検索
 HOME > ラグビー部

ラグビー部  4強入り目前で筑波大に惨敗 勝木組はシーズンを終える/全国大学選手権

◆11・16〜1・10 第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(秩父宮ラグビー場他)
▼12・27 セカンドステージ 筑波大戦(江戸川陸上競技場)
  明治7{7―21、0―22}43筑波大○

◆スコア◆
明治
筑波大
前半後半得点前半後半
PG
DG
2122
合計
43

試合を終えた選手たち
試合を終えた選手たち
 4年連続でベスト4に届かなかった。江戸川陸上競技場でセカンドステージ最終節が行われ、対抗戦5位の筑波大に敗戦した。前2戦で調子を上げていたFW戦で波に乗れない時間が続き、明治らしい攻撃が出せず。BKもミスの連続でFWをカバーすることができなかった。結果、明治は前半の右CTB尾又寛汰(商2=国学院栃木)の1トライのみで7―43と惨敗。セカンドステージCグループでは2位となり、日本一への挑戦権を失った。

足りなかった執念
 FW勝負で勝つことができなかった。開始8分に先制トライを献上するも、前半15分にはマイボールラインアウトからFWで攻め込み、最後は尾又がトライ。大東大戦で課題となっていたディフェンスでも粘りを見せ、序盤は拮抗(きっこう)した試合展開となった。しかし、スキを突かれ日本代表のWTB福岡(筑波大)にビックゲインを許すなどして2トライを返され7―21。何としても取り返したい明治は、FWで勝負に出た。前半終盤、ゴール前でのマイボールスクラムのチャンスを2度得て、フェーズを重ねた。それでもチャンスは生かせず、ブレイクダウンで圧倒され「FW戦で優位に立てなかった」(HO中村駿太・商3=桐蔭学園)。その後もラインアウトをスティールされるなどセットプレーも安定を欠いた。明治の強みは息を潜め、トライは遠のきそのまま前半が終了。チームに暗雲が立ち込めた。
「勝ちたい執念が強いほうが勝つ」。左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)が前日に語った言葉は、正しかった。後半10分にPGを許し点差はより厳しいものとなってしまう。しかしそこで「全員が攻めていこうという意識が高く持てなかった」と梶村祐介(政経1=報徳学園)が言うように、気持ちが折れてしまった。マイボールを獲得しても接点に全員で挑めずにターンオーバー。さらに筑波大の一体となったBKに翻弄(ほんろう)されディフェンスが機能せず。最終的に3トライを許し7―43で試合終了となった。

遠かった正月越え
試合終了のホイッスルと同時に、勝木組のシーズンも終わった。伝統校として名高い明治も、4年連続で準決勝の舞台を逃すこととなった。今年は丹羽政彦監督を中心に春から「勝つことにこだわるラグビー」を掲げ順調に本シーズンを迎えたはずだった。しかし対抗戦では帝京大、そして早稲田に敗戦し勢いを失ってしまった。丹羽監督は「チームとしてやりたいことが年間を通してやれるのか。そこが変わらないと明治はずっとこのまま」と試合後に厳しい言葉を放った。1年間不動の1番を背負いチームの先頭に立ってきた勝木主将は、ノーサイドの瞬間「頭が真っ白。何も考えられなかった」と話す。「来週、みんなでもう1回グラウンドで練習しよう」という勝木主将の切なる願いは、叶わなかった。

 4年生はこの試合で引退となるが、スタメンの多くは来年も残る。試合後に選手たちが言葉少なに語った「悔しい」の一言。この悔しさを忘れずに、新体制に臨みたい。去っていく4年生が一度も経験することのなかった年越し、そして日本一の夢は来期に託された。

[三浦亜優美]

◆大学選手権セカンドステージ・プールC(12月27日現在)◆
関西学大
(西1位)
明治
(対3位)
大東大
(東4位)
筑波大
(対5位)
勝敗AP 勝点 BP 合計総得失点差順位
関西学大
●10―21
●19―24
●12―60
3敗
―64
明 治
○21―10
○41―29
●7―43
2勝1敗
10
12
―13
大東大
○24―19
●29―41
●22―44
1勝2敗
―29
筑波大
○60―12
○43―7
○44―22
2勝
15
18
106
対…対抗戦、東…関東リーグ、西…関西リーグ
AP(アドバンテージポイント)…各所属リーグでの最終順位によるポイント:1位=3点、2位=2点、3位=1点  勝点…勝ち=5点、引き分け=2点、敗戦=0点
BP(ボーナスポイント)…7点差以内の敗戦=1点、勝敗に関係なく4トライ以上を獲得したチーム=1点


試合後のコメント
左PR勝木来幸主将(営4=常翔学園)
「負けてしまったので、今は頭が真っ白。何も考えられなかった。(敗因は)自分たちのラグビーができなかったところ。次は後輩たちが頑張ってくれると思う。(今シーズンを振り返って)自分の人生において、非常に成長できた1年だった」

HO中村駿太(商3=桐蔭学園)
「悔しいの一言。FW戦で優位に立てなかったことが、今日の結果の全てだと思う。来年頑張る」

右FL桶谷宗汰(営2=常翔学園)
「試合前は緊張していたが、笛が鳴ったらそういうのはなかった。ラックサイドのPXYがこの前も悪かったが、今回もそこで2本取られている。筑波大はBKのチーム。外に速い選手がいる場合、内側のPXYに早く立って内側からずらして外側を埋める守り方をしようとなっていた。でもFWのPXYも悪くて外にずらせなかった。あと1対1のタックルもFW・BKともに甘くて一発で外に大きくゲインされたりする場面もあった。(自分のプレーでは)今回もアタックは良くて、ゲインラインも切れていたしぼちぼちかなと思う。でも、筑波大のような展開力のあるチームにそのまま展開された。セカンドタックルに入ってボールに絡んだりしてテンポを下げたり、あと後半点を取られていた時、自分はバックローなのでタックルで流れを変えたりするべきだった。そのままだらだらといかれてしまったのがだめだった。ディフェンスもそんなに回数いった記憶がない。あまり走れてもなかったのかなと思う。(ノーサイドの瞬間は)もちろん4年生のことばっかり考えていた。自分が試合に出ているということは4年生でも同じポジションの人は出ることができない。そういうことを考えると2年間お世話になって、それを恩返しできるとしたら試合で活躍するかどうかだった。なのに全然何もできなかったので、申し訳ない気持ちでいっぱい」

No.8山下誉人(政経4=京都成章)
「向こうは僕らのミスをチャンスにして点を取っていたけど、僕らは相手のミスをチャンスに変えられなかった。あとはミスの修正も試合中にすることができなかった。相手はディフェンスの時でも僕らが立ってたら2人目のタックラーがボールに絡んでゲットする場面が多かった。後半はそこを修正していこうと話していたが、僕を含めて修正できなかった。(前半のゴール前でのスクラムは)向こうも勝つという執着心が強くて、プレッシャーをかけられて結局ヤンボーになってしまった。あれは明治としてはやってはいけないことだと思うし、そういうところからマイナスマイナスになってしまった。結局そのまま最後までプラスにすることができなかった。(個人の動きは)ゲインはしていたけれど、最後の最後で相手に取られたりしてしまっていたので意味はなかった。そこを最後まで修正し切れなかった。(後輩たちには)僕らにできなかった年越しはもちろん、優勝して欲しい」

SO田村煕(営3=国学院栃木)
「本当に4年生に申し訳ない気持ち。敗因は自分のゲームプランの組み立て方のところと15人が1対1で勝てなかった。この1年間やってきたことを出せたということでは筑波大の方が上だった。結局最後にここで結果を出せないと意味がないので残念。すぐには切り替えられないが、来年の今ごろにはしっかりとしたチームを作りたい」

梶村祐介(政経1=報徳学園)
「チームとしてはすごくいい雰囲気で練習できていて、FWでも前に出ていこうと話していたがそこで後手に回ってしまった。今まで、明治はセットプレーが安定していたからいい球が出ていたが、ラインアウトも相手にスティールされたり、スクラムも押すことができなくて、いつも通りの展開にいかなかった。そこは想定外だった。前半を見ていて、相手のCTBにゲインを切られるシーンがあって、BKのタックル自体が高めにいってしまって、外されていたので後半は修正していこうとしたが、後半はチーム全体の雰囲気が悪かったというのが正直なところ。そこでもっと後半のメンバーがチームにエネルギーを与えなければいけなかったと思う。(4年生は)時間もどんどん減っていく中で、諦めないで最後まで明治らしくというふうに言っていた。(1トライだったのは)前半で7―21のところから1本離されたときに明治全員が攻めていこうという意識が高く持てなかったんじゃないかと思う。攻撃も淡泊になって1対1で抜かれてしまう。単純に弱い明治になってしまった。筑波は組織としてBKが一体となって攻めてきたのでそこが明治との差かなと思う。ディフェンスは、まずキックチェイスの部分で福岡さんに抜かれたシーンとかがあって、相手のキープレーヤーとなる選手を走らせてしまうと、やっぱり乗ってきてしまう。そいうところをもっと意識高くしなければなと思う。(前半最後のシーンは)明治といったらやっぱりFWなので、そこで取りきるか取りきらないかは大きい。あそこで取っていれば後半はチームは乗っていたかもしれない。結果的にあの辺が試合のポイントだったかなと思う。チームが機能していない中で個々でゲインを切ることは難しい。そういうときでも1対1で勝負できる選手になりたい。4年生は引退してしまうが、メンバーの中には下級生も残っている。今年の悔しさを糧にしてできると思うので、来年は今年の悔しさを忘れずに、新チームが始まってからは量よりも質を大事にしてユニットの練習をしていきたい」

◆全国大学選手権 対筑波大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR勝木 来幸(営4=常翔学園)
9.SH加納 遼大(文4=常総学院)→21.三股(後半31分)
16牛原 寛章(政経4=佐賀工)
2.HO中村 駿太(商3=桐蔭学園)
10.SO田村 煕(営3=国学院久我山)
17植木 悠治(営3=常翔学園)
3.PR須藤 元樹(文3=国学院久我山)→18.松波(後半19分)
11.WTB紀伊 皓太(文3=日川)
18松波 昭哉(政経4=東福岡)←3.須藤(後半19分)
4.LO東 和樹(政経3=京都成章)
12.CTB西橋 誠人(商4=桐蔭学園)→23.梶村(後半11分)
19小林 航(法3=明大中野八王子)←5.寺田(後半19分)
5.LO寺田 大樹(文4=秋田工)→19.小林(後半19分)
13.CTB尾又 寛汰(商2=国学院栃木)
20田中 健太(営3=大阪桐蔭)←6.平井(後半11分)
6.FL平井 伸幸(法4=桐蔭学園)→20.田中健(後半11分)
14.WTB成田 秀平(営2=秋田工)
21三股 久典(政経1=佐賀工)←9.加納(後半31分)
7.FL桶谷 宗汰(営2=常翔学園)
15.FB村井 佑太朗(政経4=秋田工)
22堀米 航平(商1=流経大柏)
8.No.8山下 誉人(政経4=京都成章)

23梶村 祐介(政経1=報徳学園)←12.西橋(後半11分)



ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: