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ゴールを狙い続けた矢島

サッカー部  猛攻見せるも1点遠く 仙台大相手に初戦敗退/全日本大学選手権

◆12・11〜12・21 第63回全日本大学選手権(味の素フィールド西が丘他)
▼12・14 対仙台大戦(味の素スタジアム西競技場)
  明大0―1仙台大○
≪出場メンバー≫
GK 三浦
DF 小出、山越、松藤、橋(→三苫=後半31分)
MF 矢島(→瀬川=後半23分)、差波、苅部、石原
FW 小谷(→道渕=後半37分)、藤本
 シードとして登場した2回戦で敗北を喫した。日本一を目指し臨んだインカレ初戦の相手は、1回戦で打ち合いを制し勝ち上がった東北代表の仙台大。前半から明大が主導権を握りゴール前まで迫ったが、幾度も訪れた決定機を決め切ることができなかった。後半に入ると徐々に相手に攻め込まれ、後半19分に失点。最後まで相手ゴールを狙い続けたが、相手の割り切った守備に阻まれゴールネットを揺らすことは叶わず。2回戦で苦渋をなめる結果となった。

石原はサイドからチャンスをつくり出した
石原はサイドからチャンスをつくり出した
 最後まで1点が遠かった。「決定機のところで決め切れなかったところが一つの敗因」(栗田大輔助監督)とシュート11本を放ちながら無得点。CKも11回、直接FKは20回とチャンスは大量につくり出すも得点につなげることができずに「不完全燃焼さが残るゲーム」(神川明彦監督)。前半は明大が攻め込む時間帯が多く、藤本佳希(文3=済美)、小谷光毅(政経3=ガンバ大阪ユース)の2トップを中心に相手ゴールを脅かした。前半8分には矢島倫太郎(政経4=浦和レッズユース)のループパスに藤本が抜け出し一対一となったが、相手の厳しいディフェンスでシュートまでは持ち込めなかった。前半20分には橋諒(文3=国見)が自陣から左サイドを駆け上がりクロスを供給。小谷がダイビングヘッドでゴールを狙ったが枠の上へ抜けていった。最後の場面で相手の必死のディフェンスに遭いゴールは奪えなかった。「こういうトーナメントでは決め切る力がすごく大事だということを痛感した」(石原幸治・政経4=市立船橋)と決められなかった1点が重かった。「リーグから今年は大量得点できていなくて、決定力の無さが出てしまった」(高橋諒・文3=国見)とリーグ戦での反省から、最後の精度の部分をインカレに向け強化してきただけに悔しさが残った。

守備の要となった松藤
守備の要となった松藤
 守備をうまくはめることができなかった。後半19分に右サイドを突破されるも小出悠太(政経2=市立船橋)が1対1で勝ちクリア。しかしそのボールをカットされゴール前でつながれて痛い先制点を献上した。「取ろうという気持ちが強すぎてみんなでボールにいってしまった」(三浦龍輝主将・商4=FC東京U―18)と持ち味である守備で焦りが出た。失点後も「失点をしてからのサッカーが雑になってしまった」(栗田助監督)とリーグ戦で発揮された切り替えがうまくいかず、焦りから慌ててしまい冷静さを失った形に。「単調な攻撃になってしまった」(藤本)と持ち味であった「いい守備からいい攻撃」につなげられなかった。

 悔しい今季最終戦となった。リーグ戦を得失点差で及ばずに2位で終えただけにインカレに懸ける思いは強く、優勝を目指し1ヶ月トレーニングを積んできた。「今年のチームは一体感が一年を通じてどんどん成長していったチーム」(栗田助監督)と4年生が中心となり、後期リーグ戦無敗からチーム状態は好調を保っていた。その中でも初戦敗退となり「このチームでも優勝できないのかという思いがある」(小出)とまさかの黒星。試合後、選手たちは応援の選手たちに深々と頭を下げ、三浦主将は他の選手に声を掛けられるまで頭を上げなかった。「もっと4年生とサッカーがしたかった」(差波優人・商3=青森山田)と後輩たちもチームをまとめ続けた4年生への思いから涙を流し「恩返ししたかった」(橋)と感謝を形として残せなかったことに悔しさを見せた。

 来年こそ悲願のタイトル獲得を狙う。今試合のスタメンの内6人が3年生以下と主力が残る。中でも3年生は全日本大学選抜が5人とスター揃いだ。「4年生が果たせなかった日本一を自分たちが来年絶対に果たしたい」(山越康平・法3=矢板中央)。今年の悔しさを糧に「強い明治」復活へ、黄金世代に期待が懸かる。

