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今季初の右方向への長打は通算125本目の安打となった


山俊『1』〜未知への挑戦〜  (15)早大戦総括、祝福のコメント  

 東京六大学リーグ通算127安打。48年前に高田繁氏(昭43農卒)が打ち立て、幾多の名選手が超えることのできなかった記録を約半世紀の時を経た今年、山俊外野手(文4=日大三)が塗り替えようとしている。通算127安打超えは射程圏内だ。「何でも1番になる」と志願した背番号『1』。そして見据える先はまさに、未知の領域。伝説を作る日は刻々と近づいている。
 ついに大記録に肩を並べた。第2カードの早大戦。延長戦にもつれ込んだ第1戦では6打数1安打。第2戦では4打数2安打で計3安打を放ち、高田繁氏(昭43農卒)の持つ127本の通算安打記録に並び、歴代1位タイにつけた。

 チャンスメークに一役買った。第1戦、初回1死。4球目に投じられた内角125qの直球を右翼手の後方にはじき返すと、快足をとばし二塁を陥れた。「コースに逆らわず打った結果」。その後は続く竹村の右中間への安打で本塁へ生還。貴重な先制点にしっかりと絡んだ。今季、右翼方向への長打はこの二塁打が初。「タイミングを崩されながらも体が残って打てた」と技ありの一打だった。
 しかしその後は5打席にわたり凡退。先発の吉野和以降、竹内、吉永の投手リレーを前に安打を記録することができなかった。

 歓喜の渦に包まれた。第2戦、初回に先発大竹から詰まらされながらも中前に安打を放つと、記録に並ぶ127安打まで残り1本。迎えた3回1死、128qの低めの変化球にうまく合わせると、打球は遊撃手の頭を越え左前に転がった。「ヒットのランプが点灯して、多くのファンの声援を受けて記録を実感できた」と、球場からはひときわ大きな歓声が飛び交った。「数字を追い求めるのは、応援してくれる人たちの期待に応えるため」。塁上からスタンドの声援を受け、127安打達成を味わった。

 記録更新の瞬間は、目前に迫っている。1週間の空き週をはさみ、次カードには東大との対戦が控える。「ここで一区切りしたらチームの足を引っ張るだけ」と気を引き締める。今後目指す先は、東都連盟の藤波行雄氏(中大)の持つ133本の通算安打記録。「神宮の記録として、目指していけたら」。山の挑戦は、まだまだ続いていく。

[箭内桃子]

試合後のコメント

「この数字を目指してやってきたので達成できてうれしいです。明治の大先輩の記録で、他の大学の選手よりも明治の後輩である自分が越えることが大事だと思っていました。チームが4連勝して、いい流れ、いいチームメートに恵まれて、それに乗せてもらったと思います。(127本目のヒット)ヒットのランプが点灯するまでわからなかったです。ヒットになってから、多くのファンが声を掛けてくださって、記録を実感できました。この数字を追い求めるのは応援してくれる人の期待に応えるためなので、ファンの方が喜んでくれているのは本当にうれしかったです。これまでを振り返って、リーグ戦は年間最低で20試合で、それ以外の300日は苦しいことや悩むことばかりでしたが、その時間があったからこそここまでこれたと思っています。4年間で成長できたと思うことは、人間力です。漠然と取り組むのではなくて、重たいブランドを背負ってやってきたことは1年生の時に比べてすごく成長した部分だと思います。しかしここで気持ちを一区切りしたらチームの足を引っ張るだけなので、東都の133安打という記録があるそうなので、神宮の記録としてその記録を目指していけたらと思います」

★祝福のコメント★
善波達也監督
「やっと届いたなと。1年春から20本打って、1本1本手が掛かりましたが。記録がかかって振れなくなるかと思いましたが、うまく振れていました。タイミング音痴な部分が、技術的に成長してくれました。良いところは振る力とスイングスピード。あとは強い体です。ここは御両親に感謝してほしいです。ここ一番で勝つというチームの集中力に、本人も同じく集中できたのが良かったと思います。足踏みせずスムーズに到達して良かったです」

坂本誠志郎主将(文4=履正社)
「100安打するのにあんなに苦しんだのに、127安打は簡単に打ちました。チームが勝つためにヒットを打ってほしいという中で、あいつがチームのために打って、みんなはあいつに打たせようという気持ちでした。シーズンを重ねて、ベンチからキャッチャーから見ていて、また成長しているなと思いました。1、2年の時にできなかったことが3、4年になってできるようになっています。前の打席で駄目だったことが、次にできています。見ててうらやましいです。悩んでいるようにも見えないですし、切り替えもうまいので。自然体でやれていると思います。(チームとして記録については)そういう話はないです。高山もそれを言われるのを望んでいないと思います。この数字を目指しているわけじゃないと思うので。今後もチームのために打つことを、キャプテンとして彼に求めたいです」

菅野剛士外野手(法4=東海大相模)
「頑張っていると思います。自分も負けないように目立っていきたいです」

佐野恵太内野手(商3=広陵)
「本当にすごいことだと思います。本当に雲の上の存在なので、1日でも長く野球ができるようにやっていきたいです」

齊藤大将投手(政経2=桐蔭学園)
「本当にすごい記録だと思うので、このまま止まらずに何本も更新してくれたらいいと思っています」

山 早大戦通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球三振打率
24
91
27
10
.297




山 主な早大投手との対戦成績
名前(対戦期間)試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点犠打四死球三振打率
有原(2012〜2014)
11
23
.217
吉永(2012〜2015)
11
21
10
.476
大竹(2014〜2015)
13
.231





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