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菊池は攻守においてチームをけん引した

サッカー部  福岡大に0−3で敗戦 全国3位で大会終える/Iリーグ全日本大学フェスティバル

◆11・26〜29 Iリーグ全日本大学フェスティバル(ひとめぼれスタジアム宮城他)
▼11・28 準決勝 対福岡大(ひとめぼれスタジアム宮城)
 明大0―3福岡大〇

≪出場メンバー≫
GK 石田
DF 上夷、辻、山崎、袴田
MF 櫻井(→金原=後半20分)、松田(→工藤=後半21分)、小野(→水町=延長前半9分)、野田(→橋岡=延長前半9分)
FW 菊池、和田(→荒木=後半33分)
 決勝への道は目前で絶たれた。PK戦の末勝ち上がった昨日の2回戦に続き、本日の準決勝も90分では決着つかず。延長前半8分にセットプレーでの混戦から押し込まれて先制を許すと、攻勢に出た延長後半は裏を突かれ2失点。最後まで誰一人として諦めず、得点を狙いにいったがそのままタイムアップを迎えた。全国制覇を目指した明大の11年ぶりの挑戦は準決勝敗退、全国3位で幕を閉じた。

 
櫻井は右サイドで起点となった
櫻井は右サイドで起点となった
無情のノーゴールだった。後半立ち上がり、ゴール前での混戦からこぼれたボールは福岡大のゴールラインを割ったかに見えた。しかし得点は認められなかった。「得点が取れないと勝てないということをあらためて感じたゲームだった」という池上礼一コーチの言葉が全てを物語る。1点が遠かった。前半30分頃には櫻井敬基(政経2=藤枝東)のロングシュート、和田勇樹(国際3=明大明治)のシュートがたて続けにクロスバーを直撃。主導権を握り続け、ゴールの匂いをただよわせ続けた。しかし、延長を含めた110分間、明大のスコアボードに1が示されることはなかった。
 一瞬だった。スコアレスで迎えた延長前半7分、左サイドのカバーリング入った山崎浩介(商2=大宮アルディージャユース)が相手選手を引っ掛けた。山崎はこの日2枚目となるイエローカードで退場。辻拓也(文1=徳島市立)とのコンビで何度もチームの危機を救ったCBを責めることはできない。しかし直後のFKの跳ね返りをゴール前に放り込まれ、押し込まれた。「あそこで耐えることができていれば」とGKの石田貴俊(政経2=浜松開誠館)。延長前半終了間際の失点が大きくのしかかった。

 背中を見せた。「雰囲気を作ろうとして作っているのではなく、4年生の自然な姿が空気になっている」(池上コーチ)。下級生が多いセカンドチームではあるが、柱は4年生。豊富な運動量でチームを活性化し続けた菊地創太(法4=国学院久我山)、途中出場ながらキャプテンマークを巻き、チームを鼓舞し続けた工藤将太朗(商4=大宮アルディージャユース)、攻撃にアクセントを加えた荒木慎平(農4=藤枝東)ら4年生の存在感は揺るがなかった。辛い時に声を出し、走り続け、体を張り、諦めない。4年間積み上げてきたものは、また次の世代に受け継がれていく。「ターニングポイントだったと言えるような試合にしてくれれば良い」という工藤の言葉には、可能性あふれる後輩たちへの期待が込められていた。

 敗戦を糧にする。全国1位を取れるメンバーがそろっていただけに、全国3位に満足する者は誰一人としていない。櫻井を筆頭にシーズン開幕時からIリーグでアピールを重ね、トップチーム昇格を果たしリーグ戦に絡んだ選手もいる。「元々の選手の意識が高い」と池上コーチが言うように、セカンドチームはトップチームを食らう勢いでトレーニングに励む。だからこそチーム全体で成長することができた。石田は「これで終わりではなく、ここからが始まり」と前を見据える。Iリーグを終えて残すはインカレ。セカンドチームで輝きを放った選手たちは、インカレでのメンバー入り、そして全国制覇のリベンジを目指す。

[鈴木拓也]
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11年ぶりの全国大会を3位入賞で終えた


試合後のコメント
池上コーチ

「今日のゲームは、得点が取れないと勝てないということをあらためて感じたゲームだった。二日連続で延長戦にいく中で、退場者なんかも出てしまった。スタートも昨日から3人変えたり、途中から出た選手もそうだが、昨日出ていない選手もしっかりとトレーニングをやったので、次につながるゲームになったと思う。(昨日課題となった立ち上がりの入り方は)選手たちのミーティングでも、昨日の反省点としてゲームの入り方だったり、1試合を通してなかなか修正できなかったことがああいう苦しい展開にしてしまったということもあったし、こっちからもそういう話はした。今日は良くなっていたし、1日でしっかりと修正できたことはやっぱり経験からくるものだと思う。非常に良い経験をさせてもらえたと思う。(全国3位については)やっぱり1位を取らないといけないので、しっかりとした準備を含めて八幡山での普段の取り組みがまだ足りなかったのかなと思う。全国1位を取れるメンバーがそろっていただけに悔しい。セカンドチームで全国制覇ができなかったことを受け止めて、次はトップのインカレで全国制覇を取りにいきたい。トップチームに上がっていく選手も徐々に増えてきたりだとか、元々の選手の意識が高いチームの中でも1年生の成長を感じた。プレー面ももちろんだが、人間的な部分で責任感だったり、自覚というのが芽生えてきたり、私生活とか練習に臨む姿勢というのを見ていると下級生の成長をすごく感じた。(4年生の存在は)やっぱり大きかった。ピッチ内外、選手間のミーティングだったりとかでも雰囲気を作ろうとして作っているのではなくて、4年生の自然な姿が空気になっている。僕も昨年から明治に関わらせてもらっていて、僕の知らない明治の伝統や歴史というのを生の声で伝えられるし、態度やプレーで伝えられるので、すごく大きな存在だった。頼りになった」

