検索
 HOME > ラグビー部

開幕戦で5トライを獲得した紀伊

ラグビー部  対抗戦初戦 90-0で立大を完封し白星発進/関東大学対抗戦

◆スコア◆
明治  立大
前半後半得点前半後半
PG
DG
5040
90
合計


◆9・6〜12・6 平成27年度関東大学対抗戦リーグAグループ
▼9・19 対立大戦(秋葉台公園球技場)
○明治90{50―0、40―0}0立大

 
 ラグビーの秋が来た! 関東大学対抗戦で3年ぶりの優勝を狙う明治もついに動き出し、初戦の相手・立大に快勝した。前半ハイペースでトライを重ね、後半と合わせて14回とトライを量産。さらに春、夏と強化してきたディフェンスで失点を防ぎ最終スコアは90―0と大勝を収めた。

敵陣でのマイボールラインアウトからモールで押し切りHO佐藤公彦(法3=明大中野)がトライ。開始わずか3分、明治の猛攻の始まりを告げるホイッスルが鳴り響いた。試合後に選手たちが「前半の入りが良かった」と口をそろえたようにこの試合でまずフォーカスしたのは入りの良さ。夏合宿からスタメンに合流した左CTB梶村祐介(政経2=報徳学園)のポジションを一時SOにずらしスクラムからボールを受け突破を図るアタックも成功するなど、セットプレーから続けざまにトライ場面が続き24―0。前半26分には相手ペナルティーからのクイックスタートでFBを務めた田村煕(営4=国学院栃木)から右CTB紀伊皓太(文4=日川)へとパスをつなぎトライ。その後も5分刻みでトライを重ね50―0と大きく差をつけ前半を折り返した。
後半に入り勢いを失ったものの、失点を防ぎ終盤に盛り返した。後半開始直後に紀伊が追加点を奪うがその後はテンポがぐっと下がってしまう。「我慢の時間が続いた」(佐藤)ともう一度立て直そうとディフェンスからターンオーバーを繰り返すも、15分に及ぶ沈黙が続くほどに。その中で、BKのインパクトのあるプレーもさく裂した。SH三股久典(政経2=佐賀工)がセンターライン付近のサイドアタックで相手ディフェンスを抜けると一気に展開しゴールラインまで攻め込む。最後はSO堀米航平(政経2=流経大柏)と梶村の息の合ったループパスで立大を欺き堀米がゴールラインにボールをねじ込んだ。また、終盤には右WTB高橋汰地(政経1=常翔学園)がラインぎりぎりに放たれた田村のキックを持ち前の快速で拾いインゴールに飛び込む。これで対抗戦デビューとなった高橋だが「スペースが空いていたのでトライできると思った」と恐れはなく、堂々とその存在感を示してみせた。極め付けにはロスタイムに紀伊がこの日5つ目のトライ。90―0と完封勝利を決めた。

対抗戦でも活躍が期待される近藤
対抗戦でも活躍が期待される近藤


リザーブ登録はされていたものの、最後まで中村駿太主将(商4=桐蔭学園)不在の開幕戦となった。「コンディションが一番いい人間が出る、単純にそれだけ」と丹羽政彦監督(平3文卒)が常に語るように、出た人間がAチームであり明治の看板を背負う選手だ。中村の代わりに2番を背負い「緊張した」と言う佐藤公も2トライを獲得し役目を果たした。「公式戦と春の練習試合は違う」(丹羽監督)。対抗戦には独特の雰囲気があり、リーダーの存在は必須。その中で「選手間のコミュニケーションをしっかり図って臨めた」(梶村)ことが前半の入りの良さにつながったことや、主力メンバーが交代した後もディフェンスが崩れなかったことは全員が一つになろうとしているチームの成長を確かに示している。「ケガ人がいる中でもしっかり戦えるというのが重要」(丹羽監督)。どんな状況だろうと今のチームが熟成すればすぐに立て直すことができるのだ。

無事に一つ目の白星は獲得した。対抗戦の結果は、大学ラグビーの頂点を決める大学選手権にも大きく関わってくる。日本一までの長く遠い道のりはまだ始まったばかりだ。次戦は今年も初めの壁として立ちはだかる強豪・筑波大との対戦となる。強いチームにまず一勝して、これからのシーズンに自信を付けたい。

[三浦亜優美]

◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表  9/19現在◆
帝京大早稲田慶応筑波大明治青学大立大日体大勝敗
帝京大11/1 14時10/18 14時11/29 14時11/15 14時9/22 15時9/27 15時10/4 14時0勝0敗
早稲田11/1 14時11/23 14時10/12 14時12/6 14時10/4 14時○57―12 11/8 12時1勝0敗
慶応10/18 14時11/23 14時○33―23 11/1 11時40分12/6 14時10/11 14時9/27 13時1勝0敗
筑波大11/29 14時10/12 14時●23―33 9/27 15時10/25 14時11/1 12時11/14 14時0勝1敗
明治11/15 14時12/6 14時11/1 11時40分9/27 15時10/11 12時○90―010/18 11時40分1勝0敗
青学大9/22 15時10/4 14時12/6 14時10/25 14時10/11 12時11/14 14時○57―10 1勝0敗
立大9/27 15時●12―57 10/11 14時11/1 12時●0―9011/14 14時11/29 12時0勝2敗
日体大10/4 14時11/8 12時9/27 13時11/14 14時10/18 11時40分●10―57 11/29 12時0勝1敗


◆対抗戦 対立大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR植木 悠治(政経4=常翔学園)→18.吉岡(後半18分)
9.SH浜野 達也(文3=西陵商業)→21.三股(後半18分)
16中村 駿太(商4=桐蔭学園)
2.HO佐藤 公彦(法2=明大中野)
10.SO堀米 航平(政経2=流経大柏)
17久原 綾眞(政経1=佐賀工)←3.祝原(後半30分)
3.PR祝原 涼介(情コミ1=桐蔭学園)→17.久原(後半30分)
11.WTB林 祥太郎(文3=常翔啓光)→23.高橋(後半22分)
18吉岡 大貴(農2=宮崎日向)←1.植木(後半18分)
4.LO東 和樹(政経3=京都成章)→19.尾上(後半18分)
12.CT B梶村 祐介(政経2=報徳学園)
19尾上 俊光(政経3=尾道) ←4.東(後半18分)
5.LO小林 航(法4=明大中野八王子)
13.CTB松浦 康一(政経4=佐賀工) →22.川田(後半18分)
20井上 遼(政経1=報徳学園) ←8.田中真(後半22分)
6.FL近藤 雅喜(商3=東海大仰星)
14.WTB紀伊 皓太(文4=日川)
21三股 久典(政経1=佐賀工)←9.浜野(後半18分)
7.FL田中 健太(営4=大阪桐蔭)
15.FB田村 煕(政経4=国学院栃木)
22川田 修司(情コミ4=桐蔭学園)←13.松浦(後半18分)
8.No.8田中 真一(法3=国学院久我山)→20.井上(後半22分)

23橋 汰地(政経1=常翔学園)←11.林(後半22分)



試合後のコメント
HO佐藤公彦(法3=明大中野)

「緊張した。駿太さんがいない今、結果を残そうとしたが最後の最後で足をつってしまった。走り切れなかったので悔しい。ゴール前のラインアウトは取るところを取れたし、スローも安定させられた。フィールドプレーも最後の方はばてばてになってしまったがしっかり走れていた。自分なりには良かったと思う。スクラムはコントロールしきれなくて、ゴール前でSTを狙えるところでも取り切れなかった。もう少しリードしないといけなかった。(チームとしては)後半の最初にトライを奪って流れに乗っていけるかなと思ったが、かみ合わなくて我慢の時間が続いた。でもいつもだったらスコアされたり、シーソーゲームになってしまったりしていたが、チーム全体で止めるところは止めて、ブレイクダウンも少しずつではあったけれどプレッシャーを掛けられるところは掛けられた。我慢の時間をしっかり耐えられた。ディフェンスは一人目のロータックルの精度だったり、セカンドタックルが甘かったりした。越えられたところは越えられたが、もっと越えられたと思う。良かったけどまだまだやれる、レベルアップできる」

左FL近藤雅喜(商3=東海大仰星)
「まだこの暑さの残る時期、そして初戦ということでゲームの入りがしんどいというのはわかっていた。そこを考慮してもまずまずだったと思う。アタックに関しては夏合宿からしっかりブレイクダウン重視でやってきた。あとボールキャリーとディフェンスのセカンドサポート。そこでどれだけファイトできるかによって、筑波帝京慶応早稲田との結果が変わってくる。精度をもっと上げて行きたいと思う。そういった自分たちの形が見えてきている中で、今日のゲームでも出せてきたかなと思う。今日は特別チームとしてゲームプランを建てていたわけではなく、自分たちのやっているアタックスタイルとディフェンススタイルをやろうと臨んでいた。(ラインアウトではボールを奪う場面も)夏合宿含めて対社会人ではスクラムラインアウトはしっかりやってきた。自分としても武器なので、しっかりやっていきたいと思う。(この秋は)6番としてもそうだが、LOとして求められている部分も大きいと思っている。バックローのポジション争いが熾烈な中で、チームの穴を埋める役割もして行きたい。次は筑波大だが、あまり相手を意識し過ぎず、あくまで対抗戦の2戦目のヤマとして乗り越えたい」

No.8田中真一(法3=国学院久我山)
「開幕戦だったのですが一応良い入りはできたかなと思う。ケガをしてずっと悔しい思いをしていた。でも思ったより復帰してから早くAチームに出れて、もっと下のチームでやるかなと時間はかかるかなと思っていたが、そこは早く復帰できたのでよかった。開幕戦で選ばれたのは素直に嬉しい。でも今No.8でやっているが松橋さんとかもこれから復帰してくるので、FLとかもできるようにしないといけないと思っている。FLかNo.8どっちかでいこうかなと思っている。(メンバー争いに関しては)しっかり自分の強みを1試合1試合アピールして出して残れるように頑張りたい。今日の試合はディフェンスではしっかり前に出て組織ディフェンスができていたと思うし、アタックもしっかりつなげるところはつないでセットプレーもしっかりプレッシャーもかけられていたので、やりたいことはできていたと思う。個人的にはもっとスクラムを押せたかなと思う。(トライに関して)ずっと継続してアタックしててたまたま自分のところで抜けたので、しっかりトライを取り切れたのはよかった。それまでのアタックがしっかり継続できていたので良いトライにつながったと思う。(筑波戦について)対抗戦の前半戦でフォーカスしているのは筑波戦なので、やっぱり大事な試合になってくると思うので、しっかりこの一週間準備して良いコンディショニングで臨めるように頑張りたい」

左WTB林祥太郎(文3=常翔啓光学園)
「前半の入りは良かったんですけど、後半の入りで若干立教の激しいプレーに食い込まれた。ディフェンスやオフェンスは個々で強いプレーができた。反省点は、まだ軽いプレーが出ているので筑波大戦までに修正してやらないと駄目だと思います。今日は相手のWTBやCTBがディフェンスで上がってくると聞いていたので、それに対してどういうアタックをするか、というBKのチョイスで強いプレーが選択できた。トライがなかったのが悔しいですけど、ディフェンスでは抜かれなかったので良かったのかなと。来週は相手のBKも強いので、それに勝るように、強みのFWがいってくれたゲインで確実にBKで取る。そういう一つ一つのプレーに集中して、取り切れるところで取り切りたい」

右CTB紀伊皓太(文4=日川)
「取りきれたという感覚よりはBKで外に回せた。もともと外が空いている分析だった。松浦も今年からCTB、梶村もこのチームにフィットしきれていないところでディフェンスの間を抜かれないことを夏から意識していた。相手が立教だが上手く修正はできてきた。(後半2トライ目まで時間があったが)明治には一試合の中で集中が切れる時間がある。点差が開いて少しプレーが軽くなった。コミュニケーションを取らないでパスを出したり、そこで意思疎通ができていないプレーをしていたから開いてしまった。自分たちのベースラグビーをしっかり思い出せば、試合終了間際みたいに盛り返せる。夏合宿から準備してきたのが来週の筑波大戦。今日の反省を活かすこともそうだが、夏からやってきたことをしっかり出して春と夏の集大成として一人一人が強く行きたい」

左CTB梶村祐介(政経2=報徳学園)
「(前日は)チームで僕がいた中でははじめて、夜全員集まってスパイクを磨くってことをした。スパイクを磨いてチームミーティングを選手だけで行って、選手間のコミュニケーションをしっかり図って臨めたのですごい入りも良くて。その代わり後半の入りが良くなかったので、そこはちょっと反省かなと思う。まずアタックでダイレクトプレーでぶつけるということを意識して、ゲームの入りはしっかり身体をぶつけるってことをイメージして、基本縦のサインでどんどん身体をぶつけて散らしていってトライを取り切れたのは良かった。東さんとか(小林)航さんとかそういうFWのみなさんがコミュニケーションを図ってくれて、駿太さんがいなくても全員がコミュニケーションを取れていた。―かが抜けたからといってチーム力が落ちるとかじゃなくて、今日はいい状態だったと思う。でもやっぱりまだ大事なところでのミスがかなり数で見ると相当あったと思うので、そこを如何に少なくするかでこのシーズンが深まってきたときに、強い相手になってくるとそういうところで勝敗が分かれてくると思うので、そういったところの精度を上げていきたい。(スクラムの近くに立っていたのは)結構僕の得意なプレー。SHからダイレクトでボールをもらって、自分の間合いで勝負するっていう一つのサイン。それは今年、菅平から使っている。ゴール前のピンチにまず僕を当ててそのあとキックオプションとかそういうのがある。僕もコンタクトが好きなので、自分からも行く。去年はあまりやっていなかったが、今年はU20のほうでもそれをやっていて、自分でもゲインできていたのが印象的。今は数多く自分から注文してやってる。今のところ、東海大戦でも今回の試合でもうまくいっているのでこれからの試合でも使っていくと思う。チーム全体としての目標は試合の入りっていうのをすごくイメージしていて、前半すごくうまくいって後半15分間全くスコアが動かなくて、ミスもあった時間帯があったので、相手の時間をいかに我慢してかつ入りをよくするかっていうのがこれから重要になる。そこ、次の筑波まで一週間あるのでそこでまた全員で話して11月、12月のシーズンに向けて精度をあげていきたいなと思う」

FB田村煕(営4=国学院栃木)
「アタックは良かったですし、ディフェンスも0で抑えられたことは良かった。でも来週がヤマ場だと思っているので。そこはしっかり気持ちを切り替えて、反省するところは反省したい。自分はディフェンスする場面があまりなかったんですけど、アタックで細かいミスがあったので修正していこうと思う。来週の筑波でのポイントは、ミスに対する反応とブレイクダウンの質。今日上手くいったことが来週も上手くいくかで変わってくると思う」

吉岡大貴(農2=日向)
「春からスクラムのプレッシャーところが課題で、そこをフォーカスして臨もうと思っていた。しかし、その自分の課題であるところが弱かったと思っている。今後、上のメンバーでやるためにも重要になってくるところだと思っている。求められているのは運動量だったりのところなので、そこは負けずにやって行きたい。この夏は網走合宿にも連れていって貰ったりして、重い相手との組み方や戦い方を学ぶことができた。秋は常にメンバーに絡んで行って、自分の納得いくパフォーマンスだったりチームに力を与えられるようなパフォーマンスをしていきたい。そのために技術はもちろんだが、気持ちの部分で自分のプレーに自信を持ってやっていく。今日感じた紫紺のジャージーの重みと責任を忘れずにやっていきたい」

尾上俊光(政経3=尾道)
「試合前からしようと話していた完封をできたのが良かった。相手にあまりいいアタックをさせなかった。個人でトライも取れたし、チームがフォーカスしていたディフェンスもしっかりとできた。監督にすぐ倒れるなと言われたことを意識してプレーした。後半からしかプレーできなかったが、しっかりチームのやっていることと自分がフォーカスしていることができたので良かった」

高橋汰地(政経1=常翔学園)
「(後半終わりのトライ)敵の立ち位置とか見て、スペースが空いてたのでトライできると思った。ファーストボールタッチだったので良い感じに試合入れた。(対抗戦の雰囲気)応援してくれた人たちが、明治今年も頼むぞとか言ってくれてて、応援されてるチームなので先輩の足を引っ張らないよう。これからメンバーにも入れるように自分からチームを引っ張っていくようにしたい。声出しとコミュニケーション。(メンバーにも選出された時)僕より上手い先輩とかいっぱいいると思うけどその中で使えてもらえて、もしチャンスがあったら前に行くとか良い準備して試合に出れるように臨んだ。(練習で常に意識していること)ウィングとしての上下の動き。しっかりコミュニケーション取ること。(今回プレーで目標にしてたこと)ボールもらったらスピード勝負してトライに繋げたらと。立教はタックルくるし強かったけど、明治のフォワードで崩してくれてバックスも良かった。今日はみんな試合中どこが空いてるとか声かけあったので良い試合につながったのかなと思う。(自分の立ち位置)一番外のポジションで全体が見えやすいので、空いてるスペースを的確に内に伝えること。(筑波大戦に向けて)筑波は強いけど、そこで活躍してアピールできるように」


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: