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TRY AGAIN  (22)「信じてやってきたから今がある」 尾又寛汰  

 前期は、大学選手権5連覇の帝京大以外の大学に勝利。関東大学春季大会グループBでも優勝を果たしたラグビー部。丹羽政彦監督(平3文卒)就任2年目を迎えた今年、目標とする対抗戦、大学選手権、ジュニア選手権での「三冠」へ向け、着実にチームは成長を果たした。春に引き続き今回は、首脳陣と選手たちに全16回にわたり前期を振り返ってもらった。
 春シーズン、大きな飛躍を遂げた尾又寛汰(商2=国学院栃木)。新チームの始動後、SOからアウトサイドCTBに転向すると2戦目の法大戦から紫紺の13番の座を守り続けた。昨年はCチームでの出場が多かったが、力強いゲインや周りを生かすパスで一気に存在感を高めチームの好調を支えた。そんな尾又に春シーズンと夏合宿の振り返り、秋以降の意気込みを語ってもらった。

春はMVP級の活躍を見せた
春はMVP級の活躍を見せた

――Aチームでプレーして何を一番感じましたか
尾又:
明治大学ラグビー部として紫紺を着ることのプライドや責任感があって、紫紺を着て試合に出られることがうれしかった。それが一番強い思いです。中途半端なプレーはできないと感じましたが、先輩たちがやりやすい環境をつくってくれるので、プレッシャーなく思い切りできました。紫紺を着たら試合には負けられないですし、みんなの気持ちを背負って出ているんだという強い思いをプレーにも出すことができたと思います。

――13番に転向したきっかけは
尾又:
昨年はSOでしたが、もともと自分はCTBをやっていたのでCTBをやりたいというのは常々監督やコーチに言っていました。しかし大学レベルのCTBはテクニックやスピードだけではなく、ベーシックな部分で体の強さが最低限必要になってきます。自分はその時74kgぐらいしかなかったので、昨年は自主的にウェイトに取り組みました。今は82kgあります。CTBをやりたい一心で普通のウェイトが終わった後に夜もう一回ウェイトをしに行ったりしていました。自分は体も重くないですし身長もないですしご飯をたくさん食べられるわけでもないので、そういう部分では苦労したのですが、地道にやっていくことから始めようと思って取り組んできました。体作りがうまくいったからCTBをやらせてもらえたのだと思います。新チームが始まって、2月ぐらいに転向しました。

――初めてAチームで出場した法大戦を振り返って
尾又:
初戦の青学大戦はBチームでしたが、次の法大戦でAチームで出ました。小村さんは「失ったチャンスはもう来ない」とよく言っていて、チャンスを与えてもらったから絶対に信頼や期待に応えてやるというのはありましたし、ここでやらなきゃいつやるんだという気持ちが強かったです。実際にアタックは手応えがあって持ち味を出せたと思います。

――春の試合を通して通用した部分は
尾又:
持ち味はアタックなので、パスの精度であったりWTBやFBといった他の選手を生かすパスであったり自分で持っていくステップやランは実力を発揮できたと思います。だから結果としてずっと出られていたと思いますし、そこについては自信がつきました。

――逆に課題となったところは
尾又:
ディフェンスの部分です。BKはFWの1対1のタックルとは違ってラインで守ったり決まりがあるディフェンスになります。自分が勝手に飛び出したりすると抜かれてしまうので、そういう部分をコミュニケーションを取ってディフェンスしていかないといけないと思いました。個人のタックルも一発で倒すようなタックルをまだ持っていないので、それを身に付けられるようにしたいです。

――印象に残っている試合はありますか
尾又:
帝京大戦は地元だったので、友達やラグビースクールの子がみんな応援に来てくれてその中での試合でした。一本BKで崩して自分がトライをしましたが、あのトライはBKで練習していた動きで、ボール持った瞬間にトライできると思って確信した動きだったので、あの感覚は忘れないようにしたいです。相手に触られていないので、すごく自信になりました。それから煕さん(田村・営3=国学院栃木)と一緒に崩すことができました。煕さんは高校時代から一緒にプレーさせてもらっていますが、自分のタイミングを分かってくれていて合わせてくれるので本当にやりやすいです。煕さんと組んだらディフェンスを突破できるという強い気持ちがあります。高校時代は自分がSOで煕さんがFBでした。煕さんとなら絶対ゲインできるという自信はあります。

――練習面で変化したことはありますか
尾又:
基本的なことは変わりませんが、明治を背負って戦うという意識で常にやらないといけないので、簡単なミスはできないと感じました。Bは一本上がれば紫紺を着られるわけで、AはそのBに抜かされたら紫紺を着られないわけで、そこは本当に瀬戸際の戦いです。練習でできないことは試合で出ないと思いますし、来幸さん(勝木主将・営4=常翔学園)がいつも試合を意識して練習しようと言っているので、それを意識してやっています。

――夏合宿で力を入れて取り組んできたことは
尾又:
ディフェンスでしっかり体を張るところ、低いタックルに入ること、アタックではしっかり持ち味を出すことを課題として臨みました。帝京大戦は雨なので分析しづらいですが、大東大戦はトイメンが相手のキーマンとなる外国人選手でそれをあまり自由にさせずBKのラインとしても個人としても止めることができました。そこは自信につながりました。立命大戦は春ほとんどフルで出ていたので、疲れがあって休ませてもらいました。チームとしてはFW、BK一体となっていたので、対抗戦開幕に向けていい形で山を下りることができると思います。自信になる3週間になりました。ただアタックの部分でまだ物足りないところがあったので、もっと理想を追求していきたいと思います。

――明治のCTBは層が厚いですが
尾又:
本当にその通りだと思いますし、誰が出てもおかしくない状況です。自分に求められているのはディフェンスラインを突破するアタックや味方を生かすパスだと思うので、そういう部分ではどのCTBにも絶対譲りたくないですし譲るつもりはないです。それプラスアルファでディフェンスの強化がありますが、基本的なことはぶれずにやっていきたいと思います。

――昨年の自分から今の自分の姿を想像できますか
尾又:
明治のラグビー部に入って、そこで満足できませんでした。入ったからには絶対に紫紺を着てプレーしてやるんだという強い気持ちを昨年から持っていました。1年生のときは先が見えなくて無我夢中でした。それでもなれるって信じてやってきたので今があるのだと思います。強い気持ちで取り組めば達成できるということが分かったので、チームを勝ちに結び付けられるような選手になりたいと思います。まだ満足できるようなプレーをしているわけではないので、もっと納得できるプレーをしていきたいです。

――対抗戦、大学選手権に向けて意気込みをお願いします
尾又:
チームとして大学選手権で帝京大に勝って優勝するというのが、目標というより明治としてやらなければいけないことだと思っています。全国にいるファンのためにも絶対に優勝しないといけないと思います。自分は全ての試合に13番をつけてグラウンドに立っていたいですし、立っていられるように毎日の努力、日々の生活を見直していきたいです。自分の持ち味であるアタックを見せていきたいと思います。明治のCTBはレベルが高いと思わせられるようなプレーをしていきたいと思います。

――ありがとうございました

◆尾又寛汰(おまた・かんた)商2 国学院栃木高出。174cm・82kg


[坂本寛人]

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