[谷澤優佳]

選手たちは泣きながら応援の選手へ頭を下げた
選手たちは泣きながら応援の選手へ頭を下げた















試合後のコメント
神川監督

「仙台大学の勝ちたい気持ちが随所に出ていたゲームだった。前半の立ち上がりから15分くらいまでは完全に出足もよくて、球際も明治が勝っていた。相手がうちのスピードや色んなものに慣れてきて、仙台大学がいい時間をつくり始めた。前半の決定機を決めていれば、また違ったゲーム展開になったかとは思う。だけど、そのまま勝ち切れるかと言われたらわからなかった印象。相手が後半から19番のスピードのある選手を入れてくることは想定済みだったので、そこを抑えながら1点を狙いに行きたかった。だけど、うまい具合に1点取られた。そこからの戦い方があまりにも明治らしくない。本当に不完全燃焼さが残るゲームだった。リーグ戦では早い時間帯に得点を取ることができていた。その時間帯に得点を取ることが出来ない時どうするかということ。先制点を取られたのも久しぶりだったし、ばたついてしまった感はある。負けるゲームは大体そうだけど。初戦で負けるのは久しぶりで記憶がない。準備の段階で何も疑いはなかった。客観的に見ていて、栗田助監督をはじめみんながしっかりと準備されていた。慢心も見受けられなかった。仙台大学のハードな当たりに後れを取ったのは事実かなと。結局3原則の一つである球際が後手を踏んだ。負けるときはいつもこうだという印象。7月以来負けていなかったわけだから、信じられない。選手にかける言葉もなくてね。ただ、下を向かずにということは言った。スタジアムを出るときは胸張って前を見据えてくれとだけ言った」

栗田助監督
「決定機のところで決め切れなかったので、あそこで決めていれば。たとえば前半の始めの藤本の、あれはPKぽかったけれど。あそことか小谷のシュートとかヘディングとか何度もチャンスがあったので、そこが決め切れなかったところが一つの敗因だと思う。当然サッカーは90分の間に相手にもチャンスは1回2回あるから。点を取られたあとの30分の戦い方が雑になってしまって、我々らしさというか中の選手たちが慌てているようなサッカーになってしまったので、そのまま時間が過ぎてしまった。ベンチからももう一回落ち着いて我々のサッカーをやろうと言ったけれど、そこが中のピッチの選手たちはちょっと焦ったんじゃないかという感じはする。(後期負け知らずで良い形で臨めたと思うが)非常にチーム状態は良かったので、今すぐどうこうというのは思いつかないけれど、これがインカレというかトーナメント。こういう経験を糧にまたチームは成長しなければいけないし、相手も必死だと思うから。負けたことに関しては非常に残念。(後半やられた要因)逆に相手が後半の頭に前半よりもハイプレス、前線からのプレスが上がったように見えたので、その辺で自分たちがリズムを失ったのかなというところは感じた。(一年間振り返って)4年生を中心に非常に今年のチームは一体感というか、そこが一年を通じてどんどん成長していったチームだと思う。今日は負けてしまったけれど、間違いなくチームとしては成長して強いチームになっていったと思う。そこの理由は選手たちが考えて決断して自分たちで自信を深めていった結果だと思うので、そこに対しては選手の頑張りを評価したいし本当によかった。それだけに最後のこのインカレで優勝という形で目標にしていたので、そこがこういう形で負けてしまったのは本当に残念」

三浦主将
「(試合後の気持ちは)今はまだ何も考えられない。(試合の出来は)初戦ということもあって、前半は特に固さが見られた。技術というよりメンタルの部分で固さが出た。基本的に0で前半を終えるというのが目的で戦った。そこはできたが、いつもより簡単に蹴ってしまったり、流動的に動くというシーンが少なかった。入りの部分をはっきりしていくというのは徹底していて、リーグ戦通りできた。だけど、相手が引くということでそこで一つのアイディアという部分がかたさによって消えてしまったかなと思う。(失点シーンは)取ろうという気持ちが強すぎてみんなでボールにいってしまったというのが良くなかった。失点後は4バックから3バックに変わるというのと、サイドを徹底するというのを話し合った。まだ時間はあるし落ち着いてまわそうとした。(どんな一年だったか)こういう伝統あるチームで主将ができたのは光栄だし、これからの人生に役立つと思う。後輩たちも協力してくれて、いろんなアイディアを出してくれた。最高の一年だったと思う。(4年間で成長した部分は)サッカーの部分はもちろん成長してると思うけれど、神川さんや三浦さんなどのスタッフに鍛え直されて、一人の人間として成長したなと思う。僕だけじゃなく他の4年生も気をつかえるようになったし、チームに対して考えられるようになったのが変わったかなと思う。(後輩たちに伝えたいことは)今までやってきた伝統というものは残してもらって、上手い明治より強い明治というものをつくっていってほしい」

