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久しぶりのAチーム出場となった田中健

ラグビー部  関学大に勝利 年越しに向け一歩前進/全国大学選手権

◆11・16〜1・10 第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(秩父宮ラグビー場他)
▼12・14 セカンドステージ 関西学大戦(西京極陸上競技場)
 ○明治21{7―3、14―7}10関西学大

◆スコア◆
明治
関西学大
前半後半得点前半後半
PG
DG
14
21
合計
10
 大きな1勝をつかんだ。大学選手権は各地でセカンドステージが開幕し、プールCの明治は関西Aリーグ1位の関西学大と対戦。前半33分、左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)がトライを挙げ先制した。後半には、今季対抗戦開幕以降初めてAチームでの出場となった左CTB川田修司(情コミ3=桐蔭学園)と左FL田中健太(営3=大阪桐蔭)がそろってトライ。苦しみながら21―10で逃げ切り、年越しに向けて一歩前進した。4トライ以上で得られるボーナスポイントは逃したが、アドバンテージポイントの1点と合わせて勝ち点を6とし、首位の筑波大と同勝ち点、得失点差で2位につけ、まずまずのスタートを切った。

攻守に渡り存在感を示した川田"<"align=right
攻守に渡り存在感を示した川田
 なんとか勝ち切った。前半序盤は自陣でのプレーを強いられた。それでも苦しい時間をしのぎ切ると前半33分、No.8山下誉人(政経4=京都成章)がクイックスタートで仕掛けると敵陣ゴール前まで大きくゲイン。連続攻撃から最後は勝木主将がインゴールに飛び込み先制。前半終了間際に、1PGを返されるも7―3で前半を折り返した。後半に入ると途中出場の選手が存在感を発揮。後半25分には、敵陣10m付近でボールを持ったSO堀米航平(商1=流経大柏)からクロスに走り込んだ川田へ。「これまで横に振るシーンが多くて相手のディフェンスも外を向いているのは分かった」と空いていた中央を一気にインゴールまで駆け抜けた。ホーンが鳴った終了間際には、攻め急ぐ関西学大に猛プレッシャーを掛け、敵陣深くでBDTO(ブレイクダウンターンオーバー)。最後は田中健がインゴールでボールを押さえて勝負あり。21―10でノーサイドとなった。

1年生SOが不調もFW奮闘
 本領を発揮できなかった1年生SOをFWがもり立てた。今季絶対的な司令塔として君臨していた田村に代わり、この試合ではSOに堀米航を大抜てき。しかし「(Aチーム初スタメンだった)明学戦とは違った緊張感があった。めちゃくちゃ緊張した」と堀米航。大一番ならではのプレッシャーに苦しんだ。相手ペナルティー後のタッチキックや陣地獲得のロングキックがデッドボールラインを割るなど、硬さが目立ちエリアを思うようにマネジメントできず。その影響もあってか、試合序盤は25分以上自陣でのプレーが続いた。それでもトライラインだけは割らせなかった。「自陣に入られてもすぐには取らせずに我慢して我慢して、それが勝利につながった」とHO牛原寛章(政経4=佐賀工)。さらに左FL平井伸幸(法4=桐蔭学園)や右FL桶谷宗汰(営2=常翔学園)などFWを中心にビッグタックルを随所で披露。BDTOも数えること10度。関西No.1との呼び声も高かった関西学大FWに仕事をさせなかった。また8本あったマイボールのラインアウトは全てキープ。ヤンボールラインアウトでも「分析してきた」(勝木主将)成果を見せ、自陣深くなどの要所でスチールを見せた。調子が悪かった堀米航も「周りに助けられて何とか気持ちも落とさず戦えた」と、悪いなりにも徐々に修正。後半にはノールックパスで川田のトライを演出するなど、実力の片りんは見せた。

