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サヨナラ二塁打を放った太田

硬式野球部  太田サヨナラ二塁打 慶大との接戦制し準決勝へ/東京六大学秋季新人戦

◆11・3〜11・5 平成27年度東京六大学秋季新人戦(神宮球場)
▼11・3 1回戦 慶大戦
 ○明大3―2慶大
1回戦10
慶大
明大2×

(明)橋裕、水野、○齊藤―氷見
(慶)原田匠、内村、●亀井―三枝
【二】(明)高瀬(7回)、齊藤(9回)、太田(10回)(法)岩見(3回)、原田匠(5回)
(明)◇犠打2 宮崎(6回)、生山(10回) ◇併殺0 ◇残塁11 ◇盗塁0 ◇失策0 
 延長10回のタイブレークの末、慶大を破り準決勝進出を決めた。先発・橋裕也投手(総合1=向上)は、3回に岩見(慶大)の適時二塁打で1点を失うもその後は安定。7回には稲見優樹外野手(法1=日大三)の二ゴロが相手野手の悪送球を誘い同点に追いついた。試合は投手陣の好リリーフもあり、1―1のままタイブレークへ。10回表に勝ち越されたが、その裏に5番太田創内野手(商2=広陵)の中越え2点適時打でサヨナラ勝ち。鮮やかな逆転劇で慶大を下した。

タイブレークの末につかんだ勝利を喜んだ
タイブレークの末につかんだ勝利を喜んだ

 勝敗を分けるラスト一球に、文句なしの一打が生まれた。タイブレークの延長10回表に勝ち越され、1−2で迎えたその裏。4番宮崎新内野手(文2=履正社)が三振に倒れて2死二、三塁。あとがない打席に向かう太田は「覚悟を決めた」。最後の打者になるか、ヒーローになるか。カウント2―2からの5球目。「無心で食らいついた」と内角高めのチェンジアップを振り抜くと、打球は右中間に向かって一直線。背走する中堅手の頭上を打球が越えると、選手たちは勢いよくベンチを飛び出した。走者2人が両手を挙げてゆっくりとホームイン。ここまで無安打だった太田が「そこまでの打席を取り返したかった」と、背水の打席で試合を決めた。
 神宮デビューの男が貴重なホームベースを踏んだ。1点ビハインドの7回、先頭の高瀬雄大外野手(営1=長崎西)が左中間を切り裂く二塁打で出塁。2死3塁の場面で1番稲見の二ゴロが敵失を誘い、三塁走者の高瀬が生還した。得点の口火を切る二塁打は「芯に当たっていい方向に飛んだ」(高瀬)。神宮での出場は今日が初。「目標にしていた舞台で、夢が一つ叶って気持ちよかった」と華やかなデビューを飾ってみせた。


 安定感のある投手リレーで最少失点に抑えた。先発の橋裕は140キロ台の直球を中心に配球を組み立て、走者を出しながらも慶大打線に的を絞らせない。3回に1点を失うも、崩れずに5回を投げ切った。昨季の新人戦、わずか5球でマウンドを降りた苦い経験がある橋裕。「春は打たれていたので、やってやろうと気合を入れてきた」と先発のマウンドで気迫の投球を見せた。6回以降は水野匡貴投手(農2=静岡)、齊藤大将投手(政経2=桐蔭学園)が慶大打線をわずか1安打に抑える2年生2人の快投リレー。タイブレークの場面も最少失点に抑えた。「できることなら神宮大会に出て4年生と野球がしたかったけど、切り替えはできていた」(水野)。リーグ戦のマウンドに立ち悔しい思いをした2年生投手たちが、責任感を胸にチームを勝利に導いた。

 3季ぶりの新人戦制覇へ。好機を生かせず後半まで苦しんだが、慶大に競り勝ち準決勝へと駒を進めた。秋季リーグの優勝を悔しい形で逃した分、この新人戦に懸ける想いは強い。次の相手は早大。昨季の新人戦では準決勝で早大に敗れ、優勝を逃した。「2年生とベンチに入って野球ができるのもあと2試合。2つ勝っていい思いをしたい」(水野)。リーグ戦、新人戦ともに優勝を逃すわけにはいかない。宿敵・早大を下し、決勝に突き進む。

[星川裕也]

◆明大打撃成績◆
打順守備名 前10
(中)稲見(日大三)三振三振    遊安  二失  四球  
(遊)河野(鳴門)遊ゴ  遊ゴ  三併          
 打一村上貴(松山東)            左飛  三ゴ  
 荒井(前橋育英)                    
(一)遊生山(明大中野八王子)左安  三ゴ    四球  四球  捕ギ
(二)宮崎(履正社)四球  三飛    投ギ  一ゴ  三振
(三)一太田(広陵)三振    三ゴ  四球  遊直  中二
(左)東原(天理)  三振  遊ゴ  遊併  二飛    
(右)高瀬(長崎西)  一ゴ  中飛    左二  左邪飛  
(捕)氷見(豊川)  左安    三振  一ゴ  中飛  
(投)橋裕(向上)  四球                
 中澤(高崎)        四球          
 水野(静岡)                    
 片岡(倉敷商)            一邪飛      
 齊藤(桐蔭学園)                右二  
    計32                    


◆明大投手成績◆
名 前球数
橋裕(向上)85
水野(静岡)23
○齊藤(桐蔭学園)42



◆ベンチ入りメンバー◆
17庭田(商2=松戸国際)22氷見(政経1=豊川)16河野(文2=鳴門)
18乾(文2=報徳学園)太田(商2=広陵)24中野(法2=桐光学園)
19齊藤(政経2=桐蔭学園)渋谷(法2=安田学園)35村上貴(法1=松山東)
21外尾(文1=佐賀西)宮崎(文2=履正社)東原(商2=天理)
23水野(農2=静岡)生山(営2=明大中野八王子) 片岡(政経2=倉敷商)
29橋裕(総合1=向上) 13中澤(国際2=高崎)28稲見(法1=日大三)
31金子(商1=春日部共栄)14新原(営2=尚志館)34高瀬(営1=長崎西)
小林壱(理工2=飯山北)15荒井(商2=前橋育英)
12中原(商2=佐賀商)吉武(政経2=福岡大大濠)



試合後のコメント
サヨナラ二塁打を放った太田

「打った球はチェンジアップです。インコースよりの甘い高さのボールでした。それまでの打席を取り返したいという想いで、無心でボールに食らいつきました。(追い込まれて)不安な気持ちはあったんですが、覚悟決めて打席に入れていたので、それがいい結果につながったのだと思います。新人戦はずっと出たくて、出ることが目標じゃなくて、出て結果を出すことを目標にしていたので、スタメン出場はよし頑張ろうという気持ちでした。(役割は)チャンスで一本、ランナーを返す働きをしたいと思います。嬉しかったですが、あまりガッツポーズをするキャラじゃないんで、いつもあの感じです。もう少しコンスタントに結果出していきたいというのと、守備もミスなくやっていきたいです」

同点のマウンドを任された齊藤
「今日の調子はそんな悪くなかったんですけど、少し慌てる部分があったのでまだまだかなと思います。タイブレークは1点もあげてはいけない部分だと思っていたので、しっかり気持ちで投げたんですけどやっぱり1球のミスというのがすごくもったいなく感じるのでこれからはもっと気をつけていかなければという感じです。(暴投になった球は)チェンジアップです。チェンジアップは今日ちょっと抜け気味だったので少し意識はしていたんですけど。新人戦ではリーグ戦でできなかったこととか1球の大事さというのをもっと求めて投げているつもりなんですけど、まだまだ足りないところが多いのでもっと意識してしっかりやっていきたいと思います。新人戦ではここ最近優勝してないですし、リーグ戦自体も優勝できなかったので次のリーグ戦にしっかりつなげていけるようにしたいと思います」

2回を無安打に抑える好リリーフをした水野
「負けている展開だったので絶対点を取られないようにということと、チームに流れを持ってこようということを考えて投げて、結果的に自分が投げている間に追い付けたので良かったです。投げている感覚も良かったですし、ボールもいっているということだったので、内容的にも良かったと思います。リリーフははじめから決まっていました。できることなら神宮大会に出て4年生と一緒に野球をしたかったですけど、もう変わらないことなので切り替えはできていました。2年生とベンチに入って野球ができるのもあと2試合なので、2つ勝っていい思いをできるようにしたいです」

7回に同点に追いつく攻撃の先陣を切った高瀬
「中学校のころから夢見ていた、目標にしていた舞台だったので、とりあえずその夢が1つ叶って気持ち良かったです。早慶戦をテレビで見ていてかっこいいなと思っていました。新人戦が始まる前に学生コーチの水口さんから外野で行くと言われて練習していました。(2ベースは)芯に当たって、いい方向に飛んでいきました。長打を狙える打撃とスピードが武器です。新人戦はいい経験になると思うので、ここでしっかり結果を残してリーグ戦につなげていきたいと思います」

先発で登板し5回1失点の橋裕
「先発を言われたのは1週間ぐらい前です。春の新人戦では打たれていたので、やってやろうと気合いを入れていきました。ボールが高かったのと、ツーアウトからフォアボールを出してしまったので調子はあんまり良くはなかったです。(3回の適時打)ボール球だったんですけど、相手が振れていたのでもう少し低めを意識して投げきれていたらと思いました。(バッテリー)低めに変化球を落としていこうという感じだったんですけど、自分がそこに投げきれなかった感じでした。リーグ戦にベンチ入りしても投げれずに、本当に悔しさしか残らなかったのでこの新人戦でやってやろうという気がありました。(明日以降)優勝目指してしっかりやっていきたいと思います」


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