石原
「(試合終了後の気持ちは)何もできなかったというか、悔しさしかなかった。(試合の出来は)縦突破してコーナーに防がれてしまっていたので、あそこを上げられていたらチャンスになっていたのかなと思う。そういった部分が足りなかったところ。前半は特にいつものサッカーができなくてボールを蹴る部分が多くなってしまった。でも前半は0―0でいいといっているので、特に問題はなかった。決定的なチャンスはあったので、こういうトーナメントでは決め切る力がすごく大事だということを痛感した。(失点後は)システムが変わって、点を取りにいくしかないと思っていた。時間はまだあったが慌ててしまう部分があって、そこはもったいなかった。(一年間を振り返って)今年、一つも全国大会のタイトルが取れなかった部分は悔いが残る。みんな一人一人がうまいだけではなく、怖い存在にならないといけないと感じた。(4年間を通して)技術もそうだが、メンタル面が成長できたと思う。毎年いい選手が入ってくるという競争の中で、どういう風にチームに貢献できるかということを考えられるようになった。(後輩たちに伝えたいことは)上手いだけではなく、強い明治というものを体現してほしい。今日みたいな厳しい試合の中で、力を発揮できるような選手がでてくればいいチームになるんじゃないかなと思う」

松藤正伸(文4=FC東京U―18)
「(今日の試合を振り返って)トーナメントなので、相手が1試合やっているというのもあって、最初は自分たちの方が立ち上がり悪くなるだろうというのがあった。その中で失点をしないように、固くなってもいいから思い切りシュートを打っていこうという考えがあった。立ち上がりは固いながらも、チャンスを作ることができた。前半で1、2点取れていれば楽なゲームになったと思うが、そこは割り切って後半もチャンスが来ると思っていた。その中で自分たち後ろの選手が相手のワンチャンスで決められてしまったことが敗戦の理由だと思う。(ハーフタイムは)19番がどこかのタイミングで入ってくることは分かっていたので、それを注意することと、自分たちのサッカーをしようという話をした。下からつないでピッチをワイドに使って、間延びしている部分もあったのでそこを確認した。(大学サッカーは引退となるが)(全国で)優勝が一回もできなかったので悔いが残る。僕自身ユース出身だったので、上下関係だったり人間性の部分で大きく成長できた。自分で考えて成長できたと思う。(副将としてチームをけん引してきたが)自分たちの学年が一番多い22人で、色々な考え方の人がいて、その中で4年生が話し合うことでまとまることができた。下級生がしっかりと付いてきてくれて、今日みたいないい雰囲気が作れたと思う。今年の明治は試合に出る人もそうでない人もチームのことを考えて動けたのが強みだった。新チームにはその部分を受け継いでもらって来年こそ優勝してもらいたい」

小谷
「負けたということで、僕たちよりも仙台のほうがよかったのかなと思う。あれだけ押し込んでる中で得点を取れなかったのは、自分たちの技術が低いということなので、来季に向けてやっていくしかない。やっぱり得点の部分。最後の精度。そこに尽きると思う。スタッフもここで負けるとは考えていなかったし、まだ整理がついていない。帰るときは顔上げて、胸を張ってということは言われた。4年生には団結することの大切さというのを改めて感じさせてくれた。そこは来年に向けてチームを、作っていく中で必ず参考になると思うので」

差波
「負けてしまったので何も言うことはないけれど、少し早すぎるかなというか、すごい悔しい思い。(前半チャンスがあった中で決め切れなかったのは)初戦の緊張とかもあると思うけれど、うまくチームがはまってなかったというのが正直な感想。初戦だから仕方ないとは思うけれど、内容が悪いわけではなかっただけに最初に決めておけばもっと楽だったのかなと思う。(後半の守備については)悪くはなかったと思うけれど失点したあとに少しばたついたというかうまくいかなかった。今までやってきたことができてなかったというのが少しあるかもしれない。(一年間振り返って)充実したシーズンを送れたしそれを送れたのも4年生のおかげだと思うので、4年生に申し訳ない気持ちでいっぱい。今思えばもっと4年生とサッカーしたかったなと。それしか残っていない。リーグ戦準優勝で終わっただけに今年インカレに懸ける思いは強かったので、正直なところもう少し4年生とサッカーやりたかったというのもある。(試合後の涙は)すごい悔しかった。今の4年生とはプレー内外のところでも仲が良いし、4年生にはすごい助けられたところもあったので自然と涙が出てきた。泣いちゃいましたね、終わった瞬間は」


「自分たちのペースでプレーできず、決めるべきところで決められなかった。前半の藤本とか、あそこで決めてれば試合も決まってた。リーグから今年は、大量得点できていなくて、決定力の無さが出てしまったかなという感じ。チャンスをモノに出来なかった。試合やってて、相手から攻められても対して怖さは感じなかった。対策も特にしていない。自分のサイドは足速いからそのケアをちゃんとやるってことくらい。それでもワンチャンスをモノにされた。トーナメントの怖さだと思う。一点の重みが出た。点を決めていればリズムは変わってた。相手は一回戦勝っていて、自分たちよりもインカレの雰囲気になれてるところがあった。そこも大きいと思う。決められなかったのが自分たちの甘さ。それが今日の敗北の要因だし、リーグで優勝できなかった原因。来年、自分たちは注目される代。今年やってきたことを継続して、もっとプレーの質を高めていかなきゃいけない。一つ一つ意識変えたい。4年生は一番頼りになる人たち。サッカーやりやすい環境作ってくれて、その中で自分たちはのびのびやれた。恩返ししたかった。それができなくてただ自分の力不足を感じる。ここまでこれたのは4年生のおかげ。感謝したい」

藤本
「ちょっと今は何も考えられない。負けたんだという実感も湧かない。結果として1―0で負けたので、自分が前半のチャンスを決めていたら勝っていた。それしか考えられない。1点取られてからは単調な攻撃になってしまった。でもそこでも決めるチャンスがあった。決めれなかったことが全てだと思う。受け入れるしかない。4年生ともっと一緒にサッカーがしたかった。もう終わったと思うと勝たないといけなかったと。ここまでこれたのも4年生の力だった。試合に出られない人たちが、動画をつくってくれたり、絶対にやらないといけないと感じた。だけど気持ちに応えられなくて申し訳ない」

山越
「(今日の試合を振り返って)失点したというのは、トーナメントの難しさというか。固めてくる相手に対して、先に失点してはいけないということを思い知った試合だった。(前半は多くの決定機をつくったが)ボールを支配したとしても、最後決めないと意味がなくなってしまう。そこに対してもっとこだわっていかないと、この先新しいチームになっても勝てないなと感じた。(4年生が引退となるが)今年の4年生は本当に龍輝君(三浦主将)を中心にチームをまとめてくれたし、チームのことを思って動いてくれていたので、自分たちが勝たせられなかったのが悔いが残る。この悔しさを自分たちが受け継いで、4年生が果たせなかった日本一を自分たちが来年絶対に果たしたい。(来年は)来年はユニバもあるし、進路もあって自分にとって大事な年になる。大学ではあと1年しかサッカーやれないので、もっと気を引き締めてもっと強くなりたいと思う」

小出
「決めるところで決められなかったことと、失点シーンのところをもっと締めていかないといけなかったけれど、最初の方で点を決められなかったというのが今日はちょっと駄目だったかなと思う。(前半チャンスがあった中で決め切れなかった要因)相手も守備からという割り切りもあったと思うけれど、キーパー含めて相手の守備がすごい集中していたので、ギリギリの攻防で相手の守備の頑張りにやられたと思う。(後半の守備について)相手の19番が入ってきて足が速い選手だったので、すごい簡単に裏にぼんぼん蹴ってきたので、そこは橋諒くんだったり幸治さんとかが対応してくれた。そこで相手も割り切ってきた中で合わせたという感じではないけれど、相手にははっきりした割り切りがあったので相手のペースに少しなってしまったのかなと思う。(相手は一回戦で打ち合いを制し勝ち上がった勢いがあったが)もちろん今までのサッカー人生でもそういうことはあったので、トーナメントの一回戦目という難しさはしっかり分かっていたけれどこういう結果になってしまったので本当に悔しい。(今年のチームへの思いは)4年生を中心に本当にみんな私生活では仲良く、サッカーの面ではお互い厳しいという関係もあり練習の雰囲気もすごくよくて、率直に思うのがこのチームでも優勝できないのかという思いがある。これでまだ何かが足りないということなのでそれを学年関係なく来年に向けて何かをしなくてはいけないということなので、そこは来年また切り替えてチーム全体でやっていきたいなと思う」


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