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東京六大学野球 2015〜春〜  (9)東大戦事前インタビュー@浜田監督、飯田主将、白砂選手  

 
 頂点へ上りつめる。今年は下級生の時からチームに欠かせない存在となっていた4年生が軸。実力者が多くそろい大学球界屈指の戦力を誇る。チームが狙うのは「日本一」のみ。6月の全日本大学選手権を懸け、好敵手と争いを繰り広げる。まずは昨季に続くリーグ戦優勝を必ずつかみ取る。

 球春到来だ!今週末からついに春季リーグ戦が開幕する。開幕カードの相手は現在リーグ86連敗中の東大。連敗ストップへ一体となって挑んでくる。勝利に燃える赤門軍団を狙い撃ち、開幕好発進を決めたい。(各選手の写真はインタビュー中に出てくる「こだわりの道具」とともに撮影しました。この取材は3月13日に行ったものです)

チームを率いる浜田監督
チームを率いる浜田監督



浜田一志監督
――昨季を振り返って

昨季は一勝もできず連敗を止められなかったということで本当に悔しい思いをしました。長打が出るようになって点が入るようにはなりましたが、まだ一試合平均2点ですから、勝つためには一試合3点取るというゲームが何試合か必要だと思います。課題は投手力ですね。ですから今年は沖縄合宿を組んだり、投手中心に練習メニューを組みました。

――沖縄合宿はいかがでしたか
各投手とも制球力が良くなって今誰がエースなのかという候補がいて、枚数は増えたかなと思っています。辰亥、宮台、吉川、三木。先発だとこの4人が中心で、抑えに山本俊、柴田。中継ぎで関という具合です。「辰亥がエースだ」とずっと言い続けて、まだエースらしい投球ができていないのでいったん白紙に戻して、オープン戦できっちり投げたやつがエースだということでやってます。

――新チームはどんなチームですか
新チームは守備のチームという形になると思います。今までのような大量失点を無くして、一点差で競り勝つようなゲーム展開に持っていきたいと思っています。オープン戦は勝ったゲームも一点差だし、エラーが減りましたね。送球エラーがゼロなので。毎日ボール回しを徹底してやっています。課題という意味ではもう少し長打力がないと点数に結びつかないので、クリーンアップは長打を打てる選手を育成中です。4番は楠田。オープン戦でもずっと使っているし、おそらく彼が4番で、その前後で白砂、喜入、山本克このあたりがクリーンアップです。

――白砂選手が外野に転向しました
チーム全体が勝つために足し算引き算をしたところ白砂が外野で、打つ方で頑張ってもらいたいということです。宮台が出てきたということも一つ理由になりますね。

――イチオシの選手は
サードをやらせている水島と、ファーストをやらせている田口です。水島は守備で、田口は打撃の方です。今のところ外野は誰がレギュラーになるか全然わからないですし、サードもレギュラー争いが激しいです。現在レギュラーが確定しているといえる選手は飯田。キャプテンは試合に出て引っ張ってもらいたいという気がしていますしね。彼は自分でプレーして引っ張るタイプで、彼が一番練習していると思います。

――攻守のキーマンは
攻撃の方は飯田ですね。先頭バッターとして出塁して、中心となると思います。守る方は宮台です。エースになれと期待しています。素質はあります。(宮台選手に足りないことは)体力です。後半になると疲れてくるので去年はまだ球数制限をつけて登板させていたのですが、今年はそういうのも言っていられないですね。

――浜田監督の指導のこだわりはありますか
常に全力でプレーしろと。練習のための練習をやるな、試合を見据えて練習しろというふうに言っています。

――選手として現役時代に東大野球部で感じたことは
現役時代感じたのはまず舞台が素晴らしいということ。「とにかく俺がやってやるぞ」というプラス志向でやっていました。今の選手もそんな気持ちを持ってやっていってほしいなと思います。

――初戦は明大との対戦になりますが
本当に重要なリーグ戦の最初。単なる最初というだけではなくリーグ戦全般を占う上で明治戦でどういう戦い方ができるかというのはすごくその後に影響が出てくると思います。明治は上原くん、高山くん、坂本くんとプロ注目の選手がたくさんいる集団ですから、普通に選手どうし比べていったら負けているわけですよね。でもそれがその通りいかないのが野球の面白いところでね。もうやめられないところですね。とにかく自分たちのそれぞれの選手が一番得意なものをしっかり磨いて、例えば上原くんの球全部を打てないにしても「この狙い球なら打てるぞ」というものを持って打席に立てるようにしたいなと思っています。

――今季のスローガン「勝」に向けて一言お願いします
戦略はそんな細かいものはないです。しっかりバットを振りなさいとか、とにかく考えるな!肌で感じてプレーしろ!などといったこと。不思議なもので、考えてしまうと失敗するんですよね。普段やっていることが試合に出る。普段やっていることと同じ動作が、神宮でもできるかどうか、というところですね。ぜひ連敗をストップして、勝ち点も狙いたいと思っています。頑張ります。

――ありがとうございました

飯田のポジショニングにも注目だ
飯田のポジショニングにも注目だ




飯田裕太主将
――昨季を振り返って

昨春にシーズンを通して7点しか取れず、惜しい試合もなく終わってしまいました。そこで何か変えなくてはいけないということで、チームとして、バッティングを変えていこうと。その結果春から秋にかけて得点力は向上したのですが、競った展開になっても勝負所で得点できず、惜しい試合をものにできず終わってしまったシーズンだったなと思います。

