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今季は最下位脱出を狙う浜田監督


東京六大学野球 2015〜秋〜  (19)東大戦事前インタビュー@ 浜田監督、飯田主将  

 秋3連覇と日本一へ。昨季は4位と苦しんだが夏場を経てチームも個々も成長。今季の覇権奪回へ準備は整った。明大史上初の秋3連覇、そして4年ぶりの明治神宮大会制覇まで一丸となって突き進む。
 優勝争いを前にして決して負けられない一戦だ。前カードでは春の王者・早大との1点を争う接戦に粘り勝ち、連勝で勝ち点を奪った。現在勝ち点3の慶大が首位に立つが、勝率では明大がトップだ。今カードの相手はリーグ最下位の東大。しかし試合内容を振り返れば開幕戦から早大を苦しめ、法大1回戦では白星を挙げるなど今季の東大は油断ならない。確実に勝ち点を奪い、再び首位に躍り出る。(この取材は8月26日に行ったものです)


浜田一志監督
――昨季を振り返って

連敗をストップしたと。これでやっとスタートラインに立ったと思います。順位を争うリーグ戦なので最下位脱出を目標に頑張りたいと思います。

――春にお話を伺った際、神宮で普段どおりの力が出せるかとおっしゃっていましたがいかがでしたか
エラーが非常に少なかったですね。1試合に1個無い状態なので、こういう面で普段の練習、ボール回しが生きてきたなと思います。

――シーズン序盤は接戦もありましたが勝ち切れませんでした
接戦でいい勝負3つやって1つ勝つというのがどこのチームも一緒だと思います。接戦で勝つ、勝たないというのは最後に誰か決めるやつが出てくるんですよね。それが自分のチームの選手が最後に1本打つか、もしくは相手がエラーをするかというので勝負は決まってきますので、あとは野球の神様次第だと思っています。(法大に勝利した試合では相手が二塁手のミスが決勝点に)あれも例えば打者の楠田がボールを当てにいって弱い打球だったらああいうミスは出なかった。しっかりバットを振って飛んだゴロだからこそ相手も焦ったということだと思います。(試合後は淡々と整列したが)平常心でやれと、最下位を脱出したときに喜びましょうという話をしました。

――昨季は楠田選手や山田選手などの野手が台頭しました。
楠田は勝負強い4番になってほしいなと思います。シーズン通して4番に座って相手も研究してくるのでこの秋は彼の真価が問われると思っています。入部してスイングを見たときにこいつはもう体が戻ってきたら4番かなと、有井(前主将)の次は楠田だなと思っていました。気持ちの面で僕が中心で点取るんだという自覚が出てきて、本人の努力で成長しと思いますね。山田についてはショートとして守備を優先して、またまだ守備範囲が狭いのでそれを広げる努力を続けてもらいたいと思っています。

――春が終わってからはどのようなことに取り組まれてきましたか
基礎練習だけです。夏の合宿は走り込み。午前中3時間くらい走り込んでそのあとノック、素振り。実戦練習は合宿でも1時間くらいです。基礎練習に没頭しました。うちの選手は高校時代の貯金が無い。土台になるものを焦らずつくっていくという考え方ですね。これはもうずっとやっています。(春に見られたその成果は)まず守備のエラーが減ったということ。それから走塁が積極的に走れるようになったというところです。

――法大1回戦で勝利した後の2回戦ではエラーが複数出てしまいました
それはもう気の緩みです。勝ち点を1つ取るのも大変。(勝ち点3という)さらに高い目標を掲げたということは、そんないちいち気が緩んでいたら駄目だよという戒めを含んでのことだとご理解ください。

――室蘭合宿ではフェリー火災のアクシデントもありました
とりあえず無くなったランニングシューズを初日に買いに行って、ひたすらランニングと。もともとたっぷり走り込むというとはメニューの1つでしたから。その点に関して地元の室蘭シャークスさん、他の色々な社会人のチームからご支援頂きました。

――攻守のキーマンを挙げるとしたらどなたでしょうか
打は楠田、投はエース山本俊です。楠田が打点を稼いでくれるし、4番というポジションに座っているし、やっぱり中心ですから。彼は下半身が強くなりました。前と比べて軸のぶれない打撃ができるようになってきました。投手陣は右のエース山本俊、左のエース宮台という感じですね。山本俊はコントロールが良くなってきました。彼のストレートは球速というよりも芯で捉えたつもりでも飛ばないというような、重い球質と言えるんじゃないでしょうか。(山本俊をエースに挙げた理由は)1つ目は本人にその自覚が出てきたと、2つ目は制球力が安定してきたと。その2点ですね。(辰亥選手については)故障から復帰してこれからですね。彼は連敗中うちの屋台骨を支えた選手なんでね。思い入れがあります。ですから秋に復活してぜひ1勝して卒業してほしいと思っております。(白砂選手は)もうピッチャーですね。彼はピッチャーとしての悩みが多くて、外野で、要するに1回外から眺めろと。(投手再転向は浜田監督の方から?)はい。本人からピッチャーやりたいというオーラが出てましたからね。彼はメンタルのコントロールさえできれば球のコントロールも自然に良くなるタイプだし、乗ってくれば能力のある選手ですから、勝ち点に絡んでくる選手になってくると思います。

――連敗を止めたことで選手達に変化はありましたか
基礎練習を積極的にやるようになりましたね。それが生きてくるんだということが実感できたと、頭では分かっていたんですけどね。

――浜田監督自身は連敗を止めたことで感じたことは
ほっとしましたね。(感慨は)特に1勝もできずに卒業していった有井の代への思いがその日の夜になってこみ上げてきましたね。1勝したときに最初におめでとうございますとメールをくれたのが初馬でした。

――明大戦はどのように戦っていきたいですか
まず山君を塁に出さないこと、彼は打撃だけでなく足もあるんでね。あとはピッチャーはそうそうたるメンバーですけど、守備の要の坂本君の頭脳をうちが上回れるかどうかと。なかなか難しいところです。

――秋はどのように戦っていきたいですか
まず最下位脱出。これが1番の目標です。そのためには最低勝ち点をまず1つ取らなければいけないです。勝ち点を取って最下位脱出しましたと、東京大学がもう連敗連敗のチームじゃないぞということを言いたいですね。

――ありがとうございました



今季は守備だけでなく攻撃でも魅せる
今季は守備だけでなく攻撃でも魅せる



飯田裕太主将
――昨季を振り返って

チームとしてはロースコアで競った試合をして勝ち切るという目標でした。守備の面ではある程度エラーという記録に残るミスは減っていたのですがその中でも記録に残らないミスで進塁を与えたりというのがまだ残っていました。得点の方も1つ1つ塁を進めて取っていこうということだったんですけど、戦術面でミスが出たりしてまだまだ自分たちのチームとしてやらなきゃいけない野球がそのレベルになかったというところで1勝という形に終わってしまったので、それを秋に向けてこだわっていこうと思いました。チームとしては勝ち点を取って順位を上げていかないことには6校のリーグでやっているので、さすがに順位が動かないチームはいても意味ないと思うので、最下位を脱出するというのを目標としてやっています。ただ1つ勝てて自分たちが目指す野球をきっちりやっていけばしっかり勝ちにつながるというのが分かったということが1番春としてはよかったのかなと。本当に0で終わっていたらかなり苦しかったと思うんですけど、まず1つ勝てたということで、それを秋にいかに生かすかだと思います。

――法大1回戦では競った展開を勝ち切れました
結果的には相手のミスが続いて余計な四球であったり決勝のフィルダースチョイスであったり相手のミスが続いたと思うんですけど、そういう相手も自分の力を発揮できない状況
をしっかりつくって、自分たちがミスを出さないという試合をしていけば勝てる試合をつくれると思いました。

――飯田選手個人としては昨季はどんなシーズンでしたか
自分は個人目標というのはなくていかにチームの勝利に貢献できる守備、走塁をするかということを目標にしています。1つしか勝てなかったということで守備では自分としてのミスは1試合だけ出てしまったんですけど、自分は4年目なので、ある程度慣れているというか、平常心でできています。それを周りをいかに平常心にするか、そういうところが足りていなかったかなと思うので、秋は全員がしっかり平常心で守れるようにしていきたいです。攻撃は2番というポジションにいるので、前にランナーがいれば進めて、いなければ自分が四死球でも出塁してというのが春はまだ足りなかったので秋に向けて何とかしたいなと思います。

――秋はどのようにしていきたいですか
春と同じように無駄な進塁1つが決定的な1点になってしまうので、本当にまずは守備から無駄な塁を与えないということ。攻撃でいえばあらゆる形で塁を進められると思うので、きれいに野球をやっていたら実力の差が出てしまうので粘り強く相手から嫌がられるような野球をやっていかなければいけないと思います。実力でいったら他大と埋められていない部分があると思います。そこで自分たちが浮き足立って実力を下回るようなプレーをしてしまえば到底勝ちにはつながらないので、まずは自分たちが落ち着いていつもどおりプレーするのが大事だと思います。

――昨年のチームと違うところはありますか
昨年はいかに長打を増やそうかというチームだったんですけど、今年はピッチャーもある程度期待できるピッチャーが何人か出てきたので、まずは守備から失点を減らそうという、そういうところです。昨年の目標は1勝だったので、長打を出すというところをしっかりやっていけば1つ勝つというところにはつながると思うんですけど、やはり今のチームの目標は順位を上げていくことなので、そういう意味ではどの試合でも競った展開をやっていきたいので、そうなるとピッチャー中心に守るというチームをつくっていかないといけないなというのはありました。

――秋への意気込みをお願いします
必ず春は取れなかった勝ち点を取って順位を1つでも上げられるように頑張りたいと思います。

――ありがとうございました


[原大輔]

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