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初めての明早戦で存在感を見せた梶村

ラグビー部  秩父宮での明早戦は早稲田に軍配 対抗戦3位に終わる/関東大学対抗戦

◆9・13〜12・7 平成26年度関東大学対抗戦リーグAグループ
▼12・7 対早稲田戦(秩父宮ラグビー場)
明治24{10―18、14―19}37早稲田○

◆スコア◆
明治
早稲田
前半後半得点前半後半
PG
DG
10141819
24
合計
37

 宿敵・早稲田を相手に悔し過ぎる一敗を喫した。国立競技場から秩父宮ラグビー場へと会場を移し行われた90回目の明早戦。幸先良く先制した明治だったが終始FW戦で優位に立てず、早稲田の強力BK陣も止めることができなかった。今年得意としてきた終盤に1トライ1ゴール差にまで詰め寄り、何度もエリアを取るもあと一歩が届かなかった。試合終了間際にダメ押しの2トライを食らい万事休す。24―37でノーサイドとなった。敗戦後、左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)は「ファンに申し訳ない」と言葉を漏らすのが精一杯だった。
 

 春から成長した早稲田に圧倒された。前半4分にSO田村煕(営3=国学院栃木)のPGで先制。直後5分には、注目のルーキー・右CTB梶村祐介(政経1=報徳学園)が敵陣10メートルライン付近からハンドオフで2人をかわし日本代表・藤田(早稲田)を前にチップキック、一気に加速しインゴールに押さえ込んだ。好調な滑り出しに見えた。それでもFWがブレイクダウンで強みを見せられない。リアクションスピードとサポートの遅さも目立ち、この日CTB初起用の司令塔・小倉(早稲田)と今季対抗戦初出場の藤田を中心としたBK陣に何度もゲインラインを割られた。「みんなで守れば怖くないと言っていたが、そこをいかれてしまった」(FB村井佑太朗・政経4=秋田工)。前半は2本のPGとトライを許し10―18とした。タックルやディフェンスのコミュニケーション不足からも危険な場面が目立った。

 重戦車FWの輝きを放つことができなかった。後半はカウンターからピンチに陥り失点したが、得意の中盤から明治の時間帯が続いた。後半16分には、5mマイボールラインアウトからこの日初めてとなるモールでインゴールへ。勝木主将が押さえ込み17―23の1トライ1ゴール差とした。その後も田村のキックから敵陣22m付近まで進み早稲田を攻め立てる。しかし前半同様、ブレイクダウンで劣勢になりターンオーバーされてしまう。大外のBKにまで展開するも、フェーズを重ね安定してゲインすることができなかった。「悪循環に陥ってしまった」(丹羽政彦監督)と明治がやるべきラグビーをさせてもらえなかった。この日一番の逆転のチャンスとなったのは後半20分過ぎ。ゴールライン手前で早稲田のペナルティーからキックではなくスクラムを選択。円陣を組んで臨んだ渾身のスクラムだったが、早稲田に押し負けトライには結び付けられなかった。明治はこの後も早稲田に圧倒され、後半40分には小倉にこの2本目となるトライを決められ17―35。終了間際に左CTB尾又寛汰(商2=国学院栃木)がトライを決めたところで、ホイッスルが鳴り響いた。明治は24―37で敗戦を喫し対抗戦を3位で終えた。

 試合後、丹羽監督は「今年一番ダメな試合だった」と悔しさをあらわにした。そして早稲田の強さではなく「明治がやるべきことができなかった」と何度も口にした。伝統の一戦の怖さを思い知らされた痛い一敗となった。来週には早くも大学選手権が始まる。「しっかり勝って恩返ししたい」と勝木主将はリベンジに闘志を燃やす。年越し、そして日本一を目指してきた勝木メイジに、今真価が問われる。

☆大学選手権セカンドステージ☆
 各地のリーグを勝ち抜いた16チームが4グループに分かれて対戦。各グループ上位1チームがファイナルステージ(準決勝・決勝)に進む。明治はCグループで関学大(関西リーグ1位)、大東大(関東リーグ戦4位)、筑波大(関東対抗戦5位)と同組。大激戦が予想されるグループに入った。明治は初戦から関西王者・関学大と激突する。

