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トライ獲得でチームに流れを引き寄せた忽那

ラグビー部  ジュニア戦1勝目 ミスを重ねるも早稲田を制す/関東大学ジュニア選手権

◆第37回関東大学ジュニア選手権(八幡山グラウンド他)
▼10・17 早稲田戦(上井草グラウンド)
 ◯明治45{21−10、24−5}15早稲田
◆スコア◆
明治
早稲田
前半後半得点前半後半
PG
DG
212410
45
合計
15

 ジュニア戦2戦目、宿敵早稲田を相手に初勝利を挙げた。前後半ともに立ち上がりで波に乗り切れず、ミスが重なった。後半、早稲田に先制トライを許したが、その後はディフェンスを固め失点を抑え勝利。点差をつけて早稲田を制すも、度重なるミスやトライチャンスを逃す場面が多く、チームとしては課題が残る試合となった。

 流れを上手く引き寄せられなかった。「ベーシックなミス、パスミス、そういうのが最初の10分くらいで数多くでた」(小村淳ヘッドコーチ・平4政経卒)。前半10分、敵陣22mでアドバンテージを得た明治が敵陣深くへと攻め入る。ゴール手前にてマイボールラインアウトからモールを形成。相手のスキをうかがいつつモールから飛び出すも、早稲田ディフェンスを破ることはできず最初のトライチャンスを逃した。さらに前半12分、13分にも敵陣でマイボールラインアウトのチャンスを得るも連続ペナルティーでトライならず。暗雲立ち込める中、前半16分、自陣マイボールスクラムからスムーズなパスで敵陣10mまで一気に攻め込む。早稲田ゴール手前でのモールから右LO近藤雅喜(商3=東海大仰星)が飛び出しこの日の初トライを挙げた。その後はテンポよく2トライを追加するも前半30分には、自陣ゴール前でディフェンスが手薄になったところを突かれトライを許してしまう。そのまま21―5で前半を終えた。

 徐々に調子を上げていった。後半の入りから敵の猛攻にタックルを決めきれず、流れるようなパスにディフェンスが追いつけなかった。自陣手前で相手ボールのラインアウトモールでじわりじわりとゴールラインを切られトライを献上。早稲田にトライ数で追いつかれ、明治のプライドに火が付いた。後半22分、敵のハイパントを森田澄(政経3=天理大)がキャッチしBKへ展開。敵陣22mまで進み、左サイド深くでパスを受け取ったSO忽那鐘太(文1=石見智翠館)が軽快なステップでゴールど真ん中にトライした。その後も調子よく左WTB村岡誠一郎(商4=深谷)と左LO尾上俊光(政経3=尾道)がトライを稼ぎ、後半は守っては早稲田を1トライで抑えノーサイドとなった。「早稲田はライバルなので負けられない試合だった」(村岡)とジュニア明早戦を45―15と見事勝利で終えた。

 エンジンのかかりが遅かった。試合前、小村コーチから「相手が早稲田という面でそこで勝つということが一番大事」と言われ、選手全員が気合十分に試合に挑んだはずだ。しかし、試合を終えると選手全員が試合の入りの段階でなかなかチームの勢いに火が付かなったことを反省点として挙げた。結果は45―15だが、パスミス、セットプレーミスを重ね満足のいくゲームメークはできなかった。「もっと上のレベルで戦っていくなら、今日の試合では絶対に勝てない」(SH福田健太・法1=茗渓学園)。今日の反省を持ち帰り、練習で再びチームを見直し次戦の慶応戦にしっかり挑みたい。


[長谷川千華]

試合後のコメント
小村淳ヘッドコーチ(平4政経卒)

「ファンダメンタルのベーシックなミス、パスミス、そういうのが最初の10分くらいで数多く出て流れが出なかった。スコアできるまで時間が掛かってしまった。フィジカルのところで今の時点の早稲田を上回っていたので、そういうのがボディーブローのように効いていた。そうすると早稲田もファンダメンタルなスキル、フィットネスが落ちてくる。そこに対してしっかりフィジカルで勝負できた。ベースラグビーが遂行できればスコアになっていく。セットピースからディフェンスのコネクションが切れて大きくゲインされたり、そういうところの修正は必要だけど、まずはジュニアということと、相手が早稲田という面でそこで勝つということが一番大事ということをゲーム前に伝えた。そこのファースト目標をクリアしているからそこは良かった。ただ勝ったゲームでも反省するところは反省していかないといけない」

ゲームキャプテン・右CTB川田修司(情コミ4=桐蔭学園)
「前半の最初にファンダメンタルな部分でミスが多くて、そこを後半の途中から修正できたのではないかなと思う。セットプレーからのミスが多くて、明治のテンポでできなかった。キックのポゼッションのところでは勝てていたので、そこはよかったのではないかなと思う。ただちよっとBKの戻りが遅かったので、キック以外のところで攻め切れていなかった。そこは今後の課題。スコア的にももう少し離せた試合だったかなと。ディフェンスの部分的にもアタック的にも。個人としては横の松尾(将太郎・商1=東福岡)とのコミュニケーション不足で抜かれるところがあった。しっかりやって修正したい。僕はディフェンス力というのが買われてきたので、そこでアピールしていかなければならない」

HO佐藤公彦(法3=明大中野)
「セットピースが安定しなかった。前半の入りは良かったと思うが、途中から良くなかった。最後は立て直すことができたので修正できたのは良かった。ラインアウトは良くなかった。タイミングが合わなかったのと、サインミスがあった。もうそういう時期じゃないからしっかり詰めていきたい。相手が早稲田で絶対に負けられないとは話していた。結果的に大差をつけて勝てたのは良かった。一人一人がもう少し走って、落ち着いてプレーしないといけない。ジュニア戦はジュニア戦で、出させてもらってる以上活躍したいと思っている。今日はアピールできなかったけど、次はしっかりアピールしたい。僕自身はスローイングやスクラムのセットプレーを頑張りたい。チームとしては陣地を取ることはできていたから、最後まで取り切りたいと思う。この前の帝京大戦で負けて悔しい思いをしたので、ジュニア戦をしっかり決勝まで進んで勝ちたい」

左LO尾上俊光(政経3=尾道)
「最初の入りを意識しようと言っていたが、全然よくなかった。今年のBチームの目標てして入りから圧倒するというのはずっと言っている。試合中の修正、という意味では前半はあまりよくなかったが、後半はコーチ陣の話もあり何とか切り替えることができたと思う。ラインアウトは相手にしっかりと対策されてしまって、その中でも勝たなければいけなかった。そこで勝てないというのはBチームの僕たちの弱味だと思う。ゴール前でのモールをトライに持っていくことができたら、もっと点差を離すことができた。個人としてラインアウトのコーラーをやらせて貰っている中で、焦ってしまい効果的なコールができなかった。改善しなければならない。密集から抜け出す場面はたまたまではあったが、意識はしっかり持っていきたい」

左LO近藤雅喜(商3=東海大仰星)
「あまりよくなかった。前半10分20分の中でミスも多くて、連続ミスの中でペースをつかめなかったのは大きい。(初トライを挙げた)ゴール前でのトライなので、みんなが運んで最後に抑えたのが僕って感じ。でも、試合の入りはよくなかった。気持ちが入ってないわけでもないし、誰かが悪いってことでもない。ただ単にファンダメンタル、基礎的なパスやらタッチやら立て続いてペースに乗れなかった。スクラム、ラインアウトと圧倒しきれない部分が多々あった。セットプレーでも流れがつかめなかった。ラインアウトに関してはタイミング。自分たちのミスであることには違いない。そこからチャンスを2つ4つ取り逃がしていた。22mの中に入ったらスコア取るっていう意識はみんなにあった。後半の最後の方は良かったけど、それを最初の20分でやっていかないと。早稲田のBKのアタックに外側ゲイン切られて早稲田のペースにはまってしまった。チーム的には勝って反省できるというのは大きい。次の慶応に向けて立て直して、セットプレーとか。個人的には、ジュニアもそうだけど先週青学戦出て、対抗戦の戦力になりたいと思う。ここからもう1段階2段階成長できるように努力したい」

左FL上田宥人(政経4=東海大仰星)
「入りの10分から圧倒しようと思っていたが、早稲田さんのいいディフェンスに足止めされてしまった。それで後手後手に回ってしまった。そこは練習する中でも直していかないとなと。ラインアウトから取りきれない場面もあった。明治はFWが前に出ないとだめなので、セットプレーでああいうミスがあったらチーム的にも前に出られない。スクラムラインアウトにはやはりこだわっていきたい。個人としては無駄走りが多くて、そこは有効に走れなければバックローとしてポジション争いに残れない。もっともっとアタックでもディフェンスでもボールに絡めるようなプレーをしていきたい」

右FL井上遼(政経1=報徳学園)
「早稲田相手なのでいつもより少し気持ちが入っていた。前半モールで取れるチャンスが3回あったが取りきれなかったのでそこは課題。最終的には崩れてFWがいってトライという形だったので、やっぱりモールで取り切りたかった。ノースコアで抑えることを意識していたが、こっちのミスを突かれてとか向こうは少ないチャンスをしっかりものにしていた。次の慶応戦は八幡山でやるので、今日以上に気合を入れてノースコアで抑えていきたい」

No.8葛野翔太(商3=深谷)
「キャリアーとして(縦に突破)できたが、6番の井上がかなり前に出ていたので自分はディフェンスを頑張ろうと思っていた。止めてはいたが、簡単なミスからトライを取られていた。自分たちのミスから前半崩れていったので、そういうことをなくしていきたい。前半、早稲田のキックで陣地を取られたりと向こうにペースを合わせてしまった。初めからFWがセットプレーを安定させられたら大丈夫だと思う。自分に課題を出されているのはアタックよりディフェンスなので、フォーカスしてやっていきたい」

SH福田健太(法1=茗渓学園)
「前半は忽那とあまり合わなくて、9番10番でリズム作れなくてゲームの流れを悪くした。早稲田がハイパントを蹴ってきて、ハイボールを蹴らないでバカ正直に相手に合わせてた。そこを気づいてゲームの流れを変えればよかった。後半は忽那と話して反省できて、流れを早稲田にもってかれないように明治のリズムでできたので後半は上手くかみあっててよかった。(前半のトライチャンスを逃して)流れも悪かった。少ないチャンスの時に取りきれないと早稲田の流れになっちゃうので、無理してアタックしないで確実にできる方法でアタックすれば流れを早稲田にもっていかれなかった。無理してアタックしてのミスが多かったので、ファンダメンタルのところで確実な方をとってやれば、こっちもトライも取れてリズムも作れた。そこが今日はダメだった。最後の方、ボールコントロールができたのでそこは評価されたのかなと。前半の入りはいつも自分の課題で、焦っちゃった。前半、相手がキックをたくさんしてきて早く急いで出さなきゃ出さなきゃって空回りして受けに回った。次からはしっかりハーフから周り見てコントロールできるように。(DF面)コミュニケーション取れてた。割と自陣でプレーさせてなかったのでよかった。個人的にも監督と古村さんに、ラックの後ろにちゃんと着いてスリッパーの役割しろと言われて意識してやってた。相手にプレッシャー与えられてたので、DFはいつもよりよかった。(勝てた要因)後半は相手に合わせないで、DFが空いてるところにボール運んだ。井上とかスタンドからもらって運んでた。そこは良かったかなと思う。少ないチャンスもゲイン超えた後もアタックをしっかりシェイプできててトライ取れる準備もできてたので、そこは勝てた要因かなと思います。(帝京大戦と比べて)チームの雰囲気は帝京のときのほうがよかった。トライ数も帝京に勝ってたので。今日は早稲田と力の差もあって、個々の力で勝てた部分もあると思う。組織的な部分だと帝京のときの試合の方が良かった。もっと上のレベルで戦っていくなら、今日の試合では絶対に勝てない。もっとチームで纏まって組織としてアタック、DFできるよう八幡山帰って練習がんばります。次の慶応も伝統校で強いけど、明治は明治らしく前に出るアタックとディフェンスはしっかりする。試合の入りも課題なので、そこを意識していく。9番10番ゲームをコントロールできるようにやってく」

SO忽那鐘太(文1=石見智翠館)
「前半早稲田さんがエリア取ってて、僕たちもエリア取ってゲーム進めるっていうのが目標だった。どっかでのクたちが仕掛けていけばよかった。蹴り合いの中で合わせてしまった。コンバージョンは角度のないところでは決まったけそ、角度あるところでは成功率低かった。ハーフタイムに小村さんから前に出ろと言われ、ディフェンスで前に出ていけた。前半は相手にのまれて、後手にまわってしまったので、最初の入りの5分集中してやれれば良かった。良かったのは前半の修正点を後半活かしきれたこと。エリアどりのところで勝って、時々蹴り合いだけじゃなくてキックカウンターを仕掛けてみたりとか。次戦の慶応は伝統的な一戦なので、今日みたいに後手に回らずにやっていきたい」

