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2トライを挙げた桶谷

ラグビー部  大東大に勝利も大一番へ課題残す/全国大学選手権

◆11・16〜1・10 第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(秩父宮ラグビー場他)
▼12・21 セカンドステージ 大東大戦(秩父宮ラグビー場)
 ○明治41{17―10、24―19}29大東大

◆スコア◆
明治
大東大
前半後半得点前半後半
PG
DG
17241019
41
合計
29


 終盤の追い上げを振り切り、年越しへ王手をかけた。大学選手権セカンドステージの2戦目、関東大学リーグ戦4位の大東大との一戦は41―29で明治が白星を挙げた。開始3分に左LO東和樹(政経3=京都成章)が先制トライ。セットプレーが安定し、その後は一度もリードを許さずに要所で得点を重ねた。一方で試合終了間際には5点差まで詰められるなどディフェンス面は課題が浮き彫りに。キックミスも連発し、内容は消化不良に終わった。

 スクラムを起点にトライを重ねた。前半3分、15分に相手ゴール5メートル前のスクラムから立て続けにトライ。いずれもNo.8山下誉人(政経4=京都成章)が「狙い通りだった」と自ら持ち出して生まれたものだった。23分には敵陣22メートルラインのスクラムからサインプレーがはまり、左WTB紀伊晧太(文3=日川)がインゴールに飛び込んだ。セットプレーから17―0とリードを広げ、明治のペースに持ち込んだ。
果敢にアタックを仕掛けた山下"<"align=right
果敢にアタックを仕掛けた山下
 17―10と追い上げられて折り返した後半は、5分にSO堀米航平(商1=流経大柏)が冷静にPGを決める。7分、14分には敵陣で相手が犯したペナルティーからSH加納遼大(文4=常総学院)が素早くリスタート。スキを突いて立て続けにトライを挙げた。その後は3トライを返され一時は5点差まで詰め寄られるが、ラストワンプレーで右FL桶谷宗汰(営2=常総学院)がトライを挙げて試合を決めた。自分たちのミスで相手に流れを渡す時間帯もあったが、要所で得点を挙げたことが勝利につながった。

不安定なキックでエリア獲りに苦しんだ"<"align=right
不安定なキックでエリア獲りに苦しんだ
 しかし試合後、丹羽政彦監督(平3文卒)は「今日は勝ち点6を取ったことだけは評価したい」と厳しい言葉を残した。FWはセットプレーの安定やブレイクダウンで奮闘したが、キックミスの連発や試合中の状況判断などBKのプレーには課題が残った。勝利の喜びよりも「このままでは筑波に勝てない」(左PR勝木来幸・営4=常翔学園)と危機感をあらわにした。
 ベスト4入りを懸け、27日に筑波大と対戦する。対抗戦では勝利を収めたが、その試合を欠場した司令塔の山沢を筆頭に故障者が戻っている。先週明治が苦しんだ関西学大戦でも大勝するなど調子は上向きだ。一方で、明治も戦列を離れていたSO田村煕(営3=国学院栃木)やCTB水野拓人(情コミ4=東海大仰星)が復帰できる見通し。BK陣の立て直しが期待される。4年ぶりの年越しへ向け「明治はもっと必死にやればもっと強い。一つのボールに執着心を持ってやりたい」と勝木主将は力を込めた。大学日本一へ向け、最初の大一番を迎える。

[坂本寛人]

◆大学選手権セカンドステージ・プールC(12月14日現在)◆
関西学大
(西1位)
明治
(対3位)
大東大
(東4位)
筑波大
(対5位)
勝敗AP 勝点 BP 合計総得失点差順位
関西学大
●10―21
12/27 14時
キンチョウ
●12―60
2敗
―59
明 治
○21―10
○41―29
12/27 14時
江戸川
2勝
10
12
23
大東大
12/27 14時
キンチョウ
●29―41
●22―44
2敗
―34
筑波大
○60―12
12/27 12時
江戸川
○44―22
2勝
10
12
70
対…対抗戦、東…関東リーグ、西…関西リーグ
AP(アドバンテージポイント)…各所属リーグでの最終順位によるポイント:1位=3点、2位=2点、3位=1点  勝点…勝ち=5点、引き分け=2点、敗戦=0点
BP(ボーナスポイント)…7点差以内の敗戦=1点、勝敗に関係なく4トライ以上を獲得したチーム=1点


試合後のコメント
左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)

「ゴール前で踏ん張れなかったのはこれからの課題だし、次の筑波は強いと思うので、もっと相手に流れがいっている時間を減らしたい。もしなったとしてもすぐちに自分たちの時間帯に戻さないと駄目だと思う。そこが今日の課題なので修正していきたい。(足りないところは)やっぱりディシジョン、判断のところ。一個詰まって判断が遅れてしまったり、キックの精度であったり、まだまだ噛み合っていないところが多い。次の筑波戦では勝つことだけを考えて、まだまだ泥臭さというか、ひたむきさが明治には足りない。そういうのは自分が植え付けていかなければいけない立場。次は今日の明治とはまた別のチームで挑むと思うので、見ていてもらいたい。明治はもっと必死にやればもっと強い。トライ取って自分たちの中でどこか浮き足立っていたり、そうは思っていないかもしれないけど実際にプレーとして出るので、そういうところをもっとしっかりやっていかなければいけない。次はかっこよく勝たなくていいと思うので、泥臭くひたむきに、ジャージをどろどろにしながら、一つのボールに執着心を持ってやりたい。人任せにせず、自分がこのボールを前に運ぶとか、自分がこいつを止めるとか、そういう意識を持っていけば絶対また別のチームになってくる。そうすればおのずと結果は付いてくると思う」

HO中村駿太(商3=桐蔭学園)
「FWはぼちぼち。悪くはない。BKが良くなかったなというのが正直な印象。個人としてはそれなりに仕事はできたのかな。大東大のFWは決して強いとは言えないが、要所要所にいい選手がいた。そのキーマンを潰すことを目的に1週間やってきたが、なかなかうまくいかなかった。セットプレーは悪くはないがもっとできる。可もなく不可もなくできたことが勝利につながったと思う。普通にやって勝った。ただそれが満足できるレベルではなく、低いレベルでやって普通にやって勝ったという感じ。筑波大戦は、FWのセットプレーでしっかり崩したい。FWで圧倒しなければ勝てないので、そこだけは意識していきたい」

右FL桶谷宗汰(営2=常翔学園)
「選手権に入って思うようなプレーが出来ていなかったが、今日はアタックは良かった。トライを取れたり、自分の自信になるプレーはあったので前の早稲田戦とかよりは良かった。後半に相手がばててきていたのもあったがまだまあまあな出来だと思う。ディフェンスでもラックの真横のスペースを自分がもうちょっと速く埋めれば止められたところもあった。ファーストタックルが外国人選手だったが、下に入らずに上に入ってしまった。セカンドでもボールに絡むのが少なかったり、そういう部分があるのでディフェンスはまだまだだと思う。アタックはまあ良かったのでディフェンスが問題。No.8じゃなくてFLになったので、プレーではディフェンスを重視してやっている。だからディフェンスがうまくいかなかったらどんなにアタックが決まってもまあまあだと思う。ゴール間際でスクラムを組む前に円陣では、スクラムが安定していたのでそのままスクラムトライを狙おうと話していた。ゴール前になるとFWは熱くなる人たちなので、そこは平井さんが盛り上げてくれた。FWは関学の時よりは良くなっていたが、ゴール前でBKのミスが目立った。BKが苦しい時にFWで確実に前に行ける選択肢があるのならば無理にBKに出さないでFWを選択する。FWがBKのことをあまり言えないが、ゴール前で外が空いていたので回すために下げて、そのままタッチインして出されたりというのがあった。練習通りにはならなかった。練習の合わせでは相手のプレッシャーもないのでうまくいくが、本番になった時に練習通りできなければ意味がない。練習通りにできなかったのが原因だと思う。次の筑波大戦の方が確実にプレッシャーがかかると思うが、さっきも監督にこれで 満足していないよなと喝を入れられた。4年生も十分分かっているので、一週間筑波大に向けてもう一度気合を入れ直す。勝ちたいじゃなくて勝つ。今日よりもっと内容の良いプレーをする。相手のSOは上手くて強くて、簡単に目を離せない選手で、No.8もケガから復帰してアタックディフェンスともにキーマン。あとWTBの福岡とか代表級がたくさんいるので、そういうプレーヤー達をどれだけ止めて明治のラグビーをできるかが勝負だと思う」