菊池
「決めるところをしっかり決められていれば、もっと上の順位にいけた。満足は全然できない。今日は90分のうちに僕たちがずっと優位に試合を運んでいた。その中で決定的なシーンを何本もつくれていたので、そういうところを決められないのが今の自分たちの実力だ
と思う。(今年1年間は)途中抜けたりもあったけど、下の子たちは有望な子たちがいて、プラスになれればいいなという気持ちで活動してきた。ある程度手応えじゃないけど響いているなという子もいるので、そういう面では非常にポジティブだった。細かく話して、細かく伝え合ってとしていたので、活躍してくれると僕も親心じゃないけど、うれしい。特にインディペンデンスリーグに出るのは、公式ユニホームを着て、明治大学の代表として出られるので、しっかり自覚してプレーしようとはシーズン通して話してきたし、そういう面の意識があがっているので、多少なりともプラスかなと。11年ぶりにこうして全国大会に出場できたし、それは成長できたのかと思う。これを絶やさないで、来年につなげていってほしい。諦めない姿勢は自分や工藤が見せられたと思うので、納得はいっていないけど、ある程度後輩にプラスなことを少しはできたと思う」

工藤
「勝てるゲームだったと思うので、それを勝てなかったのが単純に悔しい。部長さんとかも話していたけど、今日の試合を今後どう生かすかだと思う。4年生は今日で終わりになってしまうけど、3年生以下はこれからも続くわけで、今日の負けを、この後の一ヶ月間下向いて過ごすのか、前向いてここで出た課題を取り組むかで終わるのかは全然違うと思う。今後の練習も目標がなくなってしまうけど、モチベーションを維持するのは大変だけど、そういう中で4年生が、後輩のモチベーションを維持していくのかが大事かなと思う。(今日の試合について)この前の中京の時に入りが良くなくて、今日は入りを良くしようということで、アップからやっていた。すごく良い入りができて、後半も悪くなかった。後ろは0で抑えようと話していて、前も前で自分が入ってから相手の7番が前で受けるようになったので、潰しに行けた。試合内容としては悪くなかったけど、最後の決めきるところだけだった。よくサッカーではあることだけど、そこを決め切れなかったから退場者が出て、その後のセットプレーでやられてしまった。(久しぶりの出場は)自分自身、ケガをしてしまって、正直ベストなコンディションではなかったと言ったらそうなるけど、その中で池上さんに出してもらえて、今年1年間CBやってきた中で公式戦でボランチやるのは初めてだったと思う。自分のやるべきことをやった上でのプレーだったので、僕自身後悔はないし、コンディションを合わせた上での自分の持った力は100パーセント出し切れた。今日が1ヶ月間ぶりの復帰戦だったので、その中で4年間自分がやってきたことを出すだけだったので、いつもと同じ気持ちで試合に入るだけだった 。(後輩に掛けたい言葉は)この大会であいつらのサッカー人生が終わるわけじゃないし、まだまだ先があるので、ここで通用した部分を生かせば伸びる選手ばかりだと思うので、いい経験にしてもらえたらいい。ターニングポイントだったと言えるような試合にしてくれればいいのかなと思う」 最後の方しかインディペンデンスリーグに関われなかったけど、応援とかで見ていたときよりも成長していて、後輩たちがあれだけ戦っているのを見られてよかった。常に4年生みんなが、下級生の100パーセントを出してあげられるかを考えてきた。自分の中でもずっと考えていて、あいつらにはまだ先もあって、ここで潰れるのか伸ばしていけるのかに自分がどれだけ手助けできるかを意識していた。4年間で培ってきたことを少しずつ還元できたかなと思う」

石田
「ゲーム自体は完全にうちの流れで、形も悪くなかった。決めるべきところで決められないことが課題かなと。あとは一人退場してしまったところで、失点をしてまったことがいけなかった。あそこで耐えてPK戦にまで持っていけたらと思う。昨日、今日とフルで出た選手もいて疲れもあったと思う。その中で僕が止めなければいけなかった。2,3失点目は前に出た結果なので仕方ないと思うが、1失点目のセットプレーをもっと集中して耐えることができていたらと思う。(立ち上がりは)昨日より良くて、むしろ良い立ち上がりの入り方ができた。福大も後半の立ち上がりとかが強いチームではあるが、そこも負けていなかったので改善できたのかなと思う。(全国3位は)明治は全国1位を目指しているチームなので、これから全国1位を取るためにはどうすればいいかを考えて練習していきたい。(個人としての成長は)最初はIリーグ開幕スタメンで出たが、そこからポジション奪われて苦しい時期もあった。それでも腐らずにしっかりと目標を見据えて、地道にこつこつと積み上げてきたのでベトナム遠征とかのチャンスももらえたと思うし、Iリーグの全国もそういう経験があったから決めることができた。(4年生の存在は)僕たち下級生も今日が4年生の最後の公式戦になってしまうかもしれないという気持ちがあって、絶対に負けられないという気持ちが強かった。昨日は最悪くらいに悪かったが、今日はみんな良くて3−0、4−0で勝ってもおかしくなかった。ちょっとついてなかったかなとは思うが、初戦の難しさも経験できたので次につなげたい。チームとしても個人としても課題もたくさん出たし、これで終わりではなく、ここからが始まりだと思うので帰って練習して、インカレのメンバーに入れるように頑張りたい」


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