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チームを率いる溝口監督


東京六大学野球 2015〜秋〜  (11)立大戦事前インタビュー@溝口監督、鈴木主将  

 秋3連覇と日本一へ。昨季は4位と苦しんだが夏場を経てチームも個々も成長。今季の覇権奪回へ準備は整った。明大史上初の秋3連覇、そして4年ぶりの明治神宮大会制覇まで一丸となって突き進む。
 戦いの秋が幕を開ける。秋季リーグ戦が12日に開幕した。明大の開幕カードは第2週目の立大戦。立大は昨季5位の結果に終わり、春の悔しさを晴らすべくチーム一体となって臨んでくる。第1週目では勝ち点を慶大に献上するも、投打ともに調子の良さをうかがわせた。勢いに乗るチームに対し粘り強さを見せ、まずは開幕カードでの勝ち点奪取を狙う。(この取材は9月3日に行ったものです)


溝口智成監督
──昨季を振り返っていかがでしたか

3勝しかしてないので本当に惨憺たるシーズンでした。昨秋が良かったとはいえ歯車が狂えば5位になるのでまだまだ力が足りないと思い知らされたシーズンでした。チーム打率が2割切るくらいの打率だったし今まで数字を残してきた大城が2割しかなかったし、4番を任せようと思っていた寺田がケガしたりとか、それぞれ力を出せなかったですね。投手陣でも澤田圭があそこまで捕まるとは想定していなかったし、防御率が4点台くらいあった。すると5点取らなきゃ勝てない防御率ですから、2割で5点なんか取れないですし、投も攻も守もすべて足りなかったですね。

──昨季は大城選手が100安打を前に調子を落としてしまうこともありました
彼はあまり数字を意識してないのかなと思ったんですけど、あれだけ100の前で足踏みしたのでだいぶ見えないプレッシャーがあったのだろうなとは思いました。ただその後も全然打てなかったので本人としてと戸惑っていただろうし。まあでもあいつは1年の春から出ているから8シーズン中1シーズンくらいはあってもおかしくないし、その分この秋しっかりやってくれればいいなと思います。

──澤田圭選手も打ち込まれる場面が目立ちました
2年間で14勝しているピッチャーだから当然マークは厳しくなることは分かっていたのですが、本人も何かもう一つ球がいかないということもあったし、相手が必死に澤田圭を倒すという気持ちはどのピッチャーを相手にするときよりも強いだろうから、それにやられちゃったという感じ。これまでの投球パターンや打ち取るパターンが通用しなくなってきているというのはあったと思いますけどね。まあそれもいいピッチャーの宿命ですよね。実績を出せばその分マークされるし、それを乗り越えないと勝ち続けられないので、それがこの前の春に来たと。それを乗り越えてくれればいいですけどね。あいつはあまり言葉には出さないですけどやっぱりこのままじゃ絶対駄目だとか、こんなにやられちゃうんだというのは感じていると思います。それをどうするか。新たな投球パターンだったりストレートをもう一本磨くとかそういうことには取り組んでいると思います。

──チームとしての取り組みはいかがですか
難しい試合展開になったときにチームとして徹底するとか、コツコツとやりながら攻略していくということが春はできなかったです。だから何につけても徹底して継続していこうということを言ってきました。しかもそれを今すぐにやる。言ったらすぐにその場で徹底できてそれを継続できる。だから徹底、継続、今すぐにというのを合言葉に6月からやってきています。なかなか難しいことですけどね。あとはチームで戦う、本当に苦しいときにムードを作ったり、誰が起爆剤になるのかとか、平たく言うとチームワークなんですけど、チームで試合をつくっていく。チームで窮地を乗り越えていく。チームでいいときに乗っていこうということに取り組んできました。

──攻守のキーマンを挙げるならどなたでしょうか
4番かな。寺田に打たそうと思っています。春は4番がころころ変わりました。寺田がケガしたし、だから一人どかっと4番にいて得点圏で打ってくれるような存在の4番がいてくれると腰が座るというか、落ち着きのある打線になると思います。ピッチャーは澤田圭もそうなんですけど、今先発を争っている田村と齋藤。どちらが先発しても後ろいってもその二人は重要な先発、中継ぎなので、澤田圭は当然ですけど、田村、齋藤の奮起に期待しています。

──この夏に台頭してきた選手は
外野でいうと山根とか、内野でいうと春の最初の方にも使った笠松とか。2年生のこの二人はベンチにはずっと入っていますがリーグ戦ではまだ結果が出ていないので。ただ今までよりは大分成長しているのでこの二人は期待ですかね。大分乗り越えてきた感じはします。あとは思い切りよくゲームでプレーして、一回でも結果が出れば本当にその時点で一皮むけるのかなと思いますね。

──明大の印象は
本当にいつも思いますけど強いですよ。やっぱり先発メンバーもそうですけど、そのメンバーが調子悪かったりしても次に控えている選手も含めて層が厚いです。やっぱり厳しい戦いは強いられますよ。ピッチャーだって何人も挙げられますからね。みんな1戦目投げていいんじゃないのというピッチャーですから手強い以外の何物でもないです。

──秋はどのように戦っていきたいですか
そんなにたくさん打って勝てないだろうし、ある程度やっぱり他チームの打線もいいので本当に楽な展開はないと思うんですよね。失点を1点でも少なく、得点は1点でも多くという中で1点勝ち切るみたいなことを想定しとかなきゃいけないと思います。やっぱり本当に無駄な失点を与えない。なんとか3点以内に抑える。打撃はヒットが出なくてもつなぐとかして点を取るというような戦い方だと思います。昨秋みたいに自分たちもあそこまでいけるという自信は持てばいいと思います。ただ春は3勝しかできなかったので、一方でそういう力しかないんだというのを持たなきゃいけなくて、難しいですよね。16年優勝してないのでそこに対してすごい遠いものだと思うとできないと思うんだけれども、昨秋ですぐそこまで来ているという自信は持った方がいい。ただあの実績があるからといって簡単にいけるわけではなくて、本当に1試合1試合、ワンプレーワンプレーやっていかないと足元すくわれて3勝しかできないような状況になるチームなので、そこを自信が過信にならないように、自信は持っていいんだけど本当に謙虚にやっていかないと春みたいなことになってしまうんだよと思います。春は優勝するんだという意識は強かったけどその前に目の前の1勝、目の前の1点を取る、守るということに力を注げなかったのかなというふうに今は思えます。

──今のチームを一言で表すとすれば
難しいな。発展途上だね。期待を込めてあえて言葉にすればまだまだ成長できるし、優勝もできると思う。だから戦っているうちにチームとして成長したということがないと優勝できないと思う。今が全く駄目というわけではないんだけど、2カ月あるのでリーグ戦を戦う中でチーム力が増すとか何かの技術が増していくとか余地があるからいい意味で発展途上です。

──最後に秋への意気込みをお願いします
もちろん目指すは優勝なんですが、さっきも言ったように秋もう少しで優勝だったから今度は絶対優勝だと思って春は戦ったんだけど、どこかで最後の最後に優勝を勝ち取るというところに頭がいってて目の前のワンプレーとか1打席とかそういうところにもっと行かなきゃいけなかったかなと思っています。優勝を目指すために今の目の前のプレーに全力でできるように、いいパフォーマンスがそのプレーに注がれるようにやっていきたいなと思います。

──ありがとうございました


主将としてチームをまとめる
主将としてチームをまとめる




鈴木貴弘主将
──昨季を振り返っていかがでしたか

結果としても5位に終わってしまいましたし、うまくいく試合もなかなか無く思い通りにいかなかったので悔いの残るシーズンでした。昨秋はいいところまで行って、そのメンバーも結構残ってる状態でした。それでも自分たちでもそんなに簡単に優勝できるとは思ってはいなかったですけど、いい感じに進められるというイメージはあったので、そういったところがやっぱり甘かったのかなと思います。自分たちのリズムになっていたときは自分たちの野球ができていたんですけど、相手のリズムになったときにどう自分たちに流れを持ってくるかとかチャンスをものにするかというのが春はできなかったので、そこが一番の反省点ではないかなと思います。個人的には捕手としても主将としても流れが悪いときに変えられなかったというのは反省点でもあります。ただそういうときに結果が出る出ない関係なく、どうチームを引っ張っていくかだったり、変えていくかだったりを考えたりしたのである意味いい経験ができたとも言えますね。逆に言えばそこを直していかなきゃいけないです。やっぱり個人の成績的にもあまりいい結果は出せなかったので秋は自分の結果を出してからチームのことを考えたいなと思います。

──チームではこの夏の取り組みはいかがでしたか
キャンプの結果自体は良くなかったんですけど、チャンスが来ないときにどういうふうに流れを持ってくるかというのをみんなで考えて、ベンチで声を出したり、流れが悪いときに盛り上げたり試合で必要な声を出したりしてきました。打ったり結果を出すことが一番盛り上がるんですけど、それ以外にもできることがあるだろうと考えながら、練習中でも悪いプレーをしても指摘の声とか逆に励ます声とかで盛り上げたりというのはキャンプくらいからチーム全体でやっています。試合中では色々な選手から色々な声が飛び交っているのでそれは良いんじゃないかなと思います。澤田圭が結構声出しますね。キャンプのときは投げないときも球に自らベンチ入って声出したりとかしてます。あとは3年の西岡とかも声出したりしますね。個人的には守備ももちろんなんですけど打撃の面で数字的に結果残せなかったのでバット振り込んだりしてます。ヒットを打てるのが一番いいですけど、右方向打つ練習だったり、進塁打だったりチームにつながる練習はやってきました。右方向のヒットとかも出てきたりとか、練習でいい打球とかも出てきています。

──秋はどのようにしていきたいですか
数字として結果を残すのが一番かなと思います。周りで見ている方だったりの印象に残るような成績も残していきたいですけど、数字に残るような成績を残せれば結果は結局付いてくるということになると思います。今まであまり数字にはこだわってこなかったので、キャッチャーとしてもチームが勝てればいいかなと思っていたんですけど、やっぱりでも自分の数字にこだわって、数字を出せれば逆に勝ちにも近づいてくるんじゃないかと思います。

──最後に秋への意気込みをお願いします
あまり優勝したいとかするとかいうのが自分的には好きじゃないので、もう本当に目の前の試合を一戦一戦戦うだけだと思っています。その中で僕が入学してから東大さんは別として他の4大学はリーグ戦で1度は優勝を経験しているので、そこは同期もいるわけだし負けないように何としてでも勝ちをもぎ取りにいきたいなと思います。

──ありがとうございました

[原大輔]


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