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力強いアタックでチームを盛り上げた梶村

ラグビー部  組織的なディフェンスで筑波大に完封勝利/関東大学対抗戦

◆9・6〜12・6 平成27年度関東大学対抗戦リーグAグループ
▼9・27 対筑波大戦(県営熊谷ラグビー場)
○明治26{21―0、5―0}0筑波大

◆スコア◆
明治
筑波大
前半後半得点前半後半
PG
DG
21
26
合計

 今季最初のヤマ場を乗り越えた。対抗戦2試合目の相手は、昨年度の大学選手権で年越しを譲ってしまった筑波大。前半26分頃までは攻めあぐねるも、右FL桶谷宗汰(営3=常翔学園)のトライを皮切りに3トライを奪取。後半のトライは一つに留まるも、強固なディフェンスで失点を0に抑え26ー0で2試合連続の完封勝利。見事リベンジを果たした。


昨年の雪辱果たす

 得点できない時間が続くも、チャンスを見逃さなかった。「反省点はセットピース」(中村)と、前半は今季の強みであるセットプレーで圧倒することができずなかなか試合が動かない。ラインアウトではミスが見られ、スクラムでも押し込むことはできなかった。しかし「最初の20分のフィジカルバトルをテーマに挙げていたので、焦ることもなく我慢の時間ととらえていた」(桶谷)とディフェンスに徹する。そして前半26分、敵陣ゴール手前でマイボールラインアウトのチャンスを得ると、HO中村のサイドアタックから桶谷がインゴールに手を伸ばしこの日最初のトライを決めた。その4分後には敵陣10メートル付近からFB田村煕(政経4=国学院栃木)が敵を惑わすステップで駆け抜け追加点。前半終了間際にはSH浜野達也(文3=西陵商業)がインゴールに蹴り出すと、左CTB梶村祐介が素早く反応し抑えた。14分間で3トライを挙げる猛攻で21―0とし前半を終えた。
 後半も筑波大がボールを支配することが多かった。奪ったトライは後半25分にフェイズを重ね徐々に押し進み、粘りのプレーで最後に右CTB松浦康一(政経4=佐賀工)が飛び込んだ1つのみ。「課題は選択肢の判断」(土佐忠麿BKコーチ)と、ボールを奪ってもうまく攻撃につなげることができなかった。しかし筑波大のアタックを受ける場面が増えても前半同様の決死のディフェンスでトライは許さず、26―0で勝利を収めた。


組織的なディフェンスで守り切った
組織的なディフェンスで守り切った

決死のディフェンス
 インゴールを守り切った。筑波大の執拗(しつよう)なアタックを受けるも、低く相手を確実に捉えるタックルで阻止。特に後半は自陣でのプレーを強いられる展開となったが、決してゴールラインを割らせなかった。後半39分には筑波大が細かくパスを回し再三のアタックを受けるも前に出ることは許さずペナルティーを誘発した。しかしアドバンテージを取られ、自陣ゴール手前でタッチキックのチャンスを与えてしまいこの試合一番のピンチを迎える。それでもスキをつくることはなく必死にタックルに入り、インゴールノックオンを誘った。「走ることが今日の結果につながった」(梶村)と、最後まで走り負けずに守り抜いた。
 強力BKを擁する筑波大相手に完封。先週の立大戦でも完封勝利を収めた明治は、今季の対抗戦での失点を0に抑えている。「2試合通じて失点0というのは大きい」(田村)。これまでやってきたディフェンスの成果が結果として表れている。

 今季最初のヤマ場は無事突破した。これまで2戦を終え「いいペースで来ている」(Nо.8田中真一・法3=国学院久我山)。雰囲気そのままに、控える強豪校との対戦に向け「1試合1試合を大切に」(丹羽政彦監督)チームの完成度を高めていく。

[保屋松彩佳]

◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表  9/27現在◆
帝京大早稲田慶応筑波大明治青学大立大日体大勝敗
帝京大11/1 14時10/18 14時11/29 14時11/15 14時○108―12○110―710/4 14時2勝0敗
早稲田11/1 14時11/23 14時10/12 14時12/6 14時10/4 14時○57―12 11/8 12時1勝0敗
慶応10/18 14時11/23 14時○33―23 11/1 11時40分12/6 14時10/11 14時○66―122勝0敗
筑波大11/29 14時10/12 14時●23―33 ●0―2610/25 14時11/1 12時11/14 14時0勝2敗
明治11/15 14時12/6 14時11/1 11時40分○26―010/11 12時○90―010/18 11時40分2勝0敗
青学大●12―10810/4 14時12/6 14時10/25 14時10/11 12時11/14 14時○57―10 1勝1敗
立大●7―110●12―57 10/11 14時11/1 12時●0―9011/14 14時11/29 12時0勝3敗
日体大10/4 14時11/8 12時●12―6611/14 14時10/18 11時40分●10―57 11/29 12時0勝2敗


◆対抗戦 対筑波大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR植木 悠治(政経4=常翔学園)
9.SH浜野 達也(文3=西凌商)→21.三股(後半18分)
16佐藤 公彦(法3=明大中野)←2.中村(後半33分)
2.HO中村 駿太(商4=桐蔭学園)→16.佐藤公(後半33分)
10.SO堀米 航平(商2=流経大柏)
17久原 綾眞(政経2=佐賀工)
3.PR祝原 涼介(情コミ1=桐蔭学園)
11.WTB紀伊 浩太(文4=日川)
18吉岡 大貴(農2=日向)
4.LO東 和樹(政経4=京都成章)
12.CTB梶村 祐介(政経2=報徳学園) →22.川田(後半22分)
19尾上 俊光(政経3=尾道) ←5.小林(後半33分)
5.LO小林 航(法4=明大中野八王子)→19.尾上(後半33分)
13.CTB松浦 康一(政経4=佐賀工)
20近藤 雅喜(商3=東海大仰星)←8.田中真(後半33分)
6.FL田中 健太(営4=大阪桐蔭)
14.WTB成田 秀平(営3=秋田工)
21三股 久典(政経2=佐賀工)←9.浜野(後半18分)
7.FL桶谷 宗汰(営3=常勝学園)
15.FB田村 煕(営4=国学院栃木)→23.高橋汰(後半33分)
22川田 修司(情コミ4=桐蔭学園) ←12.梶村(後半22分)
8.No.8田中 真一(法3=国学院久我山)→20.近藤(後半33分)

23高橋 汰地(政経1=常翔学園)←15.田村(後半33分)



試合後のコメント
小村淳ヘッドコーチ

「まずは勝つことができた。今日はスコアよりも勝つことが大事。選手が頑張ったと思う。今日セットピースは正直なところ、相手ボールの時に効果的にプレッシャーを掛けることはできなかった。もう少し相手にプレッシャーを掛けたかった。逆にマイボールの獲得率も低かったと思う。スクラムもゴール前などこだわったところで押し切れなかったというのは課題が残った。夏合宿からディフェンスのシステムをしっかりさせて、機能するように練習で取り組んできた。相手のミスに助けられているところもあるのだけれど、修正すべき点はあるが有効的にプレッシャーを掛けることができた。ただ後半になるとタックルの精度も落ちてきたし、インディビジュアルのミスが多かったなと思う」

土佐忠麿BKコーチ
「点数を何点取ったか、ということよりも0で抑えることが大事。いつもは取るだけ取るけど自分たちも取られるという場面が多かった。帝京大とかを考えると取らせてはいけない。2試合ともに0で抑えられてるということはディフェンスが機能してきたのかなと思う。ただ今日のゲームもよかったかと言われればそうではない。課題としては選択肢の判断、キックオフ後だったりの精度のところ。本人たちもわかっているので、そこのレベルをしっかり上げていくことが今後大事になってくる」

HO中村駿太主将(商4=桐蔭学園)
「しっかりディフェンスができたので良かったと思う。セットピースのところが良くなかったと思うので修正していきたい。その中で完封できたのは、ブレイクダウンだったり今まで自分たちがこだわってきた部分を、精度は低かったけれど、やろうとする気持ちが全面に出たからだと思う。反省点はたくさんあるが一番はセットピース。セットピースのところが安定しないと、いいアタック、いいディフェンスができない。個人としてはスローイングもボールキャリーもミスがあったので修正して頑張りたい」

