検索
 HOME > サッカー部

PKストップで勝利を手繰り寄せた石田

サッカー部  PK戦で中京大下し初戦突破!/Iリーグ全日本大学フェスティバル

◆11・26〜29 Iリーグ全日本大学フェスティバル(ひとめぼれスタジアム宮城他)
▼11・27 2回戦対中京大(宮城県サッカー場)
○明大1―1中京大
PK 中京大 ×○○×  2
   明 大 ○○○○  4
[得点者]
後半9分 橋岡(←金原)
 
≪出場メンバー≫
GK 石田
DF 橋岡、袴田、山崎、辻
MF 西原(→河辺=後半20分)、水町、野田(→櫻井=後半8分)、金原
FW 和田(→荒木=延長後半10分)、菊池
 劇的な初戦突破となった。シードで2回戦からの登場となった明大は、中京大と対戦。初戦を4−0と快勝し勢いづく相手に対し、明大は立ち上がり4分で失点を許す。しかしセカンドボールを拾えるようになると攻撃にリズムが生まれ、後半9分にはシュートのこぼれ球を橋岡和樹(文1=浦和レッズユース)が押し込み同点。延長戦に入ると、シュート数で相手を圧倒するも決めきれずPK戦へ。先攻の相手が1本目を外し、石田貴俊(政経2=浜松開誠館)が4本目をストップする活躍もあり、2−4で勝利をつかんだ。

同点弾を決めた橋岡
同点弾を決めた橋岡

 期待通りの働きだ。GK石田は、相手の4本目を読み通り、左に横っ跳びでストップ。勝利を大きく引き寄せた。「チームメイトも信頼しているんで。それも期待通り」とGKのビッグセーブに、チームの指揮を執る池上礼一コーチは何の心配もしていなかったかのような表情で語った。当の石田も「PKならPKでいいやと。失点しないでPKなら勝てるだろうと」と重圧のかかるPK戦にも動じず。普段通りの相手のモーションや目線で跳ぶ方向を決めるスタイルで、値千金のビッグセーブを収めた。
 トーナメントでは頼もしい存在だ。延長後半終了後の円陣では「PKなら負けない」と何度も声が発せられた。「3年の高校総体の3本止めた静岡学園との試合だけ」と石田はPKに絶対的な自信。残り2戦も最後の砦となる守護神が、トーナメントを戦うチームの大きな精神的支柱となる。

 失った点は自分で奪い返した。「自分のマイナスな分を点で取り返そうと思っていた」と同点弾の橋岡。中京大1点リードで迎えた後半9分。左サイドからのクロスを金原唯斗(農2=ジュビロ磐田U−18)が冷静にコントロールし、放ったシュートがポストに当たると、SBながらゴール前に詰めていた橋岡が押し込んだ。「取り返す気持ちで精一杯だった」。前半4分に1対1での突破を簡単に許して失点に絡んでしまっていた分、同点ゴールの味は格別。何度もベンチの仲間に向けてガッツポーズを見せ、ほえた。ゲームキャプテンを務めた菊池創太(法4=国学院久我山)も「あの厳しい中で決めてくれたのは今後の明治大学体育会サッカー部にとっても大きい」と試合中での後輩の成長を感じていた。

 準決勝の相手は福岡大だ。決勝まで3連戦となる今大会。ある程度のメンバー変更も想定されるが、明大としてやるべきことは変わらない。「僕たちは紫紺の誇りと責任を持ってしっかりと戦いたいと思う」(菊池)と明大サッカーの3原則に忠実に体現していく。劇的な勝利となった中京大戦で得た勢いそのままに、明日・28日の勝利もつかむ。

[西田理人]

試合後のコメント
池上礼一コーチ

「選手の表情に出ていたように、勝ってもう1試合いいチームと試合できるのがうれしい。いい経験になる。前半立ち上がりの失点は正直、予測していた。先週の練習試合も大体このメンバーで組んで立ち上がりに失点して、2失点していたので、大会前の入りは良くないという状態だった。そういう風に踏んだ想定内というか、ああいう状態で失点から気づいて選手がどれくらい気づいてやってくれるかに期待していた。失点が早い時間帯で助かった。やんないと負けちゃう、あとがない状況に火が付いたと思う。そういうのは見ていて思った。20分過ぎからDFラインが押し上がってきて、セカンドボールが拾えるようになった。そこが変わってきた。同点弾はほかにもチャンスがあったので決まったのはほっとしているけど、ちょっと選手がほっとしすぎた。中京さんを崩せなかったのは、さすが全国に出てくるチームだなと思いましたし、いい勉強させてもらいました。(GKの石田について)チームメイトも信頼しているんで。それも期待通り。初戦が難しくなることが多いけど、案の定難しいゲームをして、選手たちの中でも次につなげられた安心感といい緊張感があると思うので、それを思って臨んでほしい」

