検索
 HOME > 硬式野球部

自己最高の成績を残した


東京六大学野球 2015〜秋〜  (41)リーグ戦後インタビュー 柳裕也  

 あと1勝だった。法大1回戦に勝利し完全優勝に王手を掛けたが、2、3回戦に連敗。自力優勝は消滅し、早慶戦で早大に優勝を決められた。明治神宮大会での日本一を目標としていたが、道半ばで悔しすぎる幕切れとなった。
 勝利のため、最後まで腕を振り続けた。全チームから勝ち星を挙げる5勝、防御率2位、投球回、奪三振はリーグトップの成績を記録するなど、名実ともに六大学ナンバー1投手に成長した柳裕也投手(政経3=横浜)。しかし、優勝を懸けた法大3回戦で負け投手に。救援登板から10回13Kの熱投も、延長13回に力尽き涙を流した。「1回勝つことの難しさを改めて感じたシーズンになりました。やっぱり優勝しないと意味がない」。今季を終えた柳の心境はどんなものだったのか。お話を伺った。(この取材は11月7日に行われたものです)

――優勝が消えた早慶戦後の心境は
 監督とかの話が終わって、誠志郎さん(坂本主将・文4=履正社)の話があって、自分はその場にいた4年生には1人ずつ挨拶しに行きました。印象的だったのはまず上原さん(健太投手・商4=広陵)にそんなことは別になかったんですけど「1年間負担ばっかかけてごめんな」「来年も頑張ってくれ」と言われました。誠志郎さんには「お前がチームを引っ張って六大学も引っ張っていけるような選手になれると思うし、なっていかないといけない」という風に言われました。まずはチームを引っ張っていくのが第一ですけど、結果がその言葉にもつながってくると思うので忘れずにやっていきたいなと思います。

――今季の柳選手自身の成績について
 今回の秋は自分なりには満足じゃないですけど、最低限というか、常に優勝を目指していくチームで1戦目3戦目投げさせてもらっているピッチャーで、これぐらいはやらないといけないというラインには初めて届きました。トータル的に見たらそういう気持ちはあります。

――技術的な成長といった点で結果につながったものはありますか
 1番は試合中にフォームが崩れることがなかったことです。やっぱり今年の春までは打たれ出すと止まらない試合が続いていました。秋は1点取られてもなんとか5回まで試合をつくろうとか、この回は最少失点に抑えようとか、とにかく試合を壊さないで試合をつくって、点を取られてもまだこっちが攻撃すれば全然逆転できるまでに留めていこうと。そういう気持ちで投げたのでそういうところが結果につながったのかなと思います。

――1番印象に残っている試合は
 法政の3回戦ですね。2戦目が終わって1勝1敗になったときに、もちろん3戦目も先発で行くと自分では思っていたんですけど、齊藤が先発ということでした。監督の決められたことなので気持ちを切り替えてリリーフでいつでも備えられるようにしていて、4回から13回までまずまずのピッチングができてが、そういう中で先にスクイズで点を与えてしまった。あのスクイズもあと1個冷静さがあれば全然外せたと思うし、今考えるとやっぱりまだまだ自分に未熟なところがあったかなと思います。

――改めて秋は柳選手にとってどんなシーズンでしたか
 今シーズンは1回勝つことの難しさを改めて感じたシーズンになりました。やっぱり優勝しないと意味がないじゃないですけど、優勝してなんぼだと思うので、2位も6位も一緒なので。やっぱり新チームでは優勝するために何ができるのかということを考えてやっていかないといけないなと思います。
 
――今季は999球を投げましたが、やはりスタミナの課題は克服されたのでしょうか
 毎試合球数が多かったと思うので、1人だけずば抜けた球数になったと思うんですけど、夏場もしっかり投げ込んだりしてきたし、そういった練習は中盤になっても生きてきた部分だと思うので、またそういったことを後輩の投手たちに伝えていきたいと思います。以前は6回7回で打たれることが多かったので、スタミナに関してはもうある程度今回自信になりました。

60回を投げ73個の三振を奪った
60回を投げ73個の三振を奪った


――上原選手への率直な思いを聞かせてください
 自分は2年の時は福也さん(山崎投手・平27政経卒=現オリックスバファローズ)がエースだったので負けないようにやってきました。今年は3年で上原さんが1個上のエースで、今年も上原さんに負けないように練習でも意識しながらやってきた存在でした。でも2人を見て思うのは、ドラフト候補と言われる中で特にあの二人は注目選手だったので、そういう中で結果を出すことの難しさです。悩んでいる姿とか上手くいかない姿をたくさん1番近くで見て感じてきました。自分が1戦目3戦目投げていましたけど、上原さんのことを頼りにしていたので、そういう先輩がいなくなってしまうのは心細い部分はあります。今まで福也さんとか上原さんとか、関谷(亮太投手・平26政経卒=現千葉ロッテマリーンズ)さんとかもそうですけど、やっぱり投手陣の先頭に立って練習している姿を見て自分も負けないように育ってきたので、今度は自分がそういう姿を見せて、後輩の投手に何か感じてもらえるように自分も練習したいです。

――来年はドラフトですが、やはりプロへの意識は強いですか
 ドラ1で行きたいです。ただ、チームが勝つことが自分の結果にもつながってくると思うので、ドラフト1位になるためにじゃなくてチームが勝てるようにやっていきたいです。自分の目標ばっかり追いかけても絶対に上手くいかないと思っているので、チームが勝てるようになることが結果につながってくるんじゃないかなと思います。

――来季への意気込みをお願いします
 本当に勝ちたいという思いが強いです。あの負けた日に何かみんな感じたと思うので、それを春まで忘れずに冬の間もしっかり練習することが大事になる。練習からどうすれば勝てるのかっていうことを考えて、より厳しい姿勢でやっていきたいなと思います。

――ありがとうございました。


柳 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
233
60
42
17
73
13
1.95
通算
38
12
655
166 2/3
119
50
187
43
2.32


[萬屋直]

●東京六大学野球 2015〜秋〜のバックナンバー

ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: