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明治では初紫紺を目指す


俺だ。  (4)前田剛 パッションを武器にU20で輝く  

 紫紺を支えるのは俺だ。レギュラー選手はもちろん、ディベロップメントチームの選手やスタッフ、首脳陣、OB、ファンに至るまで、様々な人間の力が明治を頂点へ押し上げる。全ては大学選手権優勝のために。「俺だ。」では、明治復活に力を尽くす個人を取り上げる。
 いざビートウェールズへ! 第4回はU20日本代表として、ワールドラグビーU20チャンピオンシップに挑む前田剛(営2=報徳学園)。明治からは前田を含む最多の6人をU20に送り込む。今回はその中から、5月のオーストラリア遠征ではゲームキャプテンも務めた前田をピックアップ。U20はもちろん、明治に対しても熱い思いを持つ前田は激しいポジション争いを勝ち抜き世界の舞台で輝けるか。U20日本代表は現地時間6月2日(日本時間6月3日未明)、初戦のU20イングランド代表戦に臨む。

――ワールドラグビーU20チャンピオンシップに挑むU20日本代表に選ばれました
去年、明治で上のチームの試合に出られていなかったので、まさか選ばれるとは思っていなかった。選ばれたときはびっくりした。

――前回のオーストラリア遠征のメンバーにも選ばれていましたが
自分は周りと比べて体が大きいわけでも、スピードがあるわけでもない。セレクションのときから練習に対する取り組みや、自分の売りであるパッションの部分を中竹さん(中竹竜二U20日本代表ヘッドコーチ)に認められてU20に入ったのかなと思う。

――U20の試合でゲームキャプテンを務められた試合もありました
野口(東海大)や三浦(東海大)という去年からU20に入っているメンバーもいたが、そこで自分がゲームキャプテンを務めさせてもらったのは、やはり気持ちの部分やチームをハートで引っ張っていけるというところで選ばれたと思う。自分自身もそこを意識して、常に声を出して試合に臨んだ。

――No.8はテビタ・タタフ選手(東海大)とのチーム内の競争も激しいと思います
テビタは体の強さとか、ラグビー理解度も高くてオールブラックス相手でも前に出られる選手。自分が試合に出ようと思ったら、日本人らしくタックルした後にすぐ起き上がるとか、味方がタックルした後にセカンドでダブルタックルに入ったり、リアクションの部分で戦っていきたい。

――違う部分で勝負していくということですか
やはり一緒のところで勝負をしてもパワーの部分では勝てない。仕事量や運動量の部分で上回っていけたらいいなと思う。

――プレー面ではどういったところを評価されていると感じますか
自分の特長は激しく体をぶつけるというところなので、ブレイクダウンでもタックルでも絶対にひるまない。特に自分が意識しているのは、接点に入る少しの距離の瞬間にスピードを一気に上げて相手にぶちかますということ。接点の瞬間にスピードを上げるというのは、自分は気持ちじゃないかなと思っている。そこでプレーと気持ちを連動させている。

――日本人が海外で戦う場合にフィジカルは永遠の課題と言われていますが、自身の強みは海外でも通用していますか
瞬間のスピードを上げたら体重差があっても対抗できる。あとはタックルをするにしても最初から構えていったら相手に狙われてしまう。今一番大事にしていることは、最初は高い姿勢で、一気に相手の懐に入り込むというダウンスピードの部分。それを意識してやることによって外国人相手でも対抗できている。

――海外の選手と戦って、自分に足りないと思うことはありますか
スペースがあるときのディフェンスの際、海外の選手は生まれ持ってのバネがあるのでスピードで振り切られる場面があった。そこは自分のタックルできる間合いというものをもっと追求していって、どんな相手が来てもタックルできるように、仕留められるようにしないといけないと思っている。

――海外遠征を重ねてきて、自身で成長した感じることは何ですか
タックルのときのダウンスピードを覚えた。構えていたらはじかれてしまうが、強い相手でもうまく下に入ることができるようになった。そこは成長したなと思う。

――ワールドラグビーU20チャンピオンシップにおいての目標を教えてください
去年の10月からウエイトセッションという、ウエイトのセレクションを8か月間やっている。11月ごろから自分たちはウェールズを倒す、ビートウェールズというのを掲げて練習してきた。自分たちがずっとやってきたことをしっかり出していきたい。

――個人としての目標はありますか
日本人だから勝てないと自分も最初はそう思っていたが、体だったらいける。特に日本人としてのプライド、ハートの部分でしっかり戦っていきたい。

――話は変わりますが、昨年はケガもあり明治での試合に出られていませんでした
中学、高校とレギュラーになることにあまり困っていなかったが、去年はジュニア(Bチーム)のリザーブにも1回も入れなくて、今までラグビーをやってきた中で一番悩んだ時期だった。でも自分の長所というのは人よりしっかり練習できるというところだと思う。特に自分はフィジカル面を強みにしたいという気持ちがあったので、ウエイトを週12〜15回した。自分は天才型とかではないので、他の人より練習をして体を鍛えたシーズンだった。

――公式HPでは登録ポジションがPRになっていますが、PR転向について教えてください
将来を考えたときに、サイズを考えると前列の方が上を目指せると言われていて、自分でもそこの決心はできている。大学でやるのか、トップリーグに行ってからやるのか、まだ正式には決まっていない。

――今年、U20から帰ってきたときは三列、No.8をやるということですか
No.8をやるということが多いと思う。

――先程パッションという話があったと思いますが、将来明治を引っ張るという気持ちはありますか
報徳学園で梶村(祐介・政経2=報徳学園)と一緒だったが、高校のときも、中学のときも、小学校のときも、ずっとどっちがキャプテンをやるかという感じだった。(明治でキャプテンをやることを)意識はしているのかもしれない。

――梶村選手と二人でチームを引っ張っていこうという気持ちは強いですか
明治に来たのも梶村とラグビーをやるため。入学前から両方ともリーダーになりたいと思っていた。どちらがリーダーになってもやることは変わらない。

――高校時代の梶村選手は日本代表の練習に呼ばれました。一方の前田選手は高校日本代表の候補止まりでしたが何か感じることはありましたか
去年も自分はスタンドで梶村が大学選手権に出たりしていたが、自分が出ていなくても梶村が出るときは梶村を一番応援している。一緒に紫紺を着るために明治に来た。紫紺を着たいという気持ちはあったが、自分は自分のペースがある。

――今回はU20という同じ舞台で戦います
小学校、中学校、高校と同じジャージーを着てプレーしてきた。そして今は日本で一番強い日本代表の、同じ桜のジャージーを着ているということは誇りに思う。

――明治の三列目は層が厚く、激しいポジション争いも予想されますが
みんなそれぞれ特長があって良いところ悪いところあると思う。その中で、何回も言っているがパッションの部分でチームにエネルギーを与えたり、激しいプレーでチームの雰囲気を盛り上げられたらいい。そこの部分で他の選手より上に立ちたい。

――ポジションも近く、同じ報徳学園の後輩である井上遼選手(政経1=報徳学園)はAのスタメンで出場しました
初紫紺を先に取られてしまったので悔しい気持ちはある。でも遼も高校のときから一緒にに試合をしている。ネット等を見て、出ているときは頑張ってほしいという気持ちだった。

――今年の明治での目標を教えてください
ウエイトトレーニング等、去年からぶれずにやってきて積み重ねてきたものがある。それをしっかり出し切って、初紫紺もまだなのでしっかりアピールして、対抗戦、選手権と紫紺を着てチームの日本一に貢献したいと思っている。

――紫紺を着るためにもレベルアップしていかないといけないと感じていることはありますか
プレーは激しいが、熱くなり過ぎて周りが見えなくなって、味方との連携がずれたりする。熱くなるところは熱くなっていいと思うが、冷静になるべきところはもっと冷静になって、味方と一緒に、チームとしての組織ディフェンス等をしっかりやっていく。体の部分では上級生にもひけを取らないと思うので頭の部分。もっと理解してやらなければいけない。頭の部分でクールに戦えたら紫紺も着られると思う。

――ありがとうございました。

◆前田剛(まえだ・ごう) 営2 報徳学園高出 180p・103kg
現在のポジションはNo.8。フィジカルに自信を持ち、豪快な突破が魅力。強いキャプテンシーも持ち合わせ、報徳学園時代は主将も務めた。昨年はケガにも悩まされたシーズンだったが、今年U20日本代表に選出された。2013年度高校日本代表候補。

[柴田遼太郎]

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