菊池
「よかったというのが本音で、初戦なので難しい試合になることはわかっていた。その中でセオリー通りじゃないけど、厳しい戦い方をしてしまったのは僕も責任を感じていて、勝利で終われたのがボジティブだと思う。延長後半後の円陣ではみんなで声を掛けて、Iリーグメンバーは大会の一ヶ月前くらいからPK練習をしていたので、自信を持てた。最後は4年が一人で出ていたので、他の4年のメンバーから頼むぞとも言われていたので、心に響いていた。早い時間帯での失点は、中京さんの勢いに飲まれてしまった部分があるかもしれない。次回につなげたい。失点しても自分の中では追い付いて逆転できるイメージがあったので、あまり焦りはなかった。立ち上がりの悪さはどこから来てるんだという話になったらやっぱりアップからとかだと思うし、明日から工夫していかなきゃいけない。(同点弾について)後半は流れがこっちだったので、立て続けに得点を取って90分で終わらしたかった。1年生があの厳しい中で決めてくれたのは今後の明治大学体育会サッカー部にとっても大きかった。初戦は難しい試合に勝った方が勢いにつくというのがあるので、試合に出ていくメンバーがやってくれると信じたい。(ゲームキャブテンをやる上で気をつけていることは)立ち上がり失点してそこから大崩れして大量失点してしまうとゲームにならなくなるので、わざと時間を使ったり、ボールをキープするプレーを心懸けていた。(次の試合は)どちらの大学さんが来ても厳しい試合になるのはわかっている。僕たちは紫紺の誇りと責任を持ってしっかりと戦いたいと思う」

石田
「とりあえず相手は初戦に勝って勢いがある中で、自分たちも次につなげるために何としても勝たなければいけなかったので、どんな形でも勝てたことにほっとしている。止めたPKはコースが甘かったのもあって、方向も読んでいた。絶対に止めてやるという強い気持ちもあったので、いいコースでも止められた気がする。いつもは相手の雰囲気とかで直感に頼っている。相手の目線とモーションをぎりぎりまで我慢して見て、こっちと決めて飛んでいる。嬉しかったけど、目指すべきとこはそこじゃないので、嬉しい気持ちをこらしめて、その先も勝つぞという気持ちだった。PKは気持ちなので、相手に負けないように声出して絶対に勝とうと話していた。PKは元から得意で自信はあった。PKならPKでいいやと。失点しないでPKなら勝てるだろうと。一回だけ負けたことがあるけど、3年の高校総体の3本止めた静岡学園との試合だけ。PKで負けたのはそれくらい。(失点からの切り替えについて)戦術以前に戦うだったり、1対1ができていなかった。失点した後じゃ遅いけど、気持ちの部分をしっかりやろうと伝えて、ラインも低くてセカンドボールが拾えていなかったので、背後のボールを恐れないでラインを高くしてセカンドボールを拾えるようになったのが、いいリズムにつながった。相手は前の選手が競って9番の選手が拾って前向きに持たれて脅威だったので守備的にもよかった。(同点弾について)はっしー(橋岡)が失点に絡んでしまっていて、ああいう時間帯で得点を取ってくれてよかった。後半始まる前に切り替えろよという風に言っていたら決めてくれた。追加点が決まらなくても、PKでもいいやと思っていたので、焦らずに失点しないことを考えいた。リスクマネージメントとして、背後に出してくるので自分が前に出るのもそうだし、カバーを1枚つけてしっかりコーチングなどできた。(次の試合について)とりあえず無失点で勝ちたい。どちらが上がってきても強いので、気持ちだけでは負けないように後ろから声を出しまくって、しっかりコーチングしていきたい」

橋岡
「厳しい試合だったけど、何とか勝ててよかった。(同点弾について)最初の失点に絡んでしまっていたので、取り返す気持ちで精一杯だった。とにかく自分のマイナスな分を点で取り返そうと思っていたので、DFだけどどんどん前に行って点取ろうと思っていた。取り返せよとはみんなから言われて、監督にもかなり強く言われていた。トップ、A、Bとカテゴリーがあって、Aチームでいるのにそんなんでいいのかと、言われてからじゃ遅いけど危機感を持った。僕から見て、左サイドで切り返してクロスが上がってきて、シュート打ったこぼれ球が絶対にここに来るだろと思ってて、そしたらきちゃったという感じだった。こぼれ球がどんぴしゃで自分でもびっくりしている。インサイドでしっかり流し込もうと。ど真ん中に入るって感じだった。キーパーもバランス崩していたので、こぼれ球でフリーだったので余裕があった。まだマイナスだと思っているので、もうちょっと頑張らないとなと思う。(プレーで意識していることは)サイドから中に切れ込むのは、自分の特徴なのでこういう全国大会でも試していきたい。(失点については)僕個人が簡単に抜かれてしまっただけだと思う。チーム全体的に立ち上がりは良くなかったけど、一瞬の緩みが出てしまった。監督にも言われたけど、アップから浮ついていたんじゃないかと言われて、まったくその通りだった。後半に言われて切り替えられた。(次の試合の抱負)こういった苦しい試合をした方が次につながると思うので、いいコンディションでいける。どっちが来ても今日みたいな入りはせず、自分たちのサッカーをしたい」


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: