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試合終了間際にトライを挙げ喜ぶ選手たち

ラグビー部  後半突き放し慶応に勝利 優勝に王手/関東大学対抗戦

◆9・13〜12・7 平成26年度関東大学対抗戦リーグAグループ
▼11・2 対慶応戦(秩父宮ラグビー場)
 ○明治40{14―7、26―10}17慶応

◆スコア◆
明治
慶応
前半後半得点前半後半
PG
DG
142610
40
合計
17

 苦しみながらも全勝を守った。対抗戦5戦目、慶応との伝統の一戦は40―17で明治が白星を挙げた。試合開始直後に右WTB成田秀平(営2=秋田工)のノーホイッスルトライで先制。その後は慶応ペースとなり一時は4点差まで詰め寄られるが、後半に入ると修正を見せて突き放した。これで対抗戦5連勝。2年ぶりの優勝に一歩近づいた。

 修正力
 伝統校の意地に苦しんだ。試合開始から猛攻を見せ、前半7分で14―0とリード。だがその後は慶応の低いタックルに苦しみ、相手に流れを渡してしまった。17分に自陣ゴール前のラインアウトからトライを許す。さらにマイボールのラインアウトをキープできず、スクラムでも反則を取られるなど、カギとしていたセットプレーで精彩を欠いた。14―7で折り返した後半も流れは変わらず、14分にはPGで4点差まで追い上げられた。
上田のトライで嫌な流れを断ち切った"<"align=right
上田のトライで嫌な流れを断ち切った
 それでも今年の明治は一味違う。「後半の10分ぐらいにディフェンスで前で止められるようになったあたりから流れが戻ってきて、アタックもできるようになった」(左CTB水野拓人・情コミ4=東海大仰星)と徐々に反撃に出る。PG直後のキックオフボールから左LO東和樹(政経3=京都成章)のタックルでターンオーバー。こぼれたボールを左FL上田宥人(政経3=東海大仰星)がインゴールに向かって蹴り、そのまま自分で押さえ込んだ。その後ミスから一度は差を詰められるが、23分に相手ゴール前の密集からNo.8松橋周平(政経3=市立船橋)が押し込んでトライ。28―17と一気に流れを引き戻した。「相手が攻めている時間でも失トライを最小限に抑えられたことは良かった」(HO中村駿太・商3=桐蔭学園)とディフェンスでも粘りを発揮。その後も田村の個人技や左WTB梶村祐介(政経1=報徳学園)の活躍もあり、最後は40―17と引き離した。
 
 
3トライを挙げた松橋"<"align=right
3トライを挙げた松橋

 大一番
 盤石と言える内容ではなかったが、試合内での修正力に「春から積み上げてきたものが出ていると思う」と左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)は胸を張る。昨年敗れた慶応に雪辱を果たし、2年ぶりの対抗戦優勝が見えてきた。次は2週間後の16日、同じく全勝の帝京大と対戦する。「とにかくFW勝負」(勝木)。進化を続ける勝木組が王者を相手に真っ向勝負を挑む。

[坂本寛人]

◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表  11/2現在◆
帝京大早稲田慶応筑波大明治青学大立大明学大勝敗
帝京大○55―1111/30 12時○31―1011/16 14時○118―3○118―5○98―05勝0敗
早稲田●11―5511/23 14時○19―1512/7 14時○50―0○97―0○104―04勝1敗
慶応11/30 12時11/23 14時○36―29
●17―40
○38―7○57―14○68―34勝1敗
筑波大●10―31●15―19●29―36
●21―41
12/7 14時11/23 14時11/9 14時0勝4敗
明治11/16 14時12/7 14時
○40―17
○41―21
○80―0
○92―0
○106―0
5勝0敗
青学大●3―118●0―50●7―3812/7 14時
●0―80
11/9 12時11/23 13時0勝4敗
立大●5―118●0―97●14―5711/23 14時
●0―92
11/9 12時12/7 12時0勝4敗
明学大●0―98●0―1043―6811/9 14時
●0―106
11/23 13時12/7 12時0勝4敗


◆対抗戦 対慶応戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営4=常翔学園)
9.SH加納 遼大(文4=常総学院)
→21.兵頭(後半34分)
16佐藤 公彦(法2=明大中野)
2.HO中村 駿太(商3=桐蔭学園)
10.SO田村 煕(営3=国学院栃木)
17植木 悠治(営3=常翔学園)
3.PR須藤 元樹(文3=国学院久我山)
→18.塚原(後半15分)
11.WTB梶村 祐介(政経1=報徳学園)
18塚原 巧巳(政経3=国学院栃木)
←3.須藤(後半15分)
4.LO東 和樹(政経3=京都成章)
12.CTB水野 拓人(情コミ4=東海大仰星)
19寺田 大樹(文4=秋田工)
←5.小林(後半15分)
5.LO小林 航(法3=明大中野八王子)
→19.寺田(後半15分)
13.CTB尾又 寛汰(商2=国学院栃木)
20上田 宥人(政経3=東海大仰星)
←6.平井(後半15分)
6.FL平井 伸幸(法4=桐蔭学園)
→20.上田(後半15分)
14.WTB成田 秀平(営2=秋田工)
21兵頭 水軍(農2=仙台育英)
←9.加納(後半34分)
7.FL桶谷 宗汰(営2=常翔学園)
15.FB村井 佑太朗(政経4=秋田工)
→23.堀米大(後半36分)
22堀米 航平(商1=流経大柏)
8.No.8松橋 周平(政経3=市立船橋)

23堀米 大地(政経4=流経大柏)
←15.村井(後半36分)


試合後のコメント
左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)

「勝ち切れたことは良かった。途中で流れが相手に転びかけたところもあったが、もう一度こちらに戻せたことは去年には無かったことだし、春から積み上げてきたものが出ていると思う。それでもまだまだ満足はしていないので、しっかり修正して、帝京戦に備えたい。個人としてはキックオフで一度抜かれてしまったし、セットピースも安定させないと、まだまだ。もっとチームがきつい時に流れを変えられるようにならないといけないと思う。もっとチームに貢献できると思うのです頑張りたい。(チームの雰囲気は)良いんじゃないですかね。どんな内容でも勝っているので。それが一番自分たちの自信になると思う。帝京戦では相手のFWを前に出させないように。ここまでFWで優位に試合を進めてきているので、とにかくFW勝負だと思う。対抗戦も終盤に入ってきて、出られない選手と出られる選手に分かれてくるが、出られない選手の思いもしっかり背負ってジャージーを着ているからには負けられない」

HO中村駿太(商3=桐蔭学園)
「(相手プレーの印象は)低いタックルやブレイクダウンなどで、伝統校のプライドを感じた。今日のアタックは個人的には満足していない。(ラインアウトの)スローイングする際には味方と息を合わせることに気を付けてやっているが、それが今日はいまいちだったと思う。モールはやっている中で脅威に感じることはなかった。ただ、うまくずらされたかなという感じだった。スクラムは想定内。最後1本押されたが、それ以外はしっかり球出しできた。ゲームを通して見て、最初の10分は自分たちのペースで試合をしていた。でも今日は流れが行ったり来たりだった。そこは相手も伝統校ということで仕方がないとは思う。その中で相手が攻めている時間でも失トライを最小限に抑えられたことは良かった。(ペースを握られている時間帯には)しっかりコミュニケーションを取ることと、チームでやろうとしていることをやり切ることが大切になってくる。ただ、ラグビーをやっていて80分間自分たちのペースで試合をすることはないので相手のペースになった時に1分でも早く自分たちのペースに持ってこれるようにしたい。帝京大戦に向けて改善したいのはラインアウト。それとディフェンスでギャップを作ってしまったのでそこをどこまで修正できるかだと思う」