右PR祝原涼介(情コミ=桐蔭学園)
「スクラムについてスタッフから言われていたのでスクラムを安定させることを意識した。プレッシャーを掛けることはできなかったが、マイボールキープのところでは良くできた。今日は一人一人のタックルの精度が高かった。ずっと取り組んできたディフェンス、ブレイクダウンの部分でターンオーバーもあったので良かった」

左LO東和樹(政経4=京都成章)
「監督からはしっかり走るように言われていた。全員がその意識を持ってやれていたと思う。ノートライに抑えられたという結果は大事ではあるが、何度も危ない場面があったので反省しなければならない。ラインアウトでは乱れる部分があった。春から基本をやってきているので、やることは変わらず精度を高めていきたい。ここからもっともっとレベルアップできるように、毎日練習していきたいと思う」

右LO小林航(法4=明大中野八王子)
「今日はミスを結構出してしまった。FWとしてはもっとセットプレーでプレッシャーをかけたかった。スクラムでもラインアウトでもそこを修正しなければならない。ラインアウトは相手に研究されてはられている中での対応ができていなかった。これからどんどん研究されてくると思うので、基本に立ち返って精度を高めて勝負していきたい。筑波大相手にシャットダウンできたのは非常によかった。春からやってきたことがここまでいい流れで来ているということ。ここからまた下のチームと当たるが、気持ちを切らさずやっていきたい」

右FL桶谷宗汰(営3=常翔学園)
「ゲーム前から最初の20分のフィジカルバトルをテーマに挙げていたので、スコアできなかったからとは言って焦ることもなく我慢の時間ととらえていた。後半とかに攻められた後にしっかり持ち直して取り返せたので良かった。敵陣22メートルに入ったらスコアして帰りたいので、入ったら順番を追ってやることをやればトライにつながるのは分かっている。そのためにもしっかり準備はしてきたし、ブレイクダウンの球出しもできていた。ディフェンスもアタックも組織で動けて我慢しきれた。FWがセットプレーでプレッシャーをかけていこうと思っていたが、結局スクラムは押せないし逆にプレッシャー掛けられていた場面もあった。モールでも取り切れなかった。次までに改善しなければいけない部分が分かった。相手のミスも多かったが、こっちもキックミスやラインアウトデリバリーでミスがあったので活かしきれなかった。組織で我慢強くディフェンスできて良かった」

No.8田中真一(法3=国学院久我山)
「チームとして我慢するところでしっかり我慢して、点数を抑えるということを意識していた。0封に抑えられたことは非常によかったと思う。個人としてはキックオフのキャッチミスがあったのでそこは課題かなと。ただ全体的に見てそこまで悪い内容ではなかった。ブレイクダウンは全然引かなかったし、プレッシャーもかけられた。マイボールもしっかりクリーンアウトできていたし。相手は慶応戦に負けていて、今日も絶対にがつがつくると思っていた。BKのアタックチームなので。ディフェンスをしっかりしないと負けるゲームだとわかっていた。そこを試合で守り切れたのは非常によかったと思う。(前後半の入りの部分は)相手の流れというのもやはり試合の中であるので、そこを我慢して我慢して自分たちの流れが来るのを待つこと。我慢が大切になってくる。ここまで対抗戦いいペースできているので、この2週間も流れを切らさずしっかりやっていきたい」

