にわたって特集する。
 夏を制した男、荒井海斗内野手(商1=前橋育英)が明大にやってきた。高校3年の夏に主将として甲子園に出場。初出場ながら横浜高校や常総学院といった名門校を次々と撃破し、見事に全国制覇を成し遂げた。監督が父親ということでも注目を集め、メディアを賑わせたのは記憶に新しい。

 もともと大学への進学は考えていなかった。高校を卒業したら社会人野球の道に進もうとしていた。転機になったのは夏の甲子園出場。「甲子園に出たことでセレクションの権利を得られた。そういうチャンスがあるなら挑戦してみようと思った」と進学を決意した。セレクションを突破しチームの一員となった明大については「1人1人が自分も知っているようなスター選手ばかりで改めてすごいと感じた」とレベルの高さを実感。新しい環境の中で日々刺激を受けている。
 進学のきっかけとなった甲子園では何度も名勝負を繰り広げた。その中でも印象深い試合がある。準決勝の常総学院との一戦だ。2点ビハインドの9回裏2死。相手のセカンドのエラーを皮切りに同点に追いつくと、10回裏にサヨナラを決めた。「野球のむずかしさと面白さを感じた。27個目のアウトが取れるまで野球は分からないということを身にしみて感じた」と振り返る。

 荒井の武器は堅実な守備だ。高校時代には「1点守るということは、相手から1点取ることと同じ」をモットーに守備練習に取り組んできた。甲子園では3試合が1点差での勝利であったが、接戦での強さの秘訣に、チームとして守備を追及できたことを挙げる。「守備への意識は日本一だったと思う」と自信を持つその守備力には注目だ。対照的に課題は打撃。木製バットに変わり当初は思うように打てず、4年間やっていけるのか不安になった。自主練習の時間をハーフバッティングやティーバッティングに費やし、バットを振り込んで不安を解消。現在では自分のバッティングができつつある。「バッティングの確率を高める必要がある」とさらなる打撃向上に意欲を見せている。

 心に残っている教えがある。「誰にでもできる当たり前のことを、誰にもできないくらい徹底してやる」。高校時代に何度も言われた言葉だ。「小さなことでも徹底することで積み重なれば、人を上回る力になる」という意味だ。目標は「リーグ戦に出て活躍している姿を両親や応援してくれている人たちに見せること」。凡事徹底の精神を貫く荒井がこの目標を果たす日は、そう遠くないだろう。甲子園で日本一を手にした男は、神宮の舞台でも躍動してみせる。

[尾藤泰平]

◆荒井海斗 あらいかいと 商1 前橋育英高出 176p 77s 右/右 内野手
将来の夢は指導者として甲子園に帰ること。休日は渋谷に出かけたりして、東京を満喫しているという。遊ぶところが多くて東京の街は危ないそうだ。

次回のルーキー特集は竹村春樹内野手(政経1=浦和学院)8月22日(金)アップ予定です。お楽しみに。



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