右PR須藤元樹(文3=国学院久我山)
「最初の10分を意識するというのはあった。最初、ああいう形でトライを2つ取れていい流れに乗るかなと思ったが、相手に修正能力があったので全部こっちのやることに対応してきた。今日きつくなってきたのは相手のディフェンスが良くて外に振ってもあんまりゲインが切れなくて後で後でになってしまって、フェーズは重ねられたがなかなかゲインが切れない状況が続いた。そこで攻め疲れという風になってしまって前半の中だるみになってしまった。後半はメンバーも入れ替えて流れは一気にこっちに来たのでリザーブの活躍というのは今日は良かった。明治は外に振られたときのブレイクダウンがまだ弱いという課題があって外に振ったときにターンオーバーされるケースが多かったので今後練習で突き詰めていきたい。セットピースに関しては自分としても不甲斐ない試合になってしまった。スクラムは相手が相当研究してきて僕が結構ターゲットにされてて、押せない場面が多くあった。いいようにやられてしまった。そこをちょっと修正しないといけない。ラインアウトは、明治のサインが簡単なところがあるのでそこを読まれてしまうことが多かった。変えないといけないと思った。ジュニアもCもDもそれでこの前ラインアウトは読まれて全然ダメだったのでそこは課題。(個人としては)セットピースは全然ダメだったが局所局所のディフェンスでいい感じのタックルができたかなというのがあった。点数でいうなら40点くらい。今日は全然良くない。ハーフタイムのときもヘッドコーチから結構げきを飛ばされた。今日勝てたことに関してはプラスに考えたい。こっから落ち込んでも仕方ないので、この1週間でどれだけ帝京に対して自分たちがやってきたことを出せるかという最終調整をしようと思ってる」

右LO小林航(法3=明大中野八王子)
「勝てたことは良かったが、個人的にはセットプレーさせられなかった。そこが反省点。セットプレーを安定させられなかった原因としては、サインのチョイスが悪かったのとHOとコミュニケーションがうまく取れなかった。今後はもっと自分の高さを生かしていかなければならない。帝京大も早稲田も自分たちのサインを研究してくると思うので、もっとクオリティーを上げなければ。慶応がBKに振ってきた時に止められたことは良かったと思う」

左FL平井伸幸(法4=桐蔭学園)
「慶応に一度もリードされずに最終的に勝ち切れたのは、収穫です。個人的にはディフェンスの部分で全然機能しなくて、修正しないといけないなと思いました。相手の分析がすごくて、全部張られた状態でマイボールラインアウトはあまり獲得ができなかった。スクラムは序盤なかなか合わなかったんですけど、後半には徐々に修正できたかなと思います。後半は一人一人ゲインを切れるようになった。次は大学チャンピオンなので、このままのセットプレーの精度では戦えないので、あと2週間しっかり修正したいです」

No.8松橋周平(政経3=市立船橋)
「ディフェンスの甘さが響いた。一対一で倒せなかったので少しずつ慶応に前へ出られた。オフェンス面では3トライをあげたが、まだまだもらえるシーンはあった。SOからもらう時に浅くてもらえなかったりした。きつい時に、ゲインできていない時こそ深めにラインを作ってゲイン切っていく必要があった。ディフェンスがしっかり入るようになってからは明治のペースになったと思う。円陣を組んだ時に、気持ちを切らさずにディフェンスで前に出てしっかり止めることと攻守の切り替えを速くすることを意識しようと言っていた。上田のトライが決まったあたりから気持ちにも余裕ができた。その後取られてしまったが、かなり前向きだった。アタックにしてもディフェンスにしてもラインアウトのクオリティが低い。そこを修正してスクラムでもプレッシャーを掛けれるところがたくさんあったので、両方ともいいプレッシャーを掛けれるように修正して帝京戦に臨みたい」

SO田村煕(営3=国学院栃木)
「上田が入ってきてキックオフからトライして時に流れが来たかなと思ったが、自分のせいで返されてしまった。やっぱりそのあとですかね。(修正力に関して)それが本当にそうなのかというのを試せるのは帝京と早稲田になるので、残りの2試合がすごく重要になる。(自陣から自分で持ち出したことについて)正直あそこで攻めるのはリスクがあったが、慶応も必死になってプレッシャーをかけてきたところでギャップが出たので狙った。(帝京大戦は)セットピースとブレイクダウン、最初の10分と最後の10分が集中し切れるかが勝負を分ける」