左CTB梶村祐介(政経2=報徳学園) 
「今日は全員でしっかり走ろうということで、みんなで走ることによって今日の結果につながったのですごいよかった。筑波は一人一人ムラもなく力あるので、そこを止めきれなかった。結果トライにつながらなかった。そういう相手だと今日は一つ一つのミスで失点につながるので、次の試合から修正していきたい。(ディフェンスのコミュニケーションとラインアップ)今日は上がれたところは上がれた。できなかったところは半分くらい。そこは上げていかないとこれから帝京、早稲田ってなってくると通用しないと思う。ビデオ見ながら修正していく。(鈴木との一対一)大学の中でトップ3に入ってくるすごい選手だと思う。直接対決はあまりなかったけど、それ以外の仕事で今日は僕もできていたと思う。ボリーキャリー以外の動き、ディフェンスで枚数が足りない方に走ったりとか、ブレイクダウンでのファイトであったり。今日はできてるとこもあったりできてないところもあった。そこをどんどんチームにエナジー与えられるようにやっていきたい。(トライシーン)熊谷はインゴールが広いとわかってたので、その裏を使おうというサインを一つ決めていてそれが上手くいった。ちょうど一週間前くらいに決めた。筑波戦に向けて。個人的な目標として、フィジカルファイト絶対勝つというのがあった。そこで絶対に相手のCTB、同期と一年生に負けないという気持ちでいった。明治は前へという考え方があるので、とにかく前へ出るよう意識した。去年だとここがピークで失速していった。今年は11月12月にピークもっていく。これからしんどい練習続く。基礎スキルとファンダメンタル上げていって当たっていくようにしていく。筑波もまだ仕上がってないと思う。もし12月に仕上がってきたとき、今日の試合だと負けてしまう。そうすると他のチームにも負ける。基本レベルもっと上げて応用していきたい。明治はアタックは好きな選手多いけどディフェンス好きな選手は少ない。今日はみんな走って自分からディフェンスしようとする意識は出ていた。大きいラインブレークはなかったけど、細かいラインブレークがあった。そこを裏の選手はしっかり帰って止めたっていうのが今日の0につながった。(青学大、日体大戦)自分たちのラグビーをすれば点差は開く相手だと思うけど、そこでもクオリティ下げずに高いレベルでラグビーやって早稲田、帝京につなげていきたい。日にちはあくけど、毎週毎週の練習で自分の中に目標持つ。上のチームを倒すんだという考えを持って毎日の練習取り組んでいきたい。現在の目標は、帝京、早稲田まで時間あるので、1人で勝負できるセンター。誰にも止められないセンターを今年の目標に挙げている。一対一で負けない、二対一でも負けない選手になっていきたい」

右WTB成田秀平(営3=秋田工)
「ディフェンスがずっと我慢ができてノートライに抑えられて良かった。去年筑波に負けて自分たちのシーズンが終わったのでリベンジするような気持ちで挑んだ。久々の14番ということもあって、思った通りに走らせてもらえず自分の持ち味を出せなかった。課題点は、キックのミスが目立ったこと。FBで出るときはキックの機会が増えるので精度を上げていきたい。途中煕さんが抜けて代わりでFBになった。WTBもFBもどちらも良いが、どちらかといえばFBの方がボールをよくもらって自由に走れるからやりたいと思う。どっちのポジションでもやることをやるだけ。筑波のミスに助けられたが、自分たちも敵陣行ってからミスで戻されてしまうとかもあった。敵陣に入ってからの精度を高めたいと思う。新チームになってから、よく走りフィットネスがしんどいので走れるようになったと感じる。チームの雰囲気もとても良い。対抗戦2戦とも、すごいディフェンスの練習もしている成果が出てノートライに抑えられていると思う。今後も厳しい戦いになると思うがノートライを意識して頑張りたい」

FB田村煕(営4=国学院栃木)
「前半のヤマ場なので、アタックディフェンスともに体を張って堅いプレーをしようってことを言っていた。よくタックルしていたと思いますし、全員が集中して0に抑えたというふうに結果も出せたのですごくよかったと思う。完封という目標は立てていなかったが、やっていく中でできそうな展開だったので、途中からそのことも全員で意識していた。エリアを取ってしっかり敵陣で戦うってなったが、自分のキックミスだったり堀米も含めて少しFWを前に出してあげられなかったのでそこは申し訳なかったなと思う。コミュニケーションもそうだし、例えばターンオーバーボールだとか切り替えのところでボールを運ぶところが統一できてなくて、それが自分のキックミスにもつながっていた。自分から発信したり向こうから発信されたのを聞いて連動してやらなきゃなと思う。勝つということは前提の目標だった。2試合通じて失点0っていうのは大きいかな。そこが一番の収穫。(個人的には)いいプレーもあっても、悪いプレーがあるとやっぱり目立ってしまう。ミスのない試合はないので、そのマイナスのプレーをなくすためにしっかり個人的に個人のスキルにフォーカスしていきたい」


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