[阿部慎]

◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表◆
帝京大早稲田慶応筑波大明治青学大立大明学大勝敗
帝京大○55―11○48―0○31―10
●6―31
○118―3○118―5○98―07勝0敗
早稲田●11―55△25―25○19―15
○37―24
○50―0○97―0○104―05勝1敗1分
慶応●0―48△25―25○36―29
●17―40
○38―7○57―14○68―34勝2敗1分
筑波大●10―31●15―19●29―36
●21―41
○55―0○106―7○101―83勝4敗
明治
●6―31
●24―37
○40―17
○41―21
○80―0
○92―0
○106―0
5勝2敗
青学大●3―118●0―50●7―38●0―55
●0―80
○36―26○38―62勝5敗
立大●5―118●0―97●14―57●7―106
●0―92
●26―36○27―241勝6敗
明学大●0―98●0―104●3―68●8―101
●0―106
●6―38●24―270勝7敗


◆対抗戦 対早稲田戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営4=常翔学園)
→17.塚原(後半37分)
9.SH加納 遼大(文4=常総学院)
→21.三股(後半42分)
16牛原寛章(政経4=佐賀工)
←2.中村(後半37分)
2.HO中村 駿太(商3=桐蔭学園)
→16.牛原(後半37分)
10.SO田村 煕(営3=国学院栃木)
17塚原 巧巳(政経3=国学院栃木)
←1.勝木(後半37分)
3.PR須藤 元樹(文3=国学院久我山)
→18.松波(後半32分)
11.WTB堀米 大地(政経4=流経大柏)
→23.西橋(後半19分)
18松波 昭哉(政経4=東福岡)
←3.須藤(後半32分)
4.LO東 和樹(政経3=京都成章)
12.CTB尾又 寛汰(商2=国学院栃木)
19小林 航(法3=明大中野八王子)
←5.寺田(後半25分)
5.LO寺田 大樹(文4=秋田工)
→19.小林(後半25分)
13.CTB梶村 祐介(政経1=報徳学園)
20大椙 慎也(法4=国学院久我山)
←6.上田(後半25分)
6.FL上田 宥人(政経3=東海大仰星)
→20.大椙(後半25分)
14.WTB成田 秀平(営2=秋田工)
21三股 久典(政経1=佐賀工)
←9.加納(後半42分)
7.FL桶谷 宗汰(営2=常翔学園)
15.FB村井 佑太朗(政経4=秋田工)
22堀米 航平(商1=流経大柏)
8.No.8松橋 周平(政経3=市立船橋)

23西橋 誠人(4=桐蔭学園)
←11.堀米大(後半19分)



試合後のコメント
左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)

「負けてしまった。結果が全てだと思う。リアクションが遅かったので、また大学選手権に向けて頑張りたい。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。しっかり勝って恩返ししたい」

HO中村駿太(商3=桐蔭学園)
「今日は完敗。スクラムは最後の1本以外は自分たちのペースで組めていた。予想はしていたがそれ以上に相手のBKがうまくて、そこにうちのBK、FW含めてやられたかなという感じ。ラインアウトについては勝負どころで取れていなかった。毎回出ている課題なので、何が原因なのかしっかり突き止めていきたい。FW戦は負けていたとは思わないが、相手の選手の方が勝負どころを分かっていた気がする」

左LO東和樹(政経3=京都成章)
「直接的な敗因はゴール前にFWで取りきれなかったところ。(ディフェンスモールは)ラインアウト自体は、相手のボールをゲットしたりしてよかったが、そこからの前進ができなかった。スクラムでは押したいという意地もあったが空回りしてしまった。(相手BKにやられてしまったのは)ディフェンスで走り負けたとからだと思う。個人的には布巻さんのすごさを感じた。ブレイクダウンでやはり強かった。今日出た課題を次は繰り返さないようにしたい」

SO田村煕(営3=国学院栃木)
「やられちゃったなという感じ。特にそんなに言うことはない。敵陣22mに入ってからスコアができなかったのが敗因。FWを前で戦わせてアタックする時間を長くしようと話していたが、上手くいかなかった。17ー23になったときにスコアできていないので、そこで取れなかったり厳しい。何回か22mの中に入っていたので、そこは早稲田が一枚上手だった。早稲田の気迫に受けてしまった。個人的にエリアも獲れなくて上手くアタックもできていないので良くなかった。(大学選手権に向けて)どこに入っても厳しいと思うので、まずはしっかり分析をしてやることを意思統一したい」

右CTB梶村祐介(政経1=報徳学園)
「前半の入りはすごく良くて雰囲気も良かったがあそこで乗れなかったことが痛かった。ディフェンスに関しては、BK自体が綺麗に抜かれるというか余されて抜かれるという瞬間があった。明治全体として今日は走れていなかった印象。(FWが触るシーンが多かったが)早稲田のブレイクダウンでボールに絡まれるシーンが多かったのでそこで後手に回ってしまった。今日はピックで後半にトライを取れたが、そこの次で取れなかったのが1番のポイントだと思う。チーム全体で良かったところは正直あんまりない。(最初のトライに関しては)あそこは外がそんなに枚数もいなくて、小倉さんをずらした時にWTBだけだったので、思い切って勝負しようと思って実際に抜けた。藤田さんが上がってきて、裏に誰もいないのが分かっていたのでそれを蹴ってトライを取れたのは良かった。今日は絶対に自分から仕掛けるというのは決めてて、CTBに入っているので絶対にラインブレイクはしないといけないと思っていた。そこでまずは1本取れたのはでかいと思う。僕が有利だった状況なのもあるが、スピード自体は藤田さんにも抜かれなかった。ただ、他の部分で上手だなと思った。エースが戻ってくると早稲田は全く違うチームになっていた。もっと早稲田の今の強みを追求すべきだったと思う。正直、絶対に止められると思っていて、藤田さんが来てもチェイスしてゾーンで守ればいけると思っていた。そこでもこじ開けてきたので、それがやはり日本代表だなと思った。途中からWTBになったのは西橋さんが入ることによってBKラインのディフェンスが安定するから。WTBの動きというのはやはり難しかった。今日の試合は、今までで1番緊張した。慶応と帝京戦は緊張しなかったが、昨日の夜にメンバー外の4年生からのメッセージを見てからぐっときた。気持ちが高ぶって、昨日はあまり眠れなかった。(初めての明早戦を終えて)満員の中でやらせてもらって楽しくできたのと、その場面で絶対に勝ちたかったというのがある。まだ大学生活で早明戦は3回残っているのでそれは全部勝って終わりたいと思う。(選手権に向けて)厳しいグループに入ったが、僕らもこの1年間しっかり準備してきたので今日出せなかった部分を次の試合で出せたら次は勝てると思う。明治はやっぱりFWが前に出ないと勝てないので、FWの力強さがまた出てくれば絶対に負けないと思う」

FB村井佑太朗(政経4=秋田工)
「悔しい。みんなの思いを胸に頑張ったけど、負けてしまったことは負けてしまったので、大学選手権で必ずまずリーグを突破することを目標に切り替えて、頑張りたい。今日の反省はBKがFWとのコネクションの部分でディフェンスが悪かったことと、ゴール前に行ってBKとFWで取り切れなかったこと。敵陣で戦えればもっとやれたと思う。(早稲田は)小倉、荻野、藤田と良いランナーがいて、1対1だとゲインを切られてしまうので、面で、みんなで守れば怖くないと言っていたが、そこを行かれてしまった。修正しなければいけない。(大学選手権に向けて)BKに関しては一つ一つのプレーの選択と精度。もっと上げていかなければいけない。あと今日の秩父宮は満員でとても良い経験ができたけど、声が通らなかった。FWでも声が通らなくてミスがあったと聞いたので、今日のように人が多い中で、そういうところのコミュニケーションをしっかりやっていきたい。まずは大学選手権リーグ突破して、また帝京大、早稲田と当たることがあると思うので、そこで次は絶対にリベンジしたい」



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