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対抗戦開幕が2日後に迫った


責任とリバイブ  (7)チームを引っ張る主将副将コンビ 中村駿太主将×齊藤剛希副将  

 復活する。明治である責任を果たし19季ぶりの大学日本一へ。中村組が掲げるスローガンは「責任とリバイブ」だ。
 対抗戦開幕を2日後に控えた現在のチームについて、FW、BKをそれぞれ引っ張る中村駿太主将と齊藤剛希副将(商4=筑紫)に伺った。
――対抗戦開幕を明後日に控えた現在のチーム状況を教えてください
中村「ケガ人が少しいますけど、夏合宿でFWだったらセットピースのところとブレイクダウンに焦点を当ててやってきた。チームとしての戦術理解度もアップしている。チーム状態としてはそんなに悪くないです」
齊藤「確かに駿太が言ったように、春から課題とか反省とかは色々あったんですけど試合と練習を重ねていく度に課題、反省を克服していっているなという実感はある。対抗戦にいいチーム状況で臨めるかなと思います」

――それぞれ主将、副将とチームの中心です。ここまでのお互いの活動はどう映っていますか
齊藤「やっぱりチーム全体を見ているなというのは感じますし、練習だけじゃなくて寮生活でも必要なところを指摘していますし、キャプテンらしいというか、チームのことを第一に毎日考えてくれているので頼もしいなと思います」
中村「これまでプレーしている時間は長くないですけど、その中でもしっかりリーダーシップを取ってくれている。非常に感謝していますし、剛希の力が必要になる時が絶対来る。その時に爆発できるように、今はしっかりリハビリをやってほしいなと思います。120パーセントの体になって早明戦に帰ってきてほしい」

――菅平合宿を終えました。チームの変化というのは実感していますか
中村「夏合宿から一つになるということをチームのターゲットにしてきた。リーダー以外の選手が少しずつリーダーシップを取ってくれているとか、自分がいないところでもまとめてくれるリーダーがいるとか、そういうところが少しずつ出てきた」
齊藤「夏合宿から駿太が取り組んできた練習のやり方に、一つ一つの練習の合間に円陣を組むというのがある。今年のチームの目標にコンセントレイト、一つになるというのがあるんですけど、そういう部分で練習中に肩を組み合ってお互いの意識を共有できてチームが一つになっているなと感じた。夏合宿中に練習中もそうですが、皆声を出すようになった。チームが一つにまとまっていく感じはあったので良かったと思います」

――チーム内のポジション争いも激しくなってくると思います
中村「すごく激しいと思います。特にBKとかね」
齊藤「うん」
中村「FWは固まってきちゃったんですけどBKは週替わりで何人か変わっている。A、Bチームは特に激しいと思います」
齊藤「もちろん僕が復帰してもレギュラーの座は確実じゃないですし、WTBでは紀伊皓太(文4=日川)もそうですし、3年生の林祥太郎(文3=常翔啓光学園)も今年すごく伸びている。1年生の高橋汰地(政経1=常翔学園)も1年生ながらチームを引っ張るようなアタックを見せてくれるので、僕が戻ってきてもレギュラーは確実ではないと思う。他の選手たちがBKを引っ張ってくれているので僕としてはすごく頼もしいですけど、復帰した時に負けないようにもっと自分を追い込んでいかなきゃいけないなと思います」

――夏合宿で取り組んできたことを教えてください
中村「FWはさっき言ったブレイクダウン、ラインアウト、スクラム、モールとかセットピースのところに一番フォーカスしてやりました。フィットネスも例年に比べて多く取り組みました」
齊藤「FWに関しては春からずっとセットプレーがチームの強みになっている。モールのアタック、ディフェンスでも春に比べてモールで取り切るシーンが増えたり、ディフェンスで止めるシーンも増えた。BKにとってはすごく頼もしい存在ですし、これからもチームを支えていってくれると思います」

――BKについてもお願いします
齊藤「例えば、陣地の取り方であったり、サインの組み立て方だったり、様々なことの精度を上げていこうということで取り組んできた。特に陣地の取り方に関しては、天理、東海相手にもしっかり実践することができた。夏合宿中はBKの中で毎日ミーティングを重ねたこともありいい状態に持っていけていると思います」
中村「いくらFWが圧倒していてもBKがしっかりエリアを取ってくれて、スコアしてくれてというのができないとラグビーは勝つことができないと思う。そういう面では東海戦負けてしまったんですけどエリアの部分やディフェンスの部分はレベルアップしているんじゃないかなと思います。練習中は川田(修司・情コミ4=桐蔭学園)とか紀伊皓太とか明るいキャラクターなので楽しそうにやっているのが印象的ですね」

