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責任とリバイブ  (1)「強い明治を復活させる、ただそれだけ」中村駿太主将  

 
 復活する。明治である責任を果たし19季ぶりの大学日本一へ。中村組が掲げるスローガンは「責任とリバイブ」だ。関東大学春季大会の初戦・法大戦の前日まで、紫紺のリーダー陣それぞれの思いを紹介する。
 第1回は中村駿太主将(商4=桐蔭学園)。U20日本代表にも選ばれた世代屈指のHOに今季に懸ける意気込みを伺った。

「中村駿太が新主将に就任! 2015年度新体制発表」(1月14日更新)の記事中のインタビューを踏まえた内容となっています。本記事と併せて、そちらもご覧ください。

今年度の主将を務める中村"<"align=right
今年度の主将を務める中村
――主将に就任された際、実感はないとおっしゃっていましたが、変化はありますか
今でも実感はあまり湧かない。チームの前で話したりする時に多少は思うが、まだ試合も始まっていないので実感はない。

――立候補という今までにない主将就任の形だったと思いますが
元々、筑波大戦(昨年度の最終戦)が終わって帰ってきた時に、小村さんに「来年はお前しかいないから自分から立候補しろよ」くらいの感じで言われていたし、去年も学年リーダーをやっていたので流れ的にも自分だと分かっていた。なので言われるぐらいだったら自分から言ってやろうかな、という感じでした。

――主将をやるという覚悟ができるまで葛藤はありましたか
やはり伝統あるチームで、今まで92人しかいない主将になるわけだからその重みというのは感じていたので、覚悟を決めるまでは少し時間が掛かりました。

――覚悟が決まったのは、以前伺った大掃除の時の話がきっかけですか
そうだね。それがきっかけだね。今まで来てくれなかったのに、その時は全員来てくれた。自分の中でも、4年になった、自分たちがやらなければいけないと思った。

――同期でもある副将、FWリーダー、BKリーダーについて教えてください
まず剛希(齊藤剛希・商4=筑紫)は、言葉で引っ張るわけではなくて、気持ちの面だったりプレーで引っ張るというのはBKの中では一番。東(東和樹・政経4=京都成章)は、今の明治のFWの中ではなくてはならない存在。ラインアウトもブレイクダウンも奴がいるから僕が自由にできる部分は多い。全幅の信頼を置いている。修司(川田修司・情コミ4=桐蔭学園)は中学の時から一緒で、あいつもラグビーをよく知っているし、ディフェンスもすごくいい。

――副将、FWリーダー、BKリーダーは中村主将の意向が反映されているのですか
そうだね。去年はポジションリーダーをつくっていたけどあまり機能していなかった。監督に「どういう感じがいい?」と言われ、バイスとFWリーダー、BKリーダーだけでいい、僕はこのメンバーでいきたいということを監督に伝えた。それをスタッフで話して、そのままという形になった。

――「責任とリバイブ」というスローガンに込められた意味を教えてください
責任というのは、明治に入ってきた責任。明治はチャンピオンにならなければいけない。また試合に出たら、試合に出ている選手の責任というのもある。全てにおいて責任は発生してくるから、その責任をしっかり果たそうという意味。リバイブは、強い明治を復活させる、ただそれだけ。

――描いている主将像はありますか
自分らしく、かな。キャプテンとかやったことないからキャプテンらしいことができているかは分からない。だけど今までやってきた自分らしさが評価されてキャプテンになったわけだから、その自分らしさを忘れずにやっていきたい。

個で局面を打開する"<"align=right
個で局面を打開する
――中村駿太らしさとは何ですか
オンとオフの切り替え。精神面でのオンとオフがしっかりできるのが自分の強み。できて当たり前のことだけれど、それをチームに浸透させていければいい。他にも試合中や練習中にもオンとオフはある。例えば、ファイトしなくていい場面ではファイトしないという、ラグビー的な要素も含めてです。ラグビーと私生活でのオンとオフなど、すべての面で伝えていきたい。

――今年の明治を、ご自身ではどう評価していますか
見ての通り、素晴らしい選手がたくさんいる。高校時代の成績とかも含めて言ったら、特に4年生なんかは帝京大よりも良い。必ず結果を出せなければいけないなと思っている。

――結果を出さなければ、という気持ちは最上級生になってより強いものになりましたか
少し強くなった。毎年日本一になりたいと思っていたけれど、自分の代というのはやはり特別なものがある。

――今年のチームのカラーを教えてください
BKにもいい選手がいるしFWにもいい選手がいる。そこはバランス良くやっていければいいと思うけれど、でもやはり明治のラグビーはFW。そこで負けてしまうとBKもいいアタックはできないし、いいディフェンスもできない。まずはFWで圧倒できるようにやっていきたい。

――今シーズン、特に力を入れて練習していることはありますか
ブレイクダウンだね。ただ単純に帝京大が強いから。明治はアタックのチーム。いいブレイクダウンができなかったらいいアタックはできない。ブレイクダウンにこだわるのは自然なこと。練習では1時間以上やったりして、みんな傷だらけ。去年には無かったシーンだと思う。去年以上にブレイクダウンを意識している。去年とかも100パーセントやろうぜと言っていたが、それでもできない奴もいた。今年はみんなやっている。いい意味で熱くなって、つかみ合いとか殴り合いとかになっているけれどいいことだと思う。

――新しく取り組み始めたこと何かありますか
新しくブレイクダウン、シェイプ、ディフェンスのリーダーを選んだ。ブレイクダウンのリーダーが田中真と古川。シェイプが鶴田と浜野。ディフェンスが葛野と林。僕とか煕は言える。だけど僕たちだけが言ってもチームは成長しない。シーズンを通して僕や煕がいない時もきっとある。その時にリーダーがいなかったらダメ。だから下の学年にリーダーをつくろうということになった。これはU20の時にずっとやっていたことで、練習の質が上がるから明治にも取り入れたいなと思っていた。去年ジュニアジャパンでゲームキャプテンとかやった時も、そういうリーダーがしっかり話してくれたことで僕自身も楽だったし、他のことを見られるようになった。元樹とか4年生は言ってくれるけれど、下級生にも引っ張るという意識を持ってほしい。

――去年の春は勝ちにこだわっていましたが、今年の春は
内容です。去年は勝って学ぼうと言っていたが、結局最後勝てなかった。それは春からもっと突き詰めていたら、変わったんじゃないかなとも思う。勝ってマイナスなことは何も無いと思うから勝つことに越したことはない。しっかり勝って内容までこだわりたい。仕上がりは良い。すごく楽しみ。早くこのチームで試合をしたい。

――いち選手としての目標はありますか
去年はマークされなければ突破できた。でも最後の筑波大戦で、3人くらいに囲まれて何もできなかった。今年はマークされても前に出られるような選手になりたい。

――そのためには何か考えていることはありますか
判断すること。囲まれるということはその分、スペースが狭くなる。その狭いスペースをどうやってこじ開けていくのか。判断力を磨いていく。

――ありがとうございました。

◆中村駿太(なかむら・しゅんた)商4 桐蔭学園高出 177cm・106s

[柴田遼太郎]


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