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強い気持ちがチームの勝利を引き寄せる


明スポ新人記者イチ推し! 2014  (7) ボクシング部 米澤直人 悲願の1部昇格へ”心で闘う”不屈のボクサー  

 明大スポーツ新聞部には毎年多くの新入部員が入部してきます。入部して4カ月以上が経過し、部員もそれぞれの担当部で取材を重ねてきました。今回は新人記者に、自分の担当部の1・2年生の中からお薦めの選手を取り上げてもらいました。
 格闘技の聖地・後楽園で今、最も可能性を感じさせる男だ。米澤直人(文1=奈良朱雀)が明大を1部昇格へと導く。180cmの長身とリーチを生かした左利きのアウトボクサー。今季リーグ戦では5戦に出場し、3勝2敗と1年生ながら結果を残した。

兄弟の絆

 拳を鍛える兄の姿を見て育った。四人兄弟の末っ子として生まれた米澤。長男・隆治氏はプロボクサー。三男・諒治氏は東京農大2年次にアジア大会日本代表として銀メダルを獲得した名選手だ。そんな環境で育った米澤がボクシングに目覚めたのは必然だった。兄たちのことを「似ているのは顔だけ」と屈託のない笑顔で話す。隆治氏とは年の差にして12。末っ子として、いつもかわいがられてきた。
 しかし、ボクシングに関しては「コーチと生徒みたいな関係」だ。教わる時は自然と敬語になる。今でも試合が終わると兄に動画とメールを送り、アドバイスをもらっている。家族の支えが米澤を強くしている。

心で闘う
 今でも思い出す。「手の指の数・足の指の数、何本あるんや。相手も一緒やろ。気持ちで負けたら全部終わりや」。高校時代の恩師・高見公明氏の口癖だった言葉だ。奈良朱雀高入学と同時に「兄ができるなら自分も」とボクシングを始めた。だがすぐに挫折を経験する。国体予選に出場したものの、手も足も出ずRSC負け。敗因は明らかだった。「最後は気持ち」。その重要性を痛感した。
 気持ちの弱さを克服するために、ひたすら走った。600m×5本のインターバル走をこなすのが授業前の日課となった。
 才能が開花したのは最後の高校総体。「これだけ走った」と練習量に裏付けされた自信が米澤を支えた。順調に勝ち進み、ベスト8からは隆治氏が佐賀から始発で駆けつけた。決勝で惜敗するも準優勝。兄から掛けられた言葉は「素直におめでとう」。努力が報われた瞬間だった。以来、気持ちの大切さを忘れたことは決してない。
 大学での目標はチームの1部昇格。次期ポイントゲッターへ――不屈の精神で強敵に挑み続ける米澤の成長に期待だ。

◆米澤直人 よねざわなおと 文1 奈良朱雀高出 180p・65s

[萬屋直]



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