左WTB村岡誠一郎(商4=深谷)
「早稲田さんはライバルなので負けられない試合だった。勝ちたいというか、勝つ気しかしなかった。前半はミスが多かった。そこはまた練習で直して来週慶応があるのであそこはミス少なくやっていきたいなと思う。相手の攻め方が詰めてきたりボールを回してくるチームなので、それに対してこっちがやりたいラグビーっていうのが基本できていなかった。ちょっと受けちゃったのもあるし自分たちのミスからどんどんキックでゲインされてというのもあった。しっかり落ち着いてやれば対応できたと思うので次は落ち着いてやりたい。後半の入りはトライを取られてしまって良くなかったが、段々チームでやりたいプレーができた。明治のラグビーをすれば大丈夫。個人的には前半は相手がキックが多くてキックの処理が雑だったなってなって、後半もトライできたがケガしちゃったのでそこは自分のケアの問題。しっかりケアして、次の試合に臨めたらなと思う」

右WTB渡部寛太(文2=北条)
「前回帝京に負けたので、今回早稲田ということもあってまず絶対に勝つっていうことがみんな意識できてたかなと思う。前半はミスが多かったので、自分たちのミスで得点されてピンチにもなって接戦になっていたのでいっつも練習してることをどれだけ出していこうというのはみんな意識していた。相手がキックゲームしてくるのに対してちょっと付き合いすぎてしまって、自分たちでミスしてピンチになったというのが多かった。もっと最初から後半の最後、ノーホイッスルトライ何回かあったと思うけど、ああいうアタックを常に出来ていたらもっといい試合ができていたと思う。個人的にはミスが少なかったのが良かったかなと思う。もっとボールタッチの回数を増やしてチャンスを生めたらいいなと思う」

FB森田澄(政経3=天理大)
「今日は敵陣に入れても、自分たちのミスで取りきれないところがあった。良い形に持っていけないところがあった。個人としては、今日はエリアを取っていこうと思って蹴っていたが、攻めれる場面でもキックの選択をしてしまった。置きに行き過ぎたので、点差が開いてる試合ではもっとチャレンジをして、思い切ったアタックをしていければ良かったなと思う」


◆ジュニア戦 対早稲田戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR齊藤 剣(政経1=能代工)
→深堀(後半24分)
9.SH福田 健太(法1=茗渓学園)
16古田 雄也(商2=国学院栃木)
2.HO佐藤 公彦(法3=明大中野)
→古田(後半14分)
10.SO忽那 鐘太(文1=石見智翠館)
17深堀 篤(商4=南山)
←齋藤(後半24分)
3.PR田代 頌介(政経1=秋田工)
→矢野(後半14分)
11.WTB村岡 誠一郎(商4=深谷)
→壁巣(後半14分)
18矢野 佑弥(政経3=徳島県立城北)
←3.田代(後半14分)
4.LO尾上 俊光(政経3=尾道)
12.CTB松尾 将太郎(商1=東福岡)
19塚田 友郎(文4=深谷)
←近藤(後半14分)
5.LO近藤 雅喜(商3=東海大仰星)
→塚田(後半14分)
13.CTB川田 修司(情コミ4=桐蔭学園)
20カヴェナー 聖也(文2=大分舞鶴)
←8.葛野(前半14分)
6.FL上田 宥人(政経4=東海大仰星)
14.WTB渡部 寛太(文2=愛媛県北条)
21兵頭 水軍(農3=仙台育英)
7.FL井上 遼(政経1=報徳学園)
15.FB森田 澄(政経3=天理)
22渡邊 弐貴(営1=国学院栃木)
8.No.8葛野 翔太(商3=深谷)
→カヴェナー(後半14分)

23壁巣 雅弥(政経4=明大中野)
←村岡(後半14分)



◆2015年・関東大学ジュニア選手権明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
1stフェーズ(カテゴリー1)
10・3帝京大帝京大百草G13時
24―30○
10・17早稲田早稲田上井草G13時
◯45―15
10・25慶應大明治八幡山G13時
11・8東海大明治八幡山G13時



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