No.8山下誉人(政経4=京都成章)
「(チームとして振り返って)勝てたことはよかったが、ディフェンス時にマークしているキープレーヤーに抜かれてしまったというのは練習の成果がまだまだでていないということ。そういう所をつめていくためには個人としての意識も大切だし、チームでやらなければならないことをはっきりしていくべきだと思う。(キープレーヤーは)6番、8番、9番、13番だった。トライをこの人たちに取られたので、途中苦しかった。もっと全体でコミュニケーション取るべきだった。(個人としての動きは)抜いた場面はあったが、その後の処理がまだまだだったと思う。前半のスクラムからのトライは狙い通りだった。1回目のゴール前スクラムの入りが悪かったので、次のスクラムでは自分からクイックで仕掛けていこうと思っていた。でも個人だけで取ったのではなく、FWで取れたトライだと思っている。(筑波戦に向けて)練習でやったことしか試合ではでないと思うので、この1週間は相当大事な練習になる。しっかりチームでやっていきたい」

SH加納遼大(文4=常総学院)
「最後までトライを取るという気持ちを持っていたことが大きかった。本当は苦しむ必要はなかったが、自ら苦しい試合にしてしまった。(自分のリスタートから2トライしたが)周りがしゃべってくれたので、その声を聞いて従っただけ。僕から始まったがみんなのトライ。FWは頼もしいが、BKがもっとFWを助けていくようなチームにならないと駄目。ディフェンスがやっぱり悪い。相手のキーマンである外人をBKのラインで止め切れなかった。(2本返されてハーフタイムを迎えたが)後半はノートライに抑えようと話していたが、結局取られてしまった。後半の最初のPGが大きくて勝因だと思う。時間帯によってトライかキックかで分けることができた。(来週に向けて)大学選手権優勝というのはとりあえず置いておいて、筑波に勝たないと上のステージに行けないので筑波を倒すという一点を見て練習したい。今までBKがFWの足を引っ張っているので、改善してFWを助けたい。BKは若いのでみんな緊張している。自分が良い緊張に導けるようにしたい」

SO堀米航平(商1=流経大柏)
「前回よりは緊張しなかった。負けたら終わりなので、まずは内容も大事だが勝つことが第一だった。BKはエリア取りところのミスがFWを辛くさせてしまっていた。エリア取りさえしっかりしていればもっと点差も開いて相手にトライもさせなかったと思う。後半勢いに乗っているところで(PGを)入れられたのは良かったが、前半の空気が悪い時にしっかりと決めて流れを変えられたら良かった。ディフェンスは外国人に対してタックルが高くて、飛ばされてしまったのでそこを頑張って下に入らなきゃいけないなと思った。アタックは結構順目攻撃でしっかりと出来ていたかなと思う。チームというかBKがああいう風にエリア取りができなくてFWにたくさん迷惑をかけてしまって、そこでFWが頑張ってくれたので今日は勝てた。(個人としては)今日みたいな大事なとこで勝てたことが収穫。筑波では、今日よりもまずは個人個人のインディビジュアルを上げてミスをなくしていきたい。来週、絶対勝たなきゃいけない試合なのでしっかりと1週間コンディショニングとかチームとかしっかり合わせて、絶対に勝ちたい」


◆全国大学選手権 対大東大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営4=常翔学園)
9.SH加納 遼大(文4=常総学院)
→21.三股(後半15分)
16佐藤 公彦(法2=明大中野)
←2.中村(後半28分)
2.HO中村 駿太(商3=桐蔭学園)
→16.佐藤公(後半28分)
10.SO堀米 航平(商1=流経大柏)
17植木 悠治(営3=常翔学園)
←1.勝木(後半15分)
3.PR松波 昭哉(政経4=東福岡)
11.WTB紀伊 皓太(文3=日川)
18矢野 佑弥(政経2=徳島県立城北)
4.LO東 和樹(政経3=京都成章)
12.CTB川田 修司(情コミ3=桐蔭学園)
→22.西橋(後半25分)
19古川 満(商1=桐蔭学園)
←5.寺田(後半20分)
5.LO寺田 大樹(文4=秋田工)
→19.古川(後半20分)
13.CTB梶村 祐介(政経1=報徳学園)
20田中 健太(営3=大阪桐蔭)
←8.山下(後半23分)
6.FL平井 伸幸(法4=桐蔭学園)
14.WTB成田 秀平(営2=秋田工)
21三股 久典(政経1=佐賀工)
→9.加納(後半15分)
7.FL桶谷 宗汰(営2=常翔学園)
15.FB松浦 康一(政経3=佐賀工)
22西橋 誠人(商4=桐蔭学園)
←12.川田(後半25分)
8.No.8山下 誉人(政経4=京都成章)
→20.田中健(後半23分)

23林 祥太郎(文2=常翔啓光学園)
←22.西橋(後半37分)



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