――その夏合宿では天理大、東海大など外国人留学生が所属しているチームとの試合が中心でした
中村「明治は外国人に弱いというのが小村さん(淳ヘッドコーチ・平4政経卒)の印象で、外国人留学生のいるチームと、ということですね」

――その点に関して得たものはありましたか
中村「どう? 外から見てなんかある?」
齊藤「外国人留学生相手だと1人では倒せないこともありますし、1人に対して2人でタックルに入るということ。2人でタックルに入ると必然的にその後のフェイズで数が薄くなるので、その時にもっと運動量、仕事量を上げて次のフェイズに臨んだりとか、すぐリロードするとか。外国人留学生対策というのは夏合宿の3試合で克服することができたと思います」
中村「あとは外国人留学生のコンタクトだったりスキルに慣れるというのもあった。なかなか対抗戦では帝京戦以外では外国人留学生とやることがない。そういった面で慣れは少しできたかなと思う。免疫がついたかなという感じですね」

――夏合宿では帝京大と戦わなかったことに関してどう思いますか
齊藤「明治が成長していることを帝京も確認できないので、怖い存在になるんじゃないですか笑」
中村「意図は分かっている。マッチメークは選手がやるわけではないので、組んでくれた相手とやるだけ」

――昨年は初戦・筑波大戦をターゲットにしていましたが、今年はいかがですか
中村「フィットネスなど去年はピークを筑波に持ってくるということを考えて夏合宿ではあまりやっていなかった。今年はピークを12月や大学選手権に持っていくために、今もハードなトレーニングをしている。ただ立教戦も開幕戦だし、紫紺を着るので紫紺を着ることに恥じない試合をしたい。シーズンの入りだし大事。しっかり意識してやりたい」
齊藤「駿太が言った通り、去年の反省を生かして12月にピークを持っていっているというのはコーチ陣の練習の組み方からも感じていますし、コーチ陣とも話し合っている。それでも来週の筑波戦には負けてはいけないので筑波戦に合わせて、そして10月にまた厳しい練習をして、11月、12月に強くなる相手に合わせてしっかりピークを合わせる」

――4年生として、下級生の活躍はどのように感じていますか
齊藤「ケガ人が増えたことも去年の失速の原因だと僕は思うし、春から下級生が多くの試合に出て経験を積むことでチームの底上げにつながったと思う。下級生が活躍してくれることは、副将の僕にとっても駿太にとっても頼もしいこと」
中村「林、田中真一(法3=国学院久我山)、浜野(達也・文3=西陵)、成田(秀平・営3=秋田工)ら3年生がリーダーシップを取ってくれている。今、剛希も言いましたけど、去年の最後にケガ人が多く出てチームとしてのレベルも落ちてしまったということは僕も感じている。井上(遼・政経1=報徳学園)だったり、忽那(鐘太・文1=石見智翠館)、高橋といった1年生がレギュラーで出ていて、その経験というものが秋以降、来年につながるんじゃないかと思う」

――チームの生命線は何であると考えていますか
中村「もうそれはセットピースじゃない? FWがやっぱりチームのカギを握っていると思う。去年勝っている試合をビデオで振り返るとFWがいい仕事をしている。FWが生命線なんじゃないかなと。それにプラスしてBK。田村(煕・営4=国学院栃木)だったり梶村(祐介・政経2=報徳学園)だったり、いいプレーのできる選手がいいプレーをする。それが明治の今年の色」
齊藤「それ採用で。笑」
中村「いいんですか?笑」
齊藤「FWはすごく頼もしい存在だが、BKはそれに付いていくというのではなくてBKがしっかり引っ張っていけるように。明治が強い年はFWだけじゃなくてBKが充実している。昔の明治もBKが強いチームの時は優勝されている。今の帝京が強いのは決してFWが強いだけじゃなくてBKが一人一人仕事をしていてトライを取っているチームだと思う。そういった意味では、むしろBKが引っ張るチームになれればいいかなと、BKの僕は思います」

――最後に意気込みをお願いします
齊藤「やっぱり日本一しかないので、シーズン始まりますけど今年こそ日本一になってファンの方々の期待に応えられるシーズンを送りたい。監督、コーチ陣を胴上げしたいと思います」
中村「しっかりチームをまとめて、日本一になるためにしなければいらないことを一つ一つ確実にやっていく。最後、決勝の日、笑っていられればいいなと思うし、そうならなきゃいけない」

――ありがとうございました

◆中村駿太(なかむら・しゅんた) 商4 桐蔭学園 177cm・106kg
◆齊藤剛希(さいとう・ごうき)商4 筑紫 173p、85kg


[柴田遼太郎]

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