――主将として大事にしていることはありますか
自分のプレーや姿勢がチームに反映してしまうので、自分が練習に対して甘い気持ちを出さないことで、チーム全体をそういう雰囲気にしていきたいと思っています。ネガティブな発言はしないよう、姿勢で、という感じです。

――合宿はいかがでしたか
チームとしての戦術とかに取り組みました。全員が1日中そろっている合宿なので、攻撃も守備も連携を常にやっていたという感じです。(現在のチーム調子は)相手投手のレベルがちょっと落ちると練習してきたことが少しは出せていて、ある程度チャンス自体はつくれているんですけど、チャンスができてからの戦術面だとか適時打とかがまだ出ていなくて。良い投手だとヒットが限りなく少なくなるというところも含めてチームとして力不足というところを実感している段階です。ヒットはそう簡単に出る事ではないと思うんですけど、そこをチームとしてどう攻略していくかということをもう一回考え直していかなきゃいけないなと思いました。

――自らの役割はどのように考えていますか
1番か2番を打つことになると思うので、ヒットだったり、四球をもう少し選べるようになったりして出塁して、あとは足で相手の嫌がられる存在になるようにという感じです。自分は足は比較的ある方だと思っています。

――現時点でチームに足りないことは何でしょうか
負けている試合ではあらゆるミスが出ていて、ミスが多く出すぎて埋もれてきてしまっているんですけど、それをしっかり全員で洗い出して、しっかりつぶしていかなくてはいけないと。試合でできなきゃいけないことがまだできていないというのは、練習の段階で試合と同じようにできていないために失敗していると思って、それをずっと取り組んではきました。それでもまだまだ練習の質を上げていかないと試合につながらないなと感じています。僕はチャンスを作る側の人間なので、僕が塁に出てチャンスを作っていかなきゃいけないと思っています。

――開幕戦は明大との対戦となります
うちは大量点を取れるチームじゃないので、防げる点は防いでいかないと勝てないと。打たれて取られる点はしょうがないので、本当にこちらが自滅をしないように、ミスをしないように戦って少ない点数に抑えて、その中で投手が抑えれば勝つという戦い方をしたいと思います。

――こだわりの道具はありますか
グラブです。高校時代からずっと同じ型のグラブを使っています(写真参照)。このスラッガーのこの型を使っています。

――今季の意気込みをお願いします
リーグ戦で勝つ事だけをイメージしているのでできれば開幕戦で連敗記録を止めて本当に勝ち点を取りに行きたいと思います。

――ありがとうございました。


野手転向で持ち前の打力を発揮する
野手転向で持ち前の打力を発揮する




白砂謙介外野手
――昨年を振り返って

去年は自分の思い通りのプレーができず、悔しい一年間でした。

――今季から外野手に転向しました
ピッチャーとして去年1年間だめだったのと、肩、ひじが投手としてやっていけないかもしれないと言われたためです。守備面では外野手歴が1年ないので、外野守備で足を引っ張らないように「普通にできるだろう」とチームに思われるレベルまで練習しなきゃいけないと思っています。打撃は守備よりかは好きです。(もう一回投手をやる可能性は)なきにしもあらずですね。外野守備に爆弾を抱えているので…。外野経験が浅いので打球判断が絶望的に悪いです。落下点の予測が本当に悪く、そこをなんとかしないといけないです。ひたすらノックを受けて打球判断を養っています。まだ試合もあるので、試合慣れというのも大事かなと思います。練習ではとにかくノックを受けています。

――バッティングのこだわりはありますか
一番はタイミング。1、2の3の2をどれだけうまくとれるかと思っています。2を自分の中でいかにちゃんと取れるかということが大事だと思います。調子が悪かったり、球が早かったりすると、うまくタイミングが取れないので。投手をやっていた時は「打てなくてもいいや」という気楽な面があったから打てていたのかな、という部分も自分では感じています。バッターになってからはあまり結果もついてきていなく、メンタルも技術面もまだまだしょぼいなと思っています。メンタルを支えるのも技術だと思うので、技術をしっかり練習でつけていきたいです。自分はどういうタイプを目指せばいいのかというところで血迷っています。(自分のバッティングで秀でているところは)手先の器用さです。とっさにバットが出てファールになることもある、みたいな感じです。

――こだわりの道具は何でしょうか
バッターとしてチームに貢献しなくては、ということでこれ(写真参照)を選びました。2年の秋からずっとこの型なので、自分に合っているのかなと思っています。メーカーだけはSSKとこだわっています。グラブはゼットです。バットはSSK、グラブはゼットとこだわっています。SSKは一般向けに卸される木の質が比較的いいんですよ!叩くといい音がします。

――今年が最後の一年になりますが
下級生からやってきて、その集大成として投手として出したいものはあったのですが、外野手になったので、1年生のつもりで追いつけ追い越せという感じでやらなきゃいけないなと思っています。身体の面ではこれで最後なので「どうなってもいい」くらいの気持ちで、少々身体が痛くてもやり切らなきゃなという思いです。

――今季の意気込みをお願いします
まず第一に試合に出て、きっちり自分ができることに集中すること。そして投手が打ち取ったと思った打球はしっかりとって、バッティングではしっかりチームの得点に絡むような打撃をすること。ヒットであれ進塁打であれなんでもいいのですが、そういったものを毎打席やっていけたらと思っています。数字は特に考えてないです。出塁率をよくするということくらいですね。


――ありがとうございました。
[原大輔]

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