力強いゲインを見せる山下"<"align=right
力強いゲインを見せる山下
リザーブ組
 今季ここまで、出場機会が少なかったリザーブ組が躍動した。今季Aチーム初出場となった川田、8月以来のAチーム出場となった田中健がともにトライ。ポジション争いが激しい第三列、CTBレギュラー入りにそれぞれ猛アピールした。さらに「BKに下級生が多かったので、僕が入ってコミュニケーションだけはしっかりしようと思っていた」という川田が12番のポジションに就いた試合終盤は、ディフェンスが大幅に改善。アタックを武器とする左CTB尾又寛汰(商2=国学院栃木)や右CTB梶村祐介(政経1=報徳学園)らとは違った魅力を見せつけた。コンディションが整わず、明早戦のスターティングメンバーから6人を入れ替えた今日。セットプレーの安定に貢献した牛原やボールキャリアーとして力を見せた山下らを含め、リザーブ組が存在感を示した。
 

 決して、手放しで喜べるような内容ではない。チームが標榜してきた「FWとBK一体のアタック」には程遠く「このままでは大東大、筑波大には絶対に勝てない」と勝木主将。次週の対戦相手は、関東大学リーグ戦4位の大東大だ。初戦の筑波大戦を落とし、後がない大東大は勝利だけを追求してくるだろう。山沢(筑波大)や山本(筑波大)、山下(筑波大)らビッグネームらが復帰した筑波大戦を見据え、内容も問われる戦いになる。

[柴田遼太郎]

◆大学選手権セカンドステージ・プールC(12月14日現在)◆
関西学大
(西1位)
明治
(対3位)
大東大
(東4位)
筑波大
(対5位)
勝敗AP 勝点 BP 合計順位
関西学大
●10―21
12/27 14時
キンチョウ
12/21 14時
花 園
1敗
明 治
○21―10
12/21 12時
秩父宮
12/27 14時
江戸川
1勝
大東大
12/27 14時
キンチョウ
12/21 12時
秩父宮
●22―44
1敗
筑波大
12/21 14時
花 園
12/27 12時
江戸川
○44―22
1勝
対…対抗戦、東…関東リーグ、西…関西リーグ
AP(アドバンテージポイント)…各所属リーグでの最終順位によるポイント:1位=3点、2位=2点、3位=1点  勝点…勝ち=5点、引き分け=2点、敗戦=0点
BP(ボーナスポイント)…7点差以内の敗戦=1点、勝敗に関係なく4トライ以上を獲得したチーム=1点


試合後のコメント
左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)

「まだまだ。勝てたことは評価したいが、まだまだ自分たちのラグビーをやれていない。早稲田に負けてからもう一度チームを立て直すと言ってきて、勝てたことは良かったが、このままでは大東大、筑波大には絶対に勝てない。自分たちのラグビーをしっかりやれるように、FWで前に出てBKに展開するという原点に戻って頑張りたい。今日はセットプレーは良かった。もっともっと精度を高めていきたい。接点でも身体的には全然負けていなかったが、相手のやってくるストラクチャー、意思統一がしっかりなされたチームだった。それをしのぎ切ったということは評価したい。(ターンオーバーの多さについて)チームのために体を張るという、一人一人の責任をしっかり果たそうという話はしていた。今の明治は横綱ラグビーはできない。とにかく120パーセントでぶち当たって勝利する。こうやったら勝てるではなく、勝たなければいけない。こうやったら負けないではなく、負けてはいけない。個人個人の意識を変えて、また頑張っていく」

HO牛原寛章(政経4=佐賀工)
「勝ててうれしい。初戦勝って、しっかり去年の借りを返せた。それに関しては喜んでいるけど、課題もいっぱい見つかったので、そこを一週間で修正して大東大戦に臨みたい。今日は、BKは若手が多くてミスも出てきたが、そこをFWでもっとカバーできたら良かった。良かった点としては、あれだけフェーズを重ねられて攻められていたが、簡単には取らせなかったところが収穫だと思う。一番の勝因は、気持ちの面で切れなかったというところ。ディフェンスラインが簡単に取らせなかった、自陣に入られてもすぐには取らせずに我慢して我慢して、それが勝利につながった。FW戦に関しては、スクラムもラインアウトも安定していた。今日はBKのコミュニケーションが取れていなかったのでそこを取れるようにやっていくのと、FWが軸なのでもっと一つになることを大東大戦に向けてやっていきたい。結構メンバーが変わってまだ一週間しかやっていないので、これからもっと一つになっていければいいかなと思う。そして2戦目でまた課題が見つかると思うので、どんどん一つになっていって、最終的に日本一になれればいい。帝京大戦、早稲田戦と雰囲気があまり良くなかったが、少しずつ良くなってきていると思うので、次も一戦一勝で臨みたい。大東大戦も絶対に勝つので、応援よろしくお願いします」

右FL桶谷宗汰(営2=常翔学園)
「関学大のやりたいようなディフェンスをされていた。早稲田戦で負けてから、バックローがセカンドタックルに入ってボールに絡むっていうことをやろうと思っていた。でも、絡みに行くのが遅かったりなどで、個人的にはバックローとしてのディフェンスの仕事は全然できなかった。チームとしては関学大がアタックしてもトライを取り切れなかったから、一人一人のディフェンスはよかったと思う。アタックも、明治がモールで取りたかった時にモールできれいに取れたっていうのはなかった。FW勝負で行こう行こうとはしていたがトライにはつながらなかった。勝木さんのトライはあったが、FWで押し切ったトライではなかった。関西王者が相手だとしても、もっとがつがつ行って取らなければいけなかった」

No.8山下誉人(政経4=京都成章)
「勝てたのはよかったが、内容はやはりいまいちだった。BKのミスが多かったが、そこをFWでカバーし切れていなかった。前半は守りの時間が長かったがそこでトライを許さなかったというのはよかった。ただ、そこは結果的に勝てたから言えることであって、本当はアタックにも転じるべきだった。(相手プレーの印象は)10番に自由に動かれてしまった。個人としてゲインを切れたりしたが、チームとしても後半は前に出ることができたのでよかった。次戦に向けてはアタッキングをもっと磨いていきたい」

SO堀米航平(商1=流経大柏)
「(Aチーム初スタメンだった)明学戦とは違った緊張感があった。めちゃくちゃ緊張した。(田村)煕さんとはプレースタイルが全然違うので、自分らしさを出してやろうと思った。そこに関してのプレッシャーは無かった。とにかくしっかりエリアを取って強いFWを前に出せればなと思っていた。最初はキックも全然当たらなくて、どうしようと思ったが周りに助けられて何とか気持ちも落とさず戦えた。FWが自分がキックミスしても前に出てくれてターンオーバーになったりだとか、BKだったら他の人が蹴ってくれたりとかそういうのをしてくれたので気持ちの面でも楽だった。前半は自分のキックミスで相手ボールだったので、それでずっとディフェンスをしてたところがある。ずっと相手ボールで自陣だったが、ディフェンスで粘って相手にトライをさせなかったのは良かった。今日はディフェンスを頑張ったので、それが勝因だと思う。相手は自陣でも振ってきたがそこは最後の方はBKで修正してコミュニケーションを取ってすぐポジションに返って一対一で立っていたので、相手に好きなようにやらせなかったのがよかった。(BK間の連携は)すごく良かった。最初は入れ違いもあっていかれたりもしたが、段々そういうのも無くなったし、外に振られても抜かれなかったというかBK同士でカバーできていたかなと思う。(BKに下級生が多かったが)自分自身、コミュニケーションが取りやすかった。とにかく今日勝てたことはでか勝った。次の大東大戦が1番大事だと思うので、そこをしっかりと勝って、筑波戦に向けていい準備をしたい」

左WTB紀伊晧太(文3=日川)
「自分たちがやりたいアタック、ディフェンスができなかったというのが正直な感想。ただ勝つという目標を達成できたのはよかった。(前半は)苦しい時間が長かったが、チーム全体でこの時間が我慢の時間だという意思統一ができていた。全員が目的意識を持って走り切っていた。(ハーフタイムには)とにかく敵陣に入って、3点でも狙いにいこうと話していた。後半は前半よりは自分たちで前にでていけるようになった。(相手プレーの印象は)パスを回すのがうまいのと、一人一人の推進力が高かった。その中でミスも少なかったし、さすが関西一番のチームという感じだった。(自分の動きは)BKにあまりいいリズムができていなかったので、そこで積極的にライン参加していけたらよかったと思う」

川田修司(情コミ=桐蔭学園)
「前半はBKが上手くいっていなかった。ブレイクダウンの状況判断が良くなくて、流れを変えたくてそこを重点的にやった。前半追い風であの点差でいって、後半何とか勝ち切った。粘り強さが良かった。自陣で責められても我慢して我慢して点を与えなかった。前回の早稲田戦では終盤切れてしまって立て続けにトライを取られて負けた。今日は接戦の中でものにできた。ディフェンスで我慢できて、後半は向かい風の中で我慢して地域を取れた。試合の中で上手く変えられた。BKに下級生が多かったので、僕が入ってコミュニケーションだけはしっかりしようと思っていた。そこができればディフェンスもアタックも絶対できるので、そこができたのは良かった。後半は向かい風でディフェンスが多くなることは分かっていたので、タックルのところだけターンオーバーできればいいと思っていた。(決勝トライは)自分たちのチームが全員でターンオーバーしてたまたま僕がその場面にいただけなので。僕のトライというより全員のプレーであそこまでいけた。こっちのアタックはこれまで横に振るシーンが多くて相手のディフェンスも外を向いているのは分かったので縦にいけると思った。(今シーズン初めてAチームでの出場だったが)昨年は出ていたが今年ずっと出られなくて、ケガ人も多くてたまたま入れたがチャンスをもらって今日良い形でやれたので次の試合も勝っていきたい。膝の半月板を手術してBチームの機会が多かったが、今回チャンスをもらえた。チームの勝利に貢献できたことは良かった。(戦列を離れている間に尾又や梶村といった下級生が活躍していたが)2人とも良いアタックのセンスがあって、今の段階ではアタックの部分では勝てない。だが、ディフェンスでは僕の方が勝てると思うので、持ち味を出していきたい。大学選手権の初戦ということで、お互いに硬くなっていた。僅差だが勝てたことが大きい。これからも一戦一戦激しい試合になると思うが、勝ちに貢献したい」

◆全国大学選手権 対関学大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営4=常翔学園)
→17.植木(後半23分)
9.SH加納 遼大(文4=常総学院)
→21.三股(後半23分)
16中村 駿太(商3=桐蔭学園)
←2.牛原(後半9分)
2.HO牛原寛章(政経4=佐賀工)
→16.中村(後半9分)
10.SO堀米 航平(商1=流経大柏)
17植木 悠治(営3=常翔学園)
←1.勝木(後半23分)
3.PR須藤 元樹(文3=国学院久我山)
→18.塚原(前半41分)
11.WTB紀伊 皓太(文3=日川)
18塚原 巧巳(政経3=国学院栃木)
←3.須藤(前半41分)
4.LO東 和樹(政経3=京都成章)
→19.古川(後半31分)
12.CTB尾又 寛汰(商2=国学院栃木)
→22.川田(後半8分)
19古川 満(商1=桐蔭学園)
←4.東(後半31分)
5.LO寺田 大樹(文4=秋田工)
13.CTB梶村 祐介(政経1=報徳学園)
20田中 健太(営3=大阪桐蔭)
←6.平井(後半14分)
6.FL平井 伸幸(法4=桐蔭学園)
→20.田中健(後半14分)
14.WTB成田 秀平(営2=秋田工)
21三股 久典(政経1=佐賀工)
←9.加納(後半23分)
7.FL桶谷 宗汰(営2=常翔学園)
15.FB松浦 康一(政経3=佐賀工)
22川田 修司(情コミ3=桐蔭学園)
←12.尾又(後半8分)
8.No.8山下 誉人(政経4=京都成章)

23林 祥太郎(文2=常翔啓光学園)




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