左WTB梶村祐介(政経1=報徳学園)
「最初に2本取れてチームとしていい形で入れたと思ったが、今日も筑波と同じで前半が終わってから丁度流れが慶応にいってしまった。慶応の伝統校としての意地が出ていて明治は受けてしまっていた。でも、そこでも逆転されなかったのは明治に力がついてきた証拠だと思う。試合中も、ここで取られたら去年と一緒だぞと先輩たちも言っていた。チームの状態が上がってきたというのはみんなが自覚していると思う。(前半は)14―7のまま試合が進んで精神的にも体力的にもきつかったけど、突き放せたのが良かった。前半は僕自身ボールタッチが少なくて走る機会もなかったが、後半はしっかり切り替えて右にも左にも走って自分からボールをもらいにいこうっていう意識が出てきた。そこで(田村)煕さんのキックをしっかり取り切れたっていうのも大きかったし、ゲインできたのもすごい良かった。初めてやった割にはオフェンスの出来は良かったかなと思う。ディフェンスは食い込まれてきたときにブレイクダウン周辺の反則が増えてしまって、そこは毎試合反省しているが修正できていないのがチームの甘いところだと思う。そこを修正していかないと次の帝京、早稲田っていうのはきつくなってくるので、全員が反則なしで止め切るっていう意識を高くしていきたい。(WTBをやって)ボールタッチも思った以上に少なくて、1週間ちょっとなので信頼されてない部分もあったと思う。その中でボールをもらえたことは前向きに捉えたい。長距離のランというのはそんなにスピードが上がってなかった。0から100への瞬発的なスピードが自分の売りなので、そこを出せたかなと思う。煕さんとのトライのときはアイコンタクトな部分があった。普段からコミュニケーション取ってくださってるので本番でも焦らずしっかりできた。(帝京を倒すのは)僕が明治を選んだ理由でもあるので、そこで負けたら来た意味がないというか、明治で勝つために来たので、勝つというのは変えない。対面がU20で一緒だった尾崎(帝京大)で1年生対決になるので、楽しみというのが一番の気持ち。同期対決には負けたくない。そこを制したらチームも乗ってくると思うのでまずは尾崎を抜きたい」

左CTB水野拓人(情コミ4=東海大仰星)
「勝てたことが大きいが、個人的にはタックルミスが多かった。チーム全体的にもリロードが遅くアタックのバリエーションが少なくて、相手のディフェンスに捕まったところが反省点。前半はそのまま終わってしまって後半の入りでやられたが、後半の10分ぐらいでディフェンスで前で止められ出したあたりから流れが戻ってきてアタックもできるようになった。(試合中の修正力は)まだまだ足りないが、一つずつ改善できているところは良かった。(帝京大戦は)相手はでかいので大きさではなくスピードで勝負して、その分ミスも多くなると思うが簡単なミスを減らして戦っていきたい」

上田宥人(政経3=東海大仰星)
「こだわって勝つということに重点を置いていたので、勝ち切れたことは良かったが過程はまだまだだった。次は過程にこだわって勝ちたいと思う。(平井さんと代わってすぐのトライについて)流れを自分が変えようという気持ちで入って、それがあのプレーにつながった。そこで流れを変えることができたので良かった。後半みんなばてていたので、自分がカバーしようとプレーしていた。試合に出れない人の分も含めて。今日は全体的にセットプレーのこだわりが強かった。試合前からセットプレーが重要と話していたので、こだわれたと思う。それが勝ちにつながった。でも最初の入り10分は良かったが、その後のミスチョイスや状況判断、攻守の切り替えがまだ駄目だったと思う。そこを次の帝京大戦までに直していきたい。(次の帝京大戦は)相手は5連覇していて勢いに乗っているチーム。そこでどれだけ自分たちがセットを取って圧倒できるかがキーだと思う。セットプレーでリズムをつかんでFWから前に出て圧倒したい。帝京大ということを意識せず今まで通り、FWでいってBKで簡単に取るというのをやっていければ勝てると思う」



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